響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

九州について。さだまさしと井上陽水

2009-06-15 | おんがく
空、遠い九州

昨日さだまさしの「童話作家」のことを思い出して、夫にはなしたら、
「よく知っているね、童話作家はそれほど有名な曲じゃない」
というのは、たとえば「関白宣言」とかと違って、というほどの意味であろう。そういうことならば、ではなぜ私は「童話作家」を知っていたのだろう?(しかもかなりちゃんと歌えるほど歌詞を憶えていた)。

なんだかそこのところがとても気になり、youtubeでいろいろと視聴してみることにした。その中で、私はなんだかとんでもない大きな記憶、かつてうっすらと知りかけ、しかし結局のところよくは理解できないままであった何か、に遭遇した気持ちになった。それを「九州」ととりあえず呼んでおくことにする。

Youtubeでは、さだまさしのクリップのほとんどに、大絶賛のコメントが寄せられている。茶化す人もいないくらいだ。さだまさしの歌詞世界には独得なものがあり、それを賞賛する人も多い。それでだんだんわかってきたのだが、私はどうも「夢供養」というアルバムを持っていたようなのだ。あるいは誰かとテープか何かを交換したのだろう。どの曲もかなりしっかりと歌詞を憶えており、それはやはりその歌詞世界というものに、関心があったものと思われる。(だがなぜこれほどまで、このようないきさつについては、憶えていないのだろう?)

だがこのたびこのYoutubeを聴いて最も感じたことは、歌詞そのものについてではなく、語られている内容そのものの、鮮烈さ、壮絶さ、熱さ、厳しさ、そしてそれらが私の小さい頃から当時へかけての暮らしの中にはまったくなかったということ、……といったことだった。これらは、結局のところ、さだまさしの故郷である九州と関係あるもののように、私には思えた。根拠はない。

そこで、どうしても井上陽水が気になった。何かがひどく共通しているように思えたのだ。井上陽水は九州出身だ、いわずもがな。「キーワードは九州だ」と私は思った。

ところが、そうこうしているうちに、本当に「共通点」、いや「一致」が見つかったのである。結論から言うと、それはメロディであった。「九州」とかじゃなくて。

井上陽水'心もよう'PV<'73年>
http://www.youtube.com/watch?v=JVndkMJ1hTM&feature=related
1973年作品


風の篝火  さだまさし
http://www.youtube.com/watch?v=e38aScEeJX4
1979年作品


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