百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

京都国立近代美術館「山田正亮の絵画」展 & 大阪森ノ宮 於 堀内孝雄 45周年記念コンサート

2017-03-22 17:44:03 | 日記
 3月20日 春分の日、いい一日でした。7/11 で食べた昼飯( ピラフ+鶏肉+パスタの弁当 )を除けばですが。青春18切符で JR山科駅まで行き、地下鉄に乗り換え 東山駅で下車しますと、改札 出たところに、中の蛍光灯で明るく照らされている この看板(壁面広告)がありました。



歩いて 10分ほど、平安神宮の大鳥居のすぐ傍に 京都国立近代美術館 はありました。 




これは ↑ 当展覧会のフライヤーを撮影したものでありまして、このように綴じ込めてしまいますと、実際のイメージと大きく懸け離れ過ぎてしまってますが、大きさは 各々 幅数10センチから数メートルと まちまちの、とまれ これだけの絵が展示されていたということであります。

老生は 会場の各部屋を 3回行き来ですから都合5回 見たということとなりますが、大満足であります。イチバン いいなと思ったのは、最下段 右から三つめの 見た目 青一色 の絵でして、色合いも色模様もペイントのし具合も、何とも素晴らしかったもので、絵葉書を買って帰り、早速 庵に飾ったところであります。

また 上から2段目のモザイク模様の 実際は 各々幅2メートルほどの大きさの絵ですが、ジーっと見てましたら、人間が見えてきて仕方なかったのです。ひょっとして 山田さん、幾何学模様ばっかし描いてて 人恋しくなってきたものだから、中に ヒトを分解し忍ばせたのではないかなぁ と思ったりしています。

廊下のようなところに、作者の創作ノートが展示されてました。インスピレーションだけで描かれているのでなく、どの絵も実に綿密な 構想および計算 のもと 制作されてるようであります。大雑把なオイラとしましたら、すげぇな と感銘を受けた次第です。

常設展示ブースも見ましたが、さすが国立近代美術館さん。押しなべて いい絵ばかりです。その中に 小さいサイズですが、モンドリアンさんの絵もありまして、オイラは 大層 嬉しかったです。


午後は もうひとつの目的、3時30分開演、堀内孝雄さんの 歌手生活45周年記念コンサート です。会場は、大阪城近くの 森ノ宮ピロティホール。このように ↓ どう見ても 格調ある音楽ホールとは言い難い、極めて庶民的な外観(実は内観も)の建物でありました。


オッチャン オバチャン ジイさん バアさん ばっかし。大きな会場なんですが、空席は ひとっつも無かったですねぇ。ですから会場は ほとんど 灰色 と 茶色 。音響設備が悪いのか、オイラの耳が悪いのか、音はガンガン・ビンビン聞こえてはくるのですが、何を言ってるのか、ほとんど言葉が聞き取れません。なので シャベクリが多過ぎるんでねぇの というのと、あまりに普段着が過ぎて 近寄り過ぎるし、庶民的過ぎるんでねえの というのが オイラの正直な感想となってます。

そんななかにありましても「空蝉の家」と「聖橋の夕日」は、やっぱ よかった!!!。それと 堀内さんご自身も大きな節目 ターニングポイントであった と捉えておられる「愛しき日々」。オイラは アリス世代よりか上の年代層ですから、その時代の歌で良いと思えるのは「遠くで汽笛を・・・」「秋止符」「君の瞳は・・・」、歌われなかったですが「愛染橋」ぐらいと 限られてしまいます。

そしてもう こういった歌のコンサートに来ることは無いものと思っています。どうやらオイラは、劇場で聴くのは やっぱ、クラシック とか オペラ あるいは合唱 でないと つまらないなぁ と思える年代に、突入してしまっているようであります。



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