中国国家の統計局が、1月20日、2013年末の総人口(台湾や香港、マカオを除く)が前年末より668万人多い13億6072万人だったと発表した。
ただ少子高齢化に伴い、就業年齢に当たる59~16歳の人口は244万人減り、9億1954万人。
中国は、絶対値と人口数を上手く使い分けるので、注意が必要。
例えば、GDP。
中国の人口は、日本の約10倍。
GDPは、2010年に日本を抜いて、米国に次いで世界第二位(980兆円)であり、日本の約2倍。
但し、中国の人口は、日本の10倍なので、一人当たりに換算すると5分の一しかない。
まだまだ、発展途上国である。
しかし、世界第二位といって、虚勢を張っている。
一人当たりの名目GDPの詳細は、ここを参照:
http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html
(日本:12位(46,767ドル)、中国:88位(6,071ドル)、アメリカ:10位(51,704ドル)、韓国:35位(22,589ドル)、ルクセンブルグ:1位(106,406ドル))
軍事費については、中国は、必ず、GDPとか人口比率を使ってくる。
「中国の軍事費の対GDPは1.5%で、日本の5.1%(この数字は誤りで、GDPの1%以内が正しい)を大幅に下回る。
さらに日本の国土面積は約36万4000平方km(この数字も誤りで37.79平方km)で、自衛隊の人数は24万7000人(在日米軍)(正しい自衛隊の人数:22万4500人)に達しており、 1平方km当たりの人数は0.677人(正しい数:0.594)だ。
中国の国土面積は960万平方kmで、 人民解放軍の人数は約230万人のため、1平方km当たりの人数は0.24人のみだ」と発言する。
GDPの1.5%は、14.7兆円。
日本は、GDPの1%が、正しい数字で、約5兆円。
中国は、日本の3倍<(GDP比で1.5倍。GDPが2倍):1.5×2=3倍>である。
軍事費は、日本の3倍で、6年連続で二桁増して来ている。
巨額で、軍国化している中国であるが、軍事費の時は、意味のない国民一人当たりや、国土の広さを使う。
そもそも、軍人を広さで割って比較すること自体が、狂っている。
戦争する時は、中国軍230万人と自衛隊22万人との戦いになる。
意味のない数字で比較する時は、中国自らが、その部分、勝っていると証言しているようなもの。
また、%で表示され、絶対値が出ないときは、分母を知らないと意味がないことを知っておこう。
騙す時の常套手段である。