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今日は2月10日に沖縄で起きた女子中学生に対する米兵暴行事件について、アメリカ大使館に抗議の申し入れを行った。福島みずほ党首と、照屋寛徳・辻元清美両議員と私は、米国大使館からはジョセフ・R・ドノバン主席公使が応対した。ドノバン公使に対して、抗議申し入れ文を手渡すとともに具体的な要望事項をやりとりをした。米海兵隊員が基地外に居住していたことを重視し、在沖縄米4軍の「内規」を開示するように求め、また日米地位協定の抜本的な見直しを強く要請した。

冒頭にドノバン公使は、シーファー大使が仲井真沖縄県知事に会って、大変遺憾であることを告げた。大使は日本の捜査に全面的に従い、日本の法律によって裁かれることを見届けると述べた。さっそく沖縄の新聞が報道している。

米大使「遺憾に思う」米兵暴行事件知事「県民怒り頂点」

 トーマス・シーファー駐日米国大使とブルース・ライト在日米軍司令官が十三日午後、県庁を訪ね、仲井真弘多知事と面談し、米兵暴行事件について「このような事件が起きたことを遺憾に思っている。再発防止のための手段は何でも取りたい」と述べ、再発防止策の徹底を約束した。仲井真知事は「県民の怒りは収まっていない。再発防止を県民に分かるように徹底し、公開してもらいたい」と要望した。
 面談でシーファー大使は「今回の事件をいかに深刻に受け止めているか、知事に伝えたいと思ってきた」と話し、被害少女と両親にあてた手紙を知事に託した。

 ライト在日米軍司令官は「在日米軍の軍人、軍属、家族を代表し、事件を心から悲しく思い、申し訳なく思っている」と述べた。

 仲井真知事は「このような事件が起きることで県民の怒りが頂点に達し、米軍と県民、基地に大きな影響が出ることを深刻に考えている」と強調。これに対し、シーファー大使は「知事の懸念はよく理解している」との認識を示した。

 面談後、シーファー大使は記者団に、米軍内の教育プログラムを見直す考えを示した。 沖縄タイムス

照屋代議士は、沖縄選出であり選挙区内で起きた事件だと述べ、「今回の事件は女子中学生の人間としての尊厳を踏みにじり、人件を無視する許しがたい計画的な犯行だ。公使はどう思うか」と語りかけた。

公使は「捜査中の事件なので事実関係については何とも申し上げられないが、事件の完全な解明に向けて日本の捜査を見守る」と述べた。照屋代議士は「今度の事件は涙が出てしようがない。少女や家族の気持ちを思うと胸が張り裂ける。今度の事件の特徴は海兵隊員が基地外の住宅街に住んでいたことだ。米軍の内規におそらく規定があると思うが、どの階級だと外に住めるのですか」と再度尋ねた。公使は、「自分は知らない。在日米軍に直接聞いてほしい」と応答した。この点で何度かやりとりがあって、「在沖縄米軍については、直接に大使館から知らせる」という約束をしてもらった。

私は、「事件が起きるたびに、日米地位協定の運用の見直しだけで過ごしてきたことを今回は抜本的に地位協定を見直すべきではないか」と尋ねた。公使は、「今回の事件で容疑者の身柄は拘束されて日本の警察の捜査が進んでいる。事件については日本の警察と協力して完全な解明を期したい」と言うに止まった。福島党首もまた「地位協定の改善について取り組んで下さい」と強く要請した。





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