カラーマーキング

先日の干潟で足に標識を付けたシギやチドリを見かけた。環境省が野鳥の生態を知る手掛かりとして、ハクチョウ、ツル、ガンなどには文字と番号の刻まれたプラスチック製のカラーリングを、シギやチドリの足にはカラーフラッグを装着している。
　この方法は標識を装着した野鳥を何度も捕獲しなくても、観察によって追跡調査が継続して行える利点がある。今回の干潟の撮影では千葉県の谷津干潟でマーキングされたシギ・チがかなり観られた。
　越冬先の外国でマーキングされた野鳥を観ると、大変いとおしくなる。数年前この干潟で、北海道のウトナイ湖でマーキングされた野鳥を観たが、とても感激した覚えがある。あの小さな体でよくもここまで飛んできたと、その能力に感心した。カラーマーキングの位置によって、標識を装着した場所が分かるようになっていて、帰宅してから検索する楽しみがシギ・チにはあり、二度楽しめるから嬉しい。
　今日は用事で新宿まで出たが、おかしな天気が影響してか高速は随分空いていた。

千葉県の谷津干潟でマーキングされたダイゼン

模様の素敵なオバシギ

冬羽に換羽中のキョウジョシギ