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宜野湾市役所から普天間基地を臨む(1月7日正午)

今日の夕方、東京地検特捜部が民主党小沢幹事長の陸山会、大手ゼネコン鹿島建設に家宅捜索に入ったというニュースを伝えている。国会開会前のタイミングで政権与党の幹事長のところに強制捜査というのは、穏やかでない。自民党政権時には権力中枢の腐敗追及をすっかり棚上げしてきた特捜部は、いったいどんな「捜査根拠」を得たのか、いまのところわからないが、永田町も捜査絡みで大荒れになっていく。

しかし、西松建設事件の二階前大臣の事件処理とのあまりもの違いに引っかかる。もし、特捜部が入手した捜査根拠が客観的に見て看過しえないものであれば捜査を尽くすのが当然だろうが、現政権に打撃を与えることも狙うための動きであればとんでもないことになる。その評価は今後の展開を待つしかないが、相変わらず「検察リーク」はやりたい放題で、自民党時代と変わらない。

裁判員制度が始まって、捜査対象となった段階で始まる「犯人決めつけの予断報道」はやめようという話になっていたはず。しかし、当局が怪しいと動き出したら提灯持ちよろしくメディアがあることないこと書いていく。「冤罪」の犠牲になった人をいくらふり返っても、このメディア体質は変わっていない。この件については今日はここまで。先週7~8日の沖縄報告を書いていくことにする。

昨日、阿部とも子さんはアメリカに飛び立った。先週の7~8日に行った沖縄視察も大きな収穫があり、アメリカ議会関係者と実のある話し合いが出来るといい。こうして、伊波洋一宜野湾市長の話を市役所の屋上で聞いている15分ほどの間に、20機を超えるヘリが普天間基地から飛び立った。



印象に残ったのは、米国内で「クリアゾーン」と呼ばれている滑走路の前後の地域に普天間では学校やガソリンスタンド、人家などが密集しているということだ。
この危険な状態を改善するためには、基地の滑走路の長さを縮めても「クリアゾーン」を基地内に取り込むべきだというのが伊波市長の切望だ。



次に私たちが向かったのは辺野古だった。座り込みを始めてから「2090日」が経過した。闘いの先頭に立っていた人たちの何人かは亡くなっている。海をみつめている住民は、「祖先から受け継いだ海を売り渡すわけにはいかない」という思いで連日の座り込みを続けている。

「辺野古通信」



浜にも出てみよう。どこに基地がつくられようとしてきたのか。



この浜の半分は、アメリカ軍のプライベートビーチになっている。鉄条網には、全国から辺野古に激励に来た人たちが結んだメッセージが残る。



(沖縄フォト報告つづく)

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