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年金記録「旧台帳」問題、早分かり図解
年金問題
/
2007年11月28日
私の質問は細かすぎるという風評がある。短い質問時間を駆使して、本質に迫るためには、余分な説明を省いて本質的な事柄や数字を切り出すという手法で質問をすることが多い。本ブログの熱心な読者からも、6月以来取り組んできた「年金記録問題・旧台帳の保管状況」についても、何を言っているのかよく判らないので基礎からわかりやすく説明してほしいという要望があり、今日は委員会で配布した資料をブログ上で再現して、説明を加えることにする。ちなみに今日の午後1時45分から25分間、厚生労働委員会で先週の10分間に続いて質疑を続けた。一見すると細かいことを聞いているようだが、安倍・福田政権の「年金記録問題への政権公約」を根底から覆す内容となっていくのではないかと考えている。
現在、概ね70歳以上の人々の厚生年金記録、いわゆる旧台帳は、戦争中に中央から全国各地に疎開していた。戦後10年を経て、やがて来る「年金裁定」の時期を前にして、ふたたび中央に取り寄せて集中管理することになった。その際、当時、厚生年金に加入している人々の記録を使用頻度が高いとして磁気テープ化して、原簿となる紙台帳は保存した。この数が1365万件。一方、いったんは厚生年金に加入したが、資格喪失をして脱けてしまっている人の台帳はマイクロフィルム化して保存した。これが、1430万件だ。
右側が、昭和32年当時、厚生年金保険に加入していた使用頻度が高いと判断された1365万件。そして、左側が一度は厚生年金保険に加入したものの昭和32年当時は脱退していた人の記録1430万件だ。すると中央の324万件は何だという疑問が湧く。社会保険庁によると、昭和52年当時にマイクロフィルム化したものの10年後の昭和62年には「裁定」(年金受給資格が認められること)などの理由で「磁気データ化」されたもので、マイクロフィルム化もしたし、磁気テープ化もしたものというジャンルの記録だ。これは、社会保険庁が説明しているだけで、年金記録についての記録管理方法の変遷に関わる本や文書、マニュアルなどを手あたり次第に読んだが「324万件」についての記述はどこにもない。
右側の1365万件は使用頻度が高いので「磁気テープ化され、すべてオンラインシステムに入力された。また、原簿である紙台帳はすべて保管している」という6月段階の厚労省・社保庁の答弁は、この11月なって一転して変化した。倉庫業者と契約した時には「80坪」という面積のみで契約していて、数量は「1365万件あるはずだが、現在確認中だ」と推計値であることを認めた。今日も突っ込んで聞くと、「本当にあるのか、一部がないのか、あるいは別のところにあるのか……」と曖昧な内容に変化した。
平成18年度から19年度の上半期までの1年半で、1365万件の紙台帳のうち社会保険業務センターからワンビシ・アーカイブに照会をかけたうち、2746件中、1373件しか検出(策出)されなかったという資料にもとづいて先週質問をしたが、検出率が50%だという理由も社会保険庁は明かせないでいる。(『
旧台帳1365万件の半数は策出不能だった
』)
つまり、70歳以上の受給者かその代理人の申し立てによって、「旧台帳」の検証を思い立った地方の社会保険事務所が中央の社会保険業務センター記録部に照会をかけて、記録部がワンビシ・アーカイブスに「紙台帳の引き抜き」を依頼しても50%しかないのだから、大量に紛失しているか、あるいは未整理のまま埋もれているのかのいずれかではないかということだ。とすれば、年金記録の信頼回復のために「1365万件」の精査(コンピーュータ入力と数量確認)を行う必要があり、これをネグレクトして「名寄せ」をしても二度手間となり、税金の無駄遣いとなるということだ。
すでに厚生労働省・社会保険庁は下記の事実は認めている。
これは、すでに「旧台帳」を地方から集めた3229万件が、分類を終えてみると3119万件と110万件減っていたという事実である。そのうち、27万件は農林共済移行分として説明されるが、残りの83万件は棄てられた年金記録となった可能性が強い。現に51万件は「廃棄」と社会保険業務センターのマニュアルにも記載されている。すでに舛添厚生労働大臣は「判らない、出てこない」と「迷宮入り」を10月の予算委員会で宣言している。
つまり、それだけズサンな管理が行われてきたということだ。ここまで読んでいただいた人には、先週の議事録を付録でつけておくので、時間があれば読んでほしい。
[衆議院厚生労働委員会11月21日会議録]
○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
舛添大臣に端的に伺いますので、短く答えていただきたいと思います。
ずっとその行方を追っている昭和三十二年の段階で集約をした旧台帳の中で、お配りした資料の右側にある、これは磁気テープ化されたもの、オンラインに入っているものですね、千三百六十五万件、これについては紙台帳で先ほどのワンビシアーカイブズに保管をされていると聞いてきましたが、本当に全件保管されているでしょうか。
○坂野政府参考人 先般お尋ねがございましたときに申し上げましたとおり、私どもとしては、この千三百六十五万件が……(保坂(展)委員「聞こえない」と呼ぶ)千三百六十五万件が紙台帳として保管されているのではないかと基本的に考えておるわけでございます。
ただ、前にも申し上げましたように……
○茂木委員長 もう少し大きな声で答弁してください。
○坂野政府参考人 はい。
前にも申し上げましたように、そのように認識をしておりますけれども、本当にどういう状態でどこまで入っているかということについては、なお精査を必要とすると考えておりまして、現在精査中でございます。
○保坂(展)委員 舛添大臣、今の長官からの答弁は、十月十一日の予算委員会と全く同じなんですよ。同じ答弁書を読んでいると思う。大臣は、政府の総力を挙げて旧台帳の様子も調べると言っているんですね。
これから大臣、ちょっと答えていただきたいんですよ。よろしいでしょうか。
このワンビシアーカイブズというところに社会保険庁から預けますよね、荷物を。これは一般常識で聞いてください。預けるときに、幾つ預けますかということを文書で残すでしょう、それは預ける方は。預かる方も、これは大変重要な情報ですから、幾つ預かりましたという文書で残すでしょう。これをずっとこの間聞いているんですよ。二十回ぐらいヒアリングしました。ただ、今のところ、二〇〇〇年の段階でこれは契約開始しているんですが、文書保存期間が過ぎてしまったのでその契約書はもう廃棄しちゃったと。そして、預け入れたときの寄託書だとかあるいは受け入れた受領書だとか、そういうものは社会保険庁は持っていないと言うんですね。これは本当でしょうか。大臣、こういうことをずっと答弁をしていることについて、どうですか、同じことしか言いませんよ、ないんですよ。
では、あるかないか、言ってください。
○坂野政府参考人 恐縮でございますが、御指摘の書類は、保存期限を経過しておりまして、持ち合わせておりません。
○保坂(展)委員 大臣、どうですか。千三百六十五万件の紙台帳を預けているとずっと国会答弁でも言ってきたんだけれども、その証拠はもう廃棄しちゃっているというんですよ。そんなことをして、どうやってこれから精査するんですか。きちっと指示してください。どういうふうに思いますか。今までの舛添大臣の答弁も崩れますよ、これは。
○舛添国務大臣 その契約書が廃棄されていることが事実であって、しかも、それが保存期間のルールに基づいてやっているとすれば、それに法的に何の瑕疵もないと思います。
○保坂(展)委員 廃棄されていない契約書があるんです、ここに。平成十五年から十七年までのものですよ。随契でやっていたと。そのときの契約書の四条を見ると、これはやはりさすがに書いてあるんですよ。社会保険庁が物を預けたときには、寄託の申込書、これを双方で検印して相互確認する、そういうふうに書いてあるわけです。そして、社会保険庁は保管物の状況をそれらによって把握をして、できるならばその帳簿を作成して、幾ら預けているのかということを確認するべしということがちゃんと書いてあるんですよ、契約書の中に。
これが行われていないということを認めますか。大臣、どうですか。
○茂木委員長 保坂委員に申し上げます。
提出資料等々につきましては、理事会で承認を得てから提出することになっております。ここにあるという話であります。それはきちんとルールを守ってください。お願いいたします。
○坂野政府参考人 現在の契約は、専用区画八十坪を借り上げて保管をするという契約になっておりまして、保管台帳の数による契約にはなっていないということでございます。
○保坂(展)委員 舛添大臣、これは十月十一日にやはり、きょう提出している資料ですよ、同じものを提出しましたけれども、社会保険業務センターから、旧台帳引き抜き票というのをワンビシアーカイブズに出すんですね。この旧台帳の方のオンラインの記録には、実はその事業者は書いていないそうです。
では、二枚目をめくってください。そうすると、これは社会保険庁からきのう段階で出してもらったものです、もう何十回と要請をして。そうすると、まとめたものを右端につけておきましたけれども、平成十八年に、約九百九十六件ありますかと言って、あったのは四百四十九件、五百四十七件はない。ことしに入ってから、年金記録問題で非常に心配になった皆さんが、千七百五十件捜してみたら、九百二十四件ありましたと。これは両方足してみると、二千七百四十六件捜してみて半分しかなかったんです。ちょうどぴったり千三百七十三件。これで、この千三百六十五万件が保存されている、きちっと紙台帳で残っているとずっと答弁してきたんですよ。
この状態、先ほどワンビシアーカイブズの話が出ましたけれども、我々も、私も参議院議員の方と一緒に行きましたよ。そして、前日には社会保険庁から、あすの視察お待ちしていますというこういうファクスまでもらっているんですね。どうぞお越しください、ただ、マスコミには余り言わないでくださいとか書いてありますけれども。
ですから、この旧台帳がどうなっているのか。どういう形状で置いてあるのか。千三百六十五万件あるはずだと言っているけれども、確認できないと言っていますから、大臣、一緒に行きましょうよ。重大ですよ、これ。答弁してください。
○舛添国務大臣 先ほど来申し上げていますように、セキュリティーの観点があります。
それから、私は行政のトップですから、立場が違います。
○保坂(展)委員 舛添大臣、随分無責任じゃないですか、今の言い方。
千三百六十五万件あるはずだ、オンラインに入っているはずだと。これは、国民全体の年金記録、しかも今七十歳以上の年金受給者の人たちの記録ですよ。これが本当に紙があるんですかというときに、今、長官の答えのように、八十坪と坪単位で契約したというんですよ。幾つあるかわからないんです。だから、この倉庫が、そういうことはないでしょうけれども、なくしちゃったらわからないという話ですよ。
これは、本当に幾つあるのかということを見ないとわからない。そして、紙台帳が本当にオンラインに入っているかどうか、サンプリング調査をしなきゃわからないですよ、本当にこれはきちっとつながっているのか。そういうことは大事でしょう。それこそ、セキュリティーや個人情報に気をつけた上で必要じゃないですか、年金の記録の真相解明について。大臣の認識を問います。
○舛添国務大臣 私の責任において、この件についてもきちんと社会保険庁全体で精査をいたします。
○保坂(展)委員 ところが、社会保険庁長官に聞きますが、社会保険庁から出してもらった契約書の仕様書には、ある年、これは千三百六十五万件保管していると書いてあるんですね、不思議なことに。これはいつ、だれが数えたんですか、長官。
○坂野政府参考人 今御指摘の千三百六十五万件の記載につきましては、平成十七年度に随意契約から一般競争入札に契約方式の変更を行った際、委託内容を要領に明記する必要があったことから、業務担当課で使用する被保険者記録等事務処理要領等に記された数により記載されたものと想定をされるわけでございます。
これによって、現在の専用区画八十坪を借り上げて保管しておるものでございまして、保管台帳数による契約とはなっていないことは、先ほど申し上げたとおりでございます。
○茂木委員長 既に持ち時間が経過しております。
○保坂(展)委員 時間なので終わりますけれども、社会保険庁長官は、これは八十坪で借りて、今精査しているんだ、幾つあるのか調べているんだと言っているんですが、一方で、これは千三百六十五万件という理論値を書いているんですよ。あるべき数は書いてあるわけ。だけれども、実態は全くわからないということでは、これは国民の信頼回復はありませんよ、大臣。ぜひ倉庫の視察も、そして、徹底的に、何がどういう形で残っているのか、与野党ともに調べたいというふうに思います。
終わります。
○茂木委員長 次回は、来る二十八日水曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時十二分散会
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