目的を持って始める「ゆうゆう生活」

<Begin with the End in Mind>悠悠、融融、優遊、悠悠閑閑な「ゆうゆう」生活のブログ

いい加減なニュース番組

2020-05-16 | 新型コロナ(COVID19)

最近、ニュース番組も録画してのを見るようにしています。

それは、再生を1.3倍から2倍にして、効率的にニュースが見れるからです。

逆に、今迄気が付かなかったことも分かりました。

分かったのは、次の点です。

1.理解していなくて、視聴者を煽る発言。

  関西の某TV番組:

  大阪府の吉村府知事は、色々なことを考えて、出口戦略として3つの解除条件を発表しております。(感染経路不明な患者数:10名未満、PCR検査等の陽性率:7%未満、重症者用病床の使用率:60%未満:率の場合は、直近7日間の平均値、と、その3条件が7日間連続して達成した時)

  ところが、相変わらず。PCR検査を増やしたら、陽性者が増えて、病院崩壊が始まると言っています。報道に関わっている解説者のレベルがこの程度です。

  吉村知事は、PCR検査を増やすと陽性者が増えるが、重症患者に対応できるようにベッドの稼働率を指標の一つにしています。また、PCR検査が多くなると、社会全体の実態が、反映され陽性率は、7%未満になるとも仰っていました。PCR検査が特定の人(疑わしい人)だけで少数の場合、陽性率が高まります。社会全体の検査もできているかの指標として7%未満と言う指標を条件にしています。限られた人だけの検査でなくて、陽性者に対応できるベッド数があるかを、見極める指標としています。

  そういう事を理解せず、PCR検査が増える、陽性患者が増えて、医療破壊になると、視聴者を煽っています。

 

2.データに基づかないニュース解説員の発言が多い。

  関西の某TV局の某番組では、医療関係者と言うだけで、誰だか分からない人の発言を元に、番組を構成し、報道しておりました。

  それは、吉村知事が重症者用病床の使用率:60%未満と出口戦略の一つに挙げていましたが、誰だか明らかにしない人の病院関係者の意見(30%から40%で医療崩壊が始まる)で、問題提起していました。

  もし、それが本当であれば、大阪府に連絡して、その見解について確認すべきで、大変、重大な内容にもかかわらず、放送では、ある医療関係者と言うだけの言葉で、その言葉が正しいかの様に報道し、視聴者への不安を煽っていました。

  とんでもない報道姿勢です。

3.コメンテーターになると、データ無しのいい加減な発言が多すぎです。

  あるコメンテーターは、日本で肺炎で死亡している人が多いが、その中には、コロナで亡くなった人もいる。この発言の根拠は、一切有りません。

  試しに、「日本の肺炎の死亡者 コロナの死亡者も紛れ込んでいる」で検索して見ました。

  検索結果でヒットした一例:https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2020/04/post-1161.php

  タイトル:日本がコロナ死亡者を過小申告している可能性はあるのか?(ニューズウイーク)

  結論は、日本で過少申告することは、考えられないことと言っています。

  この記事の方が、信じられます。

  このコメンテーターの思い込みだけで、あたかもそうであるような発言は危険です。

 

  もちろん、検索した中には、次の記事もありました。

  https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00067/050800028/?P=5

  タイトル:統計的視点で読み解く新型コロナデータの危うさ

  しかし、このコメンテーターが話していた凄いという数ではありません。

  日本の肺炎死病者数(年間)は、約10万人です。

  この内、コロナで死亡した人が何人いると言っているのでしょうか。

  それを証明できる事例があるのでしょうか?

  確かに、アメリカでは、肺炎で亡くなった人を親族がPCR検査をしてもらったら、コロナ感染者だったという報道はありましたが、日本の医療現場や体制ではそれは考えられないと言っています。

  それを否定できる事例を出さないと、単なるこのコメンテーターの思い込みの発言であり、番組としてはフェイクニュースを流したことなると考えます。

 

  関西には、在日韓国人の学者等もおります。

  この学者は、韓国は素晴らしく、日本は遅れていると宣伝しています。

  ・キャシュレス先進国(偽札等紙幣の信頼がない、クレジット漬けの社会、所得控除、宝くじと連動させてクレジットカードの拡大をさせた、小売店もある条件付きでクレジット対応を義務化させた → 挙句の果て、個人の負債額が増加、個人のクレジット破綻者が増加し、外資系クレジット会社が韓国から撤退する状況)

  ・コロナ感染を追えるシステム(個人の行動(クレジット利用等)を国家が把握できるシステムなので、コロナ感染者のフォローができる → 同性愛者向けクラブでは、その仕組みの脆弱性(偽名で入店、現金払い等)が暴露され、第二波の感染拡大となっている)

  ・コロナ補償で、直ぐに振込できる(→ クレジット情報を国が管理しているから可能)

  この学者も、むちゃくちゃなコメントを言い放しております。

 

私からの提案:

・個人的には、どの番組でも、コメントに対して、評価点を付けて欲しいです。

 あの日の発言の根拠となる資料(データ)は有りますか?

 個人的な思い込みなので、今回のコメントに対しては、番組としては評価しません。→ 「今日の出演料は、x%割引します。」とか。

・コメントする時は、具体的なデータを基に発言させ、データが無い場合は発言を止めさせる様にして欲しいです。

 コメンテーターの言いぱなしを許すと、フェークニュースに加担していることになります。生番組の中では、コメンテーターには、その場でコメントさせない対応にします。つまり、事前にコメントを求め、その発言内容が正しいかどうかを確認後、正しいと判断できれば、放送する方法にしたら良いかと考えます。

 ソーシャル・ディスタンスと称して、リモートの画面出演が多くなりました。

 それを上手く利用したら、事前録画がどうかは視聴者には分からなくなり、結果、良質な報道番組になるかと考えます。

 

今迄は、ニュース番組を真剣に見ていなかったことに気付きました。

特に、各放送局が解説員として解説する番組に問題があります。

事件を客観的に放送するのが、ニュースの役割と考えていました。

解説員がいる番組は、少し斜に構えて見る必要があります。

 

緊急事態宣言は、私にとっては、ニュース番組の実態を知る、良い期間となりました。