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昨日の『日刊ゲンダイ』に注目に値する記事が載った。29日株主総会、日本郵政の西川社長の続投が決定した翌日の30日、私たちは衆議院総務委員会で集中質疑を行った。社長続投にあたって西川氏は、「反省すべきところは改めて、再スタートする」という表向きの姿勢を見せていたが、なんとその晩に高級料亭で、「疑惑の会合」が開かれたというのだ。

私もコメントをしているが、あまりにも驚きの内容なので、ここで全文紹介することにしたい。

日本郵政の株主総会の翌日に続投祝い?
自民・菅選対副委員長も同席

これは露骨だ。先月30日の晩、都内の一流ホテルで日本郵政の西川善文社長がオリックスの宮内義彦会長らと会食した。この席には自民党の菅義偉選対副委員長、ウシオ電機会長の牛尾治朗氏も同席したというのである。

オリックスの宮内会長と言えば、小泉構造改革の旗振り役。固定資産評価856億円の「かんぽの宿」がたった109億円でオリックスに売却されそうになった背景には、西川―宮内ラインの“疑惑の関係”がささやかれたものだ。

菅はというと、麻生首相に西川続投、鳩山前総務相切りを進言した張本人。牛尾治朗氏もこれまた小泉構造改革の中心的人物で、いち早く、西川続投の流れを決めた日本郵政指名委員会の委員長だ。

こんな連中が日本郵政の株主総会が開かれた(29日)翌日に、慰労会のごとく集まっていたのである。
西川続投の“お祝い”に見えるし、4人がそういう関係だったとすれば、「かんぽの宿」売却も、その後の西川続投も“デキレース”だったことになる。国民を愚弄した話だ。

この問題を追及している社民党の保坂展人衆院議員はこう言った。

「ホテルでの会食に4人が一堂に会したのが事実だとすれば、目的を疑います。菅さんは西川続投を進言し、その結果、麻生内閣は支持率下落でボロボロになっている。この時期に会いますかね。国民の怒りをまったくわかっていないと思います。野党やメディアは小泉構造改革利権について、徹底追及を始めている。今後の対応を話し合っていたのではないでしょうか」

それほど、怪しげなメンバーなのだ。

政権交代が現実になれば、西川社長のクビは飛ぶ。乾杯していたのだとしても、ハシャイでいられるのは今のうちだけだ。

(日刊ゲンダイ 2009/07/02 掲載)

[引用終了]

この記事を読んで、民主党の原口一博総務委員会筆頭理事と連絡をとり、意見交換した。「かんぽの宿109億円の売却」が流れてしまったことが話題になったのは容易に想像がつく。この日の会食メンバーは、「かんぽの宿一括売却」→「西川社長指名」「鳩山総務大臣更迭」「西川社長続投」など、節目節目の出来事の主役をつとめていた人々である。原口氏と徹底的に追及しなければならないという点で一致した。

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