酷暑

気象予報士は今日の暑さを「命の危険をもたらす暑さ」と表現していた。ドアを開けると息が詰まるような熱風が押し寄せ、試しにベランダの気温を図ると、午前１０時で４７℃を指していた。確かに体温をはるかに超える温度では、余程鍛えていないと命が危ない。
　今日は外出を取りやめて、長い間そのままにしていたフイルム写真のデジタル化に取り組んだ。専用のカメラにデジタイズの機器を装着、１４年間通ったアルプスの写真のデジタル化を始めた。色の調整など細かな部分はこれから研究しなければならないが、２０年経ってもそれ程劣化は無く、どうにか観られる画像になりそうだ。この猛暑から逃れるには、爽やかだったアルプスを思い出しながらの作業は最適だ。ざっと数えたら６千枚に上る量なので、ゆっくりやるつもりだ。
　今日は終日ツミの姿は観られなかった。毎日観察出来たことに感謝して、来年もまた営巣場所に選んで欲しいと願った。

今日整理した一枚　スイスのムオタス・ムライユからサンモリッツのまちを望む

命がけ

　東京おもちゃ美術館の多田館長の話が少し前の新聞に載っていた。
「ロシアは許されないことをしました。ウクライナの子どもたちは遊ぶこともままなりません。これに乗じて“攻め込まれたらどうする”といった意見もありますが、そもそも戦争は命がけで行われます。命がけで戦争をするよりも、命がけで戦争を回避する日頃の努力が大切です。」
　参議院選挙の争点の一つに、外交・安全保障が上がっているが、一部の野党を除いて敵基地攻撃能力を備え、軍事費を倍増すると声高に叫ぶ愚かな政治屋がいる。それも中途半端な数ではない。戦争を知る世代の一人として、まさに戦争前夜の匂いを強く感じる。恐ろしいことだ。命がけで外交努力が出来ない政治家に限って威勢の良いことを言う。こんな輩は今度の選挙で当選させてはいけない。我々にも賢い選択が求められている。

可愛い仕草をするヤマセミ　この日は３０分以上同じ枝に止まっていた

巣立ち

このニ三日ツミの動きがいつもと違うのが気になっていた。午前中気温が上がる前に法面を上って巣を確認にいくと、立派に成長した雛が２羽巣の側の枝に居て、残りの１羽はまだ巣の中に居た。ツミの母親が頭の上に来て、「早く出て行け！」と叫んでいるので、枝と葉の隙間から証拠写真を撮って急いで退散した。予想はしていたが、やはり目の前にすると気持ちは昂る。４月の巣材運びから毎日のように見守ってきたので、ホッとする一方でこれから毎日の楽しみがなくなる寂しさが入り混じり複雑な思いだ。あと数日静かに見守っていたい。
　午後から歯医者の定期検診に出かけたが、猛暑に息も苦しくなるほどだった。幸い悪い歯は無く、お墨付きをもらって帰ってきた。今日は気分がいい。

巣だったツミの幼鳥

幼鳥を見守るツミの母親

梅雨明け

気象庁は今日、関東甲信と東海、九州南部の梅雨が明けたようだと発表した。ジトジトした梅雨を覚悟していただけに、今日の発表は意外な印象だった。これも地球温暖化の影響か、これから生活の色々な所に良くない影響が出なければ良いが。
　今日も朝から容赦なく照り付ける太陽のお陰で、猛烈な暑さとなったが、まちづくりの総会の後始末で、一日家の中で作業していた。
これから猛暑が続くことを考えると気持ちも萎えてしまうが、何とか乗り越える手立てを考えないと、気力も体力も確実に落ちていく。これはなんとしても避けなければいけない。さてさて・・・。

先月子育て中だったアカゲラ　既に巣立ったようだ

総会

まちづくりの総会は、今年もコロナの影響で書面評決にした。これで二年続いて対面での総会が開かれなかった。コロナのために色々な活動が制約を受け、対面でのコミュニケーションがとれない状態が続いている。コロナが早く落ち着いてくれることを祈るばかりだ。今日も出かける時の気温が３９℃で、陽射しの強さにクラクラするようだった。うちのツミも気になるので、明日はしっかり観察してみよう。

ホシガラス　松ぼっくりが今年は少ない

どの木にもあまり松ぼっくりはついていない

近くで飛び出したので　大きくなってしまった