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福田内閣の「安定感」も「低姿勢」も見せかけのものであることが露呈しつつある。今朝の内閣支持率の急落(共同通信「支持35・3%」「不支持47・6%」)を受けて、大急ぎで年金記録に関しての「公約違反」を認め、陳謝する方針に転換した。
「公約違反というほど大げさなものかどうか」とシラを切っていた福田総理と、
「言い切ったつもりはない」などとケムに巻いていた舛添大臣だったが、ここに来てゴメンナサイというわけだ。「耐えがたい軽さ」を見せつけられて、安倍政権を居抜きで継承しただけのことはあると妙に納得する。

「反省するなら、年金倉庫の扉を開けろ」と言いたい。これまで、口から出まかせを並べ立てて、「年金記録問題」が6月に政府が認めた範囲内にしようと悪あがきしてきた政府だが、論理的に問われてどうにも回答出来ない矛盾が噴出してきた。
例えば、「旧台帳(1365万件)が仮に棄てられたとしても、各地方事務所の名簿を見れば何ら問題がない」という趣旨の答弁を柳沢大臣は、「棄てられた年金記録、83万件」問題で繰り返してきた。それなら、なぜ年金倉庫に全国の社会保険事務局の職員が出張しているのか、説明がつかない。

その旧台帳(1365万件)を2700件探してみて、半数が探し出せなかったという原因も示していない。「年金記録問題」解決の前提は、すべての隠し事をやめて国民の前に事実を明らかにすることだ。この作業を強く求めていく。

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