高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ステーションビバーク

2009-01-11 20:43:57 | プログラム

今夜の子ども活動のプログラムは4チームに分かれて、スタッフの家や宿舎に泊まる民泊なのですが、ひとチーム特別に「列車でゆく貨車のステーションビバーク」なるものを立候補制で募りました。 参加者は、しょうたろう、紫ピクミン、ゆうと、そして引率者のバンビ。 私は旅先案内人。

夕食は自然学校のゲストハウスで焼肉の自炊。黒松内駅発の列車に間に合わないので、かたづけもままならぬまま・・車で駅へ送迎。19時17分発の長万部行きの意外や2両編成のディーゼル列車に乗り込みました。

行先は・・・ひと駅先だけなのですが、蕨岱(わらびたい)駅。

                     

自然学校ができた頃の春休み・・もう10年前になるでしょうか? 一度実施したことがありました。 あれは・・ニセコ昆布温泉にみんなで行った帰りに、無人駅にひと駅ごとに下車して、泊ってくるというステーションビバーク。

まぼろしのプログラム・・・復活

当時の駅舎は 五トンコンティナーだったと思ったのですが、改装されていました。客車風になってます。長万部へ車でゆく途中にみかけるのですが、そばに行ったことがなかったので、こんなに立派になっているとは思いませんでした。

  少年たちは・・、歓声をあげました。

「いやー、快適じゃん! オンボロ小屋を想像してた」
「おーさかの家よりいいでしょ!」

それでも、当然ストーブなどありませんから、寒いです。おとといに雪中キャンプより気温が下がってます。

                     

たくましいというか、なにごとにもポジティブというか、この子達には、十分に「生きる力」があります。

今日の買い出しの車の中での彼らの話も面白かった。

なんでも 日ハムから巨人へ行っちゃったO選手の奥さんが言ったとか、の話題を6年生と中学生が話してました。

「北海道の教育力は低いから、子ども達のために東京に行く、って言ったんだって!」

「教育って、勉強か?」
「東京へ行ったらさ、自然がないだろ、そんなんで教育したって つまんないんじゃねえ!」

そうだ! よく分かってる!

決して、北海道の教育力が低いなんて、そんなぁこたぁありません。

仮に一億歩ゆずって、そうだったとしても、こんな冬の貨車で泊ってくるなって「学び方」なんか、東京じゃあできないだろう! ってもんだ!!

こっちの方が いろいろと生きてゆく上に「ため」になることも学べるってもんだ!



                 
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3 コメント

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そのとおり! (yuji)
2009-01-11 22:09:18
毎日楽しそうなプログラムが続いていますね。子ども達にとってとても充実した1週間でしょうね。それにしても、教育ってなんでしょうか。自然学校のような学びの場は、今の日本の子どもにとても大切だと思います。
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そんなんで教育したってつまんねぇ… (よしみつ)
2009-01-11 23:21:04
この意味、かなり深いと思います。
少なくとも「教育を受けている」子供がそういうのですから、ある意味大人になっているのでしょう。
しかし言っている事は間違いではない、と思います。
問題となっていた、学校教育での「理数科目ばなれ」…ところが、ノーベル賞で一気にブーム化。とある放送局では「どうすれば子供にノーベル賞をとらせられるのでしょうか?」…ノーベル賞学者を目の前にしての質問でした…たじたじであります。

私思うに「理科、数学」っていう科目は、足下がよく見えているか、或は見ようとしているかという科目だと思います。それをブームと捉える親御さんは…どうなんだろうか?
「必要は発明の母」って言葉があります。子供達は今「それを学習しようとしている」のでしょうね。(私の場合は壊れたカラーテレビの中身…それから中学の「技術」の授業で学校にあった回路図から真空管ラジオを作りました)
原点は人それぞれだと思います。
決められる、言える、話せる、聞ける…という事はとても重要な事だと思いませんか?そういう学校というか体験なのだと思いますね。
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補足すると (よしみつ)
2009-01-11 23:37:52
それが「知恵」
そして子供達が還暦を迎える頃に「智慧」になるのだと思います…大袈裟かもしれません(すいません)
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