昭和萬葉集を読んで、読了は私には不可能ですので、全集の紹介と読了した巻のみ紹介します。
全集の紹介
全二十巻・別巻一
巻一 ●昭和時代の開幕(昭和元年~五年)
巻二 ●軍靴の響き-----満州事変(昭和六年~八年)
巻三 ●二・二六事件---軍国主義の台頭(昭和九年~十一年)
巻四 ●日中戦争-------(昭和十二~十四年)
巻五 ●大陸の戦火-----(昭和十五年~十六年)
巻六 ●太平洋戦争の記録-(昭和十六年十二月八日~二十年八月十四日)
巻七 ●山河慟哭---焦土と民衆(昭和二十年八月15日~二十二年)
巻八 ●復興への槌音---(昭和二十三年~二十四年)
巻九 ●冷戦の谷間で---朝鮮戦争(昭和二十五年~二十六年)
巻十 ●独立日本---(昭和二十七年~二十九年)
巻十一●戦後は終わった---テレビ時代の幕開け(昭和三十年~三十一年)
巻十二●都市化の時代--(昭和三十二年~三十四年)
巻十三●六〇年安保の嵐--(昭和三十五年~三十八年)
巻十四●東京オリンピック--(昭和三十九年~四十二年)
巻十五●昭和元禄---(昭和四十三年~四十四年)
巻十六●万国博と七〇年安保---(昭和四十五年~四十六年)
巻十七●日中国交回復---(昭和四十七年)
巻十八●高度成長の終焉--(昭和四十八年)
巻十九●戦後日本の総括--(昭和四十九年)
巻二十●昭和五十年の回顧--(昭和五十年)
別巻 ●昭和歌人小評伝・戦争詩歌文献解題・作者総索引他
発行社 講談社
読了した巻は下記の巻です。
巻六 ●太平洋戦争の記録-(昭和十六年十二月八日~昭和二十年八月十四日)を読んだのが最初でした。私の旧制中学校入學 の一年生の二学期の12月8日に突然学生全員が講堂へ集合させられ、大本営陸海軍省発表(帝国海軍は南太平洋上にお いて米英軍と戦闘状態に入れり)というラジオ放送を聞かされました。とても多感な年代でしたので、昭和20年 の8月14日までの約4年間は激動の時代でした。学徒動員があって北海道へ学徒援農隊員として農家に分宿させら れ、毎日過酷な労働をさせられたり、海軍衣糧廠に軍属として、グラマン戦闘機の機銃照射に恐れ慄いて防空壕に避難したりし 昭和20年8月15日、これまた突然講堂へ集合を命ぜられ、雑音が多く聞き取りにくいラジオで天皇陛下の玉音放送があり、 (ポッダム宣言を受諾せり)戦争おわり。の放送があったりした時代ででした。多感な青春時代(17歳)でしたから 非常に感動的に過ごし、この昭和萬葉集は感動的に読了しました。
巻七 ●山河慟哭-焦土と民衆(昭和二十年八月15日~二十二年)この全集は昭和元年から昭和五十年の間に作られた短歌 を対象として、一般投書歌、依頼出展歌、各種資料からの発掘歌等々、選者の編集された全集です。この巻七は戦後の焦 土と民衆描き、私自身がその厳しい時代を生きてきましたので、その時代を体感してきましたので、感動いたしました。
巻一 ●昭和時代の開幕(昭和元年~五年)私は昭和三年六月十八日(1928年6月18日)生まれです、私の生まれた年代
にどんな詩が詠まれたか、興味を持ちましたで、その時代背景を知りたくて巻一を読了しました。大正天皇の崩御から
金融恐慌、労働争議、無産運動、農村恐慌の悲哀、愛と死、四季の移ろいなどが詠われており、これまたとても感動的 でした。
巻二十●昭和五十年の回顧-(昭和五十年)昭和二十年台になると巻二十に記載されている作者の非常に多くが女性であるのに 驚きました。巻六-(昭和十六年十二月八日~二十年八月十四日)では過去の有名な歌人たちが列挙されておりまし た。「北原白秋・斉藤茂吉・窪田空穂・宮冬二・与謝野晶子・湯川秀樹・九条武子・堀口大学・三島由紀夫・高村光太 郎・土井晩翠・河上肇等々です」女性は「与謝野晶子・九条武子」に二人だけでした。しかし、この巻二十では驚異的 に女性歌人が増えたことには驚かされました。ああー時代は変わったのだ!!!としみじみ感じました、特に愛の詩・ 愛と死などが多いのには驚かされました。平和とはこんなに佳いものかと心から感銘いたしました。私は八十代の後期
高齢者になって現在も生きておりますから、一層実感するにのです。
●各巻読了期日 巻六 2013年2月7日午後五時 巻七 2013年2月10日午後1時 巻一 2013年2月 12日 巻二十 2013年2月21日午後5時20分 巻一、巻六、巻七、巻二十を読了するには とても根気と時間が必要でした。しかしこの全集に出逢ったことはとても幸運でした。数年まえ 妻が(時間が出来たら読みたい)と言いながら講談社から購入した物です。私も前漢読了とは言え ませんが、自分の多感な時代の詩は読めたことに、とても満足しております。人生最晩年に読めた ことはとても幸せです。ありがとうございました。
全集の紹介
全二十巻・別巻一
巻一 ●昭和時代の開幕(昭和元年~五年)
巻二 ●軍靴の響き-----満州事変(昭和六年~八年)
巻三 ●二・二六事件---軍国主義の台頭(昭和九年~十一年)
巻四 ●日中戦争-------(昭和十二~十四年)
巻五 ●大陸の戦火-----(昭和十五年~十六年)
巻六 ●太平洋戦争の記録-(昭和十六年十二月八日~二十年八月十四日)
巻七 ●山河慟哭---焦土と民衆(昭和二十年八月15日~二十二年)
巻八 ●復興への槌音---(昭和二十三年~二十四年)
巻九 ●冷戦の谷間で---朝鮮戦争(昭和二十五年~二十六年)
巻十 ●独立日本---(昭和二十七年~二十九年)
巻十一●戦後は終わった---テレビ時代の幕開け(昭和三十年~三十一年)
巻十二●都市化の時代--(昭和三十二年~三十四年)
巻十三●六〇年安保の嵐--(昭和三十五年~三十八年)
巻十四●東京オリンピック--(昭和三十九年~四十二年)
巻十五●昭和元禄---(昭和四十三年~四十四年)
巻十六●万国博と七〇年安保---(昭和四十五年~四十六年)
巻十七●日中国交回復---(昭和四十七年)
巻十八●高度成長の終焉--(昭和四十八年)
巻十九●戦後日本の総括--(昭和四十九年)
巻二十●昭和五十年の回顧--(昭和五十年)
別巻 ●昭和歌人小評伝・戦争詩歌文献解題・作者総索引他
発行社 講談社
読了した巻は下記の巻です。
巻六 ●太平洋戦争の記録-(昭和十六年十二月八日~昭和二十年八月十四日)を読んだのが最初でした。私の旧制中学校入學 の一年生の二学期の12月8日に突然学生全員が講堂へ集合させられ、大本営陸海軍省発表(帝国海軍は南太平洋上にお いて米英軍と戦闘状態に入れり)というラジオ放送を聞かされました。とても多感な年代でしたので、昭和20年 の8月14日までの約4年間は激動の時代でした。学徒動員があって北海道へ学徒援農隊員として農家に分宿させら れ、毎日過酷な労働をさせられたり、海軍衣糧廠に軍属として、グラマン戦闘機の機銃照射に恐れ慄いて防空壕に避難したりし 昭和20年8月15日、これまた突然講堂へ集合を命ぜられ、雑音が多く聞き取りにくいラジオで天皇陛下の玉音放送があり、 (ポッダム宣言を受諾せり)戦争おわり。の放送があったりした時代ででした。多感な青春時代(17歳)でしたから 非常に感動的に過ごし、この昭和萬葉集は感動的に読了しました。
巻七 ●山河慟哭-焦土と民衆(昭和二十年八月15日~二十二年)この全集は昭和元年から昭和五十年の間に作られた短歌 を対象として、一般投書歌、依頼出展歌、各種資料からの発掘歌等々、選者の編集された全集です。この巻七は戦後の焦 土と民衆描き、私自身がその厳しい時代を生きてきましたので、その時代を体感してきましたので、感動いたしました。
巻一 ●昭和時代の開幕(昭和元年~五年)私は昭和三年六月十八日(1928年6月18日)生まれです、私の生まれた年代
にどんな詩が詠まれたか、興味を持ちましたで、その時代背景を知りたくて巻一を読了しました。大正天皇の崩御から
金融恐慌、労働争議、無産運動、農村恐慌の悲哀、愛と死、四季の移ろいなどが詠われており、これまたとても感動的 でした。
巻二十●昭和五十年の回顧-(昭和五十年)昭和二十年台になると巻二十に記載されている作者の非常に多くが女性であるのに 驚きました。巻六-(昭和十六年十二月八日~二十年八月十四日)では過去の有名な歌人たちが列挙されておりまし た。「北原白秋・斉藤茂吉・窪田空穂・宮冬二・与謝野晶子・湯川秀樹・九条武子・堀口大学・三島由紀夫・高村光太 郎・土井晩翠・河上肇等々です」女性は「与謝野晶子・九条武子」に二人だけでした。しかし、この巻二十では驚異的 に女性歌人が増えたことには驚かされました。ああー時代は変わったのだ!!!としみじみ感じました、特に愛の詩・ 愛と死などが多いのには驚かされました。平和とはこんなに佳いものかと心から感銘いたしました。私は八十代の後期
高齢者になって現在も生きておりますから、一層実感するにのです。
●各巻読了期日 巻六 2013年2月7日午後五時 巻七 2013年2月10日午後1時 巻一 2013年2月 12日 巻二十 2013年2月21日午後5時20分 巻一、巻六、巻七、巻二十を読了するには とても根気と時間が必要でした。しかしこの全集に出逢ったことはとても幸運でした。数年まえ 妻が(時間が出来たら読みたい)と言いながら講談社から購入した物です。私も前漢読了とは言え ませんが、自分の多感な時代の詩は読めたことに、とても満足しております。人生最晩年に読めた ことはとても幸せです。ありがとうございました。