この本が出版された少し前におそらく「光速の寄せ」というネーミングが谷川浩司の終盤に付けられたんですね。(この本には古棋書店で5000円の値段が付いていました。当時の定価は2000円、消費税ヌキで。) 出版されたのは1988年(昭和63年)で、谷川浩司の終盤の実戦例を解説した内容ですが、この中には一つも「居飛車穴熊」の将棋が入っていません。「居飛車穴熊」はすでに指されてはいましたが、まだ“あたりまえ”のようには指されてはいなかったということです。「羽生世代」の台頭までは。
パーマ頭だったんですよね、谷川名人。パーマの時の方が強かった、ということで、再びパーマかけてみてはどうかなあ。そうだ、アフロにしようぜ!(いや、責任は持てません。)
さて、本題にいきます。
初手より▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5五歩 ▲2四歩 △同歩
▲同飛 △3二金 ▲3四飛 △5二飛 ▲2四飛 △5六歩 ▲同歩 △同飛(基本図) ▲5八金右
「後手5五歩位取りvs先手横歩取り」を調べています。
16手目の「5六同飛」が“平野流(真部流)”、その応手「5八金右」が最善と目されている“森内新手”。
今日の棋譜は、1989年王位戦第3局、谷川浩司名人vs森けい二王位戦。
1年前に森九段が谷川三冠から「王位」のタイトルをもぎ獲り、翌年は今度は谷川さんが挑戦者に。ここまで1勝1敗、そして第3局。
後手番で森さんが「5筋位取り横歩取らせ」戦法。 先手谷川名人、気合よく“横歩”を取ります。(1年前は先手谷川が「3六飛」と指し、その将棋は後手森の勝利。)
すると森、中飛車にして、“平野流”。 谷川は、「5八金右」、“森内新手”で応じます。
さあ、ここからです。
△6二玉 ▲2八飛 △7二玉
前回の記事、「森内-森戦1988年」ではここで△5七歩からの短期決戦の将棋となり、以下6八金寄、8八角成、同銀、3三角、2一飛成、8八角成、4五角となって先手良しとなりました。ということで、後手はここでは△6二玉から△7二玉が最善と見られています。
▲6六歩 △2三歩 ▲6八金上
ここで先手の手が難しい。▲6八玉は、△1四歩で、次の手がまた難しい。
▲5七歩はどうか。以下、7六飛、2二角成、同銀、5三角、6二角、8六角成、同飛、同歩、8七角。
これは後手良し。7六歩として角を捕獲しようとしても(同角成なら3六飛がある)、4四角でダメ。
谷川名人は「6六歩」と指しました。この手に1時間考えました。
対して森さんは「2三歩」。
この手で「2六歩」はどうなるか。 2六歩、6八金上、6六飛、7七金となって、
これは先手良し。2六飛と歩を払うことができる。 ただし7七金を6七金直とするとまずい。2七歩成、同飛、6七飛成、同金、8八角成、同銀、7八角で後手良しになる。
△6六飛 ▲6七金直
いかにも「苦心の駒組み」といった先手の手順です。
△6四飛 ▲6八玉 △6二銀 ▲7八玉 △5四飛 ▲5六歩
結局、後手は“歩損”を解消した。しかし△6二銀では、8二玉から美濃囲いにするのが優っていたかもしれない。
△2四飛 ▲2五歩 △3四飛 ▲9六歩 △9四歩 ▲5五歩 △1四歩
▲6八銀 △1三角 ▲4八銀 △3三桂 ▲5六金 △2四歩 ▲同歩 △同飛
▲2六歩 △4二銀 ▲4六歩 △3四飛 ▲4七銀 △5三銀左 ▲5七銀 △4四銀
▲6八金 △5三歩
図の先手の▲5六歩は、これを省略すると、△3八歩、同飛、8八角成、同銀、4九角を食らってしまう。
ここでは谷川名人は「作戦失敗」と思っていました。しかし“勝負”は別で、「チャンスは来る」とも考えていた。(“終盤の谷川浩司”ですからね。)
このように谷川さんはこの将棋の序盤を「失敗」とその自戦記に書いているのですが、別の解説書にはこの指し方で「先手作戦成功」と、まったく逆の評価が書いてありました。それくらい“微妙”なバランスということですが―――実際、どっちがいいんですかねえ?
▲8六歩 △3五銀 ▲8五歩 △5一金 ▲6六角 △1五歩 ▲7七桂 △3六歩
▲同歩 △同銀 ▲同銀 △同飛 ▲3七歩 △3四飛 ▲5四歩
森王位の「△5三歩」は、先手の5四歩の突出しを未然に防いで、次に3五銀と出ようというもの。しかし谷川はこの手を“意外”に思った。もしかしたら、森が“作戦勝ち”を意識して慎重になりすぎたかもしれない。△5三歩で△3五銀なら、5四歩、同飛、3六歩、4四銀、2五歩という展開になる。森王位はこれを面白くないとみたか。
8六歩~8五歩で、すこし先手も面白くなった。
しかし仕掛けのチャンスは後手が主導権を持っている。△3六歩と森は仕掛けたが、谷川はこれを「ありがたかった」という。あと一手、1二香と待たれていたら先手には指す手がないので困ったはずだというのだ。
△5四同歩 ▲2五歩 △3五角 ▲8四歩 △同歩 ▲3六歩 △4四角 ▲2四歩 △2七歩 ▲同飛 △2六歩
△3五角で、森は角を捌こうとする。谷川は8筋の歩を突き捨てて、▲3六歩。角の行く場所を決めてくれ、という手。5三か、4四か。森王位は4四角。
谷川、▲2四歩と突き出す。
▲2三歩成 △2七歩成 ▲3二と △2五桂 ▲4四角 △同飛 ▲5二歩 △6一金
▲4二と △5九飛 ▲6九歩 △4七角 ▲5一歩成
さあ、いよいよ勝負所を迎えました。
谷川名人、▲2三歩成。森王位はこれを放置し、飛車を取った。結果、飛車金交換だが、桂馬を取られると後手はまずい(▲7五桂が厳しい)のでこれを逃げなければならない。手番は先手。そして先手のと金は相手の玉に近い。ということで、これは急に「先手良し」になった。
森王位は「△2七歩成は短気を起こした」と局後に反省した。飛車を取らずに△2三同金と指すべきだというのだ。すると、△2三同金以下、5二歩、6一金、4四角、2七歩成、6二角成、同金、5一歩成、3六飛(下図)という展開になりそう。
△5一同銀 ▲同と △同金 ▲5三銀 △2九飛成 ▲4四銀不成 △同歩
▲2二飛 △5二銀 ▲5三銀 △8六桂 ▲8七玉 △6九角成
こうなったらもう谷川浩司は逃さない。
▲8六玉 △6八馬 ▲5二飛成 △同金 ▲8三銀 △同玉 ▲6一角 まで115手で先手谷川の勝ち
「桂馬が入れば後手玉は詰み」とわかっていた谷川は、相手の手に乗って▲8六玉と桂馬を取る。
投了図
谷川浩司「本局、私は序盤で時間を使ったわりには作戦がうまくいかなかった。ただ、もとが苦しいと思っているから、かえって伸び伸びと指すことができた。逆に森王位のほうは、序盤がうまくいきすぎたためだと思うが、中盤でややチグハグな指し口が見られた。」
本局を勝って「2-1」とした後、2連勝して、谷川浩司は「王位」に返り咲きました。これが1989年(平成元年)の夏の事。
この年の秋、島朗初代竜王が誕生します。“チャイルドブランド”の兄貴分、島朗(しまあきら)です。(ヨーロッパではベルリンの壁が崩壊。)
そして翌年は、“チャイルドブランド”の中心、羽生善治がついにその竜王戦の大舞台に登場します。
ところで、この戦法「後手5五歩位取りvs先手横歩取り」は、これまで検討してきたように、横歩を取らせても後手がけっこう面白く指せます。一般には「横歩を取って先手良し」がイメージですが、実はそうでもなく、“平野流(真部流)”で互角に戦える、というのが正しいところです。
この「谷川‐森戦」を見ても、谷川さんレベルでも「時間を使ったのに先手失敗」になったと言っています。けっこう先手の方が苦労する将棋になるのです。
ところが、この戦型、今はプロではほとんど現れません。それは、「先手が横歩を取らない」という選択肢があるからです。「ゴキゲン中飛車」と比較すると、「先手に飛車先の歩を切らせて、後手(中飛車側)は3二金を上がる」という形は、後手側が相当に損をしていると感じると思います。
もともとこの戦型は「居飛車の5五歩位取り」から出発した戦型なので、それで「3二金」と上がるのは当然のこととしてきたのですが、振り飛車の感覚からすれば、早々に「3二金」と形を決めるのはつまらないことでしょう。
ということで、実はこの戦型、居飛車の立場からすると、「横歩を取らない」のが最善手段ではないかと思われます。実際、プロの実戦でも(昔もそうですが最近でも)、「横歩を取らない」ことの方が多いのです。(おもしろいことに、アマ同士の対局ではほとんど横歩を取ってくるのです。プロがこの戦型で「横歩は取らない方がいいよ」と宣伝していないからだと思う。)
次回はその、「横歩をとらない現代バージョン」の実戦例を見ていきます。
・森けい二の中飛車関連記事
『森vs谷川 1988王位戦の横歩取り』
『平野流(真部流)』
『2012.12.2記事補足(加藤‐真部戦の解説)』
『森内新手、5八金右』
『谷川vs森 ふたたびの横歩取り 1989王位戦』
『横歩を取らない男、羽生善治 1』
『横歩を取らない男、羽生善治 2』
『戦術は伝播する 「5筋位取り」のプチ・ブーム』
パーマ頭だったんですよね、谷川名人。パーマの時の方が強かった、ということで、再びパーマかけてみてはどうかなあ。そうだ、アフロにしようぜ!(いや、責任は持てません。)
さて、本題にいきます。
初手より▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5五歩 ▲2四歩 △同歩
▲同飛 △3二金 ▲3四飛 △5二飛 ▲2四飛 △5六歩 ▲同歩 △同飛(基本図) ▲5八金右
「後手5五歩位取りvs先手横歩取り」を調べています。
16手目の「5六同飛」が“平野流(真部流)”、その応手「5八金右」が最善と目されている“森内新手”。
今日の棋譜は、1989年王位戦第3局、谷川浩司名人vs森けい二王位戦。
1年前に森九段が谷川三冠から「王位」のタイトルをもぎ獲り、翌年は今度は谷川さんが挑戦者に。ここまで1勝1敗、そして第3局。
後手番で森さんが「5筋位取り横歩取らせ」戦法。 先手谷川名人、気合よく“横歩”を取ります。(1年前は先手谷川が「3六飛」と指し、その将棋は後手森の勝利。)
すると森、中飛車にして、“平野流”。 谷川は、「5八金右」、“森内新手”で応じます。
さあ、ここからです。
△6二玉 ▲2八飛 △7二玉
前回の記事、「森内-森戦1988年」ではここで△5七歩からの短期決戦の将棋となり、以下6八金寄、8八角成、同銀、3三角、2一飛成、8八角成、4五角となって先手良しとなりました。ということで、後手はここでは△6二玉から△7二玉が最善と見られています。
▲6六歩 △2三歩 ▲6八金上
ここで先手の手が難しい。▲6八玉は、△1四歩で、次の手がまた難しい。
▲5七歩はどうか。以下、7六飛、2二角成、同銀、5三角、6二角、8六角成、同飛、同歩、8七角。
これは後手良し。7六歩として角を捕獲しようとしても(同角成なら3六飛がある)、4四角でダメ。
谷川名人は「6六歩」と指しました。この手に1時間考えました。
対して森さんは「2三歩」。
この手で「2六歩」はどうなるか。 2六歩、6八金上、6六飛、7七金となって、
これは先手良し。2六飛と歩を払うことができる。 ただし7七金を6七金直とするとまずい。2七歩成、同飛、6七飛成、同金、8八角成、同銀、7八角で後手良しになる。
△6六飛 ▲6七金直
いかにも「苦心の駒組み」といった先手の手順です。
△6四飛 ▲6八玉 △6二銀 ▲7八玉 △5四飛 ▲5六歩
結局、後手は“歩損”を解消した。しかし△6二銀では、8二玉から美濃囲いにするのが優っていたかもしれない。
△2四飛 ▲2五歩 △3四飛 ▲9六歩 △9四歩 ▲5五歩 △1四歩
▲6八銀 △1三角 ▲4八銀 △3三桂 ▲5六金 △2四歩 ▲同歩 △同飛
▲2六歩 △4二銀 ▲4六歩 △3四飛 ▲4七銀 △5三銀左 ▲5七銀 △4四銀
▲6八金 △5三歩
図の先手の▲5六歩は、これを省略すると、△3八歩、同飛、8八角成、同銀、4九角を食らってしまう。
ここでは谷川名人は「作戦失敗」と思っていました。しかし“勝負”は別で、「チャンスは来る」とも考えていた。(“終盤の谷川浩司”ですからね。)
このように谷川さんはこの将棋の序盤を「失敗」とその自戦記に書いているのですが、別の解説書にはこの指し方で「先手作戦成功」と、まったく逆の評価が書いてありました。それくらい“微妙”なバランスということですが―――実際、どっちがいいんですかねえ?
▲8六歩 △3五銀 ▲8五歩 △5一金 ▲6六角 △1五歩 ▲7七桂 △3六歩
▲同歩 △同銀 ▲同銀 △同飛 ▲3七歩 △3四飛 ▲5四歩
森王位の「△5三歩」は、先手の5四歩の突出しを未然に防いで、次に3五銀と出ようというもの。しかし谷川はこの手を“意外”に思った。もしかしたら、森が“作戦勝ち”を意識して慎重になりすぎたかもしれない。△5三歩で△3五銀なら、5四歩、同飛、3六歩、4四銀、2五歩という展開になる。森王位はこれを面白くないとみたか。
8六歩~8五歩で、すこし先手も面白くなった。
しかし仕掛けのチャンスは後手が主導権を持っている。△3六歩と森は仕掛けたが、谷川はこれを「ありがたかった」という。あと一手、1二香と待たれていたら先手には指す手がないので困ったはずだというのだ。
△5四同歩 ▲2五歩 △3五角 ▲8四歩 △同歩 ▲3六歩 △4四角 ▲2四歩 △2七歩 ▲同飛 △2六歩
△3五角で、森は角を捌こうとする。谷川は8筋の歩を突き捨てて、▲3六歩。角の行く場所を決めてくれ、という手。5三か、4四か。森王位は4四角。
谷川、▲2四歩と突き出す。
▲2三歩成 △2七歩成 ▲3二と △2五桂 ▲4四角 △同飛 ▲5二歩 △6一金
▲4二と △5九飛 ▲6九歩 △4七角 ▲5一歩成
さあ、いよいよ勝負所を迎えました。
谷川名人、▲2三歩成。森王位はこれを放置し、飛車を取った。結果、飛車金交換だが、桂馬を取られると後手はまずい(▲7五桂が厳しい)のでこれを逃げなければならない。手番は先手。そして先手のと金は相手の玉に近い。ということで、これは急に「先手良し」になった。
森王位は「△2七歩成は短気を起こした」と局後に反省した。飛車を取らずに△2三同金と指すべきだというのだ。すると、△2三同金以下、5二歩、6一金、4四角、2七歩成、6二角成、同金、5一歩成、3六飛(下図)という展開になりそう。
△5一同銀 ▲同と △同金 ▲5三銀 △2九飛成 ▲4四銀不成 △同歩
▲2二飛 △5二銀 ▲5三銀 △8六桂 ▲8七玉 △6九角成
こうなったらもう谷川浩司は逃さない。
▲8六玉 △6八馬 ▲5二飛成 △同金 ▲8三銀 △同玉 ▲6一角 まで115手で先手谷川の勝ち
「桂馬が入れば後手玉は詰み」とわかっていた谷川は、相手の手に乗って▲8六玉と桂馬を取る。
投了図
谷川浩司「本局、私は序盤で時間を使ったわりには作戦がうまくいかなかった。ただ、もとが苦しいと思っているから、かえって伸び伸びと指すことができた。逆に森王位のほうは、序盤がうまくいきすぎたためだと思うが、中盤でややチグハグな指し口が見られた。」
本局を勝って「2-1」とした後、2連勝して、谷川浩司は「王位」に返り咲きました。これが1989年(平成元年)の夏の事。
この年の秋、島朗初代竜王が誕生します。“チャイルドブランド”の兄貴分、島朗(しまあきら)です。(ヨーロッパではベルリンの壁が崩壊。)
そして翌年は、“チャイルドブランド”の中心、羽生善治がついにその竜王戦の大舞台に登場します。
ところで、この戦法「後手5五歩位取りvs先手横歩取り」は、これまで検討してきたように、横歩を取らせても後手がけっこう面白く指せます。一般には「横歩を取って先手良し」がイメージですが、実はそうでもなく、“平野流(真部流)”で互角に戦える、というのが正しいところです。
この「谷川‐森戦」を見ても、谷川さんレベルでも「時間を使ったのに先手失敗」になったと言っています。けっこう先手の方が苦労する将棋になるのです。
ところが、この戦型、今はプロではほとんど現れません。それは、「先手が横歩を取らない」という選択肢があるからです。「ゴキゲン中飛車」と比較すると、「先手に飛車先の歩を切らせて、後手(中飛車側)は3二金を上がる」という形は、後手側が相当に損をしていると感じると思います。
もともとこの戦型は「居飛車の5五歩位取り」から出発した戦型なので、それで「3二金」と上がるのは当然のこととしてきたのですが、振り飛車の感覚からすれば、早々に「3二金」と形を決めるのはつまらないことでしょう。
ということで、実はこの戦型、居飛車の立場からすると、「横歩を取らない」のが最善手段ではないかと思われます。実際、プロの実戦でも(昔もそうですが最近でも)、「横歩を取らない」ことの方が多いのです。(おもしろいことに、アマ同士の対局ではほとんど横歩を取ってくるのです。プロがこの戦型で「横歩は取らない方がいいよ」と宣伝していないからだと思う。)
次回はその、「横歩をとらない現代バージョン」の実戦例を見ていきます。
・森けい二の中飛車関連記事
『森vs谷川 1988王位戦の横歩取り』
『平野流(真部流)』
『2012.12.2記事補足(加藤‐真部戦の解説)』
『森内新手、5八金右』
『谷川vs森 ふたたびの横歩取り 1989王位戦』
『横歩を取らない男、羽生善治 1』
『横歩を取らない男、羽生善治 2』
『戦術は伝播する 「5筋位取り」のプチ・ブーム』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます