TOP PAGE BLOG ENGLISH CONTACT




昨日の夕方、社民党は福島みずほ党首と私は、市ヶ谷の防衛省に守屋武昌事務次官を訪ねて、6月7日に日本共産党が発表した自衛隊情報保全隊による市民運動・平和運動監視記録に対しての抗議のためだった。私の名前は見当たらなかったが、福島みずほさんは「写真」まで掲載されている。守屋事務次官とは夕刻5時30分すぎから6時10分頃まで、私たちの指摘に対して受け答えを行った。そして、聞き逃すことの出来ない大きな問題を私たちは守屋次官から聞いた。それは、沖縄の辺野古に乗り出した海上自衛隊の活動に対して、沖縄の海自情報保全隊が事後的に集会などに関して情報収集活動をしているというものだ。防衛省のロビーで私たちが記者会見すると、あわてて守屋事務次官は打ち消すためにオフレコで記者に対して、この事実が報道されないように懇談を行って、手を打ったいうことだ。昨夜、ネット上にはこんな記事が配信されている。


福島社民党首が防衛省に抗議 情報保全隊問題で2007年06月08日20時55分(asahi.com)

自衛隊のイラク派遣に反対する市民運動などの情報を陸上自衛隊の情報保全隊が収集していた問題で、社民党の福島党首は8日、防衛省の守屋武昌事務次官に抗議文を手渡した。

 福島氏によると、米軍普天間飛行場の移設先となる沖縄県名護市沖の環境現況調査に海上自衛隊が投入されたことについても、守屋次官は「どのような評価をされているのか、沖縄の海自の情報保全隊が集会などの情報を収集していると思う」と述べたという。しかし、守屋次官は福島氏との会談後、記者団に対し「一般論として県民の評価に関心がある、と述べただけ」と語り、福島氏の説明を否定した。

という記事から、真実を窺うのは難しい。私の手元のメモから守屋次官と福島党首及び私とのやりとりを再現してみよう。社民党から抗議文を手渡し後で、守屋次官は語り始めた。

(次官)自衛隊は決められた任務に従って部隊と要員を動かしていく組織なんです。今回のイラク派遣にあたっては、治安の安定もしていないところで、隊員や家族も心配や不安がありました。「イラク派遣」は国会で審議されて決められた法律で、私たちは命令を受けて、派遣する隊員に準備をさせなければならなかった。
今回の特徴は、法律が成立しても反対の人の声が多いことにあった。3年半前の状況は大変に厳しかった。派遣部隊が決まると、マスコミの記者が隊員に「イラクに行きますか」と質問する。中央と違って、地方にいる隊員には難しい質問、しっかり指導していく必要があった。
「おまえたちが行っても役にたたないよ」とまで言われたんですよ。私たちとしては、外からの働きかけによって、部隊が動かなくなることがないようにする必要があった。

(福島)でも、「消費税増税反対」や「年金改悪反対」まで監視するのはおかしいじゃないですか。

(次官)自衛隊の活動に対して、影響を与えるものに関し

(保坂)辺野古で海上自衛隊が出動しましたよね。

(次官)辺野古は米軍に対するもの。ただ、終わってからの話で、地元でどういう声が起きていることは収集している。任務に従事した隊員が次の活動を行うにあたってどう評価されているかについて関心がある。(再質問に対して)……沖縄にいる海自の情報保全隊がやっている。

(保坂)この資料(共産党発表のもの)は、自衛隊のものなのか。

(次官)これは、もうない。あったか、どうかも含めて確認するすべがないんですよ。

(福島)この活動の根拠条文は何ですか。

(次官)防衛庁設置法4条の「調査・研究」です。

(福島)でも、監視活動ですよね。

(次官)そんなに多くの人数はいませんよ。情報保全隊は、陸自668人、海自103人、
空自156人の856人ぐらいでょう。陸自は、160カ所ですよ。とても、まんべんなく監視するなんてことは出来ませんよ。

(以上、保坂手元メモによる)といったやりとりがだった。守屋次官は、「自衛隊の活動のための情報収集であって、国民への監視ではない」と何度も強調しながら、沖縄での情報収集については、「情報収集をしている」「していると思う」「でも、沖縄の情報保全隊の報告を見たわけではない」と言い方を変えながら、情報保全隊が現在も活動中であることを認めた。「防衛省から出た資料ではない」と言いながら、内容についてはよく承知をしていて、「何ら問題がない」という立場だった。

おそらく守屋次官は率直に語ってくれたのだろう。しかし、「平和集会・反戦集会」「イラク派遣反対の署名活動」「自衛隊イラク派遣に関しての地方自治体の決議や議員の発言」までも情報収集していることだけでなく、現在もなお監視・情報収集を続けていることに重大な懸念を持った。「情報保全隊の情報収集活動の即時中止」を強く求めて、ひき続き国会で議論を展開することとする。





この記事をはてなブックマークに追加
コメント ( 0 ) | Trackback ( 15 )



« 教育再生会議... 神経神話と道... »
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 


ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません
 
・送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
 
 
3選禁止画策は、やはり地方自治つぶしが狙い!~岩国米軍基地問題で政府が補助金を突然カット (情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士)
 県知事、市長など首長の3選禁止は、中央政府の意思に刃向かう地方の民意を破壊するための手段だと指摘しましたが(ここ←クリック)、現に岩国では3選目の市長が米軍基地問題で政府に必死の抵抗をし、これを政府がなりふり構わず、潰そうとしている。並行して、政府と...
 
 
 
むき出しの資本主義の病理 (とむ丸の夢)
6日、米通商代表部スーザン・シュワブ代表が、今秋に予定されている日本の郵政民営化について、「日本政府は公平な競争が促進されるように条件を整える必要がある」と述べ、「高度の透明性を確保し、市場への監視体制を整えねば
 
 
 
自衛隊は軍隊・・・軍隊は必ず暴走する (わんばらんす)
◆情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士 2007-06-07 戦争を実行することがいかに民意に反することか ~自衛隊による市民監視活動が示す軍隊の正体 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ 70ebea3cbac14b504710344bbdb
 
 
 
「国民監視」と市民感覚クライシス (半哲学的談笑)
{{{: '''陸自情報保全隊の“監視”活動、共産党が中止求め会見''' (略) 防衛省の守屋武昌次官は同日夜、記者会見し、「文書が本物かどうかはコメントしない」としたうえで、「隊員や家族に動揺や不安が起きないようにとの観点から、...
 
 
 
基本的人権への重大な制約と徴兵制の関係 (平和のために小さな声を集めよう)
改憲問題に関心があり、多少なりとも勉強された方には周知の事実だろうが、自民党改憲草案においては、現在の憲法11条による、基本的人権の保障の項目に、数語の言葉が追加されることにより、基本的人権よりも国家の意向を優先して人権を制限できるようにする意図が明...
 
 
 
[政治]自衛隊が行っている監視活動 (ディベート×演劇::blog補)
こうした自衛隊の活動に対してどのような反応を示すかで、それぞれの政党、政治家のスタンスがよく見えてくると思う。 http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/daeda843ce1f4f489c91122fa647c8cd
 
 
 
★自衛隊は、旧軍部の憲兵隊 (化学肥料・農薬・食品添加物=合成化学物質=環境ホルモンの汚染が全く無い自然の飲料水ミネラルウォーター:有機無農薬穀物(玄米・雑穀...)
情報保全隊が国民を監視、内部文書を共産党が曝露 テレビ朝日:サンデー・プロジェクト2007年6月10日(日)10:00~11:45軍部に批判的な者は監視・拘束・処刑 自民・公明を批判する者も監視・拘束・処刑
 
 
 
またお前か!守屋武昌 ~「必要な情報収集だ。違法性は一切ない」~ (ザ・のじじズム)
「隊員、家族の心配に応えるため」=市民団体調査文書で守屋防衛次官ら(時事通信)というニュースにはもうなんと言っていいのか、言葉も見つからないほど呆れかえります。この守屋武昌という防衛省の事務次官は、憲法で禁止されている集団的自衛権について「現実的...
 
 
 
ZAKI選対、動き出しました! (野生化の時代)
(転送歓迎) 28日に正式に9条ネットからの参院選全国比例区、立候補が報道機関に発表されました。 何しろ初めての選挙なので、選対の立ち上げと諸々の手続きや選挙カーやライブの準備などに忙殺され、更新が遅くなっちゃってごめんなさい。^^; きのう、東京で決起ラ...
 
 
 
自衛隊の国民監視活動 (もーちゃんの部屋)
自衛隊という組織は情報の漏洩だけではなく、“反体制派”の監視活動も得意だったことが判明。 『茶色の朝』が着実に、一歩一歩我々に忍び寄ってきている。 以下、日本共産党発表の「自衛隊による違憲・違法の国民監視活動を告発する」より一部抜粋。全文はこちら。...
 
 
 
土・日・違法調査の狙いは? (沖縄・辺野古海上基地の問題を中心に maxi's_page)
昨夜おそくの辺野古浜通信-41です。 {{{ 今日も違法な調査の為の機材投入設置のため作業を守り、市民を妨害す る海上保安庁の数々の嫌がらせ、攻撃の中、数の少ないわたし達のカ ヌー隊と船はギリギリのところで作業を止めきりました。 詳細は「辺野古からの緊急...
 
 
 
自衛隊が市民団体監視! (平和と公正の選択を求めるネットワーク(「へいこうせん」))
へいこうせん賛同者の永岡浩さんからの投稿です。 ■自衛隊が市民団体監視!  何と(と言うか、やっぱりと言うか)、 自衛隊が市民団体を監視していたことを示す文書が、共産党により暴露されてい ます。 今、テレビ朝
 
 
 
戦争をしない、争わないために (関係性)
 「『反戦の母』活動停止」(朝日新聞5月30日付け夕刊)や「反戦の母『引退』表明」(しんぶん赤旗5月31日付け)が載った。  米兵だった息子をイラクで殺された母親シンディー・シーハンさん(49)は反戦運動の象徴的存在だったが、共和党と民主党に幻滅して、活動を停...
 
 
 
自衛隊の国民監視に反対する集会 (平成暗黒日記)
 自衛隊が労組・市民・ジャーナリストの動向を監視し盗撮し(現在も)している事件は
 
 
 
自衛隊内部文書騒ぎで紹介が遅れましたが…SPA!とFRIDAY (シバレイのblog )
自衛隊内部文書騒ぎで紹介が遅れましたが今週は、二つの雑誌に志葉の記事が掲載されています。どちらも、渾身の記事なので、是非ご一読いただければ嬉しく思います 現在発売中の週刊SPA! 『巷に氾濫する[地球にやさしい]の大ウソ』  今や「エコ」は企業イメージ...