静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

マラソン練習2 伏兵現る

2018年02月01日 10時16分37秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
入学願書の提出は2月5日が〆切です。
消印有効ですが、なるべく早く出してくださいね。

学園の8時限目はクラブ活動を週2回行っています。
クラブと言っても人数が少ないので、みんなでサッカーなどをします。
お楽しみの時間でもあります。
ですが、この時期はマラソン練習に変更。
夕方4時過ぎの寒い時間ですが、がんばって体力アップをします。

今週から、小柄なこの人がトップになりました。

実は、インフルエンザのため先週欠席していた生徒です。
長い距離を走ることは、この時期までやっていないので、マラソン練習をして生徒の意外な面を見ることになります。
漁師はスタミナ勝負。
長距離走が得意なことは、漁師になっても役に立ちますよ。

さて、昨日は趣(おもむ)きを変え、2つに分かれてリレーを行いました。

1班はトップに先週までの最速者を配置。リードをつけます。

そして、1班の第二走者にたまたま学園に来ていた47期生Sくんが特別参加。
遠洋カツオ一本釣りで活躍するSくん。実は昨年のマラソン大会優勝者。
そのスピードはあいかわらずで、どんどん差を広げました。


誰もが1班の勝ちを信じた後半、2班で隠し球?伏兵の彼が走ります。


時計でタイムを計るなど、気合いが入っていました。
ここで一気に差を縮め、最終ランナーにタッチ。

みごと逆転で2班の勝利となりました。
劇的な展開で、盛り上がりました。

2週間後のマラソン大会では、商品も用意します。
果たして優勝は誰でしょう?

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
授業に使うために、私の生まれた漁村のことを調べました。
それで、この50年の間に人口が1/3になっていたことが分かりました。
同級生は60人いましたが、漁師になったのはゼロ。
漁業以外にたいした産業がない地域ですから、ほとんど地元から出てしまったことになります。
漁業の衰退とともに、深刻な過疎状態です。

私の親の時代は、海に魚がたくさんいたし、沿岸漁業の漁師も高い給料をもらっていました。
それも過去の話です。
単なる労働力として、漁師が稼げる時代は終わりました。

でも、資格や技術を持っている漁師は違います。
私などより、ずっと稼いでいる漁師はたくさんいます。
学園でめざすのは、そんな漁師です。

例えば建築工事現場です。
交通整理とか、荷物運びとか、比較的やさしい仕事があります。
そして、クレーンなどの重機を扱う仕事、電気工事の仕事、現場監督の仕事。
給料は同じではありません。
学園の生徒にも技術や資格を身につけて、高い給料をもらえる漁師になって欲しいと思っています。

コメント
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