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昨年の6月に起きた「佐世保事件」を考えるために現地に来ています。あれから、2度目の夏に、この町に住む人たちがどのように事件を受け止めてきたのか、じっくり聞きたいと思っています。子どもが追いつめられて異変を起こす時、ふたつ以上の矛盾する力で正反対に引き裂かれる場合が多いのではないか。部活と勉強、友情と憎悪、学校と家、背伸びした子どもの部分と甘えていたい幼い自分、加害少女がどんな引き裂かれ方をしていたのか? ここを考えてみたいと思います。



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