北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和四年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2022.12.10-2022.12.11)

2022-12-09 20:22:58 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 政府が戦闘ヘリコプターと救難機の全廃方針を固めたり次期装甲車としてパトリアAMVが採用されたり航空自衛隊が航空宇宙自衛隊として宇宙を目指すようですが今週末の行事紹介を。

 那覇基地航空祭2022が日曜日に那覇基地にて挙行されます、2019年以来三年ぶりとなる航空祭、那覇基地は海上自衛隊那覇航空基地と隣接しており、実質航空自衛隊と海上自衛隊の航空祭となっているのですが、併せて那覇駐屯地のヘリコプター部隊も基地内に格納庫を置いており、陸海空自衛隊の統合基地というような我が国南西防空防衛の要衝です。

 南西航空方面隊司令部の置かれる那覇基地、その航空祭は美ら島エアーフェスタ2022との名称で正式には呼ばれていて、航空祭は0900時からP-3C哨戒機とF-15戦闘機にT-4練習機の編隊飛行から開始されます。1000時からはデモスクランブルとしてE-2C早期警戒機とF-15戦闘機の緊急発進展示、もっとも航空祭の最中に本番の可能性もありますが。

 美ら島エアーフェスタは続いて急患輸送訓練展示としてUH-60JとUH-60JA,陸と空のヘリコプターの合同展示を実施、1145時からは合同飛行としましてLR-2連絡偵察機とU-125A救難機が編隊飛行を展示、また1330時からF-15戦闘機による機動飛行が実施され迫力を展示します。なお航空祭でのブルーインパルスの飛行展示は予定されていません。

 宮古島分屯基地創設50周年記念行事、第53警戒隊の置かれています航空自衛隊のレーダーサイトで、過去に北朝鮮が沖縄周辺海域をミサイル着弾海域として指定しミサイル演習を強行した際には沖縄救援隊としてペトリオットミサイル部隊が展開したこともありました、なお分屯基地開庁50周年を記念しまして、ブルーインパルスが飛行展示を実施します。

 ブルーインパルス、同じ沖縄県では那覇基地航空祭が行われていまして、ブルーインパルスは那覇基地と宮古島分屯基地との間でこちらを選んだという事です。行事は1005時から開会式が行われ、1130時からはブルーインパルス飛行展示が行われます。旅客機の移動を念頭とし宮古島空港を駆使したならば那覇基地航空祭と掛け持ちは、できるのでしょうか。

 小倉駐屯地祭、北九州市小倉区に置かれています駐屯地です。第4師団隷下の第40普通科連隊が駐屯しています。ただ、残念なことにここは今年度の行事についてCOVID-19感染拡大対策を重視し事前応募方式となりまして、当日入場は出来ません。第4師団は総合近代化師団から地域配備師団となり戦車と特科部隊を方面隊へ移管し、廃止した師団です。

 防衛力強化の為の増税が話題となってはいますが、実際のところはミサイル防衛の20年間という支出を既存防衛予算内で実施したため、戦車も火砲も現状の通り、装甲車両も小型の軽装甲機動車がわずかに配備されているのみであり、地域配備師団というものについてみる一つの機会ともいえるのですが、コロナ対策、来年度は通常公開を期待しましょう。

 くまの四日市港特別公開、護衛艦もがみ型二番艦くまの特別公開が行われます、ただ事前応募による限定公開となっていまして四日市市によれば会場付近はトラックなどの往来が多く危険であるため、シャトルバスによる移動、当選者以外は現地での見学を控えるよう呼びかけています。この点については。四日市ポートタワーからの展望がよいでしょう。

 もがみ型護衛艦は東京での一般公開で大行列で三時間待ちとなりました人気の護衛艦、こういいますのも文字通り最新鋭の護衛艦であり、掃海隊群に配備される護衛艦として戦闘はもちろん機雷掃討まで様々な任務に対応するという注目の護衛艦です。入港するのは千歳地区、伊勢湾機雷戦訓練などで掃海艇をみることができる岸壁の一つとなっています。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・12月10日・11日:護衛艦くまの四日市港一般公開(事前応募制)
・12月11日:小倉駐屯地創設66周年記念行事(事前応募制)
・12月11日:那覇基地航空祭2022
・12月11日:宮古島分屯基地開庁50周年記念行事

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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【G3X撮影速報】今津駐屯地創設70周年記念行事-第3戦車大隊の74式戦車と16式機動戦闘車(2022-12-04)

2022-12-09 07:00:13 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■74式戦車続々観閲行進
 撮影位置をもう少し左側とすればよかったのかもしれない。

 今津駐屯地祭、思ったよりも混雑しなかったなあ、というのが正直なところでした。いや、実は前の週に中部方面隊管内では多くの来場者がきた場合は入場制限があり得る、という広報をおこなっていた駐屯地がありましたので、念のためちょっと早めに出たのですよ。

 湖北の駐屯地は近江今津駅から高台に、ホームから見える丘陵地の頂上にありまして、実は徒歩でも行けるのですが駐屯地広報では車両の往来が多く危険という事でシャトルバスの利用を呼びかけていました、ならば始発バスにのれば大丈夫だろう、という想定で。

 シャトルバス始発二時間前、富士総合火力演習じゃああるまいし、とおもわれるかもしれませんが、いってみますと駅前ではまあなんとか始発シャトルバスには乗れるのだろうなあ、という程度の並びでして、久しぶりでしたね等々日常会話とともに始発バスに乗った。

 駒門駐屯地の機甲教導連隊創設後最初の行事と比べますと、あの行列はもう長々と続いていましたので、あの再来を考えたのですが、案外とすんなり乗ることができ、しかも徒歩組も数百名いたとのことですが、実際に現地へ行きますと、まあ、この程度、少ないねと。

 百里基地航空祭と新田原基地航空祭、特に前の週の築城基地航空祭のF-2機動飛行がものすごい迫力ということで話題になっていましたから、百里基地の第3飛行隊、なにしろ日本最初のF-2飛行隊、その航空祭へそうとう流れたのだろうかなあ、とは思いましたが。

 舞鶴基地一般公開で、護衛艦ひゅうが艦上も公開されていましたので、分散したのでしょうか、あれならば0930時頃に駐屯地へ到着しても十分何とかなったのかなあ、とは考えてしまいました。なにしろ行進と訓練展示の撮影場所を変えるので最前列でなくてよいのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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