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ファンタジーオンアイス神戸特別番組と羽生選手の「春よ、来い」 in 神戸公演2018

2018-06-28 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

 

 

こちらは、神戸公演の特別番組を、関西ローカル局ABCテレビが放送して下さったものを、羽生選手の出てくるところを中心に、40分に編集して下さった動画。 (←クリック)

 

そのうちの、一部のインタビュー部分の動画

 

 

 

喜多アナと織田さんの激しい関西のノリに、東北人の羽生選手が全くついていけていないですが、(笑)私はこの喜多アナの底抜けに明るいところと、豪快なリアクションは、いちいち面白くて本当に好きですし、爆笑してしまいます。 

メダルが、ソチと平昌では平昌のほうが「重い」と語っていますけど、これは本当の重さの話ですよね? ソチ五輪の金メダルって、確か半分くらいが透明になっているような感じのデザインだったように思うので、その分が絶対に軽いのではないかと。

コラボの「春よ、来い」について羽生選手はここでは次のように語っています。

「今回はピアノの曲と一緒にコラボさせていただくんですけど、本当にしっとりとした曲で、自分の人生だったり、またはなんか、皆さんの人生、一人一人の人生、そういった、なんか背景とか、そういったものに、ちょっとでも触れられる、思い出せるようなきっかけになったらな…とは思っています。」

「僕、結構、プログラムをやっている時って、わりと辛い表情とか、何かを出すような表情をしていることが多いんですけれど、今回は最後ら辺、笑ったりとか、そういった楽しいところとか喜びとか、そういったものも表せたらいいなという風に思っているので、手の振りだけじゃなくて、表情とか、雰囲気とか、そういったものでも味わってほしいなと思っています。」

また、幕張・金沢公演で、ご自分で振付たといっていたケミストリーの曲の群舞の部分は、なんと、一緒に滑っていた織田さんの分も、羽生選手が振り付けていたと判明!! しかも、織田さんによれば、羽生選手はかなり指導が厳しかったそうです。…なんかわかりますね。(笑)

ショー自体をプロデュースしたというのは、「Continues~」のことでしょうけれども、ここで、CMだったり、スポンサー関係だったりにも、自分の意見を入れて頂けるようになった、と語っていますね。

最新の西川のキャンペーンは、デザインが羽生選手なんじゃないかと思ったんですけど、(Continues~ や、Wings of Words の衣装とも連動しているように見えるので) やはり、この発言を聴くと、合っているかもしれませんね。

「ゆずれないポイント」としては、「音のこだわりとか表現とか、音のはまりとかは、絶対にゆずれないポイント」だと答えています。

そこを外すと、「ゆづ れない」演技になっちゃうからでしょうね…!(笑)

また、「春よ、来い」については、ここでは次のように語っています。

「どちらかというと僕は日本語で言う「春」という意味において、新しい命とか芽吹きとか、また新しく殻を破るとか、そういう意味をすごく強く思っていて、自分の中でもあまり難しいジャンプを入れている構成ではないんですけれども、ある意味、その表現力とか、また、スピンだとか、ピアノの一つ一つの音に対して凄く真摯に向き合えているプログラムなので、自分自身も新たな殻を破りたいなと思っていますし、また自分がこのプログラムを滑ることによって、なんか、皆さんの思い出とか沢山ある曲だと思うので、そういったものも思い出すきっかけになったらなと思っています。」

「これから、色んなプログラムを滑っていくことになると思うんですけれども、一つ一つ意味のあるものにしたいなと思っていますし、もちろん、毎回同じ気持ちで演技しているわけではないので、色んな、沢山の想いが皆さんに届くと思います。その一つ一つの想い、そして皆さんが感じとった、何か気持ちとか背景とか、そういったものを大切にして頂けるような演技をしていきたいと思っています。いつも応援ありがとうございます。」

 

 

こちらは、神戸公演の羽生選手の演技「春よ、来い」

ほんと、何度見ても激しく素晴らしい! それしか言えないですね。

途中、清塚さんのピアノの指と羽生選手の演技が重なる映像が入るところも、すごく素敵ですね…!!

 

羽生選手のこの「春よ、来い」の演技は、毎回かなり違っているようなので、出来れば全部録画して放送してほしいくらいですね。(笑) 

 

 


最高おススメ演技 その13 「花は咲く」 ~日本語・英語・フォトメモリアル版・東北4人版・ピョンチャン版~

2018-06-25 | プロアスリート羽生結弦・羽生結弦選手・最高おススメ演技集

2018年6月25日、「花は咲く・ピョンチャンバージョン」の羽生選手の「氷上」ではなくて「表情」の演技が入ったNHKの公式動画を、ページ最後に追加でリンクしました!

2016年1月18日、東北の4人版「花は咲く」動画を追加しました。

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 初掲載:2014年8月8日

 

 

最高おススメ演技 その13 は、東日本大震災の被災地・復興支援ソングを使った「花は咲く」。

被災地に捧げられた「復興への祈り」とも呼べる、羽生選手渾身の名演技です。

 

 2015年6月、羽生選手が、この演技をした時のことを、インタビューで語ってくれました!

デイリーモーション動画はこちら → http://www.dailymotion.com/video/x2wbhbg_150702-1min-%E8%8A%B1%E3%81%AF%E5%92%B2%E3%81%8F-%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B_sport

 

 

放送されているNHKでのホームページがこちら。→ http://www.nhk.or.jp/sendai/hanasakuhanyu/

羽生選手のコメントも載っています。

 

今もNHKの各放送局で随時放送中です。

 

 

 

歌とピアノは、羽生選手とも親交が深く、信頼関係の厚い 指田郁也(さしだふみや)さん。 

作詞は、岩井俊二さん。 作曲は、菅野よう子さん。 ともに仙台出身の方です。 

振付は、羽生選手の仙台時代のコーチ、阿部奈々美さん です。

 

最新の、NHK WORLD で海外で放送されている、英語字幕付き版が、こちら。↓ (動画主様、UPありがとうございます。)

 http://www.dailymotion.com/video/x22pcw7_hana-wa-saku-flowers-will-bloom_sport

 

個人的には、これは本当に本当に素晴らしいと思います!!

英語の字幕が、演技中にまとまった(短い)文として一括で表示されていくので、

その一連の流れとして、羽生選手が表わそうとしているものが何なのかが、先に明確に解るため、より一つ一つの動作の持つ意味が、深く胸に染み入ります。

 

指田さんの歌い方は、心に寄り添うような、繊細さと温かみのある優しさを持っています。 

羽生選手は、この指田さんの歌との、素晴らしいコラボレーション演技を見せてくれています。

 

 

羽生選手の、この4年間の結晶とでもいうべき演技で、本当に羽生選手にしかできない、「最高の」演技の一つです。

 

「本物の花」―――しかも、「傷つきしおれた花」と「元気な花」という、二つの小道具を用意するのはきっと大変だとは思いますが、ぜひ今後も、色々なところで披露してもらいたいな・・・と個人的には思います。

私の個人的な予想では、まだまだ、さらにこの上をいくほどの名演技が羽生選手にはできるようになる気がするので…。 

(もし今後演技されることがあったなら、できれば、このページにその演技動画を追加していきたいと思います。)

  

そして、NHKでの「フォトメモリアル版」がこちら。↓

http://www.dailymotion.com/video/x21c1pm_%E8%8A%B1%E3%81%AF%E5%92%B2%E3%81%8F-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%EF%BD%96%EF%BD%85%EF%BD%92_sport

 

途中までは今までのものと一緒ですが、羽生選手の、思い出の写真が挿入されています。

指田さんの、「花は咲く」はこちら↓

花は咲く
 
WM Japan

 

2016年の1月に岩手県盛岡市であった、NHK杯スペシャルエキシビションで、

羽生選手と荒川静香さんと、鈴木明子さんと本田武史さんの4人で、「花は咲く」を演じてくれました!

カメラの角度のより良い動画が、こちらです。 ↓

http://www.dailymotion.com/video/x3mwsdy_160117-n%E6%9D%AF-special-ex-%E8%8A%B1%E3%81%AF%E5%92%B2%E3%81%8F-%E7%A5%9E%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB_sport

非常に素晴らしい映像となっています! 4人版も必見!(笑)

羽生選手の心の込め方が、本当に凄いです…  とっても幸せそうな顔をしています!

 

 

そして、この歌の作曲者とともに作られた英語版(上の字幕版とは違う、完全なる英語バージョン)を歌ってくれている、IL DIVO(イル・ディーボ)の皆様の、歌のメイキング過程の映像がこちら。↓ (以前も紹介済み)

 

その英語版「Flowers will bloom」がボーナストラックとして収録されているのは、以下のCDの日本語盤です。

ミュージカル・アフェア(初回生産限定盤)(DVD付)
 
SMJ

i Tune での販売⇒ https://itunes.apple.com/jp/album/flowers-will-bloom-single/id711362299

 

(個人的には、指田さんとの生コラボはもちろん、いつかIL DIVOの英語版と羽生選手の生コラボも見てみたいです。 本当にもの凄いことになりそう。 

IL DIVOの皆様が、羽生選手のこの演技を見たらどう思うのか、ぜひ聞いてみたいです。 

羽生選手の渾身の演技を見たら、また心境に変化が起きて、さらに彼らの歌い方も少し変わってくるのではないかと思うのですが。

また、羽生選手のほうも、英語版になり、歌い手が変わると、演技も少し変わってくる気がするので、その違いを見てみたい気がします。)

 

 

 「花は咲く」の楽譜がこちらです。↓  

NHK「明日へ―支えあおう―」復興支援ソング 花は咲く (NHK出版オリジナル楽譜シリーズ )
 
NHK出版

他にも色々な版(合唱版・オーケストラ版等)が販売されているようですので、使いたい方はぜひ買って、復興支援にお役立て下さい。

花は咲く NHK東日本大震災プロジェクト「明日へ―支えあおう―」/菅野 よう子 混声3部合唱 パート別参考音源CD付(EME-C3008)
 
エレヴァートミュージックエンターテイメント

 http://route649.com/score.php?ID=97

 

「花は咲く」は、作詞者と作曲者の方の印税が、被災地に寄付されます。

これを使う方が増えれば増えるほど、また、演奏される機会が増えれば増えるほど、その寄付金額が増えていく仕組みになっていて、羽生選手の本、「蒼い炎」と同じで、まさに被災地に捧げられてある曲です。

 

この「花は咲く」と、同じく指田さんとのコラボの「花になれ」―――これらの被災地への思いを込められた羽生選手の演技を見ていると、私はある方の演技を時々思い出します。

元祖・表現力の女王で、二度の五輪金メダリストとなった、「カタリーナ・ビット(表記当時)」(当時・東ドイツ代表)さんです。 (現在はカタリナ・ヴィットと書かれることが多いようです)

まだ世界が東西冷戦下にあって、フィギュアスケートの採点でも、その敵対関係が露骨に採点に現れていた時代の、サラエボ五輪(1984年)とカルガリー五輪(1988年)、2度に渡って女子シングル金メダリストとなった彼女は、五輪開催地だったサラエボが、ユーゴスラビア紛争で戦場と化したことや、競技が表現力軽視になるのを危惧し、引退していたけれども再びリレハンメル五輪(1994年)代表となって出場し、

「花はどこへ行った」 という曲を使って、平和への思いを込めながら、演技されました。

 全盛期を過ぎたと思われた彼女でしたが、これは、伝説の演技「カルメン」に匹敵するかというほどの強烈な、忘れられない印象を残してくれました。

ジャンプを失敗したことも影響し、順位は、2度の元・五輪金メダリストには屈辱的ともいえそうな7位に終わりましたけれども、そんな数字をも気にせず、 つまらない議論をも吹っ飛ばすような素晴らしい思いのこもった演技・・・  

リンクを去っていく時のその姿・・・非常に重い役割を果たされた一人の金メダリストの姿を見て、フィギュアスケートという「競技兼芸術」のもつ可能性と素晴らしさをより一層感じられたその時、私は感動で涙が出ました。

かなり強烈な個性をお持ちで 物議を醸すような言動に出ることも多々あり、反感を持たれることも度々あるビットさんですが、東西冷戦下で旧・東ドイツの、文字通り本物のスパイとしての役割をも課せられていた彼女は(後に本で告白)、色々な意味で本当に強い人だったのだと思います。

 参考までに、その「花はどこへ行った」の演技と、インタビューの含まれた番組の映像はこちら (この番組も確かNHKだったような…) → https://www.youtube.com/watch?v=8UYLQ7Yev_k   「カルメン」というのはこちら→https://www.youtube.com/watch?v=Xbn-r9Gn_so (時代が違うので採点基準も違い、今と同列で比較はできません。)

 

ちなみに、ビットさんがこの「花はどこへ行った」の演技をした、リレハンメル五輪(1994年)のあった年に、羽生選手は生まれているんですね。

(冬の競技が、冬季五輪として分離・独立した年でもあります。 )

 

ちょっと不思議な感じがしますね。 そして、羽生選手もまた、大きな使命を担うことのできる器をもった金メダリストになった。

「花はどこへ行った」 と 「花は咲く」・・・ 奇しくも、どちらの演技タイトルにも「花」が入っています。

 

カルガリー五輪で「生きたカルメンそのもの」を見せてくれたビットさんの強烈な記憶を、ソチ五輪で「生きたロミオ」になって見せてくれた羽生選手が・・・

そして、リレハンメル五輪で「花はどこへ行った」で強いメッセージを発信したビットさんの感動の記憶を、「花になれ」と「花は咲く」を渾身の思いで演じ続けてくれた羽生選手が・・・

表現の面においても、それぞれの記憶を超えてくれたように、私は個人的には感じています。

男女の違いはあるのですが、ビットさんの強烈な演技を超えるほどの”印象的な”演技というのは、(私から見ると)長いことなかなか存在しなかっただけに、すごく嬉しいです!

 

 

羽生選手には多彩な魅力がありますが、優しさ・儚さ・繊細さとともに力強さをも同時に表せるような演技力は、男性の中では群を抜いて秀でています。

 

天性のものに加えて、痛みを知るからこそ可能になると思われる、深い思いやりを伴う 表現力…

 

フィギュアスケートはよく「花」にたとえられますし、中国語ではフィギュアスケートを「花样滑冰」と書くことからも、イメージが解ります。(←二つ目の漢字は画面では表記されないかもしれません。打ち込めましたけど。「木」へんに、右側のつくりの部分を「羊」と書く字です。)

 

それと同時に、「人間一人一人」も、その尊さや個性豊かさ、美しさ、人生を咲かせる意味などから、「花」にたとえられてきました。

「花」は、希望や愛、贈り物の象徴にもなりますし、人生の大事な節目や儀式には、男女関係なく、人はなぜか必ず沢山の「花」を添えたがります。

人の心を慰め、励まし、癒し、希望を与える働きをしてくれるからでしょうね・・・。

 

上のどの意味であっても、「花」に象徴されるものを表現させようとしたら、羽生結弦選手を上回るほどの男子シングル選手は、今のところいないと、私は思っています!!

 

 これからも、素晴らしい演技を期待しています!!

 

 

2018年6月25日追加:

NHKから、「花は咲く・ピョンチャンバージョン」が出ましたので、その動画をこちらに載せておきます!

アスリートの皆様が歌っている動画ですが、羽生選手も、(声は入っていないものの)、花をもって、氷上… ではなくて、「表情の」演技で出演しています!(笑)

羽生選手は歌の途中にも出てきますけど、動画の一番最後にも出てきて、この歌のラストを飾っていますので、最後までご覧になって下さい。

NHK公式動画: こちらへどうぞ https://www.youtube.com/watch?v=QWWfWmUROPY

このページで、私は、女子で五輪2連覇している女王・カトリーナ・ビットさんのことをとりあげていましたけど、平昌(ピョンチャン)五輪で、羽生選手も、男子での五輪2連覇の王者となりました!!…やっぱりね!(笑)

本当におめでとうございます…♪

 

 


ファンタジーオンアイス神戸2018で、EX「春よ、来い」ピアノ版を初披露した羽生選手!

2018-06-24 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

6月23日   他の出演者の感想を文中に一部追加しました。

***

今回の羽生選手の「春よ、来い」の演技について、ピアノを担当した清塚信也さんから、貴重な情報が入りました!清塚さんのツイッターより

「ご質問が多いのでお答え致します。今回の羽生結弦せんしゅとのコラボ曲の「春よ、来い」は今回の特別アレンジでお届けしております。なので、音源など、世の中には今は一切ございません。ゆづちゃんと、製作段階から直しに直しつつ、本番の二人のパフォーマンスを考慮し、作り上げたものです。」

うわ~、凄いですね! 特別アレンジだったんですって! だから、今は音源などは一切ないと。製作段階から直しに直したということです。すごいこだわり方ですね…! 本気度も違うわけですね…! 今後も楽しみにしています…♪

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ファンタジーオンアイス2018の神戸公演が終わり、2日目の演技が、

BS朝日で放送されました。

 

放送された数時間後には、大阪を中心として震度6弱の大地震があり、

羽生選手の凄い演技を見た衝撃の数時間後には、全く別の衝撃でテレビのニュースは一杯に…。

 

まだまだ困難な状況にある方々が沢山いらっしゃると思うので、なかなか演技の感想を…という状況でもなかったのですが、

ちょっとだけ落ち着いてきたようなので、やはりこの衝撃は忘れないうちに書いておこう、と思いました。

 

オープニング動画 https://www.youtube.com/watch?v=-eVEEO4Uzyw

 

(今回、カメラワークがちょっとイマイチでしたかね…特にオープニングは。)

 

まず、オープニングは、いつもの音楽ですが、羽生選手は4回転トウループを決め、着氷と同時に片足振り上げ、五輪以来のテレビでの4回転披露となりました!

順調に一歩ずつ、戻ってきているようで本当に良かったですね!!

続く群舞も、元プリンセス・プリンセスのボーカルだった岸谷香さん(旧・奥井香さん)の大ヒット曲、「世界でいちばん熱い夏」で「熱く」滑る羽生選手が見られましたね。(笑)

この曲のタイトルは、「暑い」夏ではなくて、あえて「熱い」が使われています! 観客席に松岡修造さんが登場すれば、誰も間違えなくなると思われる方の、「熱さ」ですね!

 ちょっと関係ないですが、この曲の「駆け抜けるゼブラのストライプ!」という歌詞で、ゼブラ(白黒)のストライプを着たスケーターさんが誰かいないかな…と思ったのですが、やはりいなかったですね…!(笑)

 

羽生選手は、オープニングの衣装は、かなり派手な色合いですけど、とても似合っていましたね。この曲だと知れば、あのカラフルで華やかな衣装も納得です。

この「世界でいちばん熱い夏」と、フィナーレで使われた「ダイアモンド」は、今まで最も「目の前で熱唱された回数が多い」曲ではないかと思うほど、私の周囲には岸谷香さん(プリンセスプリンセス)ファンが多かったので、

時を経て、羽生選手までもが熱唱しながら滑っているのを観て、不思議な気持ちです!(笑)

羽生選手なんかは、それなりに似合っててノリも良く、全く違和感ないですけど、

ランビエールさんあたりは…(笑)何かこういう曲調とはイメージがちょっと違う感じで… 見ていて、なんか笑えました…!(笑)

 

さて、いきなりですが、大トリで出てきた羽生選手の新演技「春よ、来い」のピアノバージョンの感想から。

 

羽生選手の新演技 「春よ、来い」

https://www.youtube.com/watch?v=HP1e9hpQhB0 

  

もう、何といって良いのかわからなかったですね…!!

ただただ、

絶句した、衝撃的だった、圧倒された、素晴しかった…!! 

そして、

ついに、羽生選手の、本当の才能による、正真正銘の本気を見た!! 

と私は思いました!

 

もう、感想を書かない方が良いのでは… と私は思いました。

国民栄誉賞の議論も、どこかのつまらないダジャレも、もうどうでもええよ~!(笑)

 

 

私は確信しました!!

やはり 羽生選手は、フィギュアスケートにおける、

「世界の 人間国宝」になれますね…!! 

(世界にそんなものがあれば、ですが、どちらにしろ、事実上そういう存在になれるでしょう…!)

 

…羽生選手は表現を究めていけば絶対にそうなるだろうと思いますし、ついに 羽生選手は、その域に入って来たんじゃないかと私は感じました…!!

 

本当に すごい衝撃だったし、ものすごく感動しました…!!

 

衣装… あれはどういっていいのかわかりませんけれども…

見れば見るほど、本当に手の込んだ衣装ですね!! 

思わず細部にまで目を見張ります… 何より、あれが似合うこと自体が、本物の奇跡!!

 

もう、すごく綺麗で、素晴らしすぎて何も言えない状態でした…!!  

 

私は、特に松任谷由実さんのファンというわけではなかったのですが、

それでも、この「春よ、来い」は、滅多にない名曲だと思っていたし、

個人的には松任谷由実さんの人気のある曲の中でも、圧倒的に一番といえる曲では、と感じていました。

 

 

まさに 「天国から降ってきた曲」 だとずっと思っていましたので、

これで羽生選手が滑る、ということそのものが、私にはまず衝撃的でした…。

 

ピアノのアレンジは、色々なものがありますけど、清塚信也さんの今回の編曲も演奏も、とてもとても美しかったですね…

それに羽生選手の高い技術と、想いが加わり、そして羽生選手のこの衣装…

振付も良かったですね…!!

全てが相まって、素晴らしい演技となって見えました。

 

 

鳥のようだけど鳥ではない、風のようだけど風でもない、羽のようでありながら羽でもない、

地上の花のようでいて花でもない、

人間なんだけど 決して ただの人間ではない… 

 

羽生選手は天国世界に存在する、この地上の世界にはない、

まさしく「生きた花」になったのだと… 

そしてその「花」は、自在に天国と地上とを゛舞っている”し、

また、「春という名の」 天国を ゛待っている”… 

そんな凄い演技だったと私は思いました。

 

このブログのタイトルを、「花になろうよ!」から、

「花になっちゃったよ!!」 に変更しようかと… 

本気でちょっとだけ考えました。 (笑)

 

「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」の白鳥の初見の衝撃も、もの凄かったんですが、

今回の衝撃は、それをさらに上回った感じでした。

 

ちょっとこの衝撃は、全ては 言葉に出来ないですね…!!

 

あの袖の、白っぽくも透明な感じのフワフワ… 羽のようでありながら、花びらのように私には見えましたけど… 動くたびに、すごい効果を放っていましたね。

 

ピンクと白で、キラキラしていて、

それでいて あそこまで似合う羽生選手… 似合うだけでもう尊敬ですね、

本当に凄いですね…!!

 

本当に、ただただ美しく、そして同時にとても力強く、ものすごくメリハリがあって、音にもいちいちピッタリで、

時にフワフワと舞い、クルクルと変化し、しなやかに動き、優雅に滑り、そして切なくて、それでいて甘くて、郷愁があって、

それでいて 強い希望がある…

1回転半のディレイド・アクセル(あれは本当のディレイド・アクセルですね!)は見事でしたし、すごくカッコ良かったですね…! 

着氷の時の衝撃音までもが、音楽や演技の一部になっていましたね!

この1回転半アクセルと、さらに、あの3回転ループ、どちらもこの演技の世界観を表現しているのがわかり、普通のジャンプではなくて、ただただ凄かったです。

レイバック・イナバウアーも、今までにない感じのアレンジで素晴しかったですし、衣装の袖のひらひらが、透き通って 美しく映えた瞬間でした…

ハイドロは、見たことのない低さにまで下がり、氷すれすれで弧を描き、非常に力強くありながらも、とても印象深かったですね… 

「想い」を表現していたのでしょうか…

 

ハイドロで、あれだけのバリエーションを作ることの出来る人って、

本当にスケート界でも、羽生選手ただ一人だけですよね… 

(まずハイドロがカッコよく出来る人自体が、本当に少ないですし…)

 

さらに、ハイドロ一つで、あそこまで様々な形のものが出来て、ここまで多様にアレンジすることが出来て、さらに表現の一部にできる人…

技術的にも圧巻ですが、精神的な表現力として見ても、見事でした…!!

 

色んな意味で、羽生選手は、ついに私の「非常に高かった期待」も、「理想」をも、

完全に超えてきたな…という感じで、

もう何も言えないです。 感無量。(笑)

 

本当に、さらに 羽生選手が どこまで飛翔していけるのか、楽しみです…!!

 

 

リンクの去り方、最後の腕の一振りの振り方まで、そして袖のヒラリと舞う様子まで、完璧でした!!

もはやおそろしいレベルだけど、 

本当に、「これは、今まで見た中でも最高では?」と思うほど素晴らしかったですね…!!(笑)

 

 

これは、デヴィッド・ウィルソンさんの振り付けだそうで…今季のエキシビションになるのでしょうか…?

ただ、今回のアイスショーでは、清塚さんのピアノの生演奏とのコラボでしたからね…!!

普段のEXだと、生演奏にはなかなかできないと思うので… 

 

この「春よ、来い」は、NHKのドラマの主題歌だった曲でした。

 

それも、羽生選手が生まれた年月、1994年の12月にも、流れていた曲ですよね。

私は、このドラマは見ていなかったので、内容は知らないのだけど、曲だけは本当に美しくて、ものすご~~~~く印象的で、「曲だけは知っている」人が大勢いたと思います。

そして、羽生選手が生まれた直後の 年明け(1995年)1月には、阪神大震災が起き、その数か月後の3月には、

オウム真理教による地下鉄サリン事件があり、日本はもちろん、世界を震撼させた、そんな「特別な1年間」に、ずっとNHKと、日本の街中に 流れていた曲です。

 

さらに、東日本大震災の後にも、「復興応援ソング」として使われていました。

 

だけど、今回のこの羽生選手の「春よ、来い」の演技は、希望が強く感じられて、とても良かったです!!

「天と地のレクイエム」とは、確かに似た要素がありましたが、明らかに違いもあり、あの時からの 明らかな成長も感じられて、本当にとても素晴らしかったですね…!!

 

羽生選手は、「祈りに近いプログラム」だと語られたそうです。

…そもそも、作詞作曲者の松任谷由実(ユーミン)さんご本人が、この曲は「祈り」だと語っていたかと思います。

 

この演技を、いつもの黒い練習着で同じようにやってもらったら、どう違って見えるのか、それともあまり違わないのかを、観てみたい気もしてきました。(笑)

 

しかし、本当に美しかったですね…!!

今後の演技も、ますます楽しみにしています…!!

 

以下、羽生選手がインタビューで語っていた内容です。

Q.関西のファンの熱い思いは届きましたか?

 「本当に最後まで熱い熱い声援を送って下さり、本当に多くの拍手を送って下さり、本当に僕たちスケーター一同、そしてゲストの方々も、胸が一杯になるようなショーに出来たのではないかな、と思っています。」

Q.コラボも魅力の一つですが、「春よ、来い」どんな思いで演じられましたか?

「まあ、春よ来い、というタイトルなんですけれども、あの、まだ梅雨ですし…最初、『世界でいちばん熱い夏』から始まり、冬になって春なのかな、とかって、若干ぐちゃぐちゃしていますけれども、あの、どちらかというと僕は、その日本語で言う「春」という意味において、なんかその、

『新しい命』とか、『芽吹き』とか、『また新しい殻を破る』とか、そういう意味をすごく強く思っていて、自分の中でも、あまり難しいジャンプを入れている構成ではないんですけれども、ある意味、その表現力とか、スピンだとか、ピアノの一つ一つの音に対してすごく真摯に向き合えているプログラムなので、自分自身も新たな殻を破りたいなと思っていますし、また自分がこのプログラムを滑ることによって、なんか皆さんの思い出とか多分、沢山いっぱいある曲だと思うので、そういうものも思い出すようなきっかけになってたらな、とかって思っています。」

Q.神戸で殻は破けましたか?

「本当にこのプログラムまだ滑って2日目なので、まあ自分でも、まだなんか心地悪いところとか、どうしたらいいのかなって迷いながらやっているところはあるんですけれども、毎日、それぞれの全力が尽くせていると思いますし、またなんか、一つ一つ、気持ちを込めて滑らせて頂いています。」

Q.4回転の瞬間、会場がまた一つになりましたね?

「オープニングで4回転跳んでいますけれども、やっぱり自分自身、練習も積まなくてはいけないですし、ツアーということでなかなかしっかりとした練習時間をとることができていないのですけれども、やっぱり、ここに来てくださる方は一期一会で、ずっと一緒だとは限らないので、その方々に、素晴らしい良い演技を、オープニングのスタートとして見せられたらいいなと思いました。」

Q.フィナーレ、プルシェンコさんと息子のサーシャ君の3ショットがたまりませんでした…!

「本当に、なんか、サーシャ君が僕のことを憧れていてくれているみたいなので、それもまた自分にとっては嬉しいですし、やっぱり自分が憧れていた方の息子さんというだけあって、オーラとか、そういうのがあるな、と思っています。」

Q.これから、どんな演技が観られるのか、カメラ目線でお願いします

「これから、色んなプログラムを滑っていくことになると思うんですけれども、一つ一つ意味のあるものにしたいなという風に思っていますし、もちろん、毎回同じ気持ちで演技しているわけではないので、色んな沢山の想いが、皆さんに届くと思います。その一つ一つの想い、そして皆さんが感じ取った、何か気持ちとか背景とか、そういったものを大切にしていただけるような演技をしていきたいと思っています。いつも応援ありがとうございます。」

最後に、敬礼ポーズをお願いされてやる羽生選手。

「これは自分の中ではウルトラマンなんですけど。ちっちゃいころに、すごいやっていました。」 「ありがとうございます。また来ます。」

 

さて、他の選手やスケーターさんたちの演技の感想です。 (まだ今後、書き加えます。)

 

今年シニアデビューが決まったという、女子の紀平選手は、新フリーを披露。 これは印象的で素晴らしかったですね…!

去年までと表現力が格段に上がった気がしましたね。解説の宮本さんも言っていましたけど。

練習では4回転サルコウも跳べているという紀平選手、日本女子に新風をまた吹き込むのか、楽しみですね!

 

デニス・バシリエフス選手は、見違えるほど動きが素晴らしくなりましたよね!確かに今後、人気が出るだろうと思いました!

 

アクロバットのお二人は、コミカルな演技が得意ですけど、今年の演技は新鮮な、可愛い面白さで良かったです!

エアリアルのお二人も、いつも大迫力で、この時だけは本当にサーカスもビックリのパフォーマンスで、この練習って、命懸けなんじゃないかと思わされる凄さがあり、私はいつもいろんなことを思い出したり考えたりしてしまいます。ご夫婦の信頼関係が深くあってこそ可能な技なのかな、と。

 

「ジュリアン」を安藤美姫さんが、そして「M」を鈴木明子さんが滑りました。

鈴木明子さんの「M」は、ご自分で振り付けたのだそうで、これはとても良かったです…! かなり歌詞に忠実な印象でしたけど、鈴木さん本人もすごく情感を込めて、嬉しそうに、そしてとても楽しそうに滑っていました。

 

プルシェンコさんの息子さんのサーシャ君の、「マイケルジャクソン・メドレー」は、本当によくあれだけの大勢の人の前で堂々と… と思うほどの演技でした。

終わった後、リンクの端で嬉しそうに待ち構えているプルシェンコさんが、完全に「息子を溺愛している 父の顔」になっていて、笑えました…!!

しかし、父親がある分野であまりに偉大過ぎると、その子供は、どんなに才能があっても、本人は苦しんだり、苦労することも多いので… 温かく見守りたいなと思いますね!

 

初披露となった、ランビエールさんとデニス選手の2人によるプログラムは、凄かったですね…!!

さすがに並んでしまうと、ランビエールさんがコーチだとわかってしまう感じがありましたけど、一人でデニス選手が演技している間は、まるでランビエールさんを見ているかのような錯覚に陥る感じがしました!

 

 

 

フィナーレとインタビュー動画 https://www.youtube.com/watch?v=2zIXKA6UliI

 

フィナーレは、岸谷香さんだけでなく、藤澤さんまでもが加わって歌う、「ダイアモンド」でした! 2人で歌って下さったのは、迫力が出てよかったですね!

羽生選手は、楽しそうに、そして幸せそうに滑っていましたね…!!

 

ラストで、プルシェンコさんの息子さんの「サーシャ君」がなんと、たった一人で、

羽生選手得意の、「へ型の変形ランジ」を大披露!!(←あれはもう、何か技の正式名称を付けて頂きたいですね!!)

…あのポーズ、あの真剣な表情… もう、見ていて死ぬかと思うほど、可愛かったですね!!(笑)

そして極め付けが、「こっちにおいで~!」って、しゃがんでサーシャ君を待ち構えていた羽生選手に全く気が付かずに、ひたすら一目散にお父様(=プルシェンコさん)のところに戻っていくサーシャ君!! 

見事に振られて、がっくりと氷に膝をつく羽生選手!(笑)

 

しかし、さすがは皇帝、きちんと「王者」のところに、「王子」がご挨拶に行くように、誘導して促して下さいました。

羽生選手は、もう一度、深い深い、見たこともないほど深いハイドロの技術を披露!!

 

今回は、プルシェンコさんを、愛息子のサーシャ君にとられてしまった羽生選手、ハビエル選手とも手をつないで、楽しそうに周回していましたね! 

 

何はともあれ、羽生選手がとても明るくて、幸せそうで良かったですし、

サーシャ君は神戸公演にしか出てきませんけれども、今後の演技も、非常に楽しみにしています…!!

 

( ※ 時間が出来たら、またこのページを追加で書き加えていきます…!) 

 


平昌五輪金で、JOCスポーツ賞の「特別栄誉賞」を受賞した羽生選手のインタビューと今後の展望

2018-06-17 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

6月11日: 羽生選手の語った言葉全部を太字で書き起こし、追加しました。 

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(初掲載 2018年6月8日)

 

平昌五輪金メダルで、JOC(日本オリンピック委員会)のスポーツ賞の表彰式で、「特別栄誉賞」を受賞した羽生選手の、映像とインタビューの内容が入ってきました!

最近の羽生選手には、色んな「栄誉賞」が付いて回りますけど、

国民のビタミン剤のような「栄養」にちょっとでもなれればそれでええよ、って感じでショウ!と思います!(笑)

でも、どうかあまり気負い過ぎず、羽生選手らしくいてくれればそれで良いと、

私は思います! 

 

羽生選手のひと言ひと言に過剰反応してくる、

期待の方向が何か間違ってる人たちが、世の中には沢山いますから…

 

日本人は1億数千万人いて、その1人1人は、みんな違いますから。

納豆食べられない人も日本人、納豆大好きな人も日本人、です。

 

納得! (ナットク!)して下さる人が増える 日本になると良いですね♪

 

 

「今や万人が認めるオウジャー(王者)、ですが永遠のチャレンジャーでもある」と言われているのが面白かったです。 

永遠のチャレンジャーですって! 

なかなか合っているかもしれませんね!(笑)

(以下、羽生選手の言葉の書き起こしです。 太字が羽生選手。)

 

「実際平昌五輪では一番高い難易度の構成ではなかったんですけれども、ただ、自分の中で言えることとしては、あの時の自分の実力の最高難易度のもの、そして最大限のことは出しきれたな、と思ってます。」

「挑戦にはやはり怪我というリスクも付きものですし、また失敗ということも確実に経験しなくてはいけないと思います。だからこそ、それが成長につながると僕は思っていますし、また、それが技術的な面だけではなくて、メンタル面であったり、人間としての成長にもつながるのかな、と僕は思っています。」

「自分としては結果としての目標、五輪二連覇というものは 実際、達成することができましたし、実際に達成感もすごくあります。ただ、自分自身、挑戦したいことがまだまだフィギュアスケートでは残っていますし、まだ磨き続けないといけないな、と改めて思っています。」

「やっぱり4回転アクセルに向けて、少しずつ挑戦していきたいなという気持ちはありますが、ただ、体の状態、心の状態等を含めて、ゆっくりと進めていかないといけないなとも思っています。」 

「頑張ります。メラメラしています。(笑) ありがとうございました!」

 

こちらはもっと長い動画。

高木選手が先に表彰されているので、羽生選手の登場は、

動画2:35~と、6:42~です。

  

もう一つ、国民栄誉賞絡みの質問に答えた動画。

「こうやってJOC側から表彰されるということは、それだけオリンピックで頑張って、活躍できた証だと思っていますし、オリンピックを目指す選手が、自分を含めて、これからどんどん、またさらに新しい世代を含めて増えていく中で、しっかりと自分も身を引き締めてこれからも頑張りたいな、という風に思いました。」

「まず、国民栄誉賞を授与されるということは、やはり、国民として、誇りに思い、そして身を引き締めてこれから生活していかないといけないなという風に思います。

また、これを受賞する際の覚悟としては、やはり自分だけが受賞されるわけではなくて、自分という人間を通して、色んな方々が僕に携わってくれたと思っているので、その方々を代表して、僕経由で、皆様への感謝の気持ちだとか、えー、

その方々の努力が少しでも評されればいいな、という風に思っています。

また、国民栄誉賞からの五輪ということに関しては、特に、大きな道筋としては考えていないです。ただ、やはりこれから国民栄誉賞というものを背負いながら、日本代表として世界の舞台で闘うにあたり、日本の文化を大事にして、日本人らしい、そしてアスリートらしい人間でいたいなという風に思っています。」

 

こちらも同じく国民栄誉賞について答えた動画。(角度違い)

 

 

思いのほか、羽生選手が とても元気そうで良かったです!!

 

こちらは、新しいフリープログラムについて、羽生選手が語ってくれた動画を上げてくださったツイッター。 ↓

https://twitter.com/melos_mag/status/1005019846101254145

「曲は決まっています。構成もなんとなく自分の中で決めています。

まだ曲についてコメントすることは出来ませんし、新しいプログラムについてお話しすることはまだ難しいんですけれども、自分の中で、ある意味、新しい自分を、新しいプログラムの中で出したいと思っていますし、ある意味、また新たな決意を胸に、またこれから、その新しいプログラム、新しい曲で滑っていくことになると思うので、まあ皆さんにも本当に楽しみにして頂きたいな、と思う気持ちもありますが、

自分自身が一番、楽しんで滑りたいなと、思っています。」

 

 

こちらは、新ルール改正について4回転などの構成を答える羽生選手。

https://twitter.com/melos_mag/status/1005017212564828161

「こうやってJOC側から表彰されるということは、それだけオリンピックで頑張って、活躍できた証だと思っていますし、オリンピックを目指す選手が、自分を含めて、これからどんどん、またさらに新しい世代を含めて増えていく中で、しっかりと自分も身を引き締めてこれからも頑張りたいな、という風に思いました。」

「とりあえずフリーの構成は既に練っていたので、そのフリーの構成をもう一回練り直して、自分が自分の能力を最大限引き出せる状態で、試合に臨みたいな、という風に思っています。」

「だいたいの目標的な構成は決めてはいたんですけれども、まあ少し手を加えなくてはいけないかな、という風には思っています。」

「そのGOE自体をどのように評価して下さるかっていうことになってくると思うので、これから先、本当に実際に公式の試合に出ないとわからないところというのは、多々あります。ただ、自分はやはり、そのジャンプの質だとか、そういったことに、これからもずっとこだわり続けたいなと思いますし、これからもさらに良い質のもの、そして綺麗なジャンプというものを目指して、しっかりと練習していきたいなと思います。」

 

 

新しい曲、プログラムがいつ頃わかるのかはわかりませんけれども、

気長に待ちつつ、楽しみにしています…♪

 

 


羽生選手を幼い頃から指導していた都築コーチが、2015年当時に語った、羽生選手についてのインタビュー

2018-06-11 | 羽生選手の素晴らしさ

初掲載4月13日   羽生選手の国民栄誉賞が決定したので、再UPします。

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今回、ご紹介するのは、スポーツナビに掲載された、2015年の10月7日付けの、

都築章一郎コーチが、幼いころから見てきた羽生選手について語って下さったインタビュー記事です。

 

平昌五輪以前はもちろん、ソチ五輪以前の羽生選手について、あまり、あるいは全然知らない方々には、是非読んでもらいたい記事になっています。

 

ネット上における悪質なガセ情報や、羽生選手に対する執拗な嫌がらせ情報に、振り回される可能性が、きっと減ると思います。

 

こちらをどうぞクリック(全文)

 

これは、2015年の10月上旬の記事ですから、羽生選手は既に ソチ五輪で金メダリストにはなっているものの、

まだこの後に出す、「バラード第一番」と「SEIMEI」での、歴代最高得点に関係した大騒動にはなっていない頃の記事であり、その時点での、都築コーチの発言です。

 

( 都築章一郎コーチは、日本のフィギュアスケート界の、大ベテランコーチの一人です。)

 

羽生選手がどんな環境で育ったか、十分に語られている、とてもわかりやすい記事ですので、

ファンならば 絶対に知っておくことを私はおススメします。

 

全部天才… じゃなくって(笑) 「転載」したいくらいなのですが(笑)、

それは上の記事を直接読んでいただくことにして、

この記事の中の、ほんの一部だけをここにご紹介してみます。

 

以下、質問に答えているのは、都築コーチです。

 

 

――羽生選手を最初に見たとき、どういう部分が優れていると思いましたか?

 

 やはり繊細なものを持っていましたから、フィギュアスケートに必要な音楽的な表現や感性という部分を備えていましたね。あとは何かを得るために自分でできることをしていました。時代は違いますが(エフゲニー・)プルシェンコのビデオをかなり見ていて、それに影響され、そこからスケートへの想像力を養っていました。それと羽生の場合は荒川静香らと練習場所が同じで、うまくなる条件もありましたね。

 

――羽生選手と他の選手を比べて違うのはどういう部分でしょうか?

 

 それぞれ選手の特徴はありますが、羽生の場合は小さい頃から成長できる条件を備えていました。要するに羽生自身だけではなく家族などの環境です。お姉さんがいて、ご両親にも理解がある。そして羽生自身もそうした期待に応えられる人間性を持ち合わせていたというところが大きいと思います。

 

――一流選手になるためにはそういった条件が必要なんですね。

 

 やはり最低条件がありますよね。フィギュアスケートに必要な条件が100あるとすれば、羽生は100に近いものを持っていました。だいたい初めはどの選手も条件はそろっていないんです。環境やコーチによってだんだんと作られてくるのですが、羽生はそういったものを最初から備えていましたね。

 

特に最後の太字にして下線を引いたところ。

羽生選手の演技を初めて見た時、私も本当にそう思いました。

 

フィギュアスケートは、多角的で多面的な評価ができる競技であり、芸術性も含むため、

採点基準を定めるのが難しく、何をもって「最高」とすべきなのか、絶えず試行錯誤と共に議論がなされてきました。

 

でも、人間というのは本来、決して「一つのものさし」などで計れるような存在ではないので、これはある意味、それでいいのだとも、私は思うのです。

人間のもつ多様な側面を包括している特殊な競技だからこそ、「タイムのみ」を競うような「一つのものさし」で判断できる競技とは全然違っていて、フィギュアスケートは奥が深く魅力的で、他の競技と決定的に違う特徴でもありますが、

だからこそ、何に比重を置いて判断するのかという判断基準も、とても複雑で難しくなって、もめやすい点でもあります。

 

だからこそ、

「こうでああで、こうでああ」なものを全部備えた選手がいたら、そういう人が一番になればいいんだよね、と、長いことフィギュアスケートを観ながら、私も漠然とした理想を持っていたんですが、

(まあ、でも、そんな人はいないよね(笑))というのが正直な気持ちでいたところ、

「い、いた! …見つけてしまった!」 

という、ものすごい衝撃があったのが、私から見た羽生選手でした。

 

 

インタビュー記事の続きからまた、一部だけを転載させてもらいます。

 

――都築コーチはどういう指導をされたのですか?

 

 佐野(稔)を育てた経験が、羽生を指導するにあたって大きな題材になったんです。羽生はどう思っているか分かりませんが、指導者としては早く、効果的に良いものを伝えることができたと思います。

 

――指導していた期間で一番印象に残っている試合はありますか?

 

 羽生が小学生のときに、初めて海外のノービスの試合に連れていったんですけど、そこで優勝したんです。練習した成果が出たなと思ったし、将来の大きな目標に向かって一つステップが上がったなと。そのときはうれしかったですね。これが土台になって世界へ羽ばたいていけるスケーターになっていくという感覚を持つことができました。

 

――小さい頃に土台を築くことがやはり重要なのですね。

 

 フィギュアスケートで一番大切なのはそれなんですよ。良いスケーター、世界へ羽ばたけるスケーターというのは、小さいころにしっかりした土台を作るというのが一つの生命線です。羽生の場合は、彼が小学校2年のときに私が「五輪へ行こう、世界一になろう」と話し、そういう土台作りをしてきましたから。それが実ってくれてものすごくうれしかったです。私がそのとき教えていなくても、彼が五輪のメダルを取ってくれたときは感謝して、「どうもありがとう」と言いましたね(笑)。

 

都築コーチによれば、「佐野稔さんを育てた経験」が、羽生選手に、より良い指導を早くから効果的に出来るようになった大きな理由だったようで、その経験を生かせた、ということのようです。

…というわけで、「Continues ~With Wings~ 」で、佐野稔さんが滑って下さるのだろうと思うのですが (…滑りますよね?! 何をして下さるのか、ちょっと楽しみですね!)

佐野さんご自身も指導していた時もあったと思いますので、その辺も「受け継いで」いるのかもしれません。(※ 佐野さんが仙台で開いたスケート教室でご指導を受けたのは羽生選手のお姉さまで、羽生選手は直接指導は受けていないそうですけど、一緒にくっついていっていたことが、その後スケートを始めるきっかけとなっているそうです。)(公式ガイドブックの羽生選手発言より)

 

ただ、この記事の中の都築コーチのインタビューで、唯一 私が違うと思った点が、次の言葉でした。

「よもや五輪チャンピオンになるとは、羽生も思っていなかったと思うし、私も一つサイクルが早かったと思っています」

 

ここで都築コーチの言っている「よもや」が一体どの時点を指しているのかよくわかりませんが、(震災直後の2011年のことなら理解できます) カナダに行った後は、羽生選手は明らかにソチ五輪での金メダルを意識して本気で頑張っていたと思うし、それを「出来る」と信じて頑張っていただろうと思います。

「ソチ五輪の羽生選手のフリーの演技終了直後で、チャン選手の演技が終わる前まで」の間なら、羽生選手本人も、(もう金メダルは絶対に無理だと思っていた)と語っていますし、それは観ている側にも伝わっていました。

でも、結果的には、(チャン選手のフリーでの、羽生選手以上の大失敗により、) 

羽生選手が ソチ五輪での、金メダリスト となりました。

 

サイクルが早かったということは決してない。 

 

この世の全てを知り尽くしておられる神様の御計画は、

最初からソチ五輪は、羽生選手の金メダルだっただろうと、私は思っていました。

 

 

さて、もう一つだけ、質問と都築コーチの回答を、抜粋してみます。 

 

――五輪で勝つまでは、東日本大震災もあり苦難の道を歩んでいたと思います。震災後はこちらのリンク(神奈川スケートリンク)で練習していたようですけど、再会したときはどういう様子でしたか?

 

 震災後に会ったとき、「この子は今後スケートを続けていけるのか」というのは感じましたね。4月から10月の約半年くらいは、私のところを行ったり来たりしながら、アイスショーに出ていました。そしてそのシーズン(11−12年)の世界選手権で銅メダルを取り、それがきっかけとなって五輪の金メダルにつながったわけですよね。今思えば、震災のときは五輪のメダルを取れたのが奇跡だったと思うくらい傷心していました。

 

2011年における羽生選手の傷心ぶり、どれほど心に傷を負ってしまったのか、というのは、

テレビの画面を通してさえ明確にこちらに伝わってくるほどの明らかなものでしたので、近くで日々指導されていた都築コーチが、その3年後のソチ五輪の金メダルを奇跡だと思えるほどに感じられたというのも、よく想像できます。

 

でも、そんな状態でありながらも、あの震災後の日本の大混乱と人々の不安が続く中で、

傷心の姿をさらしながら、必死で声を震わせながら、気力と勇気を振り絞って発言した羽生選手の言葉と姿を見て、本当に、羽生選手の震え声に合わせてこちらまで胸が震えたほど感動した私は、

「全てをご存知の神様は、絶対にこの人を捨て置かないだろう」

と改めて強く確信したし、この時に、

どうして神様が、羽生選手に、ここまで揃ったフィギュアスケートの才能や資質を与え、備えさせたのかも、理解できた気がしたのです。

 

 

聖書では、「全ての人は、目的をもって 天地創造主に造られている」と明言しています。

(これを 「使命」と 言います。)

 

また、

「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される。」

(ルカによる福音書 12章48節  新約聖書 新共同訳より )

 

という原則があるので、

(「誰に」与えられて「誰に」求められているのかと言えば、天地創造主たる神様に、ですが)

 

その分、羽生選手は 本当に本当に色々と大変だったと思いますけど… (今も大変ですけど;;) 

無事に、五輪で 2連覇出来て、本当に良かったですね♪

 

 

・・・他にも、色々なことを都築コーチは答えて下さっているので、2015年当時のインタビューですけれども、知らない方は、ぜひ全部を読んでみて下さい!

 

最後に、都築コーチが「全ての4回転」や、「5回転」についてまで言及されているのですが、

羽生選手の発言を聞く限り、これはどうやら昔からずっと一貫しているようですね。(笑)

 

先日、ネイサン選手が、4回転半(4回転アクセル)は、「自分は挑戦する気はない」と明言しました。

ネイサン選手は、「アクセル」ジャンプが一番得意で好きな羽生選手とは正反対で、ジャンプの中では「アクセル」がもともと苦手でしたので、それはよくわかります。

 

羽生選手は、まだ残っているご自分の「夢」の実現に向けて、

今はちょっと辛抱の期間だと思いますけど、

希望をもって、大事に大事に、

スケートを心から楽しみながら、 一歩一歩 前に進んでほしいと思います! 

 

 そして何よりも、今は自分のお身体を 第一にしていってほしいと思います!!

 

 羽生選手にとって、「Continues  ~With Wings~」 が、素晴らしい思い出のものとなりますように…!!

 


フィギュアスケートの、シニアの年齢下限を引き上げるべきかの議論について

2018-06-05 | フィギュアスケート全般について

2018年6月5日追記: 年齢制限引き上げ問題は、ISU総会で、そもそも議題から外れることとなったとのこと。こちらの記事より 必要な賛成数が得られなかったことと、議論がまだ成熟していない、というのがその理由のようです。

 

ロシアのフィギュアスケート連盟が、この最低年齢の引き上げに反対であることを表明したようです。こちらの翻訳記事より (翻訳感謝です!)

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シニアへ移行できる年齢下限を、現行の15歳から、17、または18歳に引き上げるべきだ、という議論が起きています。

 

The Answer というところが出してきた、この年齢下限引き上げ問題に関する記事で、プルシェンコさんが言ったとされる内容が、元の記事と比べて、一部がカットされているがゆえに、明らかにニュアンスが異なってしまった印象になっています。

The Answer が書いてきた記事は、こちら。

それと比べて、元の記事を全て翻訳して下さったものは、こちら。

 

読み比べてみればわかると思いますが、元の記事では、プルシェンコさんはエテリコーチの批判などはしていないし、それどころか、最近のエテリ組のジュニア女子が成し遂げた4回転の実績についても確実に評価していて、さらに、ザギトワ選手については、ごく一部にだけ存在する天才として高く評価していて、大人のスケートだったと述べています。

(プルシェンコさんは、前からザギトワ選手を高く評価していますね。)

 

さらに、「自分も今後、ジュニアの女子選手たちに4回転を教える」と明言していて、スポーツである以上、「この方向で前進することが必要なのだ」とも話していて、女子においては困難が伴うものの、決して後退してはならないという考えをも、きちんと強調しておられます。

これは今までプルシェンコさんが一貫して主張してきたことと、全く同じで、変わっていないわけです。

プルシェンコさんは、今までご自身が身をもって示してこられたように、

「フィギュアスケートの選手たちは 長く滑らなければならないという考えに賛成している」だけであって、同時に、「フィギュアスケートは進歩しなければならない。われわれは4回転ジャンプからはどこにも逃げられない。全てがここに至る。」とまで語っていて、この点も変わっていません。

上の、The Answer の記事は、これらの一部がカットされてしまっているために、元の記事とは、かなりニュアンスが異なって伝わる内容になっています。

 

ここの出してくる記事は、少し前に出された、メドベデワ選手の移籍問題についても、オーサーコーチが羽生選手に事前に確認して、羽生選手が「問題ない」と語った、などと書いていましたけど、

少なくとも元の英語の記事にはそのような記述は一つもなく、元の英語では、羽生選手がただ、「自分はクリケットで競技を継続するつもりである」という意思を(時期は不明ながら)既にコーチに伝えてあったことの説明が後ろにつけ加わっていただけでした。

ここの記事は以前も、プルシェンコさんがロシアの有望な女子選手たちの名前を挙げた時に、元の英語の記事では、プルシェンコさんの挙げた複数の名前の中に、あげられていなかったメドベデワ選手の名前が勝手に付け加えられていたことがあったりして、ただの翻訳ミスや訳の勘違いならまだしも、「明らかに書かれていない言葉」がなぜか勝手に付け加えられていて、元の記事とは違った内容で日本で拡散されていくことに、私は、(おかしいな…)と思っていました。

他にも、元の記事と違っている、ということは、私の見てきた限り、何度も起きています。

自分たちが独自取材して、新たに確認したことが加えられているというのならまだわかりますが、そうではなくて、元の記事のただの翻訳からの紹介に過ぎないのなら、そこに付け加えられた内容は、自分たちの意見だったり、自分たちの憶測や願望だったり、自分の推測だったりすることを、きちんとわかるように明記すべきであって、誰かがまるでそう言ったかのように書いてしまうことは、非常に問題だと思います。

 

日本のマスコミではこういうことが非常に多くて、先日も、ザギトワ選手がある番組で、「アニメは小さい頃は見ていたけれども、大きくなった最近は全く見ていないです」と映像付きでハッキリと明言していたのに、

すぐ後で放送された日本の別の番組では、勝手に(ザギトワ選手が)アニメ好きということにされて、そのような説明のナレーションがつけ加わって流されていたのを見て私は驚きましたし、

本当に呆れるほど、自分たちの利益やどこかの宣伝のために、選手に何かを強要したり強制したり、お願いしたり、強制できなければ勝手にねつ造コメントやナレーションをつけ加えたりしてまで宣伝に利用するのは、いい加減やめていただきいと強く思います。

 

少なくとも、こういう意図的な誘導や、一部のねつ造は今後も繰り返されるべきではないし、

私たちは、そういうことが日常的に起こっている可能性をも考慮しながら、何事も考えていかなければならないと思います。

 

最近も、羽生選手の名前を利用した「ゲスの極みコンテスト」が、ねつ造や人権侵害の前科持ちの雑誌間で散々行われていましたけど、その記事の中で、「何が」「誰が」「どこが」どさくさに紛れて「一緒に宣伝されているのか」を見れば、その記事の意図や目的は明確であり、そういった記事が出てくる背景に、それらを宣伝したいところや、そういう組織や関係組織が裏で大きく絡んでいることは、明白です。

そしてそういうところは、羽生選手のことなど、本気では全く考えていないどころか、ただ利用したり、貶めて平気なわけですし、自分たちの儲けしか考えていないことも、見ていれば良くわかりますね。

 

 

さて、プルシェンコさんがシニアの年齢引き上げにはどうやら賛成であるのは確かなようですが、(記事は女子だけみたいな書き方ですし、プルシェンコさんが男子についてどう思っているのかはよくわかりませんが、元の「案」自体は、男子も対象となっていたはずです)

私は正直、この案にはかなり複雑な気持ちですし、疑問を感じています。

理由は、プルシェンコさんが上の記事で語られていたことと、ほぼ同じ理由から、です。

 

シニアに移行できる年齢の下限を、「男女ともに」17歳か18歳に引き上げた方が良いという議論が出ているわけですが、

これを、4回転を跳びまくりだったネイサン選手のコーチが主張しておられるようで、まず、そこがちょっと驚きでしたが、ネイサン選手の身体は、公表されていなくても、今までのダメージが酷い状態なのでしょうか?(それならまだわかりますが…)

もし今回、羽生選手ではなくて、ネイサン選手が五輪で金メダルをとっていたら、それでも、このような議論になっていたのかな?という思いも少なからずあります。

 

また、15歳だったザギトワ選手が金メダルをとったことや、

ロシアのエテリコーチのチームのジュニア女子たちが、4回転や3回転アクセルをどんどん跳べるようになってきていることから 

危機感を感じている人たちがいて、そんな話になっているようにも思います。

日本でも、ジュニアだった紀平選手が、3回転アクセルからのコンビネーションという難しい技を、軽々と跳んでしまって、今後の有望選手として非常に期待が高まっています。

 

シニアへの移行の年齢下限の引き上げというのは、身体の問題などが主な理由にあがっていますけれども、

ただ、たとえそんな制限をしても、ジュニアで4回転が跳べちゃう天才系の女子、天才系の男子というのは、跳べたら、跳べるうちに跳んでしまうのではないかと思いますけど、違うのでしょうか?

(かつてプルシェンコさんは、14歳で4回転を跳んじゃいましたよね。当時、そんな年齢では誰も跳んでいませんでしたけど、だからこそ、当時の最年少記録だったかと。)

シニアの年齢下限を引き上げると、特に女子は、シニアのスポーツ性や競技性がやや低下して、ジュニア女子の方がジャンプの難易度が上がったりしていく可能性もあるように思います。

 

かつて安藤美姫さんが女子初の4回転サルコウを跳んだときは、「遊びでやってみたら、3回転アクセルは跳べなかったけど、4回転サルコウは跳べちゃったの♪」みたいな感じで成功していたかと思います。

遊びで跳べちゃったのを見たら、指導者としてはやはり、跳べてしまうものをセーブしてわざわざ負けることを選ぶことは少ないと思うので、

跳べるんなら跳びましょう!という感じで試合に入れてくることになったと思いますし、そうなるのは自然かなと思います。

そうすると、「あの人がやれるなら私も…」と挑戦する選手が出てきて、結果、やっぱり跳べちゃった、となったら、勝つためにはやはり試合に入れてくることでしょう。

結局、跳べる選手が出てくるか出てこないか、にかかるだけだと思うのです。

あとはせいぜい、練習量や回数への制限をかけるかどうか、でしょうか。

 

ジュニアでも跳べる人たちが、シニアでも勝つために、果たして今を制限するのかというと、(跳びすぎは防止できるかもしれませんが)

特に女子は、年齢が変わり、体型も変わるシニアの年齢になった時にも、同じように跳べる保証というのがあるわけではないと思うので、私にはよくわかりませんが、

ただ単に、今はシニアに移行できる15~18歳の間に何かの新記録を作った人が、今までのような高評価やメダルをシニアの大会や五輪でもらえなくなってしまう、ということになるだけのようにも思えて、それはどうなのかという思いもあります。

 

男子のボーヤン選手も、4回転ルッツを跳んだのは、「なんとなくやってみたら、2回目で跳べちゃいました!」っていう調子で成功したと、ご本人が証言されていましたし、

天才と呼ばれる人たちが何かを開拓するときって、本人が夢中になっているうちに予想以上の何かに到達しちゃいました、という感じが多いように思うので、

それを年齢制限をかけて、あえて五輪で優勝できないようにするっていうのは、それもどうなのかな…?とも思います。

15,16歳の技術力に優れた女子選手が金メダルを取るのは、過去に何度もあったことで、当然のように予想できたことだと思うし、今さらな気持ちも大きいですし、

今回五輪で優勝したザギトワ選手は、今までの、過去の15,16歳での金メダリストたちと比べても、後半にすべてを跳ぶことのリスクやプレッシャーなどをも考えあわせると、3回転ルッツ+3回転ループという、今回の最高難度ジャンプを、しかもプログラムの最後のほうで、あっさりと成功させてしまったことは、技術的にはやはりかなりレベルが高かったと言えると私は思っています。

 

最近の例外はむしろ、23歳で金をとったトリノ五輪での荒川さんなわけですが、あの時は、優勝候補だった他の選手たち、イリーナ・スルツカヤ選手も、サーシャ・コーエン選手も20代でしたので、誰が勝っても20代の金メダリストになる大会でした。

あの年にグランプリ・ファイナルで優勝して、世界で大注目を浴びていた当時の浅田真央さんはまだ15歳で、年齢制限にギリギリ引っかかって出られませんでしたが、荒川さんが後のインタビューでも語っていたように、もしあの直前に、15歳の浅田真央さんに負けるという体験をしていなければ、ご自身のスケートを(実際にやったように)見直すこともなく、トリノ五輪で荒川さんは逆に金メダルを取れていなかっただろうという話でしたし、それは見ていた側からも、強くそう感じられる展開でした。

荒川さんの金メダルは、15歳でシニアに上がってきた浅田真央さんの存在があってこそだった、と荒川さんご自身も過去に語っています。

もし、浅田真央さんがシニアに17歳まで上がって来られなかったのだとしたら、シニアの世界であの年に2人が同じ大会で演技することもなかったわけで、そうだとしたら、荒川さんがあのように危機感をもって、プログラムの変更を含めて、作戦を練り直すこともなかっただろうと、荒川さんご本人もそう仰っていたわけですし、観ていた側に過ぎない私にも、そう感じられました。

 

この年齢下限引き上げは、女子だけでなく、男子も対象のようですから、そこも、私にはちょっと複雑な気持ちです。

男子はむしろ、今までずっと、20代の金メダリストばかりでしたので、

羽生選手のソチ五輪での 19歳での金メダルは、近年では最年少記録に該当するようなもので、羽生選手はやや例外なケースでした。(歴代でも2番目に若いですし。)

 

私が複雑な気持ちになるのは、もし、羽生選手が、シニア移行を15歳で許されていなかったとしたら、さすがに羽生選手が19歳の時に五輪で金メダルをとれることはなかったように 思うからです。

羽生選手が、色んな意味で精神的に成長し、飛躍のきっかけをつかんだと思われる、高校2年の震災後のシーズンは、羽生選手はまだ16歳でしたので、「17歳までシニアになれない規定」なるものがもしあの時にあったら、あのシーズンも羽生選手はまだジュニアのままだったということになります。

初めて4大陸選手権で銀メダルをとったのも、高校1年の終わりごろでしたから、羽生選手はまだ16歳だった時ですし、

シニアの頂点争いである「世界選手権」で、堂々の銅メダルを初獲得した時も、17歳になって、まだ数か月後でした。

でも、その15~17歳頃から、普通より早く、シニアの世界に入って刺激を受け続けて頑張ってきたことが、結局、ソチ五輪で優勝することに、大きく影響したのは間違いないですし、あのシニアに移行してからの高校生時代(15~18歳)の羽生選手の凄さ、あの時期のものすごいワクワク感や深い感動を覚えている私としては、

「男子もシニアは17歳を下限に」と言われると、

なんだかなぁ… ちょっと寂しいね、という気持ちです。

 

実際、今の規定のままだったとしても、普通の男子シングル選手たちは、15歳でシニアに上がってくることはしていないわけで、羽生選手のような、本当にごく一部の天才選手たちだけが15歳でシニアにあがってきているのが現状で、

17歳だとまだジュニアで頑張っている人の方がずっと多いわけですが、

羽生選手は、当時15歳でジュニアの世界選手権で優勝しちゃったので、その後もジュニアに留まる動機はもうなかったわけです。

 

羽生選手は15歳でシニアにあがったからこそ、「シニアの世界に入ってみたら、僕はまだまだ」と自覚して、15歳の当時はそれをむしろ喜び、ワクワクしながら、向上心を持って試合に臨んでいました。

ジュニアのトップになったことに甘んじることなく、シニアに移行し、さらに上を見上げて頑張ってきたからこその卓越した演技が、あの頃の羽生選手には沢山あったと思うだけに、

その時期をジュニアの枠内に強制しようとする今の議論は、

規制の概念を破ってくるような天才が現れるのを妨げたり、そういう驚くべき発見の楽しみが減ってしまうような印象で、私は複雑な気持ちです。

 

早熟なのか遅咲きなのか、というのは、人によって違うとも思うので…

どちらが良いとも悪いとも言えません。

安藤さんが、シニアになってから跳べなくなったとしても、ジュニアの時に4回転サルコウを跳べたことが悪いのかと言えば、そんなことはなく、

その後のプレッシャーはあったし大変だったとしても、ご本人からしたら、跳べる時に跳んで記録を作っておけたのは、良かったのでは?としか、今は言えません。

 

人は誰でも、その時、その時期にしか出来ないこと、というのが、あるように思うので。

 

 羽生選手が、今にすべてをかけ、常にその時の全力を尽くす方針でずっとやってきており、それが可能だったのは、やはりあの未曽有の大震災を体験して、

「人はいついきなり人生を終えるかわからない」し、「いついきなり(ケガなどで)選手としての未来がなくなるかわからない」という、そういった意識が常に働いてきたこと、それゆえに「今を大事にする」という徹底した方針があったこと、そしてその結果として出来たのが今の記録であることは、間違いないだろうと私は思うのです。

 これは、「今を真剣に生きる」という意味であって、決して「今を刹那的に生きろ」という意味ではありません。

「今を、決して後悔なきよう真剣に生きる」「今を徹底的に大事にする」のと、「今を刹那的に生きる」のは、表面上は一見、似ているように見えることがあったとしても、その本質は 全然違います。

また、このことと、羽生選手が語った、「何回も死のうとした」ほど、心が落ち込んだり、落ち込ませられたりした問題というのは、全然別の問題です。

(これらを混同して、被災者なのに命を無駄にしようとするなんて、という批判は全く的外れなものであって、当てはまりませんし、羽生選手も気にする必要はないです。)

(また、大災害などでは、多くの生死を目の当たりにしたり、生きがいとなっていた大事なものを失ったりするため、普通の人であっても、死が身近な問題となりますし、大事な人や家族を失った方々は、悲しみのあまり…という想いになることもよくあることで、それは決して命を無駄にする、とか、軽視している、というわけではなく、これらもまた別の問題です。)

 

先日の平昌五輪で、女子の金メダリストになったザギトワ選手も、こちらの記事の最後に、同じようなことを述べています。 「今日を一生懸命生きることしか、考えていない」と。

 

彼女を指導されている エテリコーチは、私の知る限りでは確か、

アメリカでテロに巻き込まれて生命の危機を感じた経験をお持ちで、それゆえに、羽生選手が大震災で体験したのと同じような意識や、「未来への考え方」をもっているからこそ、

「常に、今できる最善を尽くさせる」ことに徹底しているようですし、その考え方が、強く結果に影響していると私は感じます。

 (ただし、エテリコーチがどうも誤解しているらしいのは、アジア的なスパルタ的練習が、今の羽生選手を始めとしたアジア系男子がトップ層に集まった理由では 決してないだろう、と私には思えるところです。体型や体質はそれなりに影響しているとは思いますが。

ネイサン選手はアジア系だけど中身は私から見ると完全にアメリカ育ちの「ザ・アメリカ人」に見えるし、ボーヤン選手は、中国でそもそもフィギュアスケートをやっているだけでも異質なタイプだと私は思うし、羽生選手はむしろ「自ら考え、研究する人」でオーサーコーチと意見をぶつけて議論することも厭わないところは、いわゆる典型的な日本人とされてきたイメージとは程遠いタイプと言えますし、そうやって自分の在り方やベストを模索できたことは確実に結果につながったと思います。)

 

女子が、フィギュアスケートにおいて、長くトップでい続けるには、ある種の体型が維持できなければ難しい、というのはやはり本当で、だからこそ、エテリコーチは跳べるときに跳ばせる方針でいるようにも思います。

コストナー選手や、既に引退された浅田真央さんのような体型を20代でも維持できて、ジャンプの技術力を(本人比で)落とさずにトップ層にい続けられる女性というのは、極めて稀であるというのもまた事実だと私は思いますし、

20代半ばになってから、むしろそれまでよりも活躍された鈴木明子さんが、引退されてから、色々なところでお話しされてきたように、20代で上位で活躍している女子選手たちは、その陰で多くの「女性としての機能や健康を、シーズン中は競技のために犠牲にする」ような闘い方を強いられる現状というのが女子アスリートにはあるようです。

こちらは、女子の体操の世界の話の記事ですが、これを読むと、多くの女性ファンはショックを受けるのではないでしょうか。

少なくとも私は、初めて読んだとき、さすがにこの年齢には本当に驚きましたし、個人差があるとはいえ、これが女子の体操の世界の「普通」でもあったというのがものすごいショックでした。

フィギュアスケートはまた体操とは全然違うとはいえ、鈴木明子さんの証言を聞く限り、その辺は似たような面も多いであろう印象を受けます。

これを読んだら、フィギュアスケートで男性コーチたちが何を色々言おうとも、男性コーチたちよりも女子選手の実態を知っているであろう「女性コーチ」であるエテリさんがとっている方針を、そう簡単に揶揄したりはできなくなるのでは、と思いますし、いったい何が本当にその人のためになり、その人の人生のためになるのかというのは、また見方が変わるように思います。

 

荒川さんも羽生選手も、「太れない体質」なのだとご自分で仰ってきましたが、

(それが本当の事実だとして)

「太らないようにするための、ものすごい努力の必要な 多くの選手たち」と、

「頑張らなくても太らず、むしろ痩せてしまう」ような体質を生まれ持っている選手たちとでは、その辺の負担は大きく違うだろうし、

こういったことは、生まれ持った 個人の資質や体質にかなり大きく影響されていると思うので、

いつまで続けるか、いつやめるか、何を目指すのかという生き方も、その人がそれぞれよく考えて選択すべきなのではないかな、と私は感じます。

 

 また、コストナー選手は、長く競技を続けていられる最大の理由は、イタリアには国内に過酷な代表争いとしての競争がないのも大きな一つと思いますし、コストナー選手自体が、フィギュアスケートを愛していて、(色々試練もありましたけど、)

優勝だの、表彰台だのに必ずしもこだわりすぎてはいないところが良い方向へと影響して、今も現役でいられているように感じられます。(もちろん、スポンサーがついてくれていることも大きいでしょうけれども)

 

パトリック・チャン選手が、今年まで長く選手を続けたのも、トップでいなければならないという、トップへのこだわりやプライドを捨てて、別のものを追求していったからここまでできたことでもあり、 最後は団体戦での金メダルという、団体戦への貢献を一番の目標にしていたようですが、それはそれで尊いことだと私は思うし、

羽生選手も含めて、明らかの他の選手たちにも良い影響があったように見えましたし、彼がここまで長く続けたことと、シニアの年齢下限とは関係ないことでした。

 

17歳や18歳までシニアに移行できないとなると、

私の記憶の中には、15~18歳ごろに羽生選手や浅田真央さんたちが見せてくれた、シニア移行後のあの時期だからこそできた、「鮮烈な演技の記憶」というのもあるわけですが、

それらが今後は、同じような可能性をもつ選手が出てきても、全て、ジュニアとしての別枠の勝負になっていってしまうのかと思うと、

そこは正直、ちょっと寂しいなぁ… と思えます。

今後の競技の見方も 、フィギュアスケートへのとらえ方も、今までとはかなり変わってしまうかも? というのが、私の今の正直な感想です。

 

つい最近、羽生選手が「Continues with Wings」で、シニアに移行した高校生の頃に見せてくれていた、素晴らしい印象的な演技の数々を

今の羽生選手で、ジャンプなしでも再演してくれたのは、私は本当に嬉しかったし、

今は当時よりもレベルも上がっていて、さらに見ごたえもありましたけど、

やはり早期にシニアに移行して頑張ったあの時代があってこその今の羽生選手でもあり、五輪で2連覇することまでできた羽生選手だ、とも私は強く思っているので、

余計にこの議論には、複雑な気持ちになるのかもしれません…。

 

大震災で落ち込んでいた羽生選手が、再び奮起出来た理由の大きな一つに、ジュニア時代に共に闘っていた、ロシアのガチンスキー選手が、まだ日本が混乱の最中の時期に行われた「シニアの世界選手権」で活躍しているのを見て、ものすごく強く刺激を受けて、負けたくないと思った、というのがありました。

 

また、伝説にもなっている、数年にわたる有名なヤグ・プル対決も、プルシェンコさんという年下の跳び抜けた天才選手がシニアの世界に早期に出てきて、ヤグディンさんがすごい危機感を抱き、それまでよりもあらゆる面で本気になったからこその、すごい演技の数々だったように思うと、

もし、シニアへの移行年齢の下限が17,18歳だったら、また色々と違った展開だっただろうし、あれもなかったのかな、とも思えます。 

 

今、シニアに移行したばかりだったり、まさにこれからシニアに移行しようとしている15歳前後の選手たちは、突然のこの議論を、今はどう感じているのでしょうか。

 

そして、15歳でシニアに上がった過去を持つ羽生選手は、今、どう思っているのでしょうか。

 

 決まったら、規定に選手たちは従わなければならないだけだと思いますけれども、

誰かを勝たせるためとか、誰かが勝ってしまうのを防ぐため、とか、そういった「誰かの利益のため」や「誰かにだけ都合が良くなる」ような理由ではなく、

本当に全ての選手にとって、最終的に良い方向へと向かう結果になってほしいなと、

今はそう願うばかりです。

 

 


「ファンタジーオンアイス幕張」2018で、怪我の回復が順調な様子を見せた羽生選手と、現状についてのインタビュー・一問一答

2018-06-05 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

 5月30日:初日に羽生選手が答えた、インタビューの一問一答の全文が明らかになったので、追加・修正を加えました!

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ファンタジーオンアイスの2018が始まり、最初の幕張公演ということで、

羽生選手が「Continues with Wings」のアイスショー以来の演技を見せたニュースが沢山入ってきました!

スポーツナビが掲載して下さった写真群はこちらからどうぞ。

こちらは、スポニチ写真部公式インスタグラムの写真群。

 

そしてこちらは、オリンピックチャンネルが公開した、今回の羽生選手の演技「Wings of Words」の一部と、ショー終了後に答えたインタビューの一部を合わせた映像です。 羽生選手は、すごく落ち着いてしっかりと丁寧に答えていますね!

 

写真からも、凄い感情を込めて滑っているのがわかりますね! これらの上の写真を見ると衣装の詳細が良くわかります。 

オープニングの衣装は、片方が長袖でもう片方が半袖! 他の部分も、左右がアシンメトリーの、なかなかすごいデザインの衣装ですね。

Chemistry の「Wings of Words」の衣装は、これで見ると、夜空のような濃青にカラフルな星のようなデザインに、白地に黄色の配色のかかった羽のようなものが肩回りについています。

肩のところが、宝石を細かく散りばめたみたいになっている、凝ったデザイン。

写真は、スポーツナビの坂本清カメラマン。

 

オープニングでトリプルアクセルを跳び、その後、Chemistry の「Pieces of a dream」に合わせて、他の出演者たちと優雅な滑りを見せたそうです。こちらの記事より

そして、トリでChemistry とのコラボ「Wings of Words 」の曲で、新演技を披露されたとのこと。(複数記事より)

こちらの記事で写真をどうぞ → デイリー記事 

日刊スポーツ記事(写真つき)  スポニチ記事(フィナーレの衣装写真つき)

朝日新聞デジタル記事

この上記朝日記事によれば、「アクセル、サルコー、トーループは3回転まではできるようになりました」と笑顔で話したそうです!

 

 

さらに、アイスショー終了後のインタビューで、新シーズンのショートとフリーの曲をそれぞれ、既に決めてあることを告白。まだ秘密だそうですけど、楽しみですね!

こちらのスポニチアネックスの記事によれば、

「(SPもフリーも)曲は決まっています。まだコメントは控えたい」と語り、

ジャンプは トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)2回と3回転トーループの計3本を跳び、右足首に負担のかかるルッツ、フリップ、ループはまだ練習していないとのこと。

「(他のジャンプは)痛みは感じない。3回転まではできるようになりました」と。

 

こちらの毎日新聞記事も同様。 曲名は「コメントを控えさせていただきたい」と明かさなかったそうです。

さらにこちらの記事によれば、

「ジャンプはまだ制限してやっています。アクセルとトーループとサルコーをリハビリとして練習させてもらってる。高難度のものはまだ目処が立っていない」

それぞれ3回転まで跳んでいることを明かし、まだ右足首に負担の大きいルッツ、フリップは跳んでおらず、ループも1回転まで、が現状のようです。

 6月に決まる新ルールでは、GOE(出来栄え点)がこれまでの7段階(マイナス3~プラス3)から、11段階(マイナス5~プラス5)、4回転ジャンプは1種類1回という変更が予定されていることについては、

「実際決まっているわけではないので、明確なコメントはできない」とし、

「勝負の世界にいる以上、トップになりたい。どんなルールでも適応して、勝てる自信をつけていきたい」と、力を込めたそうです!

スポーツ報知記事によれば、

右足首に負担がかかるルッツ、フリップは「1回転も跳んでいない」状態で、4回転はいずれの種類も跳んでいない、さらに、「高難度のジャンプのめどはまだ立っていない」、

 新ルールについては、

「まだ実際完璧に決まっているわけではないので、明確なコメントは控えたい。ただ、どんなルールになってもフィギュアスケートが好きだし、トップに立ちたい」

 

…羽生選手らしいコメントですね。(笑)

しかし、ルッツ、フリップはまだ跳んでいないのは、良かったですね。慎重にリハビリを頑張っているようです。

もともとリハビリ期間は3か月とのことでしたものね。(まだ丸3か月は経過していませんし。)

新ルールについては、まだ本決定ではないですので賢明な対応をされたと思いますが、試合には非常に意欲的でいるみたいで、良かったですね!

羽生選手なら、どんなルールでも適応できるとは思います。まずは、何よりも完治ですね! 

 

 

 

そして、最近、羽生選手を利用した「ゲスの極みコンテスト」状態だった、複数の雑誌や週刊誌の報道についても、自ら次のようにコメントされたそうです。

こちら、デイリー記事によれば、報道陣の質問が終わった後、立ち止まって、自ら切り出したそうで、

「変な報道もありますけど、僕は関与してません。ビックリしました。別の世界の 僕が知らない羽生結弦っていう人がいるんだなって」

熱愛を疑う報道を否定して笑顔で立ち去った、そうです。

同じく、 スポーツ報知の記事によれば、

公演後、報道陣の囲み取材が終わると羽生選手は自ら切り出して、

「変な報道がありますけど、僕は関与していません。ビックリしました。羽生結弦って、知らない(別の)世界の人もいるんだなって思いました」と笑顔で話して去っていった、のだそうです。

こちらのスポニチアネックス記事では、

「変な報道があってビックリしました。僕は全然関与していない。羽生結弦っていう、(別の)知らない世界の人もいるんだなと思いました。」

となっていて、「全然関与していない」「全然」がついて強く否定していて、最後が「苦笑い」したと表現されています。

(追記: 羽生選手は実際には「全然関与していないですし、びっくりしました」と強く否定した表現を使っていたと判明しました。下に掲載したKiss&Cryの記事を参考にどうぞ。)

羽生選手がクリケットを紹介しただの、「問題ない」と語って了承したかのように書かれた報道もありましたので、「全然関与していない」、「知らない世界の羽生結弦」、というこの答え方を見ると、それらをも完全否定しているということではないかな、と思います。

 

うーん、しかしこれは凄い、見事なコメント力ですね! 

羽生選手は、やはり頭いいですね。

「僕は関与していません」「ビックリしました」だけでなく、

「別の世界の 僕が知らない羽生結弦っていう人がいるんだなって 思いました」の表現には、さすがに私も笑ってしまいました。

 

羽生選手、強くなりましたね!(笑)

このコメントを聴く限り、憶測記事だというだけでなく、完全に「ねつ造」状態だった羽生結弦さんの言動に関する報道記事もあったということでしょうね。

「全然関与していません」は、「(メドベデワ選手の)移籍には全然関与していません」の意味でしょうね。

 

※ このインタビューの全体像が以下です。

こちらの日刊スポーツの一問一答に、より詳しく掲載された、こちらのKiss&Cry さんの全文掲載一問一答から修正と追加を加えました。

 

Q: 久々に公の場でジャンプを跳んだ。今の足の状態は

 ジャンプは今、種類を制限したて、アクセルとトーループと、サルコージャンプをリハビリとして練習しています。なので、難しい入り方だったり降り方は、まだ着手できていない状況です。

我の具合としては、ループ、ルッツ、フリップが、オリンピックの時に一番痛みを感じていたジャンプだったので、そのジャンプをやっていない限りは痛みを感じていない状況ではあります。

Q: 新たに挑戦するとしている4回転アクセルは

 4回転アクセルは、後々できればいいなと、自分の中で位置づけています。自分もまだリハビリの段階で、きちんとした練習ができているわけでもないですし、ショーやイベント等で練習がしっかりやれている状況ではないので、まだ高難易度のジャンプのめどに関しては立っていないです。

Q: 6月にルールが変更される

 まだ実際に決まっているわけではないので、あまり明確なコメントは控えたいなと思っています。ただ、僕はどんなルールにおいても、フィギュアスケートが好きという気持ちは変わりません。フィギュアスケートをやってその勝負の世界にいる限りでは、やっぱり勝ちたい、トップに立ちたいという気持ちがあるので、どんなルールであれ、自分が適応し、その中で勝てる自信をつけながら練習していきたいです。

Q: 現在どの程度ジャンプができているか詳しく

 アクセル、サルコウ、トウループに関しては、まだアクセルもそんなに安定しているわけではないんですけど、とりあえず3回転までは跳べるようになりました。そして、特にルッツ、フリップは1回転もやっておらず…、というか、右足でつま先をついてその衝撃でジャンプするものに関しては、1回転だけでなく、上がるだけのジャンプもやっていない状況です。ループは軸を取る練習とか、1回転だったり上がるだけのジャンプなどを、少しずつ、毎日1回か2回、やるようになってきたところです。

Q: 新しいプログラムは

 曲は、決まっています。ただ、その曲のことについては まだコメントを控えさせていただきたいなと思います。

Q: SP、フリーも

 はい。

 (質問終了後に自ら切り出し)

 …あの、なんか変な報道がありますけど…(苦笑)(メドベージェワの移籍や、親密さを報じる一部記事について)僕は全然関与していないですし、びっくりしました。 羽生結弦って 知らない世界の人もいるんだなって 思いました。

 

 

 

幕張公演は、土曜日のものが収録されて、28日(月)の夜9時から、BS朝日で放送される予定です!

 

 

羽生選手も、色々と大変と思いますけど、足の状態も守られながら無事に1か月と少しの残りのリハビリ期間をも乗り切れますよう、少しでも良い状態に戻って試合に支障なきようになれますように… そして新ルールも、羽生選手はもちろん、本当に多くの選手にとって善きものとなっていきますよう、心よりお祈りしております!

主イエス様の御名によって。アーメン。

 

 

 


羽生選手、個人としては史上最年少で国民栄誉賞を受賞が決定!

2018-06-01 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 

初掲載  6月1日

 

 

羽生選手に、国民栄誉賞が贈られることが決定しました。

23歳での受賞は、史上最年少になるそうです!

理由は、「厳しい修練と人一倍の努力の積み重ねにより、冬季五輪個人種目における日本人初の連覇、世界でも66年ぶりの連覇という、世界の歴史に残る快挙を成し遂げた」「多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えていることに、顕著な業績があった」からだそう。

確かに、その通りですね。(笑) 授与式は7月2日に官邸でとのこと です。

 

五輪で2連覇したものの、さらに現役続行を表明した羽生選手にとって、

今のタイミングがどうなのかという議論はあろうかと思いますし、

他にも、様々な感想を持たれる方がいらっしゃると思うので、このお話を受けようとも、断ろうとも、どちらにしても、羽生選手は非常に難しい立場に置かれていたと思います。

最初に話の出ていた3月初めから、結構経っていたので、すっかり忘れていた私としては、「もはやどうでもええよ賞」(笑)状態だったのですが、

不確かな「人間」から受ける栄誉よりも、天地創造主たる真の神様がどうご覧になっているかこそが最重要と思う私としては、

天地創造主であり、全知全能の神様は こうなることを やはりご存知だったと思うことと、その計り知れないご計画がなされていくことこそが 何よりも重要と思うことから、

今回のことを、素直に心から祝福したいと思います!

羽生選手、本当におめでとう!!

 

これがプレッシャーや、変な縛りにならずに、羽生選手はもちろん、日本の多くの人たちの本当の幸せへとつながっていきますように…!!

 

羽生選手が日本スケート連盟を通じて出したコメントは、以下の通りです。

「大変名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。

私がスケートを続けていられることも、日本のフィギュアスケートがこれほど脚光を浴び続けていられることも、フィギュアスケート界の偉人の方々がこれまで切り開いてくださったからこそだと感じております。

そして、冬季競技として、今回の平昌五輪において、多くの方々の素晴らしい活躍があったからこそとも感じております。

また、被災された方々からのたくさんの激励や想い、今まで一人の人間として育ててくださった全ての方々の想いがこの身に詰まっていることを改めて実感し、その想いが受賞されたのだと思っております。

皆さまの期待を背負い、まだ続く道を一つ一つ丁寧に感じながら、修練を怠ることなく、日々前に進んでいきます。

この賞が被災地やスケート界にとって明るい光になることを願っております。

育ててくださった方々、いつも応援してくださっている皆さまに心からの感謝を申し上げます。 本当にありがとうございます」

 

羽生選手は、さすがのコメントですね。

きっと都築コーチも嬉しいでしょうね!(笑)

被災地や、色んな状況を抱えていたり、痛みや困難を通っていたりといった、多くの人に希望や勇気を与える、という点では、私から見たら、どんな政治家よりも大きな力があったと 個人的には感じてきました。

こういう受賞を、この世で何よりも重視する人たちもいるだろうし、それによって態度を変える人たちも大勢出てくるだろうけれども、

これによって特に、昨日と今日とで羽生選手の「偉さ」が何か変化した、というわけでもないと私は思うので、

羽生選手がこれを受賞しようがしまいが関係なく、私は今後も、何も変わらずにいくつもりです♪ 

羽生選手も、気負い過ぎずに、(プルシェンコさんが先月のアイスショーで言っていたように、)

どうか 今のままで優しく、真っすぐに、素直に誠実に真剣に、勇気をもって その純粋な思いを大切に、希望と共に前に進んで生きていってほしいと思います!

 

 

仙台の関係者の方々からの祝福コメントが、こちらの毎日新聞の記事に 載っています。 

また、日本スケート連盟の橋本聖子会長のコメントがこちら。こちらの毎日新聞記事より

「羽生選手の国民栄誉賞ご受賞、誠におめでとうございます。希有(けう)な才能とたゆまぬ努力、そして磨きあげられた人間力がこうした評価をいただいたものと大変喜ばしく思います。これからも広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を届けるスポーツ文化の担い手として、一層ご活躍されることをお祈りしております。」

 

また、羽生選手は現在、早稲田大学の人間科学部通信教育課程在籍中ですが、

早稲田大学の総長からも、祝辞が届きました。こちらの早稲田大学HPより

【早稲田大学総長の祝辞】
羽生結弦選手の国民栄誉賞受賞を心よりお祝い申し上げます。
早稲田大学初の在学中での国民栄誉賞受賞の快挙を心から嬉しく思います。
羽生選手の活躍は、全国の早稲田大学関係者、早稲田ファンを大いに沸かせてくれただけでなく、スポーツの枠を超えて日本国民に大きな希望を与えてくれました。
今後も、限界に挑み続ける早稲田魂を発揮し、より一層の活躍を期待したいと思います。

 

本日は、ファンタジーオンアイス金沢公演の初日でした。

その演技終了後のインタビューで、再び、国民栄誉賞について羽生選手が出したコメントがこちらです。

「まず五輪2連覇ということは、やはり今までフィギュアスケート界を切り開いて下さった沢山の偉人の方々、先輩の方々がいてこその、自分の成績だと思いますし、またここまで人間として成長させていただくにあたって、様々な方々が、ご尽力下さいました。

そういった方々への感謝の気持ちを込めて、受け取りたいなという風に思っています。

またこの賞の趣旨として、被災地への支援ということも評価して頂き、この賞を受賞させて頂くことになっているので、そういった意味でも、被災地の方々への光であったり、何か前向きになるきっかけになれば、という風にも思っております。」

 

羽生選手の胸の内にある、まだ残っている夢の数々が、神様の御計画に沿うならば、これからも必ず実現していきますように…♪

そしてこのことが、今もどこかで人知れず苦しんでいる多くの方々への光となり、本当に救いを必要としている多くの日本人への祝福へとつながっていきますよう、心より、主イエス=キリストの御名でお祈りします!

 

また、本当にこれ以上、自分の利益のための都合よく利用する人たちが出てくるならば、あるいは、嘘偽りの報道や誘導やねつ造で人々を惑わすようなものがあるならば、必ずその者たちに神様からの裁定が徹底的に下されますよう、

羽生選手の全てが必ず守られますよう、

あらゆる人々の本音を知り、隠された裏をも全てご存知で、この世の神を名乗る全ての悪しき霊たちを遥かに超越した天地創造主・全知全能の神であり、人々の罪を赦す唯一の権威をお持ちで、羽生選手の心身を今日まで守り通して下さった 主イエス=キリストの御名でお祈りしています! アーメン。

 

 

スポーツ報知記事 デイリー記事 より 上記の羽生選手コメント全文を抜粋しました

 

授与式は7月2日になる予定だそうです。

 

イエスは答えて言われた。

「わたしの教えは、自分の教えではなく、わたしをお遣わしになった方(=天地創造主たる、全知全能の神)の教えである。

この方(=天地創造主の神)の御心を行おうとする者は、わたしの教えが神から出たものか、わたしが勝手に話しているのか、わかるはずである。

自分勝手に話す者は、自分の栄光を求める。

しかし、自分をお遣わしになった方の栄光を求める者は真実な人であり、その人には不義がない。」

(ヨハネによる福音書 7章16~18節 新約聖書 新共同訳より)

 

 

イエス=キリストの言葉

「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。

体は殺しても、魂を殺すことのできない者ども(=悪魔と手下の悪霊たち)を恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方(=天地創造主である真の神)を恐れなさい。

二羽の雀(すずめ)が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父(=天地創造主の神)のお許しがなければ、地に落ちることはない。

あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。

だから、恐れるな。

あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。

だから、だれでも人々の前で自分をわたし(=イエス)の仲間であると言い表す者は、わたしも天の父(=天地創造主の神)の前で、その人をわたしの仲間であると言い表す。

しかし、人々の前でわたし(=イエス)を知らないという者は、わたしも天の父(=天地創造主の神)の前で、その人を知らないと言う。」

(マタイによる福音書 10章26~33節  新約聖書 新共同訳より)

 

 

 

「愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです。
それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。
人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。それによって神からの霊を知りなさい。
イエスを告白しない霊はどれ一つとして神から出たものではありません。それは反キリストの霊です。あなたがたはそれが来ることを聞いていたのですが、今それが世に来ているのです。」

(ヨハネへの手紙第一 (第一ヨハネ) 4章1節  新約聖書 )

 

 

「不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます。なぜなら、神について知り得る事柄は、彼らにも明らかだからです。神がそれを示されたのです。 

世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物(自然・動物・人間・植物・天体物等)に現れており、これを通して神を知ることが出来ます。

従って、彼らには弁解の余地がありません。

なぜなら、神を知りながら、神としてあがめることも感謝することもせず、かえって、むなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなったからです。

自分では知恵があると吹聴しながら愚かになり、滅びることのない神の栄光を、滅び去る人間や鳥や獣や這うものなどに似せた像と取り替えたのです。」

( ローマの信徒への手紙 1章18節~23節  新約聖書 新共同訳より )