HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Cちゃん、「音のデッサン」がんばろうね。

2021年07月07日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小4):

7月も半ばになり、1学期の終わりも近づきました。

高学年の生徒たちはだんだん発表会の練習に着手し始めました。

Cちゃんは4年生、小学校も半分で区切ったら「高学年組」ですよね。

前に決めて渡しておいた楽譜を、今日は持ってきて、少しずつ練習を始めようということにしました。

今年の発表会に、Cちゃんのために先生が選んだのは「音のデッサン」という曲です。

現在も活躍している日本の作曲家、湯山昭さんの「日曜日のソナチネ」というピアノ曲集の中の、これは幕開けを飾る「序曲」です。

ピアノ曲というと、100年とか200年とか昔の作曲家が作ったもの、と思われていることが多いかもしれませんね。

しかし、今、私たちが生きているこの現代、そして私たちが暮らしている日本の作曲家。

今を生きている私たちと同じ世界に生きている人が作った曲、そういう「イキのいい曲」を、Cちゃんに弾いてもらいたいと思います。

3歳の時からヒバリ教室に在籍しているCちゃんは、年齢の割には意外とベテランなのです。

リズムセンスもいいし、前々から、こういう曲を弾いてもらいたいなあ、と思っていたのですが、これまでは「知ってる曲がいい~」みたいな感じで、なかなか斬新な曲には誘いきれませんでした。

けれど、今年はCちゃんも10歳になるので、思い切って未知のスタイルの曲にチャレンジしてもらいたいです。

大丈夫。バーナムとかで、知らないリズムや珍しい音使いなんかもたくさんやってるんだから、きっとカッコよく弾けるよ!

 

 


Mちゃん(小1)バーナムがお気に入り

2021年07月07日 | レッスン日記(小中高生)

Mちゃん(小1):

Mちゃんのお気に入りのテキストは「バーナム」です。

ヒバリ教室では、大体は「テキスト」と「テクニック」の教材、2本立てでレッスンを進めています。

「テキスト」の方は、なじみの深い歌がたくさん出ていたり、楽曲として楽しめる曲が収録されていたりするものを、生徒の年齢、レベル、興味などに合わせて選んでいますが、「テクニック」の方は、ジュニアクラスでは皆「バーナム」を使っています。

「バーナム」は、一番初め、入門レベルの、むらさきの「ミニブック」に始まり、高学年~中上級ぐらいまで使える第5巻まで、どの生徒にも有益なテクニックが盛り込まれていて、役に立っています。

子どもたちは、知っている歌を弾くのも好きですが、「バーナム」を面白がる子もけっこういます。

Mちゃんは「バーナム」が好きで、レッスンの時はいつも「バーナム」から弾き始めます。

今はオレンジのバーナム、そして復習巻としてむらさきのバーナムを併用しているのですが、Mちゃんがバーナムを弾くと、打鍵がとってもしっかり、はっきりして力強く、自信の表れかも、と感じたりします。

「Mちゃんはバーナムが上手だねえ!」と言うと

「うん!」と嬉しそうにうなずくMちゃん。

いつもきちんとして、どちらかというと物静かな印象のMちゃんですが、バーナムのタッチは元気いっぱいです。

「ねえ、発表会のとき、どんな曲弾きたい?」

ちょっと聞いてみました。けっこう、勇ましい曲がよかったりするのか?

そうしたら、Mちゃんの希望は「優しくてきれいな曲」だそうです。

そうかー。

じゃ、Mちゃんが気に入ってくれるような曲、考えるね。


Kちゃん「なわとび」100回弾いたよ!

2021年07月07日 | レッスン日記(小中高生)

Kちゃん(小1):

ピアノを始めて1年半です。

指がとっても良く動くようになったし、伴奏のついた新曲を、楽譜を見ながら両手で弾くこともすんなりできるようになって、すばらしい上達だと思います。

この分だと、テキストやバーナムもどんどん進んでいっちゃうよ、と大人としては思うけど、そうとばかりいかないのがフレッシュな1年生。

そこは1年生なりの、別の価値観もあるってもんです。

「オレンジのバーナム」を開いたKちゃん、グループ3-5、「なわとび」のページを広げて言いました。

「Kね、この曲がいちばん大好きなんだ!いちばん上手に弾けるよ!弾いてみるね」

「なわとび」は、両手そろえて和音の連続を弾くのですが、最初四分音符、そして次に倍速の八分音符で弾くのが、たまらないスピード感とスリルを味わえる曲なのです。

Kちゃんは元気いっぱい、スピード感あふれる「なわとび」を弾きました。

「ほんとだ。じょうずだね~。じゃ、花マルもっと付けちゃうね」

「なわとび」は、もうすでに修了して、花マルもつけてもらってる曲なんですが、先生はそこに、もっとたくさんの花びらを重ねました。

「もう1回弾くよ!」

「いいよ!」先生も伴奏を合わせ、二人で元気いっぱいに弾きました。

「もっと花マルつけよう」

「もう一回弾くね!先生も一緒に弾いてね。私ね、先生のリズム感があるほうが、もっと上手に弾けるから」

「オッケー、いいよ!」

「もう一回!」

「もう一回!」

こうして、二人で何度も何度も何度も「なわとび」を弾き、だんだんテンポが速くなり、大迫力、大興奮。

その都度花マルも増え、赤エンピツだけではなくオレンジやむらさきや水色の花びらも重ねて、Kちゃんの楽譜は、ページ全体がクレープフラワーのような色とりどりの花びらで埋まりました。

大熱演が続く中、ついに帰りの時間が来て、ママがお迎えです。

「Kね、『なわとび』いっぱい弾いたの!」とKちゃんがママに報告します。

「100回ぐらい弾いたよね!」と先生。

「うん!100回ぐらい弾いた」とKちゃん。

100回は大風呂敷だけど。でも、気持ち的には100回分ぐらいってことで。

今日はレッスン時間じゅう、ほとんど「なわとび」で終わりました。
テキストは進まなかったけど、たまにはこんな時間があってもいいものです。
好きな曲を、何度も何度もハイスピードで弾くのは、本当に楽しくスッキリ、心が満たされますからね。

「バーナム」はテクニックの教本なんだから、弾けば弾くほどテクニックも磨かれて、こんないいことはありませんよ~

 

 

 


コード奏法で「ハナミズキ」

2021年07月07日 | コード奏法

K子さん(大人):

新しいジャンル「ジャズピアノ」に足を踏み入れたK子さん、それにあたって「コード」や その奏法について学びたいと、楽典の本やリードシート楽譜を買って、熱心に勉強し始めました。

K子さんは本当に勉強熱心で感心します。

「知らなかったことについて調べたり、わからなかった理論がわかったりするのが楽しくてしょうがないの。もうやることがいっぱいで、時間が足りなくて」と元気にたくさんの本をカバンに詰め込んでくるK子さんです。

コードの使い方を練習するために、以前このblogでご紹介した「やさしいピアノ名曲150」を買い、その中で好きな曲を…ということで、JーPOPの「ハナミズキ」を弾いてみています。

クラシックピアノから入ったK子さんなので、自由に伴奏パターンをつけることには少し戸惑いがあるようですが、コード奏法は慣れれば簡単になると思うので、がんばりましょう。