竜王戦第1局 →結果
女流王位戦第2局 →結果
新人王戦第2局 →結果
昨日はこのように将棋のタイトル戦が3つも行われました。ネットの時代になり、その日のうちにその将棋の内容が楽しめるようになりました。
勝ったのは佐藤康光、清水市代、糸谷哲郎(新人王おめでとう!)です。
さて今日は佐藤康光について書きましょう。37歳、名人経験(2年)もあり、いまは「棋聖」のタイトルをもっています。
まず、いま将棋の1番強いのはだれか、ということについて。「やっぱり羽生かなあ… でも名人は森内俊之だし、佐藤康光も強いんだけどな…」というところ。
「羽生だ」と言い切れないのは「ビッグタイトル」である「名人」と「竜王」を羽生がいまは持っていないから。将棋界には7つのタイトルがあり、その中で重要とされる(賞金総額や歴史の重み)のが「名人」と「竜王」です。現在のタイトル争いはこうなっています。
羽生善治 3つ (王座、王位、王将)
森内俊之 2つ (名人、棋王)
渡辺 明 1つ (竜王)
佐藤康光 1つ (棋聖)
これをみると佐藤は他の3人より劣っているかに見えますね。ところがそうではない、今年1年の間、この中でだれよりもタイトル戦に登場しているのが佐藤ヤスミツなのです! それはつまり、「勝ちまくっている」ということなのです。一生に一度もタイトル戦にでることを夢みてかなわない棋士がたくさんいる中で、7つのタイトル戦のうち5つに登場しているのですから! ヤスミツ君が今年登場したタイトル戦の結果は次のとおり。
(相手)
王将戦 ×××○○○× 羽生善治 奪取できず
棋聖戦 ○○○ 鈴木大介 防衛成功
王位戦 ××○○×× 羽生善治 奪取できず
王座戦 ××× 羽生善治 奪取できず
竜王戦 ○ 渡辺 明 進行中
これをみると佐藤康光は「羽生に勝てない」ようにみえる。実際、世間はそう見ている。それでも勝ちまくって挑戦者になる(それも独創的な攻め将棋で)というのが今の「ヤスミツ君」なのである。
30代後半になった佐藤、羽生、森内は「羽生世代」とよばれる。清水市代もまた同じ世代だが、この世代は強い。そこに20代の渡辺明、石橋幸緒がくらいついている、という構図である。しかしやはり、羽生世代は強い…。
女流王位戦第2局 →結果
新人王戦第2局 →結果
昨日はこのように将棋のタイトル戦が3つも行われました。ネットの時代になり、その日のうちにその将棋の内容が楽しめるようになりました。
勝ったのは佐藤康光、清水市代、糸谷哲郎(新人王おめでとう!)です。
さて今日は佐藤康光について書きましょう。37歳、名人経験(2年)もあり、いまは「棋聖」のタイトルをもっています。
まず、いま将棋の1番強いのはだれか、ということについて。「やっぱり羽生かなあ… でも名人は森内俊之だし、佐藤康光も強いんだけどな…」というところ。
「羽生だ」と言い切れないのは「ビッグタイトル」である「名人」と「竜王」を羽生がいまは持っていないから。将棋界には7つのタイトルがあり、その中で重要とされる(賞金総額や歴史の重み)のが「名人」と「竜王」です。現在のタイトル争いはこうなっています。
羽生善治 3つ (王座、王位、王将)
森内俊之 2つ (名人、棋王)
渡辺 明 1つ (竜王)
佐藤康光 1つ (棋聖)
これをみると佐藤は他の3人より劣っているかに見えますね。ところがそうではない、今年1年の間、この中でだれよりもタイトル戦に登場しているのが佐藤ヤスミツなのです! それはつまり、「勝ちまくっている」ということなのです。一生に一度もタイトル戦にでることを夢みてかなわない棋士がたくさんいる中で、7つのタイトル戦のうち5つに登場しているのですから! ヤスミツ君が今年登場したタイトル戦の結果は次のとおり。
(相手)
王将戦 ×××○○○× 羽生善治 奪取できず
棋聖戦 ○○○ 鈴木大介 防衛成功
王位戦 ××○○×× 羽生善治 奪取できず
王座戦 ××× 羽生善治 奪取できず
竜王戦 ○ 渡辺 明 進行中
これをみると佐藤康光は「羽生に勝てない」ようにみえる。実際、世間はそう見ている。それでも勝ちまくって挑戦者になる(それも独創的な攻め将棋で)というのが今の「ヤスミツ君」なのである。
30代後半になった佐藤、羽生、森内は「羽生世代」とよばれる。清水市代もまた同じ世代だが、この世代は強い。そこに20代の渡辺明、石橋幸緒がくらいついている、という構図である。しかしやはり、羽生世代は強い…。
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