この ↑ 番組の衝撃が冷めやらぬ 29日、産経新聞には下のような、AIが作曲も小説も との記事が掲載されてました。
何がイチバン衝撃だったかと申しますと、番組で 羽生さんが言ってらしたこと。答えは出すものの、その思考過程 や 理由 が示されることはなく、調べようとも、もはや 人間どもの領域を遥かに超えてるため、理解不能というしかない ということにあります。
これは めちゃめちゃ 恐ろしい世界であります。「問答無用 !!! 、さぁ 指示通りにやれ !!!、やればいいのだ !!!」、これでは仕事の喜びはありません。確率的には正しいかもしれません。でも、自分で納得できないことをやるなんて苦痛以外何物でもないですし、例外が 異能が 異端が認められない画一的な社会、血が 人肌の温もりが通わない 無機質な人間関係の社会になりそうなことに、衝撃を受けたのであります。こんなん、住むに 生きるに 値する社会なんやろうか・・・と。
以下 番組で取り上げられた いくつかの事例を挙げることとします。
① 将棋「電王戦」対局
昨年 14年振りに羽生善治さんから名人位を奪った 佐藤天彦名人(31)と、山本一成さん(31)が開発された最強将棋ソフト「ポナンザ」が対戦、2局とも AIソフトが圧勝した事実。
ポナンザには、教師データとして過去20年分のプロ棋士の5万局の対局を学習させ、更にポナンザ同士を 700万回戦わせ、機械学習させてるというのです。この数、人間のプロ棋士の対局に置き換えますと、年3000対局あるとして 2333年かかるという理屈。こりゃ 勝てるわきゃねぇ です。
開発者の山本一成さんにも、このソフトの中身が 一体全体 今どうなっているのか もう掌握できない ということであります。
② 名古屋の「つばめタクシー」さんの AIタクシー
スマホやケイタイから知り得る人の位置情報と、（今のところ）過去1年間 1900人分の乗降データを基本情報に、属性として天候・日付・曜日・時間を加味、500mメッシュで今後30分における客数を分析、目的地までの走り方まで指示するという、NTTdocomoさんの開発された AIタクシーの実証実験が、この6月から実施されてい、乗車率 20％UP が図れ、今年中に 1200台全て導入予定、予測精度 95％ を目論んでおられるとのこと。
③ 野村証券さんでの AIによる株取引事例
何と今や、東証取引の 8割が コンピュータ売買ということですが、衝撃的なのは、その中身の 言いようのないほどの セコさ・エゲツナサにあります。
東証の売買システムから、25,000メッセージ/sec 配信されており
瞬きしている瞬間に 1,000回もの取引が成立してるとのこと。
AIを駆使し、5分後の株価を予測し その利ざやを稼ぐのだ とのこと。で、いまや株の世界は、AI vs AI の戦いであると・・・。こんな中、オイラのような 素人個人投資家？は いったいどのように振舞えばいいのでしょう。昔っからそうでしたが、カモからの脱出、ますます難しく・・・道理で・・・納得？・・・。
④ アメリカの刑務所での出所後の再犯率予測
各種データ学習にて割り出された再犯率を、刑期途中での仮釈放可否判断に適用
⑤ 病院に派遣している医療事務員の退職予兆予測
職員アンケートを取り、その文章内の 単語 助詞 接続詞 の出てくる順番から 推測するのだと・・・
⑥ 韓国での AI政治家 育成プロジェクト
これには笑わされたですが、不正のない AI 政治家を作るのだとか・・・・
昨年 11月、ソウルで 国際シンポジウム を開催したとか・・・
この道の第一人者、委託研究者の ベン・ケーツェル博士。5年後の実用化を目指しておられるとか・・・
ミナさ～ん、どうやら このように、否応なし、めちゃめちゃキツイ 本当の本当の 仁義なき戦い に入って行くようであります。お覚悟 候らえ ませな～。
＜ 補 追 ＞ H29.7.3 記
藤井聡太四段の連勝が 30で止まったという産経新聞記事の中に、上記①で書き込んだ 700万回の数字が、1兆局 とありました。機械対局なら対局時間は極めて短いので、現時点ここまで到達しているのでしょうか？。で やはり、結果が示されても、その理由が示されないのは大問題 と 指摘されてました。
時間が経ちますと、然程 心配することもないのかな とも思えてきました。と言いますのが、今までオイラのやってきたことに思いを馳せたのです。遊んじゃオエンのに 吸っちゃイケンのに 食ぅちゃアキャヘンのに、寝ちゃダメなのに、言っちゃオエンのに・・・と 理屈じゃ NG と解っていること、何度やってきたことか・・・。ということは です、極言すれば、やろうとすることに理屈はなくってもいい、AIの示す処方箋に理屈はなくったっていい・・・これって ひょっとして イクォール？ と 思ったのです。オイラの頭脳、まだまだ 捨てたもんじゃない？、ホント？・・・
