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羽生結弦選手・7月19日午後5時 プロアスリート「決意表明」記者会見 インタビュー詳細&生中継動画 JOC緊急特別企画インタビュー一覧

2022-07-26 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

7月26日  7月19日の「決意表明」記者会見の完全動画を以下に追加します

写真撮影も終わった後の、あまり報道されていなかった、羽生選手の最後のあいさつの全文を ここに書き出します。

「改めまして本当に、えー、応援していただき、本当に、ありがとうございます!「ました」ではなくて、「ます」にさせてください。これからも応援していただけるように、ただ演技を楽しむだけじゃなくて、応援していただけるように これからも闘い続けます!そしてこれからも、あのー… これからも 羽生結弦らしく、全力でスケートをやっていきますし、全力で努力を続け、全力で『結果を』求めていきたいなって思っています。どうかこれからも応援してやってください。本当にあの…ああ、(笑)本当に長い時間、こんな自分の会見に参加していただき、そして、見ていただき、撮っていただき、注目していただき、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」

 

7月21日:JOC公式ツイッター「チームジャパン」での羽生選手の緊急企画インタビュー内容と動画リンクを追加しました!

TEAM JAPAN: 羽生結弦 選手に聞きました「これからの決意を漢字一文字で表すなら?」動画はここをクリック! https://t.co/PJpXDKZEPy」 / Twitter

「『羽』です。 まあ、なかなか自分の名前の漢字を使うことは、ちょっと恥ずかしいですけれども。でも、ここから、やっと羽ばたけるんだっていう風に思っていて。たとえば、今までが…なんか小さいころから芋虫でそれからさなぎになって、なかなかうまく…飛び立つまでっていうのは、さなぎから 羽化してからってすごく大変なんですよ。やっぱ、乾燥するまでもすごい…たぶん、風が痛いだろうし、生乾きでなかなか羽ばたけないだろうし  でもやっと(自分は)今、羽ばたくっていう動作ができる頃になったかなって思っているんですね。ここからしっかりとその羽を広げて、しっかりと飛び立てるようにしたいなっていう意味を込めて、『羽』っていう漢字にしたいかなって思いました!」

 

羽生選手から、応援して下さった皆様への、メッセージです!(クリックどうぞ)

 

歴代スケート連盟の中でも、本当に羽生選手を支えて下さった方々には、本当に感謝です!

 

本日、2022年7月21日に.羽生選手は選手登録の取り消し願いを出して、日本スケート連盟から離れました。

これからは、会見で語っていた通りに、自分の心を大切にして下さった方々を、特に大切に、そして自分の心を何よりも大切に、羽生選手はますます頑張る意欲に溢れています!

 

※ 7月19日、羽生選手は、プロアスリートとしての活動開始を表明いたしましたが、引退という意識ではなく、今後は、「自分の心」を何よりも大切にしながら、4回転アクセルを始め、さらなる「理想の羽生結弦のスケート」を追求して見せていくことを表明いたしました。

 

インタビュー詳細(動画)は 以下の動画でどうぞ

 

テレビでは カットされてしまった発言にこそ、さらに 大事なものがたくさんありましたので ぜひ 全部をご覧下さい!!

 

報道各社の皆様におかれましては、羽生結弦のインタビューを全文掲載等、真摯に受け止めてくださいまして、本当にどうもありがとうございます!!

以下、各社の記事のご紹介です。

【羽生結弦 会見】「寂しさは全然ない。これからも期待してやってください」…一問一答その1 : スポーツ報知 (hochi.news) 

【羽生結弦 会見】五輪は「自分が生きているっていう証し」…一問一答その2 : スポーツ報知 (hochi.news)

【羽生結弦 会見】「これからも常に夢に向かって、目標に向かって努力していきたい」…一問一答その3 : スポーツ報知 (hochi.news)

【羽生結弦 会見】「自分の中ではスケート=生きてるみたいなイメージ」…一問一答その4 : スポーツ報知 (hochi.news)

【羽生結弦 会見】「大好きだった時代の、理想のフィギュアスケートをさらに追い求めたい」…一問一答その5 : スポーツ報知 (hochi.news)

 

(まだ多数続きます))

 

羽生結弦 プロ転向の考え表明 【会見詳細】 | NHK | フィギュアスケート

 

羽生結弦の思い フィギュアスケートを全うできることが本当に幸せ さみしさは全然ない - フィギュア : 日刊スポーツ (nikkansports.com) (全文?!)

 

【羽生結弦、語る 会見(1)】プロ転向「羽生結弦の理想を追い求めながら、頑張っていきます」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

【羽生結弦、語る 会見(2)】五輪とは「自分が生きている証」「皆さんと共に歩み続けた、頑張った証」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

【羽生結弦、語る 会見(3)】競技会に別れ「獲るべきものは獲れた」「よりアスリートらしく」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

【羽生結弦、語る 会見(4)】プロとしての今後の構想「いろいろ進めようとしていることはあります」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

【羽生結弦、語る 会見(5)】プロ転向「ここからがスタート」「どれだけ頑張っていけるかが大事」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

【羽生結弦、語る 会見(6)】尽きぬ探求心「理想の形のフィギュアスケートをさらに追い求めたい」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

【羽生結弦、語る 会見(7)】「羽生結弦という存在は常に重荷」も「羽生結弦として生きていきたい」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

【羽生結弦、語る 会見(8)】「引退でも何でもない」「これからもどうか、応援してやってください」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

 

 

 

 

 

 

ロイターLIVE (reuters.com)

 

フィギュア 羽生結弦選手 「決意表明」記者会見 生中継【ロイター通信】 - 2022/7/19(火) 17:00開始 - ニコニコ生放送 (nicovideo.jp)

 

羽生結弦選手「決意表明」会見|7月19日(火) 17時すぎ - YouTube

 

< 羽生選手の会見内容 >

こんにちは。このたびはこのような場に皆さん集まってくださって、見てくださって、本当にありがとうございます。最初にもう1つだけ感謝を述べさせていただきます。先の一部報道であった通り、いろんなことを言われてしまいましたが、そんな中でも自分のこと、ここまで応援してくださっているファンの方々を含め、自分が決意を表明することをメディアで発信してくださった方々に、深く深く、お礼を伝えさせてください。本当にありがとうございました。

これまでたくさんの応援のおかげで、ここまでこれました。そして、ここにいてくださっているメディアの方々やカメラマンの方々を含めて、たくさん応援をいただきました。そういった皆さんの応援の力の中で「羽生結弦」としてフィギュアスケートをまっとうできることが、本当に幸せです。

まだまだ未熟な自分ですけど、プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意いたしました。本当に緊張しています。こんなしがない自分なんで、言葉遣いが悪かったり、かんだりしても、許してください。プロのアスリートとして、競技者として、他のスケーターとくらべられ続けることはなくなりました。ただ、これからは自分のことを認めつつ、自分の弱さと、過去の自分とも戦い続けながら滑っていきます。

4回転半ジャンプにも、より一層取り組んで、皆さんの前で成功させることを強く考えながら、これからも頑張っていきます。闘い続ける姿を応援してくれたらうれしいです。

1人の人間として、自分のことを大切にしたり、守っていくという選択も大切にしていきたい。僕がこれまで努力してきたこととか、そういったことが応援してくださる方々に評価していただいたり、見ていただいたり、そこで何かを感じてもらったり、そんなことが僕は本当に幸せです。その幸せも、大切にしていきたいと、今思っています。

いろんな選択をしていく中で「失望した」とか「もう見たくない」とか思われてしまうと悲しいですけど、それでも「自分のスケートが見たいな」とか「見る価値があるな」って思ってもらえるように、これからも、もっともっと頑張っていきますので、どうか応援していただけたらうれしいです。

そして、これまで応援してくださったたくさんの方々、今回の会見でも「頑張れ」「緊張しているだろうけど、応援してるよ」とコメントを寄せてもらっていて、僕はいつも救われています。本当にありがとうございました。

最後になりますが、「羽生結弦」として、いち人間としてここまで育ててくださった幼稚園、小学校、中学校、高校、大学のいろんな先生方、そしてフィギュアスケートを教えてくださった先生方、たくさんの先生方、本当にありがとうございました。

また、自分のことを大切にしてくれた人たち、本当に本当に、ありがとうございました。自分の口から決意を言いたいと思っていたので、事前に大切な人たちに言うことはできなかったですけど、それでも何も言わずに自分のことを大切にしてくれて、僕もそういう方々が本当に大切だと思ったし、またこれからも大切にしていきたいなと思います。

本当に僕なんかのことを大切にしてくださり、ありがとう。これからもよりいっそう、頑張っていきます。

(フィギュアスケートの演技を)生で見たことがない人も含めて「見てよかった」と、「絶対見る価値があるな」と思ってもらえるように、これからも頑張っていきます。そして4回転半ジャンプも含めて、挑戦を続けて、さらに高いステージに行けるように頑張っていきます。

これからは、プロのアスリートとして、そしてスポーツであるフィギュアスケートを大切にしながら、加えて、「羽生結弦」の理想を追い求めながら頑張っていきます。どうかこれからも戦い抜く姿を応援してください。自分の口から考えてきたことだけだと話せないことがいっぱいあるので、どうか、質問いっぱいください。

 

(質問受付開始)

「寂しさは全然ないです。今回、案内文を考えていた時に「今後の活動に関して」とか書いていただいたんですけど、自分の中でそうじゃないなと。もっと決意に満ちあふれて、もっと希望に満ちあふれたものだと思っていたので、自分としては「これからも期待してやってください」と、胸を張って言える気持ちでいます。

寂しさは特にないですし、これからもっと頑張っていきたいですし、試合っていう限られた場所だけではなくて、いろんな方法でスケートを見ていただく機会があると思いますし、作っていけたらと思っていますので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思っています。

(五輪について)

オリンピックはもちろん、2連覇できた場所で今の自分の立場や発言の場所を作ってくれている大切なものたちだなと思っています。北京五輪で挑戦が成功したわけではないんですけど、夢を追いかけ続けたりとか、頑張り続けた、ある意味、それを証明できた場所でもありました。そういう中で、皆さんがその姿を見てくださり「かっこいいな」とか「応援したい」と思ってくれる。また、ほんの1歩でも進もうと思ってもらったことが、何よりもうれしいです。

オリンピックを1つずつ意味付けすると、長くなってしまうが、自分が生きているという証しというか、そして皆さんとともに歩み続けた、頑張った証しでもあるし、これから頑張っていく土台でもあります。

 

これから競技会に出るつもりはないです。やってきた中で、競技会の結果というものに対し、取るべきものは取れたと思っていますし、そこに対する評価を求めなくなってしまったのかなという気持ちがあります。それが、ここまでに至った経緯です。

揺れ動いたりとかはもちろんあったんですけど。そもそも、平昌五輪の時に引退しようと思っていて。「引退」という言葉はあんまり好きではないが、僕が16、17歳の時のインタビューで「2連覇した時にどうするんですか?」と聞かれて、「ここからがスタートです」と心から言える時があったんですけど、今はそういう気持ちです。

自分の中では、平昌オリンピックからプロのスケーターとしてスタートするんだと思っていたんですけど、4回転半だったりとか、4大陸選手権を含めて金をとれていない大会が何個かあったので、それを取りたいと思ってやっていました。結果、4回転半を跳びたいという思いからそれが北京まで続いたんですけど、「別に競技会で降りなくてもいいじゃん」と思ってしまっている。努力している方向や、自分が理想としているフィギュアスケートというのは競技会じゃなくてできる。むしろ競技会じゃないところの方が、皆さんに見せられるのではないかという思いで決断しました。これからも4回転半を含めて、アスリートとして頑張っていきたいと思います。

(影響力のある存在だと思うが)

そういう実感はあんまりないのでわからないが、今この場所にいる羽生結弦としては、客観視すれば、たくさん応援していただいたからここにいれると思っていて。何かを持っているから、僕自身が何かしてきたとか、そういうのじゃない。自分の演技を見ていただいたり、自分の発言をしたり、聞いたりする場所があることによって、特別応援していただける。

本当に運のいい人間なんだなと思っていて、それが僕自身ももっと頑張らなければいけないとか、よりいろんなことを考えたりとか、どんなことを考えればいいかとか、そういうことを考えるきっかけになった。そうやって応援してもらっているからこそ、僕はここで発信できるんだと思いますし、そのうえで僕自身も期待に応えられるように、期待を超えていけるように、頑張ってこれた。

僕はアスリートでしかないと思っていて、芸能人でもアイドルでもないですし、「アスリートとしてかっこいい」「アスリートとしていろんな夢を見せてくれるな」と思ってもらえるように、これからも努力していこうと思います。

 

常に挑戦し続けることは続けていきたい。僕の中では線引きがあいまいで、僕がプロになりましたと言ったらプロなのか、そういう世界なのでそうかもしれないですけど、僕は気持ちとしてはそんなに大きく変わらない。とにかく、これからも夢や目標に向かって努力をしていきたいですし、より行動や発言に責任をもって、アスリートとして、これからの自分の活動をまっとうしていきたい。もちろん4回転半ジャンプも成功させて、皆さんと共有したり、皆さんの前で成功できればいいなと強く思っています。

 

(今後について)

具体的にいろいろ進めようとしていることはあります。まだまだ、自分の頭の中の構成を伝えただけなので、実際実現できるかどうかもわからないし、具体的に言うのは、はばかられてしまうが、今まで競技者としてやってきた時には、試合前の露出や演技が限られてきましたけど、今の時代に合ったスケートの見せ方がある。

ファンの方々であったり、見たことのない方々も含めて、これだったら見たいと思われるショーだったり、応援してくださる方々が納得のいく演技だったり、そういうものを続けていきたいと、ざっくりとしか言えないが、思っている。期間がいつとか、具体的に伝えるのは難しんですけど、期待してほしいと思っています。

 

競技者として、ここで終了というか、ここからプロになりたいと思うことは多々ありました。いろんな場面でありました。もちろん、先ほど言ったように平昌オリンピックが終わった時にも思いました。新たなスタートとして次のステージに向かいたいと。

不思議ですよね、現役がアマチュアしかないというのは。実際、高校野球の選手が野球を頑張って甲子園で優勝し、プロになったとしても、「引退」ではない。むしろそこからがスタートで、これからどれだけ頑張っていけるかというのが大事だと思っているので。そういう意味では僕も新たなスタートを切った。

いつプロに転向しようかという話では、毎試合毎試合思っていました。平昌が終わって、試合が終わるごとにいろいろ考えて、本当にいろいろなことを考えて、「努力している方向を間違えてるのかな」とか「頑張れてないのかな」とか、いろんなことを考えて競技をしてきました。足首を治す期間として、痛くて滑れなかった期間に、いつまでもこのステージにいる必要はないかなと思って、より強くなりたい、よりうまくなりたいと思って決断しました。

先日、「ファンタジー・オン・アイス」があった。アマチュアスケーターとして対外的に最後だったんですけど、その時にもまた改めて、より高いステージに立ちたい、より一層努力したことが皆さんに伝わるステージにしていきたいと思いました。

アスリートだから。現状に満足したことはないですし、とにかくうまくなりたいと思った。たとえば、ジャンプ。フィギュアに求められている音楽的表現であっても、うまくなることが楽しみというか、それがあったから、今、ずっとスケートやっていると思っています。

スケートは「生きている」みたいなイメージ。生きる中でどうしてもうまくいかなかったり、そこに対して何か言われたり、喜んでもらったりいろいろありますし、逆に停滞したり。そういったものがすごくスケートの中で感じられる。それこそが自分にとってのフィギュアスケート。記録を打ち立てたとか、最高得点を出せた、難しいジャンプが跳べたとか、そういう意味じゃなくて、普通に生きている中でもっと難しいことをやりたい。ちっさいころなら、もっとほめられたいとか、そんなイメージで頑張ってこれた。

(競技会について)

競技会の緊張感が恋しくなることは絶対にないと言い切れます。考えている今後の活動の話をした中で、緊張感を味わってもらったりできることを、考えている。競技会を作ったり、大会を作ったりとかは考えていないんですけど、皆さんが好きな、応援したくなる羽生結弦って、やっぱり挑戦し続ける姿や、緊張感の中での演技だと思っている。またそれを感じてもらえるような、毎回緊張できるような、全力でやっているからこその緊張感を味わってもらえるようなスケートをするので、それ(恋しくなることは)はないかな。

もっと緊張させてしまうかもしれないし、僕自身も、もっともっと緊張してしまうかもしれないし。それぐらい、1つ1つの演技に自分の体力と神経をそそぐ。ある意味では死力を尽くしたいと思っています。

(自分が目指すものについて)

僕がフィギュアスケートを始めて、憧れを持った時は、4回転ジャンプが2本入ってたらすごいことだった。今みたいに、4回転が何種類も跳べる時代ではないですし、2本トリプルアクセルがあった、そういう時代でした。

僕が好きだったフィギュアスケートって、僕が憧れた時代のフィギュアスケートなんです。なので、あの時代、4回転を3本跳んだら優勝かと言われたらそんなことなくて。トリプルアクセルをいっぱい跳んだら勝てるのかと言ったら、そんなこともない。もっともっと心から何かを感じられるような、「見たい」と思ってもらえるような演技をしたい。そういう演技をやってこれたのか? と言われたら評価しきれないんですけど、これから僕自身がそういう演技をもっとしたいと思っています。ルールの変更も毎年ちょっとずつ、あると思うんですけど、僕は僕の、僕が大好きだった時代の、追い求めてきた時代の、僕の理想のフィギュアスケートを、追い求めていきたい。

 

平昌オリンピックで連覇した時点で、競技を終えてプロとして、さらにうまくなっていきたいなと思っていた時期があったという話をしたんですけど、あのままの自分だったら今の努力の仕方や、どうやったらうまくなるとか、そういうことを感じられずに終わってしまった。本当の意味で終わってしまったんじゃないかと思いました。

僕自身は23歳で平昌を終えて、今の今まで、ジャンプの技術も含めてかなり成長できたと思う。どういう努力をしたら、どういう工夫をしていけばいいかわかったからこそ、今がある。そういう意味で、今が一番うまいと思います。

30(歳)になろうとも、40(歳)までスケートやってるかは、わからないですけど、今までできないことが、なくなるんじゃないかとワクワクしています。そういう意味では北京五輪まで、これ以上できないというくらい努力してこれて、よかった。改めて頑張り方や努力の仕方を、さらに試行錯誤して、うまくなっていけたらと思います。

 

(大変だったことは?)

常に僕にとって、僕というとわからなくなってしまうんですけど、僕にとって「羽生結弦」という存在は常に重荷です。本当に重たいです。会見でお話しさせてもらう時や決意表明をしてくださいと言われた時とかも、ものすごく緊張して、今まで考えてきたことがすべて吹っ飛んでしまうくらい、手足も真っ青になってしまうくらい緊張してしまいました。

そういう意味で、完璧でいたいと強く願いますし、これからも完璧でいたいと思ってしまうので、これからもまた「重いな」っていろんなプレッシャーを感じながら過ごすことになってしまうと思うんですけど、そういう中で、こういう姿を見て応援してくれる人がいますし、自分の心が崩れてしまった時とか、努力が報われない時とか、北京のように幸せって心の中から言えないとか、いろんなことを言ってしまいましたけど、そういった自分がいることもわかってもらったり、そういう自分を応援してくれる人がいることがうれしい。

いつもいつも「羽生結弦」って重たいって思っていますけど、恥じないように生きてきたつもりですし、これからも生きていく中で「羽生結弦」として生きていきたいと思います。ただ、自分の心をないがしろにすることはしたくない。これまで演技をしていくにあたって、心が空っぽになることもありましたし、わけもなく涙が流れてきたりとか、ご飯が(のどを)通らなかったりとか、いわれもないことも言われたり、そんなにたたかなくていいじゃんって思うようなこととか、いろんなことがありました。

誰を信頼していいのかわからなくなった時も、もちろんありました。でも、それは皆さんが思っていることだろうし、大なり小なり、皆さんがつらいと思っています。僕自身が生きていく中で心を大切にしていいんじゃないか、自分の心が空っぽになってしまう前に、自分のことを大切にしてくれた人たちのように、自分自身も大切にしていかないといけないと今は思っています。

皆さんも、自分を応援することで、いろんなことを感じていただけたり、「生活の一部」や「生きがい」と言ってくれた。これからも、なっていくつもりです。そういった中でも、心を大切にするきっかけであったらと思います。

(4回転半については)

実際、4回転半に関しては北京五輪で経験ができたと思ったし、あの時は痛み止めの注射を打っていたからこそ、何も怖くなかったというのがあって全力を出し切って挑めたんですけど。今現在、右足首の回復を待ったりとか、あの時は本当に4回転半のためにずっと努力していたといっても過言ではないので、その時よりは下手くそになっているかもしれませんが、今現在も練習しています。

北京五輪の前後で知見を得られたからこそ、現段階でも、もっとこうやればいいという手ごたえもありますし、ここ最近アイスショーに出させてもらう中で、「こういう視点があったんだな」っていう発見が毎日あって、そういった意味で、これからうまくなっていけるという期待と、ワクワク感がある。実際には下手くそになっているかもしれませんが、北京五輪の時は伸びしろないのかなと思っていたんですけど、今は伸びしろがいっぱいあります。期待しておいてください。

(ファンについて)

ひと言でいうのは難しんですけど、応援してくれる方がいるから、今ここで話していて、これまでスケートをできて、これからも、突き詰めていこうと思っています。正直、自分が特別な存在とか、力があるとは全く思っていなくて。人一倍みなさんに応援してもらえるからこそ、力があったりとか、応援の力があるからうまくなっているだけなんだと、すごく思っています。

たとえば、10人ぐらいにしか応援されてなかったりとかしてたら、きっとその10人の気持ちを受け取るのでいっぱいいっぱいになってしまって、こんなにスケートだけに没頭できる日々はなかった。そんな中で期待してくださって、期待にこたえた時に、より多くの人が期待してくださって、そんな循環が大切だったし、そんな循環を、これからもさらに続けていきたいですし、また皆さんの期待に応えられるような演技を続けていきたいと思う。

正直、今の気持ちは「どうかこれからも、期待してやってください」というのと「どうかこれからも、見てやってください」というのが本音です。

ここで、「ありがとうございました」じゃないっていうのは、正直自分が思っていて。ここで終わらないので、引退でもなんでもないので、ここからさらにうまくなるし、さらに見る価値があるなと思われる演技をするために努力するので、応援してください。

(今後の最優先事項を3つあげるとすると?)

成功させられる努力をまずすること。それが自分にとって一番上の優先事項ですかね。それは4回転半も含めて、成功させたいし、目標としている演技たちだったりとか、あえて「演技たち」っていう言い方をしちゃったんですけど、いろんな演技をしていくにあたって、過去の自分よりうまくなったと言ってもらえるような、理想としている演技をできるように努力していきたい。それが自分にとって第一優先です。

そして、プロになったからとか、そういうのではないんですけど、人間として美しくありたいと思っています。言葉で全部表現するのは難しいんですけど、たとえ明日の自分が今の自分を見たとしても、「昨日の自分、頑張ったな」って思ってもらえるように、自分を常に大切にしていきたいと思いますし、一生胸を張って生きられる生き方をしていきたいと思っています。

そして3つ目は、勉強を怠らない。常に勉強し続けるということを挙げたい。もちろんスポーツとしてのフィギュアスケートの競技からは抜けて、違う新たなステージに、1歩高いところに上がっていくと位置づけているんですけど、これからもずっとずっと勉強していきたいと思っています。

いろんなこと。ダンスをうまくなりたいとか、氷上でうまく使えないかと思って学んでいたりとか。あとは力学のことだったりとか、人間工学とか、パフォーマンスがどういうふうに見られるのか。そういったことも含めてどんどん勉強して、もっと深い人間であり続けたいと思っています。

************

 

―プロのアスリートという意味合いと、4回転半への思いとは

 「ありがとうございます。えっとー、正直な話、えー、やっぱアスリート、なんかフィギュアスケートってそんな苦しいところを見せてはいけないっていうふうには自分の中では思ってて。その、演技してるときにめちゃくちゃ頑張ってるんですけど、本当は。で、演技終わった後は、キス&クライとかっていう点数が発表されるところがあったりしてて。で、そこで倒れ込むっていうわけにはいかないんですけど、でも僕ら本当に倒れ込むくらい全力で毎回滑ってます。そういった中でも、なんか、アイスショーってやっぱり華やかな舞台であったりとか、エンターテインメントみたいなイメージがあると思うんですけど、なんかもっともっと僕はアスリートらしくいたいなって。もっともっと難しいことにチャレンジしたりとか、挑戦し続ける姿だったりとか、闘い続ける姿だったりとか、そういったことを皆さんに見ていただきたいなって、期待していただきたいなって思って、えー、今回、この言葉たちを選びました。実際、4回転半に関しては、あの、北京オリンピックで凄く良い体験ができたと思ってますし。実際、あの時はその、痛み止めの注射を打ってしまっているからこそ何も感じなかったからこそ、何も怖くなかったっていうことがあって。なんか本当に全力を出し切って、4回転半に挑むことができたんですけれども、今現在、えー、やっぱり、右足首の回復を待ったりとか、まあ、うーん、あの時は本当に4回転半のためにずっと努力していたと言っても過言ではないので、それと比べたらやっぱり、最近アイスショーがあったりして、4回転半に時間をとる時間がなかったので。あの、あの頃よりはへたくそになっちゃってるかもしれないんですけど、今現在も4回転半の練習を常にやっています。実際に、得た知見があったからこそ、北京オリンピック、そして北京オリンピックの前にもいろんな知見を得られたからこそ、今、今の現段階でも、“あ、もっとこうやればいいんだな”とか、“もっとこうできるんだな”っていう手応えがありますし。また、ここ最近、えー、アイスショーに出させていただいたりとか、そういった中で“こういう視点があったんだな”っていうことも毎日のように発見があって。なんか、そういう意味で、これからさらにうまくなっていけるんだなっていう自分への期待とワクワク感が今ある状態です。実際にはあの頃よりはへたくそになってしまっているかもしれないですけれども、でも、きっと、なんか、北京オリンピックの時はもう伸びしろないのかなって思ったんですけど、今は伸びしろをいっぱい感じてます。期待しててください。ありがとうございます」

 ――ファンはどんな存在だったのか、ファンへのメッセージ。
 「はい、ありがとうございます。えっと、えー、あらためて、ひと言で言うのは難しいんですけれども。やっぱり応援してくださる方がいるから、僕は今ここで話してて、これまでスケートをやってこられて、これからもスケートをさらに突き詰めていこうって思えています。正直、先ほども言ったように、自分が特別な存在とか、自分が特別な力があるとか、そんなことは全く思っていなくて、なんか、人一倍、皆さんに応援していただけるからこそ、力があったりとか、なんか、応援の力があるから、僕はうまくなっているだけなんだなと、凄く思っています。これから、例えば、これがなんか、何だろう、10人くらいにしか応援されていなかったりとかしていたら、きっとその10人の方々の気持ちを受け取るだけでいっぱいっぱいになってしまって、こんなにスケートだけに没頭できる日々はなかったかなと思います。ただ、その中で、皆さんがたくさん期待してくださって、その期待に応えた時に、また、より多くの人が期待をしてくださって、そんな循環が僕は本当に大切だったし、そんな循環をこれからもさらに続けていきたいですし、そうやってまた、皆さんの期待に応えられるような演技を続けていきたいなって思うので。あのー、正直、僕の心の底からの今の気持ちは、どうかこれからも、期待してやってくださいというのと、どうかこれからも、見てやってくださいっていう気持ちが、自分の本音です。なんか、ここでありがとうございましたじゃないっていうのが、正直自分が一番思っていて、全然終わらないので、引退でも何でもないので、ここからさらにうまくなるし、さらに見る価値があるなって思ってもらえる演技をするために努力をしていくので、これからもどうか、応援してやってください。よろしくお願いします。ありがとうございます」

 ――プロアスリートになるに当たり、人生の最優先事項として3つ挙げるとしたら
 「ありがとうございます。3つかあ、難しいな。うおー。3つ…。そうですね、あの、成功させられる努力をまずすること。それが自分にとって一番優先、一番上の優先事項ですかね。それは4回転半も含めて。4回転半も成功させたいし、自分自身が目標としている演技たちだったりとか、まあここであえて演技たちって言っちゃいましたけど、いろんな演技をしていくにあたって、絶対にあの頃よりうまいんだぞって、過去の自分よりうまくなったなと言ってもらえるような、理想とする演技をできるような努力をしていきたい。それが今、一番自分にとっての第一優先のことです。あと2つ、そうですね。えー、うーんと、うわー、難しいな。これはプロになったからとか、そういうのじゃないかもしれないんですけど、人間として美しくありたいって思っています。なんか、言葉で全部表現するのは難しいんですけど、例え明日の自分が自分のことを、今の自分を見たとしても、ちゃんと昨日の自分、頑張ったなと思ってもらえるような自分を常に大切にしていきたいなと思いますし、うーん、なんか、一生胸張って生きられる生き方をしていきたいなと思っています。そして3つめは、うーん、難しいですね。そうですね、うーん、なんかあるかな。あっ、はい、勉強を怠らない、常に勉強し続けることを、3つめに挙げたいなと思います。もちろんスポーツとしてのフィギュアスケートの競技というところからは抜けて、違う新たなステージに、一歩高いところに上がっていくって自分の中では位置付けているんですけれども、これからもずっとずっと勉強していきたいなって思っています。いろんなことを、まあ自分自身、ちょっと最近ダンス、ダンスがうまくなりたいなとか、氷上でうまく使えないかなと思って学んでいたりとか、あとは力学のことだったりとか、運動学だったりとか、人間工学だったりとか、あとはパフォーマンスのどういうふうに見れるとか、どういうふうに評価するのかとか、そういったことも含めて、これからもどんどん勉強して、もどんどん深い人間になっていきたいな、深いフィギュアスケーターになっていきたいと思うので、常に勉強し続けられる、アップデートし続けられる人間になりたいなと思います。ありがとうございます」

今後も追加していきます!

 

スポンサーのANA公式ツイッターから、羽生選手のご挨拶です!(英語版ですが羽生選手の言葉は日本語です)(クリックどうぞ)

 

今後も変わらず、羽生選手を支援してくださるANAには、心から感謝です…!!

 

羽生選手の原点、プルシェンコさんからも祝福のメッセージが!こちら公式インスタグラムより

「今日 私の親友で卓越したスケーターで、フィギュアスケートの歴史上、最大のスターである ユヅル・ハニューが、引退を表明したと知った。 私は彼が今まで、フィギュアスケートに対して成し遂げてきたこと全てに感謝する。彼の今後のプロとしてのキャリアが最高のものとなり、彼がショーで見せるもので世界中の人々を幸せにできることを願っている。私の友、ユヅルさんの未来に幸せあれ!」

 

 

チームジャパン公式ツイッターから、羽生選手への緊急企画インタビュー!

1: 「フィギュアスケートを頑張る子供たちに伝えたいことは何ですか?」羽生選手の映像はこちらをどうぞクリック!

2: 「Team Japan の後輩に伝えたいことは何ですか?」 羽生選手の答えの映像はこちらをクリック!

3: 「フィギュアスケートを始めたころの4歳の自分へのメッセージは?」 羽生選手の答えの映像はこちらをクリック!

 

 「4歳の自分は、そんなに…なんか、フィギュアスケートって 何が楽しいのかよく分かってなかったと思います。

ほんとに姉についていくだけが、楽しい日々だったと思いますけど、それからだんだん、人に見てもらうことの楽しさだったり、

人に演技を…やっぱり届けることの楽しさだったり、みんなが自分のことを注目してくれたり、そんな楽しさがあったと思います。」

 

「これから、また一歩大きく踏み出して やっと やっと たぶん 本当に 憧れていた世界に 

 足を踏み入れられると思うので これからまた、頑張っていきます!」

 

(しかし、JOCには昨年の夏の時点で、羽生選手サイドは、羽生選手への名誉毀損と侮辱と虚偽流布を繰り返していたツイッター主@akiragiminasokoを報告していたのに、関係者はそれが誰なのかを知っていながら、何の対処もしないどころか、かえってそんなことをやってきた人間の衣装を、羽生選手に押し付けて強要させて欠場までさせた人間が内部にいたということですよね。残念なことです。)

 



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