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 昨日は、総務省の行政評価局の機能向上と抜本的な見直しちぬむけた「行政評価機能強化委員会」が開催された。原口一博総務大臣をはじめとした政務三役や、民間有識舎に亀井久興さんや水島広子さん、郷原信郎さんら総務省顧問も参加して1時間半にわたる率直な意見交換を行なった。画期的だったのは、この委員会は全面公開され、ビデオジャーナリスト神保哲生さんのビデオニュースによって「生中継」されたことだ。1300人ぐらいの人がオンタイムで見たという。

 平日の夕方なので物理的に見れなかった人が多いと思うが、オンデマンドでも視聴可能だ。これだけでも「政権交代」の意味と意義をかみしめる。90分と長いし、最初は局長の資料説明なので、中盤から見ていただきたい。

〔引用開始〕

総務省行政評価機能強化検討会

 総務省は17日、総務省の持つ行政評価機能の強化のあり方を話し合う第一回検討会を午後5時から開催する。検討会は原口総務大臣ら政府三役の他、総務省顧問の保坂展人氏や郷原信郎氏、山崎養世氏ら有識者らによって構成されている。
 ビデオニュース・ドットコムでは午後5時よりこの模様を生中継した。

〔引用終了〕

 上記にリンクを張ったので雰囲気だけでも見て下さい。率直に言って、これまで総務省の行政監察局は、お互いが役人同士ということもあり、「聖域」と呼ばれるところに切り込めないできた。しかし、原口大臣の挨拶が報道されているように、かつて自民党政権の中で保護され、不問に付されてきた「聖域」も含めて、今回の行政評価の見直しの作業は及んでいくことになる。

〔引用開始〕

原口総務相:裏金、行政評価対象に 「全府省調べたい」(毎日新聞

 原口一博総務相は17日、総務省で開かれた「行政評価機能強化検討会」で「今まで当たり前だった間違った当たり前がある」と述べ、外務省や検察庁、全国各地の警察などで疑惑が指摘された行政機関の「裏金」問題について、行政評価の対象とする考えを明らかにした。会議終了後、原口氏は記者団に「裏金があるかどうかを含めて、全府省を対象に調べたい」と述べた。

 裏金問題を巡っては、01年に外務省がホテル代などを水増し請求して裏金をプールし、職員の飲食費に利用していた問題が発覚。また、収賄罪などで実刑が確定した三井環(たまき)元大阪高検公安部長が、公判などで検察幹部による調査活動費の不正流用疑惑を証言している。さらに、全国各地の警察では、捜査報償費の裏金作り疑惑が相次いで明らかになってきた。

 ただし、鳩山内閣は検察庁の調査活動費について「適正に執行されているので(裏金流用疑惑の)調査をする必要はない」との答弁書を閣議決定しているため、原口氏の意向とは矛盾している。

 この日の会議では、3月末までに行政評価の機能を強化するためのプログラムを策定する方針を確認。昨年11月の行政刷新会議の「事業仕分け」では、行政評価の抜本的な機能強化が決まっている。【石川貴教】

〔引用終了〕

 私は会議の席上、外務省の裏金と国連分担金流用疑惑を昨年まで追及してきた事例をあげ
て、会計検査院とは違う「構造的問題」をえぐりだすべきだと主張した。

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