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さいたま世界選手権2019・EX「春よ、来い」で最高の演技を見せた羽生選手!

2019-03-28 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 

フィギュアスケート世界選手権2019(会場:日本・さいたま市)のEXで、

羽生選手が、本当に非常に素晴らしい「春よ、来い」の演技を披露して下さいました!!

 

こちらをどうぞ

  

 

 

…本音は、2位という結果はとてもつらかったであろう羽生選手、

一夜明けたこの日は、それでも、とても良い笑顔で、EXに臨んで下さいました!

 

私は、大会で2位になってしまった時の羽生選手は、試合ではいつもとても辛そうですけど、

そういう時のEXは必ず、予想以上にとても素晴らしい演技をして下さるので、

どんな演技になるのかな…と、ちょっとだけ期待していました。(笑)

 

観た感想で言うと、ええ、本当に非常に素晴らしく、最高の演技でした!と言って全く差し支えないような、本当に素敵な演技になっていたと思います!!

「春よ、来い」の演技の中では、今までで最長の編曲になっていたように思い、

本当に、少しでも長く見ていたいと思う身としては、

羽生選手の素晴らしい演技を、心から堪能できて、幸せでしたね~!

 

途中で魅せる氷スレスレのハイドロも、今まで見た中でも一番長かったのでは?という

ほどで、なおかつ、氷ギリギリまで低空姿勢を極めて、

本当に氷にキスしているみたいに見えました。

 

ラストポーズへの一連の動きも、今までで一番良かった流れだったように思いまししし、

本当に本当に素敵な終わり方で、何度見ても、会場だろうがテレビ前だろうが、「うわ~!」という感動と共に、思わず立ち上がって拍手喝采!せずにはいられない演技でした。

本当に心に爽やかな春が来たような、明るく幸せな気持ちになる、素晴らしい終わり方になっている演技で、凄いです。

 

演技後のインタビューでも、「今度は自分が、皆さんに春を少しでも届けられるように」と語っていましたけど、

これを見たら本当に、心は「春」のような明るさと爽やかで、温かい春風が吹く状態になると思います!!(少なくとも私は。(笑))

 

インタビューは、羽生選手はちょっとでも揺さぶれば、感極まって泣き出しそうなほど、

溢れそうになる気持ちを抑え、色んな思いを込めて、そしてしっかり前を向いて、繊細な感情の状態で演じて下さったのだとよくわかります。

ただただ、ありがとうと言いたいほどの、素晴らしい演技になっていますよ、羽生選手!!

 

観終えてから、思わず(う~ん、これは本当に凄い!!)と、唸っちゃいましたね、私は。(笑) 

今回はどんな演技になるのかな…と思っていたので。

 

このEXが「待ちに待った瞬間でもあり」とも語った羽生選手、長い「冬」の間に、ため込んだ思いやイメージなどがしっかりとあったのでしょう。

本当は優勝で、トリとしてこれを演技したかったであろう、羽生選手。

私も正直、羽生選手のアンコールがあったら良かったのに…とは強く感じました。(1位じゃないとアンコールはナシになりますが、順位に関係なく、演技後にスタオベして、そのままアンコールをお願いしたい気持ちになる演技でした!

「春よ、来い」衣装の「Origin」という、もの凄い演技が見られたかもしれないですし。(笑)

 

でも、きっと、もし1位だったとしたら、また何かが違った「春よ、来い」の演技になっただろうと思うので、今回のこのような演技は決して見られなかったと思いました。

だから私は、この演技が観られたことを、ただただ神様に感謝したいと思います!!そのくらい素晴らしかったと思います♪

 

羽生選手のインタビュー 

「とても、待ちに待った瞬間だったので、自分にとっても、

うん、なんか…もちろん自分にも、ある意味、今回の世界選手権で、これからまた新しい春が来るんだなぁというような気持ちもありましたし、

また今回頂いた、沢山の応援だとか、そういうものを、皆さんに今度は自分が春として届けられたいいなぁという風に願いを込めて滑らせて頂きました。」

Q  この世界選手権は羽生選手にとってどんな舞台となりましたか?

「そうですね、まぁ悔しいですけど、本当に日本らしい、日本開催らしい、素晴らしい試合だったと思いますし、その中でこうやって一位を争えたというのは、

すごく楽しくもあり、そして、大きな収穫もありました。」

Q   今シーズン一年を振り返ってみてどうでしたか?

「もちろん、自分自身のために、楽しく滑ろうっていう気持ちは強くありましたが、最終的にこうやって試合をシーズン通してやってみて、やっぱり勝つこと、競技を続けていくこと、

そして最終的に、こうやって喜びの気持ちで一杯になりながら、エキシビションまで、怪我なく滑り切ること…それが本当に自分にとっての幸せであって、楽しみなんだなと思いました。」

 

羽生選手はかなり良い笑顔、良い表情で演じて下さっていましたけど、映像だとなかなか、特に後ろを向いている時の表情は見られないし写らない、という残念さがありますので、

こちらの素敵な写真群でどうぞ「切り取られた瞬間」を、御確認下さい。(スポニチ写真群)

 

こちらは「トリが良かった~!(優勝して、トリを務めたかった、の意味)」と本音をのぞかせたという羽生選手の写真(フジテレビ公式ツイッターより)

 

羽生選手、とても幸せな「春よ、来い」の演技を、どうもありがとう♪

羽生選手の心にも、どうか本当の明るい春が訪れますように…!

先への強い希望が見えますように。

主イエス=キリストの御名によって祈ってます! アーメン♪

 


羽生選手のショート演技後の記者会見動画・インタビュー さいたま世界選手権2019

2019-03-23 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 

男子シングル・ショート終了後の、男子上位3人の記者会見

(羽生選手とネイサン選手、そしてジェイソン・ブラウン選手)の公式動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=iBDqd2NLuRM (←クリックどうぞ)

 

以下、羽生選手の答えた部分 (スポニチアネックス記事より

――SPの感想とフリーへの意気込みは?

 「ショート(SP)に関しては悔しい気持ちでいっぱいです。やっぱり、大きなミスをしてしまったので、そこはしっかり改善をしながら、フリーに向けて一生懸命、いろいろできることを、やるべきことを、一つ一つ積み重ねていきたいと思います。本当は英語でしゃべりたいんですけど、本当に自分の気持ちを伝えたいので、通訳を介して言わせていただきますが、ネーサン(チェン)選手、ジェイソン(ブラウン)選手、こういう風な記者会見の場で感謝を述べることができる素晴らしいスケーターと一緒にトップ3に入れたことが、とてもうれしく思います。やっぱり、ジェイソン選手は、今年から自分と同じクラブに入って、一緒に練習して、スケーティングのうまさ、表情の豊かさ、本当に体の柔らかさとか、いろいろインスパイアされているなと思いますし、ネーサン選手に関しては、ケガをしている時を含めて、今シーズン初めて戦ったんですけど、やっぱり彼と一緒に戦うのは非常に楽しいなと改めて感じました。これからもまた、戦える機会をもっと持ちたいなと思っていますし。ま、とにかくフリーも楽しみたいなと思っています」

 ――現在の体調は平昌五輪と比べてどういう状態か。4回転サルコーの失敗は、ウォームアップの転倒が影響したか。

 「あの頃と比べると1カ月間長かったので、そういう意味では練習を積んで来られたかなと思っています。ま、うん、それぐらいでいいかな。サルコーに関しては、ごちゃごちゃといろんなことを考えてしまったのが本音です。うん、あのー、もちろん6分間練習でうまくいかなかったというのはありますし、うまく自分の中で跳ぶスペースを見つけきれなかったというのはもちろんあります。ただ、そこは謙虚になってはいけないと思いましたし、自信をもって、もっと、なんだろ…、もっと王者らしくいないとダメだなってきょう思いました」

 ――前回演技をしたのはロステレコム杯(ロシア杯)。圧力とストレスが大きかったのは、その時と本日とどちらか。

 「えっとー、んーと、んー…。日本開催だからっていうことではなくて、ま、観客のみなさんからということでもなく、自分自身が今回のショートの演技に対して、すごく期待していましたし、すごく自分にプレッシャーをかけていました。ロステレコムカップよりも、今回の方がずっと緊張していたし、ずっといい演技をしたいとい気持ちが強かったなと思います」

 ――ネーサン・チェン選手と対戦する楽しさはどこにあるか。ネーサン選手との12・53点差について感じているところは?

 「やっぱり強い選手と戦えるのは楽しいですね。ふふ。やっぱりそういうところが、スケートをやっていて、うまくなりたいという一番のモチベーションになりますし、実際、全米(選手権)の演技を見ていて、あ、この演技に勝ちたいなと思って練習してきたので、実際、彼と一緒に試合ができて楽しいです。あと、得点に関してはフリーになってみないと分からないので、大きく何かを言えることはないですけど、ただ、やっぱり、自分の構成をしっかりやりきって、一つ一つきれいなジャンプを決めていきたいなと思っています」

 

ネイサン選手と羽生選手は、どちらも非常に賢い受け答えで、闘志もすごく、

しかし清々しくもあり、フィギュアスケートの本当の天才二人だなと思いました。

良いライバルでもありますが、お互いへの尊敬というか、尊重の精神が素晴らしい。

アスリートとして気持ち良い、潔い、なおかつ互いへの配慮に満ちた発言で凄いですね。

 

ジェイソン選手は、嬉しくてちょっと浮かれている印象ですね。(笑)

もともと彼は順位と関係なく、スケートが好きで滑れる喜びを表現できる人なので、順位で一喜一憂するタイプではない印象でしたけれども、この天才2人と並んでいるのは、やはり落ち着かないほど嬉しいのかも。

彼もジャンプ以外の才能は確かに本当に凄いし、その点を「羽生選手のおかげで」自信が持てるようになったと言っているのは本当に素晴らしいことなのだけど、

まだショートだけとはいえ、3回転だけでこのスコアが出てしまい、この順位が取れるような採点制度はさすがにちょっと… としか。 かつてなら、3回転だけでは絶対に90点台など出せないはずでしたから。

プルシェンコさんが、シーズン当初に懸念していたことが起きているなと思います。

さて、フリーでどうなるか。

 

羽生選手は、ショートの結果に、自分にとても怒っていることや、本音はとても悔しいのもとてもよくわかりますが、

なんか、この会見で、不思議な透明感と美しさのようなものが際立ってきているのが凄いですね。

いつになく ものすごく凛々しい。

そう、「凛々しい」!のですね。

本当に蒼い炎ですね…

 

ただ、今回は羽生ファンの多くの方々も、

「羽生選手が思い描く演技、目指す演技」が出来ますようにと、

何よりもそういう点を願って下さる方々が、今までになく とても増えている印象があって、その現状が私は良かったなと思いますし、嬉しいですね。

 

昨日のショートも、最初の4回転サルコウが2回転に抜けた後、「あーっ」て、ため息は確かに会場に出たけれども、すぐに応援するような温かい拍手に包まれていたのも確かです。(羽生選手は頭真っ白だったかもしれませんが。)

 

羽生選手にとっては、小さい頃からの憧れだった曲なのですし、

沢山の思い出の詰まった曲でもあり、プルシェンコさんや、これまでのスケート人生への想いの込められたプログラムだと思います。

何よりも、その想いの伝わる演技になることを、

主イエス=キリストの御名によって、心からお祈りしております…!!

 

羽生選手、何がどうなっても大丈夫ですから、信頼して頑張れ♪

 

 

「このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。

そればかりでなく、苦難をも誇りとします。

わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。

希望はわたしたちを欺くことがありません。

わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」

(ローマの信徒への手紙5章2~5節  新約聖書  新共同訳より)

 

 

 


世界選手権2019・羽生選手のSP演技「秋によせて(Otonal)」動画と、男子のSPの感想をちょっと

2019-03-22 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 

羽生選手、久しぶりの試合、まずはショートお疲れ様でした!

さいたま世界選手権2019の羽生選手のSP「秋によせて」の演技動画(公式)です

 

なんとなく顔が青白いというか、目の下にクマが出来ているような印象を受けたので、ちょっと疲れているか休めていないかかなぁ…という気がしました。

6分間練習は、ご本人も後のインタビューで仰っていたように、最後の2本を跳ばなくても良かったのでは、と思いました。直後の1番滑走でしたし、4回転サルコウは練習では本当に完璧なジャンプばかりでしたからね。

6分間練習でスペースが見つからずにジャンプを跳び損ねたことが何回もあったようですが、私はあえて「入りの確認」などだけで体力温存のため回避したのかと途中までは思っていました。(そのほうが疲労がたまらなくて良いかと思ったのですけど)

でも、いつもはもうちょっと早く切り上げる羽生選手が、終了直前6秒までジャンプに挑んだのを見て、(それは成功したけど) 傍から見ていてジャンプの美しさは比類ないレベルだったのに、完璧を目指しすぎてちょっと焦っているかな、とは思いました。

(ラインスタンプでこの「秋によせて」の衣装のものが「完璧にします!」になっていたのが気になっていました…)

 

サルコウは本当に残念でしたけど、その後はスピンなどは驚異的に美しく、「羽生選手のスピンは博物館に保存したい」などという海外評価の記事が出ていましたけど、確かにそのくらい美しかったです。白鳥みたいなドーナツスピンと、ステップ直前のシットスピンは本当に凄く印象的です。

ジョニーさんのスピンの美しさや表現方法に惹かれて、それを目指した羽生選手の「原点」「こだわり」はきちんと表現されていたと思いますし、さすがだと思いました。練習でとはいえ、Y字バランス(スパイラル)まで披露して下さっていましたし。

「頭真っ白」になったとはいえ、その後の要素が崩れなかったのは凄かったです。確かにちょっと一生懸命感が出ていて、情緒的な「Otonal」というよりもは、かなり必死&全力な演技になっていましたけど(笑)、それもまた羽生選手のスケート人生の一面の真実を表していたようで、面白いと言えば面白いです。

自分では意図しなかった点も含めて、毎回の演技には色んな意味があると思うので、どうぞ気にしすぎずに前を向いて下さい。(笑)

 

こちらは、最終グループの6分間練習から含めた全員の演技動画(公式)です、

 

アメリカ勢は3人とも好調でしたね。羽生選手が、フィギュアスケート選手としてU.S.スポーツアカデミーの「アスリートオブザイヤー」をとったのは、彼らにはすごく嬉しいことだったのでは?と思います。やる気に満ちていますよね。(全米選手権のスコアはボーナス爆上げ「国内採点」過ぎて、国際大会では全く参考にならないですが!(笑))

羽生選手は、高いレベルのネイサン選手と競うのは「楽しい」と明言していたので、その辺の精神構造はさすがだと思いました。(笑) ただ勝ってほしいだけの一部のファンとは違う。 ネイサン選手も、羽生選手の影響のおかげで自分はここまでできるようになったと語っていましたね。

宇野選手の予想より低いスコアに羽生選手も驚いていましたけど、最初のジャンプの転倒(+回転不足)以外は、演技としてはむしろ良い印象だっただけに…。

色々言われることを覚悟で次の4回転の後続ジャンプを2回転にしたと宇野選手は言っていたので、「色々言われている」ことがかなり気になっているのだなと、今回宇野選手の本音が垣間見えた気がしました。

 

そして、男子SP全体の感想をちょっと: 

うーん、全体に4回転の回転抜けや転倒の多い印象でしたけど、会場、暑すぎです!

氷がとけているようには見えなかったけど、柔らかかったとネイサン選手が言っていましたね。氷の質は素晴らしいと語っていましたけど。

3回転しか跳ばなくて済むジェイソン選手が2位になれちゃう採点方法はやはり、いくら他の技が上手くても、私はどうかと思っていますし、改めて強く思いました。

4回転数種類を練習していて、うち1本失敗しただけの選手たちが10点近くを簡単に失って何もしなかったのと同じになるような採点制度、一方で全く挑まない選手たちが3回転だけで4回転跳んだ並みのスコアが得られるような採点制度は、精神面を考えたら、競技としては私は大いに疑問です。4回転跳ぶために練習と訓練に費やす時間、抱える身体的リスク、恐怖、痛み、その他本番でかかる極度のプレッシャーその他を考えたら、それを全て回避している選手が他の練習に磨きをかけられるなんて当たり前ですから。 これは女子の3Aや4回転についても、全く同じ感想ですけどね。

もう男子は、3回転しか跳ばない選手たちは絶対にトップグループには入れない、みたいなルールでも作った方が良いのではないかとさえ思いました。バンクーバー五輪時代と比べて4回転跳べる選手が比較にならないほど多くなっているのに、4回転の練習を頑張る選手たちがここまで報われなくなる採点制度は疑問です。

ネイサン選手は、本人比ではジャンプはややつまり気味に見え、決して良かった方とは私は思いませんでしたけど、最終滑走だったから、それまでの最高得点者が90点代半ば、3回転のみのジェイソン選手、という状態で滑るのは精神的には今までにないほど非常に楽だったことでしょう…  

羽生選手も宇野選手も、インタビューがかなり辛そうでしたね。あれだけのものすごい多数の日本国旗がずらりと並んだら、見てるこっちでさえも圧倒されて(うわー!)と思いました。5年前の世界選手権より、そして平昌五輪より、遥かにものすごかったですよね。(笑)

ついでに会場も暑すぎて、だるかったほど! あれはちょっとどうかと。平昌五輪会場と温度があまりにも違います。気温が上がったのは影響したのでしょうけれども。 

そういった難しい状況の中では、よく頑張っていらっしゃると思います。

 

ショート終了後の、元アイスダンスのキャシー・リードさんからのインタビューに答える羽生選手。 

 

自分のショートの演技(結果)にものすごく怒っているので、この感情を、フリーの演技には上手く生かしたい、と羽生選手は語っています。

 

最後までどうか油断なく…♪ 

よく休んで、落ち着いて ファイト!(笑)

 


世界選手権2019(さいたま)・羽生選手の公式練習・インタビュー内容と記者会見動画

2019-03-21 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 


蒼い炎」は、仙台の誇り、というタイトルで羽生選手へ応援広告が出ています。涙出た。UP感謝です!


 


 20日の、羽生選手の公式練習での曲かけ通し練習(ランスルー)映像はこちら(その1)(UP感謝です!)つづきはこちら  フリーの一部だけではありますが、見た限り、かなり振付も良くなった印象。ほんのちょっとずつの変化でも、積み重なると大きな影響に。動きにキレがあって、非常に素晴らしいです。羽生選手の演技から、確かに炎を感じます。(笑)


20日の公式練習で、羽生選手は見事過ぎる素晴らしい「Y字バランス(スパイラル)」を披露! こちらをクリック写真 羽生選手、24歳男子でこんなことが出来るとか、あまりに凄すぎて何も言えないほどのレベル…!!羽生選手の身体はどうなっているのかと。YuzuruのY、などと言われていますけど、もちろんそうもそうですけど、「ワーイ♪」ってやっているのですよね?(笑)心から楽しめたなら良かったですね…!


こちらのスポニチ記事があまりにも詳しく公式練習の羽生選手をレポート。いや、これは細かすぎるほどで凄すぎてビックリ…(汗)羽生ファンのために頑張って書いて下さったのでしょうけれども…このメモとるのは大変ですね。 しかし、こちらの写真の羽生選手のレイバック・イナバウアーが本当に素晴らしい!!


 


羽生選手は、柔軟性と難度の高い技を、若い頃よりもさらに凄いレベルでやるようになっているところが、本当に驚かされます…!!


もう一つ、4回転トウループ+トリプルアクセル+1回転オイラー+3回転アクセル


という、驚愕の4連続ジャンプも披露! …凄いですね!! でもどうか、本番までお身体をお大事に!!(笑) 


 


 


18日の夜、羽生選手が、世界選手権2019のために日本に帰国。お元気そうで、笑顔で何より!こちらの記事より  笑顔の写真付きデイリー記事共同通信記事:こちらも良い笑顔  こちらも笑顔写真感謝! 右足首は「大丈夫」「頑張ります」とのこと。 お帰り、羽生選手! 素晴らしい試合になりますように主イエス=キリストの御名でお祈りしています♪ よく眠れますように…!


  


さて、19日朝には「とくダネ!」の単独インタビューに答えました。


以下、その時のインタビュー内容 こちらのスポーツ報知記事より


「完治とはいえないんですけれど、自分が納得できるレベルまでは戻ってきたなという感触はあります」と状態を明かした。


「前回のけがとはまた違った部位だったので、治療の方針だとか治り方の違いだとか、そういうところでも歯がゆい思いをしたり、難しいなと思ったところはありました」


「あのころ(平昌五輪前)よりも、今の実力に満足できていますし、自分の中でも世界選手権に出られるレベルになっているなっていう感触がしっかりある。4回転はとりあえずループまでは戻っています。平昌五輪の時もループまで戻っていて。完全に戻ってはいなかったんですけど、今回に関してはしっかり戻ったなという感触はあります」


 2014年3月に行われた世界選手権では、ショートプログラムで3位と出遅れ、フリーで逆転優勝を飾ったものの、2位の町田樹とわずか0・03点差だった。「あの頃の自分を超えたいな、というか。もちろん優勝は目指しているんですけど、その上でギリギリ勝った感じではなくて、もっと圧倒的に勝ちたいなという気持ちでいます」


 ライバルとして、今年の全米選手権を342・22点で優勝したネイサン・チェン(19)=米国=の名を挙げたが、「ネイサンのナショナルの点数とかすごいなとか思ったんですけど、自分がしっかり調整しきれれば問題はないかなと思っているので、誰に勝ちたいとかじゃなくて、己に勝った上で勝ちたいというのが今回の感じです。今シーズンはちょっとしか試合ができなかったけれど、その中での羽生結弦を超えたいって思ってます」


「シーズンの締めくくりとして世界選手権は存在すると僕は思いますし、そのシーズン勝てたか勝てなかったかはこの試合で決まると思うので。このシーズン勝ちたいなって思ってます。みんながピークの中で勝ちたいなっていうのが強いですね」


 


19日は午前11時から羽生選手は公式練習に参加、そしてその後の記者会見に臨みました。


 明るい笑顔が多く、和やかで、落ち着いた様子で良かったです。 面白い発言がいくつか出ましたね。


今日の練習については、次のように発言。「メインリンクの練習でやりたかったこと、感じたかったことを感じることができた。そういう意味では全て、ミッションコンプリート。やりたかったことを全て達成できた」


…良かったですね! 油断なく、着々と歩みを進めてほしいと思います!


こちらのスポーツナビで、羽生選手の公式練習でのショートの曲かけ練習映像を公開中。 ←クリックどうぞ(事情により音声なし動画)


 


19日(火)の12:00(お昼)ごろから行われた、日本代表男子選手記者会見(羽生選手、宇野選手、田中刑事選手)の動画はこちらです ↓



 


「練習の過程でいろいろな方にサポートしていただいたので、感謝をしながら滑りたい。胸を張って100%と言える状態。今の世界選手権に向けての状態では100%だと思う。練習も含めた上で、全ての自分に勝ちきれるような演技をすることが目標」 (スポニチ記事より)


…100%というのが凄いですね…!まだ完治はしていないとは言いつつ、羽生選手がここまで言うのは珍しいような… ホッとする気持ちと、ちょっとドキドキする気持ちと…(笑) 


練習では、4回転を12本(ループ3本、サルコウ5本、トウループ4本)を決めたとこちらの記事より。 フリーで予定している、4回転トウループ+トリプルアクセルの超高難度技も成功。


 


羽生選手の理想に向けて、納得できる演技が出来た上で、ジョニーさんとプルシェンコさんが、喜んで下さるといいですね! 帰国当日のインタビューでは、「もっと熱いものが灯った」と言って下さっていましたけど…


 


昼の記者会見でのインタビュー詳細は以下の通りです。


羽生選手・宇野選手・田中刑事選手インタビュー内容全文を、こちらの記事が掲載して下さいました!感謝!(会見全文・一言一句完璧!)  ←別ページに載せます


羽生選手の部分のみの、一問一答詳細要約  こちらスポニチ記事より 


―今大会へ重点を置いてきたことは

「まず試合に向けて体作りから初めて、足首も完治ではないが、試合に出られる状態に戻すことを重点的にやってきた。いろんな方々のサポートを受けていろんな練習をして、試合に出られる状態になった。とにかく練習の過程でいろいろな方々にサポートしていただいたので、感謝をしながら滑りたい」

 ―現時点での状態、五輪に向けての過程との違いは

「自分の求める100%から何%かといえば、胸を張って100%といえる状態。もちろん、その100%というのは毎回、限界値が同じわけではない。シーズン前に理想としていた100%かといわれるとそうじゃないかもしれない。そこは具体的に今は説明できないけど、今の自分の世界選手権に向けてという状態の中では100%だと思う。五輪までとの相違点に関しては、似ているところもあるという感覚もありつつ、世界選手権ということで五輪と違った緊張感がある中で試合に向けて準備している。日本ということで、また違った注目のされ方、緊張感もまた違ってきている。試合で感じたいことを感じていければいいかな」

 ―今大会で自分に課していること、成し遂げたいことは

「一番の目標は、今季の自分が演技してきたもの、今季の練習、試合も含めた上で全ての自分に勝ちきれるような演技をすることが一番の目標。それはもちろん公式練習の準備の仕方、試合に向けた日々の過ごし方とか、気をつけないといけない点がある。集中すべき時に集中して、スケートを楽しむ時は楽しみたい」 

 ―22年北京五輪への思いは

「五輪について今は考えられない。この大会に集中することが必要。この大会でベストを尽くしたい」 

 ―さいたまスーパーアリーナに対する思い

「さいたまで滑る世界選手権というのはやはり、ソチ五輪後に優勝できたところというのもある。非常に自分自身、気持ち良く試合に臨めているなという感覚がある。調子どうのこうのは別として、メーンリンクの練習でやりたかったこと、感じたかったことを1つ1つ感じることができた。ミッションコンプリート、なんていえばいいんですかね。やりたかったことを全て達成できたという意味では感覚良くできた」

 ―平昌までの準備を生かせたところ

「うまく生かせたところは、あの時に一番大切だった試合の五輪に(今回より)1カ月ほど短かったけど、その中で優勝できた。ほぼ納得できるような演技ができた上で優勝できて、すごく自信になっているし、試合に出られなかった期間含めてどう気持ち作っていけばいいか、どう日々を過ごしていけばいいか、ケガ明けがどれだけ苦しいか、経験した上での今回の準備だったので気持ちは楽ではなかったと思うけど、いい経験をした上での今回の準備段階だったのかなと思う」

 ―自国開催でどう感じるか、練習でも多くのファンがいた

「やっぱり練習の段階から見てもらえる、応援してもらえるのは自国開催ならでは。試合でのアドバンテージはないと思うけど、過ごす上で日本語が使えたり、ふと目に入るのが日本語だったりでリラックスできる」

 ―どのような練習してきたか、リンクでの練習再開時期、プログラムを滑った時期は

「すいません、時期についてはカレンダーを見ないと思い出せない。ループまで跳べるようになったのが、いつだったかな・・・。3週間前くらいかな。3週間前くらいにやっとループが本当に50本に1本くらい跳べるようになった。いろんな練習ってどういう風に表現したらいいか分からないけど、1つ1つの完成度を上げる練習から始めて、右足首の強度を上げつつ、五輪と違ってループを跳ばないといけない使命感がものすごく今回あるのでループに耐えうる筋力を付けるように努力してきた」

 ―心の炎は今どのような状態か

「正直、ロシア大会で燃え尽くせたかなと思っている。もちろん、ロシアの時は本当に大変でフリー滑るのも大きな決断だった。ロシアで滑り切れたからこそ、自分の中でくすぶり続けていたものがちょっと解放された感覚もあって。ただ、試合を見ているだけの時期はすごく悔しかった。油はあるし火もあるんだけど、ちっちゃい部屋の中で燃えている感じだった。やっとこうやって試合の会場に来て、今は大きな箱の中で光って暴れ回る炎になれている。勝つっていうことは一番大切なものだと思うし、競技者として持っていないといけないこと。ただ、相手に勝つだけじゃなくて自分に勝った上で、このすごく煮えたぎっている勝ちたいという欲求に対して、すごく素直に勝ちを取りたいなと思う」


 


同じく一問一答 スポーツ報知記事よりこちらも


―重点を置いて準備してきたことは


「(足首は)まだ完治ではないんですけど、試合に出られる状態に戻すことをやってきた。いろんな方のサポートを受けて、いろんな練習をして試合に出られる状態になった。とにかく練習の過程において、いろんな方々にサポートして頂いたので、感謝しながら滑りたい」


 ―現在の状態は何%? 去年の五輪と違いはあるか


「自分の求める100%から、胸を張って100%と言える状態。今の自分の世界選手権に向けてでは100%。五輪とは似ているところもあるなという感覚もありつつ、五輪とまた違った緊張感がある。日本ということでまた違った注目のされ方で、緊張感が違ってきている。違ったところもある意味、楽しみながらいければ」


 ―この大会で成し遂げたいことは


「自分が演技してきたもの、練習、試合も含めて全ての自分に勝ちきれるような演技をすることが1番の目標」


 

 ―今日の練習を振り返って

「メインリンクの練習でやりたかったこと、感じたかったことを感じることができた。そういう意味では全て、ミッションコンプリート。やりたかったことを全て達成できた」


 ―五輪での経験は生かせたか


「うまく生かせたと思っています。月日は(今回と)1か月ほど短かったが(五輪で)優勝できた。ほぼ納得できる演技で優勝できたのが、すごく自信になっている。試合に出られなかった期間を含めて、どういう日々を過ごしていけばいいか、その中でけが明けがどれだけ苦しいかも経験した。いい経験をした上での今回の準備段階だったと思う」


  ―リンクでの練習再開はいつからか


「時期はちょっとカレンダーを見ないと思い出せない。明確ではないのですが、ループまで跳べるようになったのは(数秒考えて)3週間前くらいにやっと50本に1本くらい跳べるようになった。いろんな練習をどう表現したらいいか分からないんですけど、1つ1つの完成度を上げる練習から始めて右足首の強度を上げた。今回はループ跳ばないといけない使命感があるので、耐えられるような筋力をつけるように努力してきた」


 ―戦う炎は燃えているか


「ロシア大会で結構燃やし尽くせた。もちろんロシアのときは大変でフリーを滑るのは大きな決断だった。フリーを滑りきれたことで、自分の中でくすぶり続けていたものが少し解放された。試合を見ているだけの時期はものすごくつらく、油はあるし火もあるので小さい部屋で燃えている感じでした。今は本当に大きな箱の中で光って暴れ回る炎になって、気持ち良く滑りたいと思います。もちろん勝つのは1番大切なもの。ただ相手に勝つだけでなく、欲求に素直に勝ちを取りたいと思います」


 

 


 


 


羽生選手! 最後まで落ち着いて頑張って下さいね…!


試合期間中、毎晩よく眠れますように…♪


体調が最後まで守られ、羽生選手が安心して過ごせますように、主イエス=キリストの御名でお祈りしています…♪


 


※このページは、情報を追加していきます。


 


さいたま世界選手権2019・日本男子代表記者会見での羽生選手たちの発言全文

2019-03-19 | 羽生結弦選手・注目発言

 

2019年の3月19日の正午から、日本代表男子(羽生選手・宇野選手・田中刑事選手)の記者会見がありました。

動画はこちら

 

以下は、その時の発言全文です。 (※毎日新聞も全文掲載して下さったので、このページの下の方に追加しました!)

こちらの朝日系列・朝日オンライン限定記事が、一言一句完璧に掲載して下さいました!感謝します!!

( ※以下、羽生選手の答えの部分のみ、私が太字に変更しました。一部、明らかに聞き取りミスと思われるものを発見したところは、修正しておきました。)

 

――世界選手権に向けて何を重点的に練習したか

宇野:この試合に特別練習したことというのはないんですが、シーズン通してやってきたプログラムを「より磨きをかける」という思いを込めて練習してきたのと、より良い結果を求めて練習してきました。

羽生:試合に向けて身体づくりから始めました。足首の状態については、まだ完治ではないのですが、まずは試合に出られる状態に戻すことを重点的にやってきました。いろんな方々のサポートを受けて、いろんな練習をして、試合に出られる状態になっています。

 どんなことに重点を置いてきたかという話からは、ちょっとそれちゃうかもしれないのですが、練習の過程においていろんな方々のサポートをしていただいた。だから、その人たちに感謝しながら滑りたいと思っています。

田中:全日本選手権と四大陸選手権の時の感覚をいかに今回へつなぐかというテーマで練習してきた。その時の感覚をしっかり本番に出せるような練習と、失敗したところもたくさんあったので、そこを重点的に練習してきました。

――自分の求める「100%の状態」と比較して、現時点では何パーセントくらいか。けがから4カ月ぶりの試合。平昌五輪の時とどんな部分が違うか。

羽生:100%と胸をはって言える状態です。その100%というのは毎回、限界値が同じわけではないので、シーズン前に理想としていた100%かと尋ねられるとそうじゃないかもしれない。そこは具体的にうまく説明できないのですが、とにかく今のコンディションとして、世界選手権に向けてという状態の中では100%だと思っています。

 平昌五輪との相違点に関しては、似ているところもあるなという感覚もありながら、オリンピックとはまた違った緊張感がある。その中で、試合に向けて準備していると思います。また開催地が日本ということで、五輪とはまた違った注目のされ方もされて、緊張感というものもまた違ってきています。その違ったところもある意味で楽しみながら、試合で感じていければいいかなと思います。

――今大会で自分に課していることや、成し遂げたいことは?

羽生:一番の目標は、今シーズンの自分が演技してきたもの、つまり今季の練習と試合の両方とも含めたもの、全ての自分に勝ちきれるような演技をすることです。それには、公式練習の準備の仕方や、試合に向けての日々の過ごし方など、いろいろ気をつけなくてはいけない点が多々あると思います。回復すべき時にしっかり回復して、集中すべき時に集中して、また、スケートを楽しめるときはしっかり楽しみたいなと思っています。

――今日の練習(3月18日午前の公式練習)では、すごくテンションが高く、調子がよくなったように見えた。練習で感じたことや観客の前で滑った感想は? また、さいたまスーパーアリーナのリンクで滑ることへの思いを聞きたい。

羽生:まず、このさいたまスーパーアリーナで滑ることについて。世界選手権は、ソチオリンピック後に優勝できた大会です。会場の雰囲気も(優勝した2014年当時と)完全に一致してはいませんが、感覚が似ているところもあり、自分自身が非常に気持ち良く試合に臨めています。

 公式練習に関しては、調子のいい悪いは別として、まず今日のメインリンクの練習でやりたかったことができ、感じたかったことを一つひとつ感じることができたので、そういう意味ではミッションコンプリート(笑)なんていえばいいんでしょうかね。やりたかったことがすべて達成できたという意味では、本当に感覚がよく滑れたのかと思います。

――けがは、右足首という意味では平昌のときと同じ。もちろん箇所は違うと思う。この4か月間、平昌までの準備を経験としてうまくいかせたところがあったか。

羽生:そうですね、うまく生かせたと思っています。やはり自分の中で、一番大切だった……だった(過去形)なんですけど、今は。今一番大切なのは世界選手権なので。あのときに一番大切な試合だったオリンピックで優勝できた、ほぼ納得できるような演技ができたうえで優勝できたというののが、すごく自信になっています。

 試合に出られなかった期間も含めて、どのように試合に向けて気持ちを作っていけばいいか、どういう風に日々を過ごしていけばいいか、また、その中でけが明けというのがどれだけ苦しいものかということも経験したうえで、今回の準備だった。もちろん月日は1カ月ほど短かったのですが。今大会の準備は、気持ちは楽ではなかったけれど、(平昌五輪での)いい経験をしたうえでのことだったと思っています。

――宇野選手に質問です。四大陸選手権前は右足首の捻挫などもあった。現在はここまでけがなくこれたのか。四大陸選手権の時には「世界一になりたい」という思いを明かしていたが、改めて今大会にかける思いを。

宇野:はい。気を使って質問してくれてありがとうございます(笑)。えー、そうですね、足首は全く問題ないです。調整も順調に。この試合に僕は初めて結果を求めて試合に挑みたいなと思っています。以上です。

――(宇野選手に)結果を求めるとなると、がむしゃらに行く時の試合と準備段階で何が違うのか。

宇野:特に違いはないんですけど、試合でいつも僕は自分の満足いく演技ができたらいい。結果は気にせずっていうのをモットーでやってきたんですけど、ンフフ……(右側の羽生を見て)すごい、視線が……!(笑)フフフフ……そうですね。結果を求めるからといって、その、なんか特別練習を変えたわけではないので。この試合で、まあ結果を求めることが緊張につながるのかわかりませんけど、それが僕にとって貴重な経験になることは間違いないかなと思っています。

(注: この時の、宇野選手と羽生選手の笑える写真を、読売新聞写真部さんが公開して下さています。こちらをどうぞクリック )

読売新聞写真部公式ツイッターより


――自国開催のアドバンテージはあるのか、どのように感じているのか。練習の段階からかなり観客が入っていた。それは本番をイメージできるいい環境だったのか、それとも何も感じなかったのか。

宇野:はい。えー、そうですね。これだけ練習からお客さんが入ってる試合は、もう日本以外他に絶対ないなっていう思いはありましたね。まあ、そうですね、まあ、あの……(笑)。がんばります!

羽生:やはり、練習の段階からたくさんの方々に見てもらえる、たくさん応援してもらえるというのは、自国開催ならではだと思いました。試合のアドバンテージはないと思いますが、(試合まで)過ごすうえで日本語が使えたりとか、ふと目に入る言葉が日本語だったりっていうのは、すごくリラックスできるなあ、と思います。

田中:そうですね。やっぱり練習からたくさんの方が見ていただいてる中で練習ができているので、すごい本番を想定をした練習もできると思うんですが、若干自分の中ではこの雰囲気にあおられたなっていう……。やっぱりまだ適応できてないなという感じがあったので、しっかり本番を想定して、この歓声っていうものを自分の力に変えていけたらいいなって思います。

――けがをしてからいろんな練習をしてきたというが、体力作りも含め、どのような練習をしたのか。リンクの上での練習を再開した時期、プログラムを滑った時期を教えてほしい。

羽生:ちょっとカレンダーを見なければ思い出せないところがあって、明確ではないんですが、(4回転)ループまで飛べるようになったのが、いつかな……3週間、3週間前ぐらい……かな……。3週間前ぐらいにやっとループが、50本に1本跳べるようになったぐらい、でした。

 それから、いろんな練習……いろんな練習ってどういうふうに表現したらいいのかちょっとわからないのですが、とにかく、一つひとつの完成度を上げる練習から始め、また、右足首の強度をあげつつ、強度をあげるのと同時に、ループに耐えうる筋力もつけるように努力してきました。
 やはり、オリンピックの時と違い、今回はループを飛ばなくてはいけないという使命感がものすごく強くあるので。そうするうちに、フリー、ショートに対しての体力もついてきたかなという感じです。

――平昌五輪が終わり、新しいシーズンを迎える中、なかなか心に火が灯らない中でやってきた前半で、ようやく火がついてきたというところでけががあったように見えた。この世界選手権に、心の炎はどのような状態で向かっているか。

羽生:えっと、正直に言ってしまうと、(グランプリシーズ)ロシア大会でけっこう燃やし尽くせたって思っています。もちろん、ロシアの時は、フリーを滑るのも大きな決断だったと思っていますが、あそこで滑り切れたからこそ、自分の中でくすぶり続けてたものが、ちょっと開放されたような感覚もある。ただ、試合に出られない、試合を見ているだけの時期はものすごくつらい。油はあるし、火もあるんだけど、なんか、ちっちゃい部屋の中でずっと燃えてるような感じでした。

 やっとこうやって試合に向けていろいろ始動し始めて、実際いま、試合の会場にきて、本当に大きな箱の中で光って暴れまわる炎になれてると思っている。本当に気持ち良くスケート滑りたいなと思っています。

 もちろん、勝つことは一番大切なものだと思います。(勝ちたいという気持ちは)競技者として一番持ってなきゃいけないものだと思っていますが、ただ、相手に勝つだけじゃなくて自分に勝った上で、この今すごく煮えたぎってる勝ちたいっていう欲求に対してすごく素直になって、勝ちを取りたいなと思ってます。

(太田サトル、大崎百紀  ※週刊朝日オンライン限定記事より)

こちらは、フジテレビスケートの公式ツイッターより

 会場となる「さいたま新都心」の、「埼玉ポーズ」ーーーこれ、なに?という皆様のために。

確か、埼玉は、「さいたま」と読みますが、 もともとは「さきたま」だったため、

玉のような花が「咲いている」という意味でこのポーズが作られたように記憶していますけど、確か… 違ったかな?

 

以下は、こちらの毎日新聞記事からの、会見全文掲載です。

――今大会に向けた練習で、特に重点を置いて準備したことは。

 宇野 特にこの試合に特別練習したことっていうものはないんですけど、シーズン通してやってきたプログラムを、より磨きをかけるという思いをこめて練習してきたのと、よりよい結果を求めて練習してきました。

 羽生 えっとー、まず試合に向けて体作りから始めて、やはり足首の状態もまだ完治ではないんですけれども、まずは試合に出れる状態に戻すことを重点的にやってきました。えー、ここまで、えー、いろんな方々のサポートを受けて、いろんな練習をして、今試合に挑める状態になってきたので、うーんと、どんなことに重点を置いてきたかという話からちょっとそれちゃうかもしれないですけれども、とにかくその練習の過程において、いろんな方々にサポートしていただいたので、そういった人に感謝しながら滑りたいなと思います。

 田中 重点的に練習してきたものっていうと、全日本と4大陸選手権のときの感覚をしっかりだせる練習と、あとは失敗したとこもたくさんあったので、そこを重点的に練習してきました。

 ――羽生選手へ。羽生が求める100%の状態から現時点ではどれくらいなのか。また、4カ月ぶりの試合ということで、昨年の五輪と同じ状況だが、昨年と今回との違いはあるか。

 羽生 えーと、自分が求められる100%から何パーかという質問に関しては、まあ、実際胸をはって100%というふうに言える状態です。えー、もちろんその100%っていうのは、毎回限界値が同じわけではないので、えー、シーズン前に理想としていた100%かといわれると、そうじゃないかもしれないですし、まあ、そこは具体的にうまく説明できないですけれども、とにかく今のコンディションとして、今の自分の世界選手権に向けてという状態のなかでは100%。また、その平昌オリンピックとの相違点に関しては、似ているところもあるなという感覚もありつつ、またやはり世界選手権ということで、なんだろう……、オリンピックとまた違った緊張感があるなかで試合に向けて準備していると思いますし、また日本ということでまた違った注目のされかた、えー、先ほどとかぶりますが、緊張感というものもまた違ってきてるので、まあ、同じようなところもありつつ、またその違ったところもある意味では楽しみながら試合で感じたいことを感じていければいいかなと思います。

 ――羽生選手へ。今大会自分に課していること、成し遂げたいことは何か。

 羽生 えっとー、一番の目標は今シーズンの自分が演技してきたもの、えー、今シーズン、練習のなか、練習も含めて、練習試合両方とも含めたうえで、えー、すべての自分に勝ちきれるような演技をしていくことというのが一番の目標で、まあそれはもちろん公式練習の、えー、準備の仕方とか、または試合に向けての日々のすごしかたとか、いろいろ気をつけなくてはいけない点が多々あると思うので。まあ回復すべき時にしっかり回復して、まあ集中すべき時に集中して。またスケートを楽しめる時はしっかり楽しみたいなと思ってます。

 ――(中国メディアから)羽生選手へ。北京五輪への出場は。

 羽生 (英語で)正直にいうと、そのことについて考えることができません。なぜなら、この大会に集中しないといけないからです。何も言えません。大会以外のことはコメントできません。すみません。本当にこの大会にベストを尽くしたいです。

 
 ――羽生選手へ。公式練習でテンションが高かったというかすごく上機嫌に見えた(羽生が笑顔を見せる)。練習で感じていたことは。あと、さいたまスーパーアリーナのリンクは思い入れがあると思うが、思いは。

 羽生 はい、まず、このさいたまスーパーアリーナで滑る世界選手権というのは、やはりソチ・オリンピック後に優勝できたところということもありますし、またその会場の雰囲気も完璧に一致ではないんですけれども、感覚が似てる。そういう感じもあって、非常に自分自身気持ちよく試合に臨めているなという感覚があります。あと、練習に関しては、調子どうのこうのは別としといて、まずきょうのこのメインリンクの練習で、やりたかったこと、えー、感じたかったこと、ひとつひとつ感じることができたので、そういう意味ではすべて、えー、何て言えば……、ミッションコンプリート……、何て言えばいいのかな。えっとー、やりたかったことをすべて達成できたという意味では、えー、まあ、本当に感覚よく滑れてたのかなというふうに感じます。

 ――羽生選手へ。すみません、(質問が)連続で(羽生笑う。宇野と田中は顔を見合わせて笑みを浮かべる)。右足首のけがは平昌五輪の前と同じ。平昌五輪の時の経験をうまく生かせたところは。

 羽生 そうですね。あのー、うまく生かせたと思ってます。やはり自分の中で一番大切だったんですけれども。今は一番大切なのはこの世界選手権なので。あのときに一番大切だった試合であるオリンピックに、もちろん月日は1カ月ほど短かったんではあったんですけれども、そのなかで優勝できた。まあ、ある意味、ほぼ納得できるような演技ができた上で優勝できたというのがすごく自信になってはいますし、また、その試合に出れなかった期間を含めて、どのように試合に向けて気持ちをつくっていけばいいか、どういうふうに日々を過ごしていったらいいか。また、そのなかでケガ明けというのがどれほど苦しいかということも経験したうえでの今回の準備だったので、まあ、気持ちは楽ではなかったとは思いますけれども、いい経験をしたうえでの今回の準備段階だったのかなというふうには思ってます。

 ――宇野選手へ。世界選手権への練習の内容は。今大会へのかける思いは。

 宇野 はい、えー、気を使って質問していただき、ありがとうございます(会見場に笑い)。そうですね、足首はまったく問題ないです。調整も順調に、そしてこの試合に僕はすべて結果を求めて試合に挑みたいなと思ってます。以上です。

 ――宇野選手へ。結果を求めるとなると、今までの試合と準備段階でどんな違いがあるか。

 宇野 特に違いはないんですけど、試合でいつも僕は自分が満足いく演技ができたらいい、結果を気にせず、っていうのをモットーでやってきたんですけど、(羽生にじっと見つめられ)ふふ、すごいなんか……、そうですね、あのー、結果を求めるからといって、なんか特別練習をかえたわけではないので、この試合で結果を求めることが緊張につながるのか分かりませんけど、それが僕にとって必要な経験であることは間違いないかなと思います。

 ――自国開催のアドバンテージは。練習からお客さんが入っているが、本番をイメージできたか。

 宇野 はい。そうですね、これだけ練習からお客さんが入る試合はもう日本以外に他に絶対ないなという思いはありましたね。まあそうですね。まあ(笑い)頑張ります(会場笑い)。

 羽生 はい、あのー、宇野選手もいってましたけど、やっぱりこうやって練習の段階からたくさんの方々にみてもらえる。こうやってたくさん応援してもらえるっていうのは、自国開催ならではだと思いましたし、あと、あのー、まあ試合についてのアドバンテージっていうのはないとは思うんですけれども、やはりあのー、まあ、過ごすうえで日本語を使えたりとか、なんかふと目に入る言葉が日本語だったりというのは、すごくなんかリラックスできるなというふうには思います。

 田中 そうですね。練習からたくさんのかたがお越しいただいてるなかで練習ができてるので、すごい本番を想定した練習もできると思うんですけど、でも若干自分のなかでは気持ちをあおられたなというのもあって、しっかり適応できてないなという感じはあったので、しっかり本番を想定して、この歓声っていうのを自分の力に変えていきたいと思います。

 ――羽生選手へ。いろんな練習とは具体的に。練習再開の時期やプログラムを滑った時期は。

 羽生 すみません、時期についてはちょっとカレンダーをみないと思い出せなくて。明確ではないんですけれども。えっとー、ループまで跳べるようになったのは……、いつかな……(首かしげ)、3週間前くらいかな……。3週間前くらいにやっとループがほんとに50本に1本くらい跳べるようになったくらいでした。それから、いろんな練習……。いろんな練習ってどういうふうに表現したらいいのかちょっとわからないんですけど、とにかく一つ一つの完成度をあげる練習から、えー、始めて、また右足首の強度をあげつつ、その強度をあげるのと同時に、やはりオリンピックの時と違ってループを跳ばなくてはいけないという使命感がものすごく今回強くあるので、そのループに耐えうる筋力をつけるように努力してきました。で、そのうちにフリー、ショートに対しての体力もついてきたかなという感じです。はい。

 ――羽生選手へ。五輪が終わってなかなか心に火がつかないなかでやってきた前半。ようやく火がついてきたと思うとこでけががあった。このさいたまの世界選手権で心の炎はどのような状態か。

 羽生 正直に言ってしまうと、(昨年11月の)ロシア大会でけっこう燃やし尽くせたかなと思ってます。あのー、もちろんロシアの時はほんとに大変で、フリーを滑るのもほんとに大きな決断だったと思うんですけれども、あそこでロシアで滑り切れたからこそある意味なんか、自分の中でちょっと、えー、うーん……、くすぶり続けてたものがちょっと解放されたような感覚もあって。ただ、その試合に出れない、試合を見ているだけの時期っていうのはものすごくつらく、油はあるし、火もあるんだけど、なんかちっちゃい部屋のなかでずっと燃えてるような感じでした。えー、やっとこうやって試合に向けていろいろ始動しはじめて、実際こうやって試合の会場に来て、今はほんとに大きな箱のなかでほんとに光って暴れ回る炎になれていると思ってるので、ほんとに気持ちよくスケート滑りたいなと思ってますし、もちろんその勝つとか、勝つっていうことは一番大切なものだと思いますし、競技者として一番持っていなきゃいけないものだと思ってるんですけど、ただその相手に勝つだけじゃなくて、やっぱ自分に勝ったうえで、自分のこのすごく煮えたぎってる、勝ちたいっていう欲求に対してすごく素直に勝ちをとりたいと思ってます。

 

 

羽生選手、どうか油断なく… でも希望をもって一歩ずつ進めていって、滑って下さいね…♪ 素晴らしい思い出の試合になりますように…!

主イエス=キリストの御名でお祈りしています。アーメン!


「透明感」と「原点」ーーー羽生選手が「雪肌精」のCMに起用され、KOSE公式ブログに期間限定の羽生選手メッセージも登場!

2019-03-13 | 羽生結弦選手の出演CM

 

羽生選手が、新しいCMに登場しました。

 

化粧品のKOSEは、前からフィギュアスケートのスポンサーでしたから、その意味では驚きませんけれども、男性アスリートで化粧品のCMに起用されるのは初めてだそう。(…女子選手も頑張れ!)

「透明感。それは、美しさの原点」というのは、確かにその通り、

「いま、僕は、まっさらになって、原点に立つ。」というCM内のキャッチコピーは、特に非常に上手いと思います。

化粧品のCM、使い方を一歩間違えたら、男性の羽生選手は、かなり印象が悪くなり得ますけど、

このCMは変に「作られた」感が一切なく、実際の真剣な演技中の羽生選手の映像を使っただけで、「そのまま」「素のまま」ですし、音声も羽生選手の声のみで作られたのも好印象だし、実際の演技のテーマともリンクしていて非常に賢いですね。

 

女性のファンの皆さんは、化粧品についてはご自分の肌との相性もあるので、きっと思いは人それぞれ、色々でしょう。

 

こちらは、CMに関連して行われた羽生選手のインタビュー一問一答です。

 

 

 「「本来の姿」… 一期一会の中での「本来の姿」を出したいなと思っています。」

「ひとつひとつのものをシームレスにつないだものこそがフィギュアスケートの美の追求だと思っていますし」

「完璧に完成されたものは、やはり「素のまま」の美の追求だと思っているので、それを非常に大事にしています。」

 

KOSEの公式ブログで、期間限定で、羽生選手本人からのメッセージが発信されるというのも、

良かったと思います。

4月7日までだそうですけど、「思いやり」と受け止めさせていただきます。

 コーセー公式ブログ内「羽生選手メッセージ」期間限定(4月7日まで)はこちらからどうぞ

(KOSEの公式ブログには、他の選手たちのインタビューも載っています)

 

ただ、アスリートとしては、ここからが一番大事な時期ですし、

どうか羽生選手が心落ち着けて、一番良い形で集中できますよう、

あらゆるものから守られますよう、心より主イエス=キリストの御名でお祈りしております…♪

 

羽生結弦選手×雪肌精 スペシャルサイト(公式)はこちら

 


NHKBSプレミアム「羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る最強伝説」を観た感想

2019-03-01 | プロアスリート羽生結弦と日本の未来を応援する!

2月27日: この番組の内容の、文字版がNHKから出ています。

第1回はこちらから。

第2回は、こちらからどうぞ。

第3回は、こちらからどうぞ。

 

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 初掲載 : 2019年1月末

 

羽生選手に関する、NHKドキュメンタリー番組が、BSプレミアムで放送されました。

アナザーストーリーズ「羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る最強伝説」

というタイトル。 

 

NHK公式レビューページ。

 

見られなかった方、NHKオンデマンドで、番組動画を配信中です!こちらから。

 

今まで放送されたことのある、羽生選手のドキュメンタリー系の中では、最も良かった部類に入る、素晴らしい番組だったと思いました。

制作者の熱意と羽生選手への愛情が感じられる、とても温かい番組でしたね。

きっと羽生選手自身も、聴いてみたい内容だっただろうと思うし、私も聞いていて面白かったです。

 

感想をざっと書いてみたいと思います。

 まず、ディック・バトンさんの辛口なプルシェンコ評とクーリック(長野五輪金メダリスト)評。 

ええ、もう、ロシア(旧ソ連)と北米がどのくらいフィギュアスケート界でも対立があったか、20年以上前のことを露骨に思い出させてくださいましたね…  北米人のバトンさんは、ロシアの天才選手たちには、手厳しい発言を。

プルシェンコさんの名物の「頭ブンブンふりスピン」をあんな風に言っちゃって…(汗)いや、あれはあれで逆にとても難しいのでは、と私は思います。羽生選手はリスペクトで今シーズンのフリーにわざわざ入れたくらいだし、バトンさんとは想いがかなり異なることでしょう。(笑)

ディック・バトンさんが、長野五輪で金メダリストになった、イリヤ・クーリックさんの長野五輪のフリーの衣装を「キリン」と呼んで酷評していましたが、すみません、これは私も笑うしかないというか、当時からみんな思っていたことだと思うので… 有名な「伝説のキリン衣装」ですから。確かに衣装が気になって目が離せなくって、あの衣装のせいで、演技や技の内容よりも、衣装しか記憶にない、という状態になっちゃった点は、私も同じでしたので…。(笑)

長野五輪のフリー翌日、普段はフィギュアスケートを見ないような人たちからも、「昨日のフィギュアスケートの男子で優勝した人、衣装がキリンみたいだったけど、ラプソディ・イン・ブルーってキリンが出てくるの?」「いや、あれはヒョウでしょ」「いやキリンでしょ」「警告カラーなのでは?」などの質問や会話がそこらじゅうで飛び交ったのを覚えています。クーリックさんは、あの衣装がもっと違ったら、きっと日本でも人気はものすごかっただろうと思うのですが。(笑)

当のご本人は後日、「衣装が、曲と関係がなければならない理由なんてないだろう?」とか、確かそんなご発言で、発想が凡人とは違うようで笑いましたけど… いや、それでも、だからってなぜあの模様・あの衣装になったのか?を知りたいですね!(笑)

よくタラソワコーチがあの衣装を許したなと、今でも思うほど謎です…(笑)

 話がそれました!

 

と、そんな辛口のバトンさんがご紹介されてから、羽生選手の評価へと移っていきました。

 バトンさんは、フィギュアスケートは「魅了する」ことが重要で、観客の目を惹き付けて離さない、羽生選手はそれが誰よりも出来ている、という評価。

「羽生劇場」って言葉は、羽生選手のアンチの皆様が、批判するときに使っていますけど、バトンさんの言葉はそういう意味では全然なく、むしろ正反対の意味でしたね。彼のいう「劇場」になっているという、良い演技の「例」は、日本でも有名な伝説のジャネット・リン選手(札幌五輪銅メダリスト)や、伊藤みどり選手、浅田真央選手なのだそうで、それを上回る完全な「別格」が、羽生選手だとのことでした。

「別格」を強調されていましたね。 …羽生選手、良かったですね~!(笑)

一方で、他の4回転ジャンパー選手たちは酷評されていて、いや、そこまで言わなくても…と私は思いました。

「転んだら劇場じゃなくなる」ということを仰っていましたけど、羽生選手の伝説の2012年の世界選手権「ロミオとジュリエット」は、「転んでからが凄かった!」のは間違いなく、転んだことがさらに「本当の劇場」に変えたわけでしたので、(うーん、どうかな…!)というのが、私の感想です。

伝説の選手はみな、転んでからが凄かった、あるいは転んだことを忘れさせるほどの、ものすごい演技を見せたことがあるし、もし転ぶことを恐れていたら、羽生選手の今日の演技は、何一つなかっただろうと私は思うので。

宇野選手やネイサン選手やボーヤン選手が見たら、ちょっと嫌な気持ちになるかな…という辛口(毒舌)ぶりでしたので、4回転ジャンパーを評価している私としては、まあ、話半分くらいに聞いておこうね♪

と思いました。

 

次、プルシェンコさんの話に移り…

プルシェンコさんは、今回の番組では挑戦的だったり挑発的な発言が多かったですが、(笑)、羽生選手も明かしているように、ずっと前から羽生選手を高く評価し、「俺を超えろ!(笑)」と羽生選手にけしかけて、でも同時にこっそりと技や演技のアドバイスをしてあげては、羽生選手をますます熱狂させていた文字通りの「皇帝」でありスーパーマン(いやウルトラマンか)状態でしたので、私は驚きませんでした。

でも、「優しいプル様」だと思っていた人には、ちょっと驚く内容だったかもしれませんけど、私は当時、プルシェンコさんが絶対に羽生選手に負けないつもりで試合に臨んでくることは、五輪会場でもある「ロシア」代表の選手に課せられた当然の重責でもあるので、強く感じとっていました。 

羽生選手もそれは「五輪という勝負の場」なのだから、当然良くわかっていたと思うし、羽生選手も「絶対に金メダルは自分がとる」というつもりで五輪に臨んでいたわけですけど、でも、五輪4度目の大ベテランのプルシェンコさん相手でしたから、さすがの羽生選手も、プルシェンコさんの横にいると「皇帝」対「王子」に見えてしまうのは仕方がない感じでしたね。(笑)

羽生選手は長年の憧れのプルシェンコさんと同じ試合で滑れることに大興奮して、公式練習で嬉しさを隠し切れずに照れまくりで舞い上がっていたので(笑)、見ているこちらが恥ずかしくなるほど嬉しそうだった羽生選手のあの時の様子を、私は二度と忘れないと思います。(笑)

プルシェンコさんの話を聞いていて、ソチ五輪前のことを、私はいろいろ思い出して懐かしく思いました。

プルシェンコさんと羽生選手は12歳差なのですが、プルシェンコさんは、その全盛期あたりから、「12年に1度の天才」などと呼ばれていました。

だから、もし本当にプルシェンコさんが、「12年に1度の天才」ならば、そろそろ神様がご用意なさっている後継者が出てくるはず… という、まさに抜群のタイミングでシニアの表舞台に登場してきたのが、羽生選手。(笑)

ソチ五輪は、やはり会場が「ロシア」でしたから、羽生選手にとっての本当の強敵となるのは、パトリック・チャン選手ではなくて、プルシェンコ選手だろうと私は当時も思っていました。

ところが! 個人戦では直前6分間練習で、30年は折れないと言われたはずの背中のボルトが折れてしまって、まさかの棄権となったプルシェンコ選手。

ロシア国内の批判を浴びて、大変な目にあったプルシェンコさんでしたけど、私は逆に、「そこまで神様に信頼されていたのか!」と、プルシェンコさんと神様の絆の強さ、プルシェンコさんが神様から任されていた「彼にしかできない役割」のあまりの大変さと凄さと、「皇帝交代劇」の神様のなさり方、そのご計画の完璧さを見て、逆に驚かされたというか、改めて震えるほど感動しましたので…。

羽生選手の、「4年後の平昌五輪も目指します」発言で、プルシェンコさんは大喜びしてしまったそうですけど、ソチ五輪から平昌五輪までの4年間、プルシェンコさんは本当に羽生選手を陰ながら…いや、むしろ「わかりやすく」応援し、守って下さいましたよね。

Continues with wings の時にも、プルシェンコさんは、「君もわかっている通り、僕らにとっては、金メダル以外はみな敗北だ」などと羽生選手に向けて語っていたと思うので、プルシェンコさんと羽生選手はそういう意識であり、それをプルシェンコさんはわかっていて、その意識は、神様から与えられている使命ゆえ、だと私は思っています。 

すべての人が、そうでなくてはならないわけではなく、ハビエル選手みたいに、銅メダルでも十分幸せで、それでこそむしろ美しく輝く人たちもいて、今回のハビエル選手はその手本みたいな感じです。

 

プルシェンコさんは、羽生選手を「史上最強」と呼び、「オリンピックの舞台に立てさえすれば、必ず彼が勝つ」と思っていたと、カメラに向かって語りました。

番組の最後で、プルシェンコさんは、羽生選手について、「日本のスケート界が羽生選手をオリンピックに集中させてあげられれば、少なくとも、五輪4連覇までは可能だと思う。5連覇だって、無理じゃないね」などとまで仰ってて、

私はそこだけは(ぎゃ~!(笑))って感じでした。(笑)  

いや~、羽生選手はどう思ったでしょう。(笑) でも、ここまでものすごく高く評価されて、嬉しいですよね。4回五輪に出て4回とも金銀のメダルを取った自分を絶対に超えられる、という意味も込められているのかな。

プルシェンコさんは、昨年11月のロシア杯後、羽生選手と何度か連絡とって話したりしているそうだから、いろいろアドバイスをして下さったのでしょう、その上でのこの発言ということですね。この間までは羽生選手の弱点について触れていたけど、今回その発言はありませんでしたし、さらに羽生選手への評価が上がっている印象。

しかし、プルシェンコさんの作られたスケート学校「エンジェルズ・オブ・プルシェンコ」は、「打倒・羽生結弦」(笑)を目標に掲げたスケートの英才教育をするんだそうで…  サーシャ君も、とんでもない指導で育っていくのだなと思うと… 末恐ろしいですね。 ロシアのちびっこたちがみんな、自分を目標にしてくれるような状態は、羽生選手は嬉しいに違いないですけどね…!!

 

最後に、ハビエル・フェルナンデスさんが登場。

メダルセレモニーの直前に、羽生選手と宇野選手と3人で抱き合ったときに、二人におめでとうを言ったそうですけど、そのあとで、何かを羽生選手に語ったら、羽生選手が「You are so bad!」と言って泣き出してしまったというシーンを映し、あの時に何を語ったのかを番組が聞き出しました。

羽生選手と最高の闘いが出来て光栄だったということや、これが羽生選手と闘う最後の試合となったということ、これで引退するつもりだということを羽生選手に告げたハビエル選手。

うーん、なるほど、これは泣ける、と思いました。

羽生選手も、きっとハビエル選手の引退はわかっていたと思うけど、その言い方とタイミングですよね…(笑)

宇野選手は、この事態(羽生選手が泣き出した理由)をあまり理解してはいなかったのではないかという風に見えましたけど…

ハビエル選手は、確かにあの五輪で、彼史上最高の演技をしたと、私も思うのです。フリーは4回転が2回転に抜けてしまったものがあり、あれこそが彼のメダルの色を決めてしまったけど、でも、それ以外は凄い出来でした。本番でもものすごく落ち着いて集中しているように見えましたし、五輪のショートが終わった後、フリーが終わるまで、私が一番警戒していたのも、ハビエル選手でした。

羽生選手によって、一番鍛えられたのは、間違いなくハビエル選手だったと思います。

しかし、練習の時、「結弦よりももっと速くうまく滑れると思って頑張った」発言と、五輪でもライバルは結弦だけ、と思っていたというのには、(ええ?!)というのが私の感想。(笑)

ハビエル選手が、五輪での羽生選手の演技を、この時まで見たことがなくて、初めて映像で見る、というのにも驚きました。…さすがスペイン人、羽生選手とはいろんな意味で対照的だなと。(笑)試合本番でも、バックヤードでライバルとなる全選手の演技を(落ち着いて)見ているという宇野選手とも、全然違っていて、色々と面白かったですね。

 

怪我した後のトロントでの羽生選手のことも少し触れていましたけど、怪我のことを詳しくはお互いに話したりしない、と言っていましたけど、そうでしょう。

羽生選手が大怪我の当時、五輪前の年のまだ12月上旬の、羽生選手がまだまだ一番大変で、氷に乗ることさえ出来なかった時期に、羽生選手が滑る練習をしているみたいな発言をハビエル選手が言っちゃった(という情報が流れていた)時は、私は内心ものすごく怒っていました。いろんな噂が流れたとハビエル選手も番組内で言っていて、それが日本のフィギュア熱が高すぎるからだと言っていたけど、確かにそうだけど、その原因の一つにハビエル選手の発した(とされる)発言もあったように私は思っていましたから。

羽生選手は、五輪直前の2月上旬に、オーサーコーチが羽生選手についてマスコミ向けに、羽生選手は(4回転ルッツ以外は)もう大丈夫でバッチリかのようにわざと発言していた時期も、トロントでそれを聞いて焦りながら、痛み止めを飲みながら必死で4回転の練習をしていたのだから、12月の頃に間違った情報が日本国内で何度も流されたことは、羽生選手には精神的にはきつかっただろうと思います。

でも、番組の最後のハビエル選手の羽生選手への言葉は、素晴らしかったですね。 

「まずは、今の怪我をしっかり治してほしいです。怪我さえ治れば、あとは好きなだけ前へ、前へと目指していけばいい。そして、もし引退をする時が来たら、その時初めて、後ろを振り返ってみてほしい。君が登ってきたのは、今後、永遠に語り継がれる道のりだ。 その道のりの途中に…僕の名前があるのも、お忘れなくね。(笑)」

ハビエル選手については、吹替の方の声の演技力が良かったと思うので、ご本人の肉声と字幕だと、どんな印象に変わるのか、あるいは変わらないのか、ちょっと知りたいですね。

五輪を終えて、やりきったという清々しいハビエル選手の笑顔も素晴らしかった!(笑)

 

そして、最後に話したプルシェンコさんの羽生選手への、ものすごく高い期待の発言に、私は一番… 色々なことを感じましたけど(笑)、 

その直後にこの言葉を受けるようにして映像をつなげられた、

「誰だ、そんなことを言っているのは! 彼はもう別格なんだから、好きにさせてあげなさい」 …という、バトンさんの言葉も、どちらも、羽生選手にとっては、本当にとても有難いことですね…!!

 

本当に、ご自分で納得できる人生のためにも、大事なことですね!

その結果が、結局どういう道になるかは…  神様はご存知と思いますけど、 

いずれにしても、楽しみですね!

 

だって、あのプルシェンコさんがここまで言うのだから、それだけでももう十分に幸せなものだわ!と私は思いました。

プルシェンコさんは、Continues with Wings の「後日の放送の時」に初めて、 舞台裏で、

「ものすごく高い評価を羽生選手にして下さっているインタビュー」の内容が流されました。

 

「羽生選手自身の自由と、自身の決断を確保してあげるため」に、あえて私は今までそれには触れないようにしていたつもりだったのですが、

プルシェンコさんはまたもや言っちゃった!(笑)

しかも遠慮なく、前回以上のことを言っているよ!(笑)というわけで、

私は今回、(ぎゃ~!(笑)) という感想になりました。

 

プルシェンコさんは、この番組で、「最高の演技というのは試合でないとできない」という趣旨のことを言っていましたけど、

うーん、これはどうだろう… 羽生選手については、必ずしも当てはまらないのでは? というのが私の今までの印象ですね。

 

「最高難度」の演技を最高の形でやるには、という意味では、確かに試合でなければ… と思います。

(プルシェンコさんの言っているのは、この「最高難度」の演技のことを当然のように指している、とは思うのですが。)

 

でも、

その人にとっての「最高」の価値をもつ演技、という意味での「最高の演技」というのであれば、

試合でなくてもできるし、「特に羽生選手は」いくらでもできる!というのがずっと見てきた私の感じる、確かな感想です。(笑)

 

私自身は、羽生選手の演技の中でも、「特に優れている」「素晴らしい」「最高の価値がある」 とまで思うものは、

かなり「エキシビションでも」、沢山見せてもらってきたという強い実感がありますので…。

 

ショートの演技については、難易度自体でいえば、試合ではなく、アイスショーの中で披露した「バラード第一番」が

羽生選手史上の最高難度だったこともあるし、

普通の選手やスケーターは、アイスショーで最高難度などには挑戦しないものですけれども、

羽生選手は、全く関係なくやってしまうところがあるので、そういう姿勢が本当にすごいと思うし、素晴らしいと思います。

 

…とはいっても、怪我していて治っていない時に、無理はあまりしないでいただきたいですが。(笑)

 

 

五輪連覇の舞台裏、というのは、本当の本当のところは、

前にも書いたように、羽生選手本人が本音でもって、その「すべてを」語らない限り、一番肝心なところは決して見えてこないと思います。

 

でも、今回の番組は、ご本人ではないながらも、羽生選手を高く評価してくれている、身近な、目の肥えた、

本当に実力あるスケーターの3人によって、

羽生選手の良さや凄さは、今までよりもは伝わったのではないかな…と思うので、

その意味では、とても良い番組でした!

 

あとはやはり、温かさでしょうか。

この3人の羽生選手への想いの深さ、本当の愛情があるかどうかというのは、表情などから、良く伝わってくるものがあったと思いますので。

 

BS限定ではなくて、地上波でも放送してくださると良いのにね…! 

と本当に思います!

 

羽生選手への大きな励ましになったことでしょう…!

 

この番組を制作された方々に感謝します!!