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24時間テレビ2018年・優しさと希望に満ちた羽生選手の白鳥「ノッテ・ステラータ」演技と福島の人々&石ノ森章太郎物語

2018-08-28 | 歴代24時間テレビでの羽生選手のアイスショー演技・被災地訪問他

 8月28日: 一部情報と感想を追加しました。

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24時間テレビ41(2018年)で、羽生選手が、地元のリンク「アイスリンク仙台」で、

平昌五輪のエキシビションでも演技して下さった「ノッテ・ステラータ(イタリア語で満天の星空の意味)」の白鳥を、再び演技して下さいました!

 

24時間テレビ内で放送された羽生選手の「ノッテ・ステラータ」その1

続きその2  続きその3

 

ニュース「every」27日分で流された、24時間テレビ(25日放送)とは別アングルの羽生選手の演技「Notte Stellata」

同じく、27日放送の別アングルの「Notte Stellata」その1  その続きその2はこちら

ニュース内で流された演技前の羽生選手のその他の様子 その1 その2 その3

仙台の子供たちから、演技終了後にプーさんのぬいぐるみと色紙をプレゼントされる羽生選手

 

(※ 27日追記: 「息抜く力は生き抜く力」とか、その隣の「しっかり休め!」などの裁縫教室の部屋に並んだ言葉の数々がいいですね。でも、それだけの困難な日々だったことを物語っているとも思います…

羽生選手の演技は本当に素晴らしいし、多くの人の励みになっていて、本当に嬉しいです。でも、この天災がをきっかけとした人災により、故郷を失った人々がいて、土地を去らざるを得なかった人々が大勢いて、ガイガーカウンターが沢山設置されている現状というのは、やはり目を逸らしてはいけない現実と思います。なぜこうなったのか、どうすれば良かったのか、どれほど多くの人の人生を狂わせ、多くの家族を壊し、多くの人に悲しみをもたらしたのか。

今後日本はどうしたらよいのか… なかったことにするのではなく、未来の子供たちに無責任に背負わせるのでもなく、みんなが本気できちんと考えていける日本であってほしいですね…!

また、大地震でも津波でも原発事故でも、故郷だろうが何だろうが、その大災害の起きた土地で、逃げたくても逃げられない立場や状況の人々、土地を去りたくない人々が必ずいる一方で、「必ず逃げなければならない立場、逃げなければならない人々」というのも、必ず大勢いるわけで、その人々が罪悪感を感じるようではむしろいけないとも思いますし、そこはむしろ、どんな災害であっても、むしろ逃げて下さるほうが多くの人のためになることも多々あるのだから、極限の状況で、命を守ることを迷わないでほしいとも思います。

全国からこの番組を観ていて、仙台や福島、その他報道されなくても本当は大被害があった土地の人々、そういった全ての「ふるさと」を断腸の想いで離れて何年も経ち、新しい土地で新しい生活・人生を始められた方々の上にも、神様からの癒しと平安と、多くの祝福と今後の人生の守りとがありますように…!!主イエス=キリストの御名によって祈ります。アーメン。)

 

この演技は7月初めに撮影されていると思われますので、

あの「春よ、来い」で、羽生選手はものすごく素晴らしい演技をして下さった日々の直後ですし、

「白鳥」も、今まで以上に素晴らしい演技が観られるのではないかな、と思っていましたけど、

その通りでした!(笑)

今までの演技の中でも、トップレベルに良かったですね…!!

 

特に、今までの演技と明らかに違うと感じられたのは、

やはり悲しみが演技から全く感じられなくなった点。

良かったですし、だからこそ、とても素晴らしかったと思いました…!

 

希望がより強くなったとも感じましたし、

何より、演技が本当に優しさと柔らかさに満ちていて、とてもとてもとても美しかったですし、演技に深みを感じました…!!

心がこもった演技。

それが本当に良く伝わり、本当に素晴らしかったと思います…!!

 

羽生選手得意のハイドロブレ―ディングも、本当に美しかったですね…!!

演技が終わった後の羽生選手と、楢葉町の方々から感想を聞いて会話を交わした後の羽生選手が、本当に幸せそうな表情でしたので、本当に良かったです♪

 

福島の楢葉町の皆さんも、演技を見ながら涙されていました。

リーダーの女性が、最後に語った言葉も、重かったですね…

「6年間の避難生活」を思い出して涙ながらに語られていましたけど、「避難生活6年間」は、本当に本当に重いです。

でも、最後に、「大丈夫」だと語られ、羽生選手の演技から、強い希望を受け取られたことがよくわかって、本当に良かったと思いました…!

羽生選手自身も、「スケートをやっていて、本当に良かったなと思います」と語っていましたけど、羽生選手、本当に良かったですね…!(笑)

 

楢葉町の新キャラクター「ゆず太郎」は、なかなか可愛かったですけど、ビックリでしたね。(笑)

 

仙台の子供たちの演技も、皆さん、とても上手でしたし、良かったですね!

あの中から、未来に、「○○選手が子供の時、これに出て、ここに映っていたんだよ…!」なんて言われるような選手たちが、出てくるといいですし、きっと出てくることでしょうね…!

途中でチラッと映った、ひろと君のお母様の顔が、誰よりも輝いていたように見えました!(笑)

 

最後、ガーベラの花をみんなでもってきて、(花言葉は希望だそうです)

それを広げると、あっという間に、「巨大な赤いハートマーク」に変わる演出もとても素敵でしたし、とても良かったと思いました…!!

 

その後に放送された、「ヒーローを作った男・ 石ノ森章太郎物語」も、想像以上に長く、かなり本格的なドラマでしたけど、

すごく良かったと思いました…!!

 

お姉さんのあの亡くなり方は、本当に辛いですね… 

石ノ森さんの作品は数多いといえども、人間としての「愛」がテーマになっていることがとても多かったし、だからこそ男女を問わず人気が高かったのだろうと思うのですが、やはりそういう強烈な悲しみの経験があり、背景があるのだなと…思いました。

キャラクターにも、絵にも、優しさや温かみ、ユーモアがあるのですよね。

テレビでは語られませんでしたけれども、世界一周旅行に行った後、石ノ森さんは聖書を読み、そして、「聖書を参考にして サイボーグ009という作品を作った」と、生前にインタビューでも語られていたのは、知っている人たちは良く知っていることだろうと思います。

真理を本気で追究し、同時にエンターテインメント性を含め、社会問題も織り込み、重厚な作品を作っていったからこそ、いつまでも色あせない、本当に価値のある作品になったのです。

また、これもテレビドラマでは語られませんでしたけれども、サイボーグ009が「9人」になったのは、「野球チームが9人」であることをヒントに採用した、というのも有名な話です。

 

仮面ライダーやキカイダーなどは、テレビの特撮では「ただカッコイイ系」に男の子たちには見えるかもしれませんが、石ノ森さんの原作の漫画は、むしろ全く子供向けに見えない、非常に重い設定になっていて、主人公たちがかなり暗いところから出発していき、絶えず心の問題がテーマになっている、むしろ大人じゃないと理解できないような印象のマンガになっています。

(原作者がご存命の間はとにかく、お亡くなりになられた後も人気作品は続くことがありますが、作者が込めていた想いや、本来のテーマからかなりずれたようなものが造られやすくなっていくのは仕方がないのでしょうけど、出来るだけ原作者の本来の想いに忠実であってほしいものです。)

昔はヒーローに憧れていたけど、大人になって気が付いたら、いつの間にかショッカー(=仮面ライダーに出てくる悪の側の軍勢)になっていた! なんていう大人ではありたくないものです。 

(ドラマの中の ショッカー役が、唐沢さんだったというのが凄いですね。なかなか印象的なショッカーでしたが。(笑))

ゴレンジャーも、出てきましたね…!(笑)

 

天才と呼ばれる人たちの特徴に、子供の頃に抱いた想いや情熱、ピュアさを、大人になっても高いレベルで保ち続けて実行し続けることができる点があると思うのですけど、石ノ森さんもそうですけど、羽生選手もそうですよね。

 

石ノ森さんが、世界旅行から帰ってきてから描いた「サイボーグ009」は、一度最終回を迎えて終えられたのですけど、読者の強い要望でまた復活して続けられた、という経緯をもちます。

だけど、その、「当初の石ノ森さんの予定通りの最終回」となっている、「地下帝国ヨミ篇」という話(=一番の名作と呼ばれている)の、本当のラストシーンは、とても印象的で有名なのですが、このドラマを見た後だと、その意味や理由がとてもよくわかると思いました。

ラストに突然出てくるあの女の子は、やはり石ノ森さんのお姉さんだったんだな… と改めて確信した私です。その隣に描かれた無邪気な弟さんは、石ノ森さんご本人だったのかしら…?

あれを20代前半で描いたのですから、本当に天才ですね。

…考えてみたら、石ノ森さんが、今の羽生選手と、ちょうど同じぐらいの年の時の作品でしたね!!

 

CS含めて、いくつもの羽生選手の演技が放送されましたけど、

長野のアイスショー2018の演技・インタビューも良かったですし、長野五輪の1998年を思い出しましたけど、今日の24時間テレビの白鳥もとても素晴らしかったですし、24時間テレビの「石ノ森章太郎物語」を見ながら、

本当に色々なことを思い出させられ、考えさせられた1日でした…!

 

 沢山の人々の、希望につながっていきますように…!!

主イエス=キリストの御名で祈ります。アーメン!

 


2018年の24時間テレビ・羽生選手が出演する「スペシャル・アイスショーin 仙台」

2018-08-25 | 歴代24時間テレビでの羽生選手のアイスショー演技・被災地訪問他

 

今年も24時間テレビに、羽生選手が出演します。

五輪2連覇をした今年は、いよいよ、羽生選手の地元・「アイスリンク仙台」で滑ることに!

…考えてみれば、仙台で今まで滑っていなかったのがむしろ不思議なくらいですね。

 

今回は、既に収録済みのようですし、一般公開はありません。

 

福島の楢葉町の方々等をご招待して、のアイスショーは、

アイスリンク仙台の子供たち(の選抜メンバー)が、ディズニーキャラクターと滑るパート(といっても、常にそうであるように、くまのプーさんはミッキーなどとは絶対に共演しないので、今回もプーさんの姿はないだろうと思いますが)と、

羽生選手の演技パートの2部構成らしいですが、

既に番組宣伝映像などから解っているように、羽生選手演技は、「ノッテ・ステラータ」の白鳥となるようです。 

宣伝映像をチラッと見ると、「春よ、来い」で、凄いハイドロを披露してきた影響もあって、

白鳥でも、今まで以上にハイドロがより長く、より見事なものになっている印象がありますが、当日の演技を見て、その辺は色々わかることでしょう…!!

 

さて、こちらが、宮城のテレビ「Oh!バンデス」に出演して羽生選手が番組宣伝をした映像と、インタビュー映像です。

https://www.youtube.com/watch?v=qaQGCmgKxtc&feature=youtu.be

 

「自分がスケートを始めた場所ですし、やはり色んな思い出もここに詰まっているので、そういったことも含めて、心を込めて演技したいなと思います。

自分自身の色んな思い、えーそれこそ、ここで育ってきた思い出とか、震災を受けた場所もここですし、それから、立ち上がって練習し始めた場所もここですし、そういったいろんな思いも込めて滑りますけれども、

えー、それだけじゃなくて、皆さんの思い出とか、記憶とか、そういったものが、何か思い出されるきっかけになっていたら嬉しいなと思います。」

 

ちなみに、「Oh!バンデス」という名は、「おばんです」(お晩です)という言葉から来ているだろうと思いますが、この「おばんです」を知らない地域の方々のために説明すると、要は、「こんばんは!」の挨拶の方言です。

 

でも、このタイトルを聴くと、「ふぇる!ナンデス」とか言ってみたくなるような単純な人は、私以外にどのくらいいるのでしょうか…

 

 

さて、こちらは、ニュースEvery の特集番組。

羽生選手が、福島県楢葉町に行った様子を映してあります。

 

 

詳しくは、おそらく24時間テレビの中で全容が映されることでしょう。

 

25日(土)の夜8時半ごろから、羽生選手の登場となる予定だそうです!

楽しみにしています…!

 

さて、東北・宮城を応援したいと思っている方々には、個人的には、是非ともこの羽生選手のアイスショーを見た後は、その後に放送される予定になっている、

24時間テレビスペシャル 「ヒーローを作った男 ・石ノ森章太郎物語」をも見て頂きたいな~と思います。 (って、私もまだ見ていませんので、中身の全容はわかりませんけれども。(笑))

 

石ノ森章太郎さんは、手塚治虫さんに次ぐ、日本の超・有名な天才マンガ家ですが、

宮城県石巻市の御出身です。

(石ノ森さんは、マンガを、「萬画」(=よろずの画)と表記することにこだわったほど、その「絵」にこだわりをお持ちでした。)

羽生選手も色々と縁の深い「宮城県石巻市」には、仙台から石巻までの「仙石線」を、この石ノ森さんの漫画のキャラクターが電車の外側に描かれた「マンガッタンライナー」なるものが、かなりの種類、走っております。こちら仙台観光ページをどうぞクリック

沢山の種類の絵柄の車両があるようで、それらの様子はこちらの画像集をどうぞクリック

仙台の観光に行くなら、そういうのも見てみると面白いかもしれませんね!

 

この石ノ森章太郎さんは、日本の誇る「戦隊ヒーローもの」を作った原作者でもあり、生みの親とも呼ばれ、その影響力たるや絶大で、特に日本の男の子たちへの影響力は、ウルトラマンと並んで、大変なものだっただろうと思います。

言ってみれば、もはや「日本の良心の一部」みたいなもの。 

同時に、あまりにもストレートでわかりやすすぎる、究極のネーミングセンスは、本当に天才級でしたね。

有名な「仮面ライダー」とか、「人造人間キカイダー」とか、「秘密戦隊ゴレンジャー」などの有名なものを大量に生み出した方でもあり、以前もちょっと書きましたけど、

野村萬斎さんがかつて憧れ、今でも憧れだという「サイボーグ009」、フィギュアスケートファンには「ネイサン(※本当は「姉さん」)、事件です!」のセリフで有名な「HOTEL」、「がんばれロボコン」なども全て、もともとは全て、彼のマンガ作品です。

(注:ウルトラマンの生みの親は別の方です。)

 

ちなみに、「ゴレンジャー」って何? な人は、5人の戦隊ヒーローものの、最初のバージョンだと説明しておきたいと思います。

羽生選手はかつて、「5人いる戦隊ヒーローものだったら、真ん中の赤いのに絶対に憧れた!」と語っていましたけど、(言われなくてもそれはよくわかりますね(笑))

この『真ん中の赤い人』は、「ゴレンジャー」だと「アカレンジャー」のことですが、このアカレンジャーというのが、こちらです。↓

 羽生ファン必見! アカレンジャー!!とはこれのことだ!! 

見て下さい、ほら、額になんと 「羽(翼)のマーク」が…!! (笑)

ええ。もう、さすが羽生選手ですね!!(笑)

  

きっと今回も、氷の上を、見事に飛翔する姿を見せて下さることでしょう!!

 

 

 

 

 

 


デニス・テン選手への追悼~ フィギュアスケートファン・羽生ファンが知っておきたい、デニス・テン選手のルーツと彼の誇りだったもの&日韓の悲しい歴史

2018-08-21 | プロアスリート羽生結弦と日本の未来を応援する!

 

 初掲載  7月22日

 

デニス・テン選手が強盗殺人の被害者となられ、ご逝去されたこと、

心より哀悼の意を捧げ、安らかに眠られますことをお祈りいたします。

 

また、このような悲しい事実に際して、またもや過去のトラブルについて、あるいは本人たちについて、わざと真実ではないことを広めようとする心無い人々が多数いることには、強く強く抗議致します。

  

カザフスタン人だったとはいえ、ご先祖が韓国人だったデニス・テン選手と羽生選手の間に、ボストン世界選手権の時に起きたトラブルには、いくつもの要因がありますが、その一つの大きな原因に、日韓の歴史に絡んだ大きな闇、過去の過ち、そこから残っている深い傷にもあると私は思っています。

お2人とも、自分の生まれ国を選んだわけでもないし、その歴史上の悲劇に対しては、直接的な責任がある人たちなわけではありません。

 

しかし、デニス・テン選手の当時の胸中は、フィギュアスケートの関係者や、彼の本当のファンの方々なら、知っていらっしゃる方もそれなりに多くいるだろうと思いますが、大変複雑なものがあったであろうことは容易に想像できたのです。

それは、デニス・テン選手の民族的ルーツに関係があります。

 

まず、こちらの、朝鮮日報の記事をご覧ください。

デニス・テン選手のルーツが書かれています。

 

デニス・テン選手はカザフスタン人ですが、彼のご先祖は韓国人であり、もともとのルーツは韓国にあって、ご自分でも「韓国を第二の祖国」と公言しておられました。

彼のご先祖(ひいおじいさまに当たる方)が、韓国の義兵運動(抗日独立運動の先駆け)の英雄だったということは、テン選手の本当のファンか、フィギュアスケートファンならば、知っていた人も多いことでしょう。

なぜなら、テン選手はそれをご自分のインスタグラムなどのSNSで何度も発信していたからです。

こちらが、昨年の夏(2017年の8月9日)に、デニス・テン選手がご自分のインスタグラムに誇らしげに載せた、韓国で英雄となっているらしい 彼の曾祖父(ひいおじいさま)の「ミン・グンホさん」という方の銅像の写真です。

こちらをクリック (デニス・テン選手のインスタグラムより)

「このような家系に生まれたことを誇りに思う」と、テン選手はハッキリと書いておられますし、「日本の植民地支配からの独立闘争に際して、最も顕著な働きをした12人のうちの一人である」とも、ご自分で説明して書かれています。

 

 以下、上の朝鮮日報のニュース記事からも、抜粋してみます。

「(デニス・テン選手は) 独立運動家・閔肯鎬(ミン・グンホ)義兵長の玄孫(やしゃご)として韓国でよく知られている選手だ。

1907年に江原道原州鎮衛隊の特務正校(現在の准尉)だった閔肯鎬(ミン・グンホ)義兵長は、部隊を壊滅させようとする日本に抵抗、義兵300人を率いた。

閔(ミン)義兵長は翌年、原州で捕まり、脱出時に敵の銃弾に当たって殉国した。」

(※殉国というのは、国のために犠牲となって死ぬことです。)

注: ニュース記事では、テン選手は「ミン・グンホさんの玄孫(やしゃご)」だったとなっていて「ひ孫」ではないようですが、テン選手本人はインスタグラムでgreat grandfather (ひいおじいさま)だと書いているので、一代ズレていますが、私にはどちらが真実でどちらがミスなのかはわからないので、そのままにしてあります。

 

テン選手が、義兵運動(抗日独立運動の先駆け)で活躍された有名な一人で、韓国では銅像も建てられているほどの英雄、ミン・グンホさんという方の、子孫だったということは、上に示した通り、テン選手がご自分でも主張しておられたし、

そのミン・グンホさんの銅像写真を載せて、『自分のルーツを誇りに思う』と1年前までは書いていました。 

本当に彼のファンだった方々なら、これらをよく知っていることと思います。

 

簡単に言えば、つまり、デニス・テン選手のご先祖にあたる方が、日本からの事実上の植民地支配に抵抗して闘い、そして当時の日本軍(五芒星をシンボルに掲げていた大日本帝国軍)に殺されたのであり、そのような過去が彼の家系にはあった、ということです。

 

テン選手が2016年頃に発信していたSNSを見ていた限り、彼が日本に、あるいは日韓のその歴史上の出来事に対して、とても複雑な感情と強い想いを抱いていたということは、明らかにわかることで、それを隠さずにテン選手は主張しておられました。

他にも色々、強い思いをテン選手はネット上で吐露していたことがありました。

だからこそ、『「親日家」だった』とか、「勝手に勘違いして思い込んだ羽生選手と日本の羽生ファンのせいで、テン選手が誤解されただけ」などという主張は、さすがに明らかに真実に反すると思います。

テン選手にはもちろん、日本人選手だろうと、国籍に関係なく、仲が良かった人たちはいるのが自然です。

でも、テン選手は、歴史上、日本が韓国に対して犯した過ち、その厳然たる歴史的事実に対しては、強く憤っていたのはご自分がネットで配信していたものを見れば明らかでしたし、かつての植民地支配の日本に抵抗して、韓国で英雄となっている彼の御先祖、ご自分のルーツを、強く誇りに思っていたのは事実です。

 

テン選手は、昨年の8月9日、羽生選手が五輪シーズンのプログラムが、再び「SEIME I」になることを発表したのとちょうど全く同じ日に、

わざわざご自分のインスタグラムに、ご自分のルーツが韓国であること、彼の曾祖父に当たる方がどのような活躍をして韓国で英雄となっているのかを、韓国内に建てられた銅像の写真を掲げ、詳細に説明文で書いて載せました。

その胸中は、どのようなものだったと、あなたは思われるでしょうか。

私は、彼なりの、日本と日本人へのメッセージだと受け止めました。

同じようなご先祖をもつ韓国やアジアの方々は、ほぼ共通の想いだっただろうと私は想像しています。

 

だからこそ、私は昨年、テン選手がこの写真をUPしてから1か月以内に、次の記事を載せました。

日本人が知っておきたい、世界に実在する悪魔崇拝儀式の残虐な実態、悪魔との契約の印「五芒星」と「魔法陣」 全ての魔術・オカルトに関わる危険性と重大な責任

 

また、日韓の歴史について、日本側には あまり知られていない事実についても触れてありますので、下の記事をまだお読みになったことのない方は、よろしければ、是非ご一読下さい。

日本人が、平昌五輪の前に知っておきたい簡単な日韓の歴史~ 植民地時代の韓国から見た日本と日本側の教育、それぞれの違い&羽生選手の演技動画

 

  

しかし、テン選手はその後再び大きな怪我をして五輪出場も一時期危ぶまれるほどに追い詰められ、羽生選手も大怪我を負って大変な状態になって苦しんでいた昨年の11月には、

「フィギュアスケートという競技のファンの方々」への感謝をわざわざ書き込んで、スケートファンにご自分が支えられたこと、この競技への誇りや感謝を書かれるようになっていました。

 

それがこちらです。こちらのテン選手のツイッターより(昨年11月)

以下、テン選手が書かれている英語を、訳しておきます。

「 フィギュアスケートファンの方々への僕からのメッセージ

『スポーツファンの皆様への感謝メッセージ』

これは、この(フィギュアスケートという)スポーツの「真の大使」であられる皆様へ、ありがとうを伝えるメッセージです。そして、アスリートの方たちだけではなく、僕はスケートファンの皆様にも感謝したい。このスポーツへの献身をどうもありがとう。スケート界への貢献をどうもありがとう。あなたがたがいなければ、今のようにはならなかったでしょう。

この世には他に沢山のスポーツがあり、他のパフォーマンスや芸術の形も沢山あります。 でも、あなたがたは、他でもなく、フィギュアスケートを選んでくれました。そのことを感謝します。  …(以下、文章が切れているので省略)」

 

韓国人だった彼の御先祖が、カザフスタン人になった経緯は、同じく上の記事の続きに書いてありますので、以下に、太字で記事からの抜粋させてもらいます。

「閔義兵長(※=テン選手の先祖)の妻は 子どもたちを連れて北満州を経て沿海州に避難したが、スターリンの高麗人(韓国系の人々)強制移住政策のためカザフスタンに移っていった。テンの祖母キム・アレクサンドリアさんが閔義兵長の孫娘に当たる。閔義兵長には1962年、建国勲章大統領章が追叙された。」

 

※ この「建国勲章大統領章」というのが、デニス選手がご自分のインスタグラムで、ひいおじいさまの銅像の写真と共に、説明していた勲章の名だろうと思います。

 

『今年2月の平昌冬季五輪にも出場したテンは「第2の故国・韓国で開催される五輪ということでいっそう力を入れて準備した。多くの方々に応援していただき、本当に感謝している」と語っていた。』 

 

 

私はデニス・テン選手に恨みなどないし、このトラブルでは、明らかに一方的な被害者であったにも関わらず、謝罪をしてさえもらえないまま、悔しさを全てのみ込んで先に「和解」の手を差し伸べた羽生選手は 本当に立派だったし凄かったと思っています。

全てをご存知の神様が、羽生選手のこういった姿勢を認めていなければ、羽生選手は、フィギュアスケート界におけるこれほどの偉業を 決して達成できなかったでしょうし、日本全体のみならず、世界を励ます効果があるような 結果を出すことも、決して出来なかったことでしょう。

 

当時の事件の詳細を、今でもそのままにしてありますが、私は、羽生選手の名誉のためにも、これを削除する気はないし、当時の関係者の人々の発言も、重要な証拠として残しておきます。 当時のトラブルの詳細はこちら

 

一方で、ボストン世界選手権の時、羽生選手が、裏方でいったいどんな目にあっていたのかは、こちらの記事にまとめてありますので、知らない方はどうぞ。

 

なぜそのようなことが起こるのかと言えば、私は 何度も書いてきていますが、こちらの記事を参考にどうぞ。

日本人が知っておきたい、世界に実在する悪魔崇拝儀式の残虐な実態、悪魔との契約の印「五芒星」と「魔法陣」 全ての魔術・オカルトに関わる危険性と重大な責任

日本人が知っておきたい、ナチスドイツのオカルト傾倒と魔術信仰・世界に多大な被害をもたらした戦争の背後にあった闇の力の暗躍

 

これらを踏まえたうえで、当時、どんな影響下に羽生選手が置かれてしまっていたか、また、会場となったアメリカ、そしてテン選手のルーツでもある韓国にも大勢 実在している、凄惨な事件の被害者の御遺族の方々や、国家間の戦争の被害者の子孫の方々が、どう感じ、どんな思いにさせられていたかを、少しでも想像でき、想いを馳せ、思いやれる人間でいたい、そういう日本人でいたいと、私は個人的には思っています。

 

理不尽な思いをし、怪我の悪化を抱え、それを言うことも出来ず、怒りを示すのが当然の状況だったにも関わらず、それをかえって非難され面白おかしくマスコミに揶揄され、テン選手以上に、もっと激しく憔悴させられてしまったのが羽生選手だったことは、演技を見ても、映像での様子を見ても、明らかです。

羽生選手はあの時、選手生命が終わる可能性さえ感じ、覚悟してエキシビションの演技を滑ったことを、後のインタビューで答えてくれています。

 

 当時、テン選手のSNSに突撃したなどという謎の集団が、羽生ファンである証拠はどこにもありませんし、そもそも普通の羽生ファンの大半は、デニス・テン選手を知らなかった人がほとんどでしょうから、彼のSNSの存在さえ知らない人が普通であって、突撃などしようもなかったはずと思います。

また、長年フィギュアスケートを観ていたようなフィギュアスケートに詳しい羽生ファンならば、直ちに本人のSNSに抗議などという愚かな行動には絶対に出ないだろうと私は思います。

それなのに、そんな行動を組織的に大勢でやった、などというのがもし仮に事実なのであれば、(それが事実という証拠もどこにもありませんけれども) 

申し訳ないけど、それは本当の羽生ファンではない人たちだと私は思いますし、「羽生ファンを装った」だけの組織や集団である可能性も、非常に高いとさえ思います。

 

それは、このボストン世界選手権で、羽生選手界隈で起こっていた数多くの「おかしなこと」を見れば、明らかでしょう。

 

いずれにしても、その「謎の人々」が勝手に行ったことに対して、羽生選手に責任はありません。

「謎の人々」の勝手な行動の責任は、それを行った「謎の人々」ご本人たちに帰するべきであり、そうでなければなりません。

 

羽生選手は当時、沢山の悔しい思いも悲しい想いも、やりきれない思いもあっただろうに、それらを全てのみ込んで、テン選手側にもあったであろう「国を背負った大変さを思いやって」 自ら歩み寄って和解という解決を選びました。

 

羽生選手はこの2016年当時は、デニス・テン選手のご先祖・ルーツに絡む歴史的背景や、彼が抱えていたであろう想い、日韓の国家間の歴史に横たわり続けていた、どうしようもない悲劇の詳細などまでは、さすがに知らなかっただろうと思います。

ここをお読み下さっている多くの日本人も、知らなかった人が大半なことでしょう。

もし当時から知っていたら、心に抱く感情も沸き上がる感情も、また全然違っていたものになっていたかもしれないし、羽生選手の味わった苦しみも、もっと最初から軽いものになったか、そもそもこのトラブルそのものさえを、完璧に回避できたかもしれません。

 

でも、それらの知識を全く知らなくても、羽生選手は当時精一杯、自分から歩み寄る誠意と思いやりと、普通はなかなかできない「赦しの精神」で、丸く収める道を選びました。

私は深く感動したし、やはりこの人は再び王者になる資格のある人だなと、改めて強く思いましたし、そういう器だと確信しました。

 

神様は、そんな羽生選手の「心」をきちんとご覧になっていたと私は思います。

その心は、平昌五輪で、金メダルという形で、結実しました。

 

一方で、本気で羽生選手を応援しているつもりならば、

その人たちは、日本人ならば、デニス・テン選手のようなルーツをもつ方々が、当時、どんな思いで日本側を見ていたか、

ほんの一部とはいえ、日本のマスコミや羽生ファンが派手にやっていたこと、わざと繰り返しアピールしていたこと、それらのもつ本来の意味や深刻な実態、そこから何が伝わってしまうか、どんな力をおびき寄せるのか、それを知っている人たちが、いったいどんな思いで日本側を見ていたか、ということにも、

きちんと想いを至らせ、想像力を張り巡らせてほしいと 強く願います。

 

日韓の歴史の狭間で、また世界に実在する本物の闇の力と、それらを利用する人々との狭間で、

想像を絶するほど大変な思いをしていた、当時の羽生選手を、

いつまでも からかうように、いじめるように揶揄し続けた一部の人々、まるで羽生選手がすべて悪いかのように平気で書いたりした人々、何も知らずに一方的に羽生選手を非難し続けて攻撃し続けた人々がいたのは、本当に残念なことでした。

 

現在の日本という国は、そして今の日本人の多くは、

過去の過ちを肯定して開き直り、他国への優越感に浸って自分を保ったり、

あるいは民族的差別や民族的優越感に、自らのアイデンティティーを置くしかないような、そんな卑屈な精神の人たちばかりでは決してありません。

まして、羽生選手は、そんな精神とは、ほど遠い人です。

 

また、戦時中、歴史の当事者だった過去の日本人だって、何の反省も悲しみも苦しみもなく、責任も感じず、後世の子孫に、この国の未来をいい加減に託したわけではなく、

自らの傷をえぐりながらも勇気をもって証言し、二度と過ちを繰り返さないよう、必死の思いで真実を後世に伝えていった日本人も、沢山沢山いたし、今もそれは大勢いるのです。

そしてそれは、他国の人々も同じなことでしょう。

 

私は、デニス・テン選手にも、

私が書いてきたことや想いが、巡り巡って、誰かから伝わると良いなと願って、

日本側・羽生選手側の立場である人間だからできることとして、日韓の歴史についても、五芒星や魔法陣、悪魔崇拝との深い関係性についても、遊びではなく、命にかかわることとして妥協せず、ものすごく真剣に書いてきたつもりです。

 

デニス・テン選手は、昨年の11月、ご自分のSNSでスケートファン全体に対し、「他でもない、フィギュアスケートを選んでくれてありがとう」と言い、

大怪我を抱えながらも、選手生命をかけて 金メダルをとった羽生選手は、「ここまでフィギュアスケートをやってきて、全てをかけてきて本当に良かった」と言ってくれました。

 

それは、フィギュアスケートのファンの一人であり、羽生選手のファンである私から見たら、本当に本当に嬉しい言葉でした。

 

 「自らの生命(SEIMEI)をかけた、SEIMEI」だったと羽生選手がご自分で断言した、羽生選手のフリープログラム「SEIME I」が、

自らのルーツの地・韓国の「平昌五輪」で金メダルに輝くのを見て、

デニス・テン選手がその胸の中でどう思ったかは、私にはわかりませんが、

羽生選手が本当にやろうとしたこと、その強い真っすぐな想いと優しさ、五輪のために韓国入りした時の、両国へ対する半端なき使命感、抱えていたものすごい覚悟、

そして羽生選手が抱いていた当時の悲しみと、通らざるを得なかった大変な試練と苦しみと不安と、乗り越えたものとが、テン選手にも 韓国の方々にも、正しく伝わったこと、共感されたこと、そして今も彼にしっかりと届いていることを、心から願っていますし、そう信じたいと思います。

 

呼びかけに応じ、共にお祈り下さった皆様に、心から感謝致します。

 

 

デニス・テン選手のご冥福を心よりお祈りいたします…

 

テン選手の御遺族さま・関係者・ファンの方々と、

羽生選手、羽生選手のご家族様と関係者の方々全ての、心の平安をお祈りし、

天来の深き慰めと癒しがありますように…

 

人々の罪を身代わりとなって背負い、死から復活し、心から悔い改める者には 深き愛で赦しを与える権限をもった唯一の神、全知全能の主・イエス=キリストの御名によって祈ります。アーメン。 

 

日本人が、平昌五輪の前に知っておきたい簡単な日韓の歴史~ 植民地時代の韓国から見た日本と日本側の教育、それぞれの違い&羽生選手の演技動画

 

 

平和を求める祈り

神よ、
わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。

憎しみのあるところに愛を、
いさかいのあるところにゆるしを、
分裂のあるところに一致を、
疑惑のあるところに信仰を、
誤っているところに真理を、
絶望のあるところに希望を、
闇に光を、
悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください。

慰められるよりは慰めることを、
理解されるよりは理解することを、
愛されるよりは愛することを、わたしが求めますように。

わたしたちは、与えるから受け、ゆるすからからゆるされ、
自分を捨てて死に、
永遠のいのちをいただくのですから。  

人々の身代わりとなって罪を背負い、愛によって赦しを与える、主イエス=キリストの御名によって。アーメン。


「言葉の翼」を広げ、キレのある気迫の演技を見せた羽生選手 in ファンタジーオンアイス金沢2018 

2018-08-06 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

このページには、金沢公演の、「初日、2日目、最終日」の全公演の感想をまとめました。

8月6日、金沢公演2日目の感想を追加しました。6月1日に国民栄誉賞が決定した時の羽生選手のコメント内容全文を書いたページをリンクしました。

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まず最初に、金沢公演の初日分の感想です。(7月31日追加)

羽生選手は、オープニングで登場した時のトリプルアクセルを、ちょっと軸がぶれて着氷で失敗してしまいましたけど、照れ笑いして、すごく良い笑顔のまま、切れのある軽やかな動きで、ミスを引きずらずに明るく続行しました。なかなか良い笑顔でのオープニングで、とても良かったですね!

その後の群舞の「Pieces of a Dream」は、今回の演技は、今までとカメラワークが違っていて、かなりの時間を、羽生選手にフォーカスした映像を流して下さったので、どういう動きでどういう振付だったのか、細かいところまでもが、よくわかりましたね。かなりしっかりと歌いながら滑っていることもわかりました。(笑)

「Wings of Words」は、幕張の時と比べて、振付がより洗練され、見やすくなった印象がありました。ちゃんと休めたのでしょう、幕張最終日に見られた疲労感は金沢初日では全くなくなっていて、元気になられたようでしたし、演技も選り良いものへと試行錯誤しつつ取り組んでいるのが伝わってきました。

この日は、羽生選手に国民栄誉賞が授与されることが決定したニュースが午前中に流れた後でしたので、コメントを出したり、忙しい一日だったのではないかと思いますが、祝福ムードもあって、羽生選手の気持ちは明るかったのでしょうね…!

フィナーレでは羽生選手はニコニコしていましたけど、ジャンプは跳びませんでしたね。無理をしなかったのは良かったと思います!(笑)アクロバット系のすごい技の披露がやや多かったフィナーレでしたね。

終了後の羽生選手のインタビューです。

Q:今日の演技を振り返って

「今日は自分自身も気持ちよく氷に乗って滑れたと思っています。毎日、見ている方々が違いますし、毎日、生での演奏だったり、歌声だったりするので、そういったことでも毎日違う緊張感をもって僕たちもやっています。より良い演技を、毎日、少しずつかもしれないんですけれども、より良い演技を目指して、全力で毎日頑張っていきます。」

珍しくインタビューが短かったです!(笑)

 

次に、金沢公演2日目の演技の感想です。(8月6日追記)

オープニングで、ちょっとジャンプがオーバーターンになっちゃった羽生選手でしたけど、とても落ち着いていましたし、その後も特に気にせず、明るい表情で楽しそうに踊っていましたし、いつものように動きもとても良かったですね! 群舞のほうも、歌いながらとても気持ちを込めて演技しているように見えました。

「Wings of Words」でも、またジャンプがオーバーターン気味でしたけど、羽生選手によれば、この頃はだんだん体調も良くなってきて回り過ぎちゃうとの話でしたし、練習不足なのでそこをコントロールしていきたいと語っていたかと思います。

フィナーレでは4回転トウに挑戦し、着氷がつまり気味ながらも成功させました。(うーん、あとちょっと!)っていうポーズをして、ちょっとだけ残念そうに笑っていましたね!羽生選手の本来の実力からしたら、まだまだ納得のいかない出来だったかと思いますが、色々と もどかしさも抱えつつも、順調な回復に安心してもいたのかなと思います。国民栄誉賞も決まって、多くの人たちに祝福されていましたし、金沢の初日と二日目とはどちらも、精神的には とても穏やかで落ち着いているように見えました。

金沢2日目のフィナーレも、バックフリップを何人ものスケーターさんが次々と披露して下さっていて、なかなか凄かったですね…!

今回の放送では、演技後の羽生選手インタビューはありませんでした。撮影しなかったのかな? 初日のインタビューも短かったですし、国民栄誉賞のほうのニュースで、沢山のコメントが出されていましたからね。

 こちらが、金沢公演初日だった、6月1日の国民栄誉賞決定時に出された、羽生選手からのコメント全文を載せたページです。

 

※ 以下は、初掲載6月5日だった、金沢公演最終日の演技の感想等です。

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ファンタジーオンアイス金沢公演2018.

最終日の様子の放送が、6月3日にありました。

国民栄誉賞も決定した羽生選手ですが、足もまだリハビリ中だし、色々と大変なことも多いかと思います。

しかし、その前日には五輪以来となる、4回転トウループを跳ぶことが出来たようで、本当に良かったですね! (五輪の時は痛み止めを使っていましたけど、もちろん今回は痛み止めは使っていない状態で跳んだことと思いますが…)

 

冒頭のオープニングでは、3回転アクセルがちょっと回りすぎちゃいましたけど(笑)、気にせず 、羽生選手得意のリズム感に優れた、キレのある演技を見せて下さいました。

このオープニングの音楽は必ず毎年同じで決まっているけれども、この曲の独特のリズム感に合わせてここまで躍動感あふれる演技で魅せられるのは、やはり羽生選手だからできること、とも思います。本当に稀有な才能とすごい技術ですね…!

さて、その続きの群舞「Pieces of a Dream」は、少し振付が幕張の時と変わったように見えましたけど、その日のアドリブの範囲内ということでしょうか。

 

ショーの大トリを飾る、ケミストリーとのコラボによる 羽生選手の演技「Wings of Words」でしたけど、

うーん、すごい気迫と半端ない本気度がわかる、素晴らしい、本当にキレのある演技でしたね!! 確かに今までで一番良かったかも…?!

前回放送された「幕張2日目」のものも、非常に素晴らしかったし、とても熱い、魂のこもった演技だったと思いましたし、何より「印象的」でした。

「金沢初日」の演技は、国民栄誉賞受賞決定の日だったのでニュース番組で特別に流れましたけど、解説によれば、「今まで関わって下さった全ての方への感謝を込めて」の演技だったそうで、確かにそういう印象の演技になっていました。

 

「金沢最終日」だった今回のは、ケミストリー(CHEMISTRY)との生コラボも最終日となる、ということで、羽生選手の気合も、歌っているケミストリーさんたちの気合も、すごかったように思いました。

 

振付は、ほんのちょこっと変わっていましたけど、冒頭からハッとさせられるほどに音楽にピッタリと合っていて、さらに印象的な、切れのある動きと、明らかに余裕のある洗練された演技になっていて、本当に凄かったですね~~!!前回の幕張での演技もビックリしたけど、今回もさらにビックリしました!!(笑)

リズムをすごく正確に刻んだ、メリハリがあって印象的な、情熱も気迫も凄く強く伝わってくる、圧巻の演技だったと思いました!

確かに、さらにグレードアップした印象。羽生選手は、インタビューでは今回は「最高」を目指して演技して、自分なりにそうできた実感があるようなことを語られていましたね!(※ インタビュー全文はこのページ最後に載せました)

 

幕張の演技の時は、ライターの折山さんが「感情が昂ぶりすぎたのか、途中で転倒寸前もあった」と書かれていましたけど、これ、途中でケミストリーのお二人と向かい合って手を上げながら天を仰ぐところで、ケミストリーが「You know love has a gift   Wings of Words」と歌っている箇所のことだと思うのですが、

確かに、ちょっと後ろにいきすぎてよろめいたようで、でもそんな場面も非常に巧みにフォローしてあるカメラワーク映像になっていて、そこがこの撮影したスタッフさんの凄いところだな~と私は思いながら観ていました。

しかも、羽生選手自身も、「あれはそういう振付なのでは?」と思わせるくらいの熱さが伝わってくるすごい演技をしてくれましたし、とっさのフォローの仕方も上手かったしで、決して悪い印象ではなく、かえってそこがまた良かったかも、と思うような演技でしたね。(笑)

あの2012年の世界選手権の「旧ロミオ」の途中の突然の転倒みたいに、「あれはそういう振付では?」とか、「あれも演技では?!」という印象を与えるほどの演技になっているのが、羽生選手の熱さというか、本気度の凄いところでもあり、素晴らしかったですね。

 

今回の金沢最終日のものは、それがなくて、本来の振り付け通りだったと思われ、むしろそこだけは、逆にあっさりして見えてしまったくらいでした!(笑)

でも、総合的にはとても良かったと思います!!

 

この演技は、今回のこれで、見納めでしょうか。

 

3回転アクセルは、やはり回転しすぎましたけど、他がとても良かったですね!!

最後、ケミストリーのお二人に特別の感謝のポーズの振り付けを入れて 演技を終えていました。

 

演技後のインタビューによれば、ケミストリーへの感謝の気持ちと、少しでもお二人に注目が行くように、という配慮だったそうですけど、

大丈夫、きちんと、ケミストリーのお二人のこともしっかり同時に観ていた人たちは大勢いるだろうと私は思います!

 

今回のショーの中での、ケミストリーとのコラボでは、私は羽生選手のこれが一番良かったと思いました!

ファンによって好みはあるだろうと思いますが、羽生選手の特に凄いところは、しっとりしたものやクラシック系もすごくうまいですが、

こういうリズム感が独特だったり、テンポの速い曲だったりでも、音に合わせてビシッと決めることが出来、その上さらに非常に躍動感のある演技が、氷の上でも並外れたレベルで出来てしまう点ですね!!

私はそういう羽生選手の演技もとても好きなので、なかなか良かったし、興味深く見ることが出来ましたし、今回は伝わってくる気合が凄過ぎて、思わず笑えてくるほどでした…!

 

本気度と真剣度が最高の演技というのは、まさに羽生選手の真骨頂でもありますね。

まるで両手を広げないと受け止められないほどの巨大な、熱い、「勇気という名の見えないボール」(笑)を、バーン!と、羽生選手からストレートに次々と全力で投げてこられているかのような、そんな感覚さえある、ものすごい演技でした。

 

4月にContinues with Wings で見せてくれた過去のプログラムも、ジャンプなしでも非常に良かったですし、たまにはこういう演技が続くのも、有り難いですね♪

 

試合とは違って とても気楽に観られるのに、羽生選手の演技そのものからは、「試合並みの真剣さ」が相変わらず伝わってくるところが、やっぱり羽生選手だな…と。(笑)

羽生選手本人も気持ちよく滑れているという、その気持ちよさが伝わってくるところも嬉しいですね!

でも何より、「観る人たちに勇気を与えられるような演技がしたい」ーーーという羽生選手の想い、その強い想いが、やはり飛び抜けて、並外れて凄いんだろうな、というのを今回は特に強く感じました。

本当に素晴らしかったですよ!! 

 

 

さて、他のスケーターさんで印象に残ったものの感想を少しだけ。

コラボ曲で印象的だったのは、バイオリンの宮本笑里さんとカロリーナ・コストナーさんの「You raise me up」 今回は特にコストナーさん宮本さんも、想いがこもっているのがよくわかり、とても良かった印象です!

あと、MayJさんとバイオリンの宮本さんのお二人とのコラボで、羽生選手の直前に演じてくれた、アイスダンスのテッサ・バーチュー&スコット・モイヤ組のお二人がやった、「Idreamed a dream」  このアイスダンスの二人はやはりいつも情熱的で圧巻ですね!! テッサ選手は赤いドレスが特に似合いますよね。

 でも、その後に出てきた羽生選手の演技が、またさらにすごかったのが、良い意味で驚きでもあり非常に嬉しくもあり、頼もしくもあり。

あと、同じくMayJさんと安藤美姫さんコラボの、新曲だという「ロンド」。安藤さんが滑りながら持っていたあの百合の花は造花だろうとは思うのですが、お二人の衣装も多分意図的にカラーもデザインもそろえてあったように見えましたし、伸びやかでスケートに合う、なかなか素敵な曲でしたし、総合的にとても印象の良いコラボでした。安藤さんはハイドロをやっていましたね!

ステファン・ランビエールさんは、昨年もやっていたと思う「Slave to the Music 」は、明らかに昨年よりも慣れてきて動きも洗練され、グレードアップした印象でした! 衣装もとても似合っていましたね。

織田さんは、前半の演技が特に印象的で、滑りもジャンプも本当に現役の頃よりずっとさらに良くなっていると思うので、もし試合に戻ったら、今ならどんな評価になるのかな…と思ってしまいますね。でも、ショーだからこそ、織田さんはより輝くのかな。(笑)

 

プルシェンコさんは、ちょっとお疲れに見えた幕張公演の時よりも、有無を言わさぬ迫力がありましたね。凄かったですね。まるで動きにスローモーションがかかっているかのように見える時があり、演技中の動きのメリハリが印象的でした。

タンゴ・アモーレの時、気のせいか、観客席の最前列に、ロシア国旗を掲げている人たちが、幕張の時よりも、ものすごく大勢いませんでした?!(笑)…やはりそうなっちゃうんですよね… 

「ニジンスキーに捧ぐ」は、見入っていたらあっという間に終わってしまった感覚でした。衣装が前回と変わっていましたね!

 

ラストの、プルシェンコさん →テッサ&スコット組 →羽生選手、への流れは、圧巻でしたね!

五輪ゴールドメダリストたち、しかも、1度ならず、複数の五輪金メダルを所持しているメンバーという、まさにフィギュアスケートの歴史を代表するようなトップクラスの中のトップによる演技続きで、なかなか凄かったですね~!

 

羽生選手はフィナーレでは、織田さんと二人で、きれいなトリプルアクセルを着氷。

さらに、羽生選手は4回転トウループ+3回転アクセルにも挑み、

アクセルのステップアウトがあったものの、再び跳べるところまで戻ってきて、本当に良かったですね!

 

でも、一番最終的に大事なのは、やはりフリップとルッツが戻るかどうかなので、どうかご自身の御身体と相談しつつ、無理しすぎずに過ごしてほしいと思います。

 

国民栄誉賞受賞、しかも史上最年少で、というのは、ある意味ではホントに大変なことと思います。

受けても辞退しても、どちらだったとしても、必ず批判される立場に羽生選手はいたと思うので。

 

きっと決まった後も、こちらが想像する以上に、あちこちで色んなことを言われているのでは、とも思います。

 

でも、神様は、試練と共に脱出の道も、必ず備えておいてくださいますから、大丈夫。

 

また、羽生ファン層というのは、単に羽生選手のファンだという共通項があるだけであって、個人個人を見ていけば、1000人いたら1000通りの、10万人いたら10万通りの意見があるわけです。 人間はみな一人一人、違うのですから。

羽生ファンだからといって、他の選手やスケーターをどう思うかまでは、みんな同じなんてはずもなく、それはその人が個人個人で決めることです。

一人一人、その人の視点で、他の選手やスケーターのことをもしっかりと見ていて、何に気が付き、誰をどう思うかも、個人個人が個別に判断を下しますし、それは当たり前ですが、

羽生選手が誰かと仲が良さそうかどうか、なんていう「一見どう見えるか」とか、「2ショット写真がある」だのないだのといった あいまいな基準や判断で、その相手への評価を変えるような人ばかりでは決してないです。  

特にスケーターは、「演技」「パフォーマンス」が得意な人が多いですから。

 

少なくとも私は、自分の目から見て、良いと思えないものを無理に応援する気はないですし、あるいは、全然良いと思わない言動や、計算高い行動の数々や、羽生選手の優しさにつけこみながら 実は羽生選手を悩ませる行動をとり続ける人を、褒める気はありません。

 

また、観たくないものを見せられることが判っていたら、わざわざ高額なお金を払ってまでショーに行こうなどと思う人は、普通はいなくなってしまいますよね。

アイスショーはあくまでも、自分がお金を払う価値があると思うものについてだけ、人々がお金を払って見に行くものですから。

見たくないものに、人はお金なんて払いません。

 

「Continues with Wings」 は、羽生選手と羽生ファン、羽生選手に関わった方々のためのアイスショーでしたけれども、「ファンタジーオンアイス」は、羽生選手以外のスケーターの方が出番が多いくらいですし、アーティスト目当ての観客もいらっしゃるだろうし、羽生選手以外のスケーター目当ての人たちもそれなりに大勢来ます。

 

だけど、チケットの大半は実際、現状としては羽生ファンが買っているわけです。

羽生選手は、その両側面をよく意識していると思いますし、とても気を使っていると思います。

本当に、よく頑張っていると思います。

 

羽生選手が何を迷惑に思っているのか、何を避けたいのかは、

今までの羽生選手の態度や方針、発言、演技や競技への姿勢なんかを良く知っていれば、よくわかると思いますし、だからこそ、今後も今までと同じ問題が起こる予想がされたからこそ、「Continues with Wings」の生中継時に、あれだけハッキリと発言されたのだと思います。

また、羽生選手と 競技において、正反対の姿勢・方針の選手というのは簡単に解ります。羽生選手が何を目指しているのかを知っていれば、なおさらです。

それらがわかれば、どんなものが「相容れない」のか、わかるかと思います。

今回のフィナーレの様子をきちんと綺麗な映像でしっかりと見たなら、たとえ現地にいなくても、羽生選手が、どんな表情でどんな反応をしていたか、よくわかると思います。荒い画像や動画じゃ、よくわからないかもしれませんね。 画質の良い映像で見ると、一目瞭然です。(私は自分のテレビの録画で最初に観た時、すぐによくわかりました。)

 

先日も羽生選手が、わざわざマスコミに対して、何をどう語ったのか、きちんと書きましたので、知らない方は良くお読みください。こちらのページの後半をどうぞ

 

今回、オーサーコーチは、ボーヤン選手の移籍についても、羽生選手に事前に相談する、という形を取らなかったそうです。移籍してきても構わないかどうか、羽生選手の意思は確認せず、ただ報告してみて、羽生選手の反応を見る、という「試し方」をしたようです。 (これは私の推測ですが、中国と、先に話が決まっていたんじゃないでしょうか。)

羽生選手は、それを聴いても、あえて無反応だったとか。

どちらにしても、羽生選手は、かつてハビエル選手に受け入れてもらった過去があるので、そういう状況は断りにくいでしょうね。

 

また、メドベデワ選手の移籍についても、羽生選手は「全然関与していません」ときっぱりと答えたわけです。つまり、こちらもそもそも、羽生選手の意思や意見などは、全く確認されなかったのだとわかります。

さらに、知らない方のために書いておきますが、

メドベデワ選手の移籍話は、なんとこの日本で、ロシアの恩師には一切知らせずに始められ、サンケイの記事によれば、それは4月2日だったそうなので、日付からしても羽生選手は既にトロントにいて、リハビリと、「Continues with Wings」のための準備をしていた時なわけです。

羽生選手が日本にいなくてトロントにいる間に、なぜか日本でその移籍話は進み、羽生選手には、何も知らされていなかったのだとわかります。

それなのに、羽生選手がまるで了承したかのように報じられたり、あるいは、その選手と陰で深く繋がっていたかのような内容や、まるで羽生選手がオーサーコーチの電話番号を彼女に教えたかのような、「虚偽ねつ造報道」までもが非常に多数、次々と出されたわけです。

このねつ造報道の全ては、メドベデワ選手が移籍話を始めたという、この日本で行われているのですし、今彼女は日本にいるのですから、彼女がこのゴシップ記事のことを知らないなんてことは絶対にないでしょう。

そもそも、彼女に、知らないはずのオーサーコーチの電話番号を教えたのは、いったい誰なのでしょうね?(それが羽生選手かのような報道さえありましたが、羽生選手の発言を聴き、態度を見る限り、全然違っているのは明白です。)

だから羽生選手は先日、この移籍には「全然関わっていません」と、わざわざ 完全否定をして、さらに便乗で行われた熱愛報道については、「僕の知らない羽生結弦って人がいるんだな、と思った」、とまで強く言ったのだろうと思いますが、

そういった経緯を見れば、今回の一連のことで、羽生選手が何を伝えたいかは、よくわかるのではないでしょうか。

 

本当に友人だったら、人前で無理やり「友人アピール」なんかする必要は全然ないです。自分たちの写真なんて、普段、撮れば良いだけのことですから。

それが出来ないのなら、それはつまり陰で「断られている」ということです。

だから、羽生選手が断れなくなる「大勢の人前で」わざとやろうとした、と想像できます。あれだけの報道が出ていて、意思も明確に表明しておいたのに、そういう行動にあえて出る人を、どう見るか。

それは、羽生選手は困惑して当然かと思います。

映像をきちんと見れば、「誰が」その問題になった行動を先に「仕掛けて」いて、その友人に お願いしてやらせていたのか、よくわかりますよ。 録画してある人たちは、問題の場面の少しその手前から、映像をよく見てみて下さい。

「ご友人」の一人は、最初は他のみんなと同じように、普通に出口へ向かって帰ろうとしていました。でも、ある人に呼び止められて、リンクに戻っています。そして、何かをお願いされ、羽生選手の呼び止め役に使われています。

 

羽生選手が、自分との写真を余計なネタに使われたり、ねつ造の熱愛報道などに使われるような写真を撮りたくない、あるいは、無理やりとられた写真を勝手にアップされ、勝手に真実と違う形で嘘やねつ造内容を、ネットを通して世界中に流されたり、相手に都合が良いだけの、自分にはマイナスになる勝手な宣伝に利用されたくない、と思っているのは、どう見ても明らかです。

羽生選手は今までも、彼女にそれをやられてきていたのだから、なおさらでしょう。

 

本当に大切な友人なら、相手のファンの多くに、真実と違う誤解を与えたり、多くのファンを不快にさせたりするほどの行為はしないのが普通ですし、まして、虚偽情報のネタとなるものをわざわざ提供したり、自国で、自分たちがまるで恋人かのような宣伝を勝手にしたりなどは、絶対にしないのが常識でしょう。 

それをやっていいのは、本当に恋人だった場合だけです。

 

羽生選手は、とっさにタオルで顔を隠した… 非常に賢い対応をしたと、私は思いましたよ。 

本当に羽生選手は頭がいいですね。

自衛を含めた、せめてもの優しさじゃないでしょうか。

羽生選手が、あれだけ困惑して精一杯抵抗して見せているのに、相変わらず 羽生ファンの大半が全然気が付かないようでは、むしろ羽生選手が気の毒ですし、 

できるだけ正しく「事の経緯」を理解していないと、今後の羽生選手をますます 間違った方向へと苦しめることにつながると思うので、あえて書きました。

 

もし本当に実力のある選手だとの自負があるなら、男子のトップ選手の人気にあやかろうとなどはせず、堂々と「ご自分の演技だけで」、ご自分のファンを獲得してほしいものです。

歴代の、女子のトップにいた選手たちで、男子選手の人気を使わなければ 何か困ることのあった選手なんて、過去に一人もいないでしょう。

実力で本当に人気があれば、関係ない男子シングル選手を利用してアピールする必要なんて、本来は全然ないからです。

フィギュアスケートは、もともと女子の方が人気があったのですから。

 

 MayJさんが、金沢公演の前に、「羽生選手はファンをすごく大事にしている」と発言されていました。裏方で見ても、つまり裏方においても、羽生選手はそういう態度を貫いている、という意味なんじゃないかと思います。

 

羽生選手は、本当にお疲れ様です。

 

このことで、かえって羽生選手が非難されたり、羽生ファンが攻撃されるのも、本当におかしなことなので、書かせてもらいました。 

 

さて、最後に、演技終了後の羽生選手のインタビュー内容の書き起こしです。

羽生選手の、今の想いが、よく表れているインタビューだったと思いますので、CS放送を見られなかった方々は 是非知っておいてほしいですね!

 

Q.金沢公演の最終日を終えて

「 身体の調子もちょっとずつ、このツアーを経ることによって状態も良くなってきていますし、もちろん、練習の足りなさとか、そういったことが露出してしまう部分もありますけれども、一つ一つ、すごく楽しみながら、そして今日は今日の、この最高のコラボレーションを自分の中でも『最高』のものにしようと、すごく一生懸命できたかな、と思っています。」

Q. ちょっと振付も変わっていましたよね?

「そうですね。最後はもう、ケミストリーさんたちにサプライズとして、ありがとうございました、という気持ちをも込めて… やっぱりアイスショーなのでどうしても僕が滑っている時は僕にピンスポットが当たりますし、やっぱり皆さんも僕に集中して見て下さっていると思うんですけれども… 

ただやっぱり僕一人では できなかったプログラムだとすごく痛感していますし、やはりアーティストの方々が、皆さんが一緒に作り上げて下さったおかげで、こうやって自分としても本当に気持ちのこもった演技をすることができたと思っているので、

そういった意味でも、最後は、あのーちょっとでも皆さんの目線が、ケミストリーさんたち、アーティストの方々たちに目線が行くように、または拍手がいくように、自分自身も心を込めて、最後は挨拶をして、締めました。」

Q. ジャンプの手ごたえは?

「そうですね、状態が良くなってきているのはあるんですけれども… 今まではなんか、一生懸命やってギリギリジャンプが跳べているっていう状況だったのが、だんだん体の状態も良くなってきて、ちょっとまたコントロールしないと回りすぎちゃったり、ミスが出てしまうようにもなってきていて、自分の中ではもっと分析して、良いジャンプを跳ばなきゃって すごく思っています。

ただ、そういう意味では やっぱりジャンプのキレとか上がり方とか、後は『軸の取り方』とか、そういった面で一つ一つ状態は戻って来つつあるし、それプラスアルファで 今こうやってショーという場で色んなことを経験させて頂きながら成長できていると思うので、やっぱり怪我する前、オリンピック前以上に、『強くなった自分』になりたいなあと思いながら、このショーをやらせて頂いています。」

 

Q. この先どういう風にシーズンにつなげていきたいと思っていますか。

「そうですね、やっぱり自分の演技の幅とか、または自分の好きな動き、気持ちを込めやすい動きっていうのも色々あったりとか、あとは自分のジャンプの入り方にしてもまだまだ色んな工夫が出来るところがあったり、降り方も工夫が出来るところがあったり、またスピンに関しても色々試行錯誤中なので、

やっぱりオリンピックの時以上に殻を破りつつ、まあ本当に『薄い殻を少しずつ』かもしれないんですけれども、また『新たな自分』として、今回のコラボ曲も 『翼』ということもありましたし、

しっかりと、その『翼』を伸ばしきれるような、自分になりたいな…と想いながら 滑らせて頂いていました。」

 

Q.  最後のありがとうという挨拶が、先にお客さんがこの頃…

 「おめでとうって言って下さってて、もちろん、国民栄誉賞ということで、受賞おめでとう!ということを、すごく皆さん、言葉として投げかけて下さいますし…

それプラスアルファ、バナーとか、急遽多分作って下さったんだろうなって、思うんですけれども、あのー 非常に多く見受けられましたし、まあ自分自身本当に、より「ありがとう」という感謝の気持ちが、一層強くなったな、という風に思いました。

ありがとうございました。」

 

 

 羽生選手は、ケミストリーのお二人との生のコラボが出来たことが、より気持ちのこもった演技につながったと感じているようですね。

まさに、良き「化学反応」が互いにあった、と実感されたのでしょうね。(笑)

 

 「オリンピック前以上に、強くなった自分になりたい」

「しっかりと 翼を伸ばしきれるような自分になりたい」と、今回語ってくれた羽生選手。

五輪後の会見でも、例えで、「羽(翼)をちょっとずつ広げていっているところ」だとご自分で語っていましたけど、その続きのイメージなのかな、と思いました。

翼を伸ばしきって、堂々とご自分の理想の通りに飛翔できるようになる、そんな日も、ちょっとずつ近づいているのかもしれませんね…!! 

楽しみですね!!

羽生選手、よく休みつつ、一歩一歩、頑張って下さいね!!

 

 また違う演技になると予想される、アイスショーの後半の演技と、今週の演技を、楽しみにしています…♪

 

 

「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。
 たじろぐな。わたしがあなたの神だから。」


(イザヤ書41章10節  旧約聖書 新改訳より)

  

イエスはこう答えて言われた。

「わたし(=イエス)を愛する人は、わたしの言葉を守る。

わたしの父(=天地創造主の神)はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。

たしを愛さないものは、わたしの言葉を守らない。

あなたがたが聞いている言葉はわたしのものではなく、わたしをお遣わしになった父(=天地創造主の神)のものである。」

(ヨハネによる福音書 14章23節、24節  新約聖書  新共同訳より)

 

 

 


羽生選手プロデュースの「Continues with Wings」特別編放送で明らかになった羽生選手の想いと、舞台裏の温かさ!

2018-08-04 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 8月4日:  佐野稔さんと無良さんからの羽生選手への舞台裏メッセージと、羽生選手のコメントやインタビューを、追加しました!

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2018年4月に行われた、羽生選手の五輪2連覇凱旋報告&感謝の公演となったアイスショー 「Continues with Wings」は、羽生選手が自らプロデュースした初のアイスショーとなりました!

その舞台裏が、CSテレ朝ちゃんねるで放送されたので、その感想や、羽生選手本人や出演者のスケーターの皆様のインタビュー内容などを、このページではご紹介したいと思います!

およそ3時間にわたる番組なので、ちょっとずつ更新していきます。(※ この番組は、再放送も予定されているようです)

 

まず、振付師のジェフリー・バトルさんが、羽生選手について語ったインタビュー内容がこちらです。

バトル「(このアイスショーに) 参加出来て光栄だよ。 これはまさに、彼を愛する人たちに囲まれたユヅのショーだよ。五輪2連覇という偉業を祝う素晴らしい機会でもあるからね!このショーは本当に素晴らしいよ。」

質問: 一人のスケーターとして人間として、羽生結弦はどんな存在ですか?

バトル「(ユヅは)心優しく強い意志を持った人間だ。 この2つの特性が何よりも際立っているんだ。 彼は昔からとても親切で、五輪を2連覇した今でもそれは変わらない。 今でもすごく素直だし、地に足がついている。 ユヅのように常に上を目指し試合やトレーニングをする人はいない。 彼を見ていると、多くの刺激を受けるんだ。」

羽生選手へのバトルさんからのメッセージ

「ユヅ、長年仕事が出来て光栄だよ。成長していく姿を見守れたし、僕だけでなく世界中のスケーターたちやファンの方々に刺激を与え続けてきたね。

その才能はぼくらへの贈り物であり、君は才能の活かし方が素晴らしい。

達成してきた偉業とこの後の活躍に、大いなる祝福を送るよ。」

…このジェフリー・バトルさんが羽生選手について答えているインタビュー映像を見て、バトルさんは本当に心温かい人だな~!と思いましたし、自分がなぜバトルさんの演技が好きなのかが、よくわかった気がしました。羽生選手も素直だけど、バトルさんも本当に素直で相手の良さを良く認められる、謙遜な方ですよね…!

羽生選手は、良い振付師に恵まれて、幸せでしたね!

 

 

次に、初日の公演を終えた後に、羽生選手がテレビ取材にインタビューで答えた内容です。

Q:初日を終えた感想は?

「とにかく、自分がやらせて頂いた中で、自分がやっぱりすごく幸せだったので、本当、自分、スケートやってて良かったなと思いますし、まだまだ多分苦しい時期だとは思うんですけれども(注:怪我の治り具合のこと)、それでもやっぱり、こうやって、人生の中でもすごく大きな幸せの時間となったと思うので、こうやって頑張ってきて良かったなって… 辛いことも乗り越えてきて良かったなってすごく思っています。」

Q:どんな思いを込めてこのアイスショーを開催しましたか?

「まず、オリンピックの前から、オリンピックの結果がどうであれ、これまで応援して下さった方々に感謝の気持ちを込めて何かやりたいと思っていたので、そういった意味でこのショーをさせて頂きました。僕自身こうやって生きていく中で、またスケートをしていく中で、全てのものに影響されて生きてきましたし、全てのものに何かしらの受け継がれるものがあったと思うので、そういったものを、それぞれのスケーターが演技をすることで、またその後に自分が演技をすることで、つながっているものが見えたらなという思いと、またそれが、どれだけ素晴らしいことかっていうのを、物語的に表現したいなっていう風に思っていて、こういうタイトルをつけさせて頂きました。」

Q:最後にはスペシャルメドレーということで滑らせて頂きましたけれども、どんな思いで…?

「そうですね、やっぱりちょっと緊張しました。たぶん皆さんが沢山心配しながら見て下さったと思いますし、ここまでくるにあたって、また沢山心配して、また色んな力を送って下さっていると思うので、感謝の気持ちを込めて、さらに良い演技が出来るようにということを、すごく思ってやらせて頂きました。」

 

番組後半で、佐野稔さんが、インタビューに答えて次のように、羽生選手について語られました。

質問:  佐野さんから見て、羽生選手というのは、どんな存在?

「いやあもう、とんでもなく、日本のフィギュアスケート界、だけでなく、本当にその…アスリートとして、本当に素晴らしい選手だし、ある意味、僕が生きている間に、こんなに素晴らしい選手に出会えるとは思っていなかったです。だから、本当に幸せです!はい!」

※ 羽生選手へ佐野さんからメッセージ

「これからまた、スタートだと思います!さらなる、もっともっと、新しい夢、僕たちに、見せてください!」

満面の笑みで、本当に嬉しそうに語られた佐野さん。

佐野さんがここまで言うとは!  羽生選手も嬉しいでしょうね!

 

次に紹介されたのは、無良さんとの舞台裏でした。

羽生選手 :   無良君のアクセルは出来ないんだよね、俺。ちゃんと、フッて、上がってから締めるから。僕はどっちかと言うと、上がりながら締めていかないといけないタイプだから。

無良さん:  その方が効率いいんじゃない?

羽生選手: まあ、軸は細くなるね、やっぱり…

 

 

羽生選手の、無良さんについてのコメント

「僕と無良君のジャンプって、全然違うんですけれども、自分のジャンプを、すごく面倒見てくれて、自分のジャンプを、また違った視点から見てくれる存在でした。」

 

2日目の公演内の、羽生選手からのインタビューコーナーは、お相手は無良さんでした。

お子さんとのことや、家族を持った後と、ひとりだった時代との変化や、ご両親共にスケート関係者である無良さん特有の、関係性などに質問が多かった感じですね。

羽生選手は本音では、もうちょっと無良さんに現役を続けてほしかったのかなあ、という印象がありましたね。羽生選手は無良さんのアクセルが、大好きなんだそうです!

 

無良さんの出演後の、舞台裏インタビュー

「すごく充実した3日間だったなと感じますし、またこうして結弦と、一緒にアイスショーが出来るっていうことは、すごく光栄なことだなっていうのは改めて、凄い感じています。

まあ、弟のようでもあり、ただあの、本当に共に闘った仲間っていう意識がすごくありますね。」

質問:  羽生選手のジャンプっていうのを、体験してみて、改めて難しさみたいなものは感じましたか?

「いかに加点を取るために、すごく難易度の高い入り方と、着氷までのスムーズさというのを、いかに重視してやっているかというのを、すごく自分の身をもって、体感出来ました。」

無良さんから、羽生選手へのメッセージ

「まぁ本当に、あの、沢山苦労することもあったとは思うけど、二連覇出来て、本当におめでとうございます! テレビのほうで、ゆづの演技は観戦してましたけど、でもすごく気迫の伝わる、素晴らしい演技だったと思います!

本当にこれからも、本当に身体には気をつけて、自分の目標というか、自分の、こういう風にしたいっていう気持ちを、スケートで表わして欲しいと思います!

本当に、今回のショー、本当に出れて良かったです!  ありがとう!」

 

 



とりあえず今日はここまで。上のインタビューは、番組の中の3分の2ぐらいまでのところで出てきます。

今後まだまだ追加していきます!