グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

カモメとユリカモメ

2021年03月03日 | 
ワシカモメや部分白化のウミネコを見つけた先月20日はカモメ類祭りでした。





このほとんどがセグロカモメとオオセグロカモメ、ウミネコなのですがその中に大島ではとてもレアなカモメ類のカモメとユリカモメが混じっていたのです。
大島でカモメを見るのは4年振りユリカモメは10年以上振りです。

まずはカモメ。

大きさはウミネコとほぼ同じですが飛翔する姿は違います。
真っ白な尾羽と翼の先の白い部分が目立ちます(成鳥)

ウミネコと並ぶと顔付きの違いもよくわかると思います。

手前がウミネコ(共に成鳥)


右がウミネコ(共に成鳥)

次にユリカモメ。
ウミネコよりも小さめです。

左の3羽が若鳥で右の茶色いのはウミネコ若鳥です。


2羽の成鳥と若鳥(左)
その他はウミネコ若鳥。


若鳥の飛翔する姿。
成鳥になると尾羽は真っ白になります。


これは手前からユリカモメ若鳥、カモメあと少しで成鳥、その他はウミネコ成鳥・幼鳥です。
このカモメ類祭りにシロカモメがいなかったのが残念でした。

がんま
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ズグロカモメ

2017年03月11日 | 
5日に佐賀に行ったときに『東よか干潟』にも行ってきました。
潮まわりはあまり、というか全然よくなかったですけどズグロカモメを見ることができて嬉しかったです。
関東では滅多に見ることができません。







名前の通り頭が黒くなり始めた個体がいました。


これは冬羽の成鳥。

頭が黒くなるのは夏羽なのです。


そしてこちらは幼鳥です。

カニを捕まえました。


よく見ると翼に成鳥にはない斑紋があります。


成鳥の飛翔。





同じような写真ばかりですが(汗)
とにかくカササギと同じく人生初のズグロカモメなのでたくさん撮っちゃいました。


まだあります。







ユリカモメとよく似てますがクチバシが黒いことと初列風切先端の白黒の配色が違うことで区別がつきます。
配色の違いがわかる画像はこちら
もし2種が同時に見られればユリカモメのほうがかなり大きいです。

次回はぜひとも大潮の日に訪ねてみたいです。
もちろんいい天気で!

がんま
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ユリカモメ

2016年02月06日 | 

さて、どこで撮影したのでしょう?
背景に特徴的な建造物が見えます。





先月竹芝桟橋で撮りました。
ユリカモメは冬の日本ではありふれた鳥ですが大島ではとても珍しく滅多に見られないのでうれしかったです!





かわいらしい姿ですが声はかなりのダミ声でちょっと驚きました。
2月に入っても大島にはカモメ類が少ないです。
この冬はシロカモメには会えないかも・・・(淋)

                                    がんま
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12:50発 竹芝→大島ジェットフォイル(虹)からオオミズナギドリ撮影してみた。

2014年04月02日 | 
昨日、1階左舷中央やや前方もちろん窓側の席からです。
窓越しのうえ揺れは少ないといってもやっぱりそれなりに揺れる船内からどのくらいの写真が撮れるかまったくの未知数でしたがなんとか鑑賞に堪えうるレベルだと思います。

船が走り始めて30分くらいでぼちぼち姿を現しました。





すべて別個体です。



背面はこんな。
ミズナギドリの名の通り海面スレスレを飛んで行きます。


船が近付くと慌てて飛び立つ個体もいてヒヤヒヤしました。











もっとたくさんいるのを期待していたんですがあんまりいませんでした。
んーーーー、どうしてだろう?


ハシボソミズナギドリと思われる小さな群れがいました。
6~7羽いたと思います。



オオミズナギドリに比べると少し小さくて羽ばたきが早く全身真っ黒に見えます。


大島が近くなってオオハムらしき2羽を捉えることができました。





東京湾内にはユリカモメやカワウがたくさん、オオミズナギドリが見えてくるとオオセグロカモメやウミネコ、カモの仲間がいました。
運がよければクロアシアホウドリやコアホウドリ、ウミスズメ類も見ることが出来ます(時期によります)
鳥さんを探していると1時間45分があっという間です。

                             がんま
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ノスリ

2011年03月26日 | 
いつもは大空を悠々と飛んでいる姿を目にすることの多いノスリですが、今日は樹に止まって休んでいるところを発見!
逃げちゃうかな?と思ったらこちらに気付いていながらも快く(?)写真を撮らせてくれました。



これ、丁度フンをしたときです。
右下に写っている白くぼやけたひも状のものがそうです。
目が白いのは瞬膜を閉じているためです。


3月も後半。
ノスリもそろそろ大島を離れる時期です。
この冬も『ノスリがなにか獲物を捕らえている現場』を押さえることができませんでした。
毎冬毎冬たくさんやってくるノスリたちは伊豆大島で一体なにを食べているのか・・・それをしっかりとこの目で見るのが私の目標のひとつなのです。

前の冬はヤブツバキの森で地面に降りていたノスリがなにかをつかんで飛び去るのを目の前で見ました。
一瞬見えたその物体はでろ~んと伸びていてタイワンリスだったのかシロハラのような鳥だったのか、まったくわかりませんでした(涙)



「まだまだ修行が足りないよ」
と言っているようです・・・

いつか、きっとチャンスがあると思います。



一昨日(24日)ツバメを見ました。
この春の初確認です。
これからもっと北上して三陸に帰るツバメもいるでしょう。
今まであった街並みが消えて、戸惑うツバメもいるかもしれません。
去年までとは別の場所に巣を構えることになるかもしれません。
この場をあきらめて遠くへ行ってしまうツバメもいるかもしれません。

長い時間がかかると思います。
けれども必ず、また、ツバメたちが飛び交う街並みを再建できると信じています。



今日の鳥(声のみを含む)
ウミウ、シノリガモ、オオミズナギドリ、ウミネコ、ユリカモメ、コチドリ、ミサゴ、トビ、ノスリ、オオタカまたはハイタカ、コジュケイ、キジ、カラスバト、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、ウソ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

                がんま
コメント (2)
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伊豆大島のカモメたち

2010年02月23日 | 
 今日はとても暖かく穏やかな天気でした。この前の日記にも同じような事を書いて、あと何回かは寒くなるんだろうな~、なんて書いたら予想通りその数日後からすごい寒波が来て三原山は当HPトップの写真のように真っ白になってしまいました。

 現在、まだその雪は残っていますが、オオシマザクラも咲き始め、ウグイスが囀り始めて春は着実に近づいてきています。

 さて、そんな穏やかなある日、用事で港の前を通りかかったらすごい数のカモメ類が堤防に群れているのが目に入りました。
 
 実は隠れ(?)バードウォッチャーの私は海が荒れるとよくこの港に避難してくるカモメ達を観察しに来ています。見られる種類はそのときによっていろいろですが、これまでに8種類のカモメを確認しました。

 以前の日記でも紹介したウミネコは一年中見られますが、真冬になるとやってくるのがオオセグロカモメ。この2種類が大多数ですが、時々セグロカモメも見られます。さらに少数派なのがシロカモメやワシカモメです。今年もワシカモメは2,3羽来ていますが、今シーズンはシロカモメにはまだ会っていません。外洋を飛んでいるのがよく見られるミツユビカモメは、外海が荒れると時々港に入ってきます。さらに海が荒れるとただカモメが入ってくることもあります。都市部の公園の池などでもお馴染みのユリカモメは伊豆大島では極めて稀で、沖を飛んでいるのを2回見たことがあるだけです。

 伊豆大島では、海が穏やかな時にはウミネコとオオセグロカモメが数羽居る感じですが、海が荒れた時だけスーパーのタイムサービス的にたくさんの種類と数を楽しめるわけです。(なんのこっちゃ)

 ところがこの日は海も大して荒れていないのに250羽もの大型カモメ達が港に入ってきていました。



どうやら港についた大きな船が何か水揚げを行った後のようで、若いオオセグロカモメたちが盛んに船の周りに集まって何か小さいものをついばんでいました。 

ワシカモメは何羽か居ましたが、シロカモメは居ませんでした。(T_T)ミツユビカモメは湾の外は飛んでいますが、港には入ってきていません。(トウゾクカモメは飛んでいましたが…。)

今日はたくさん居るオオセグロカモメをご紹介。
これは幼鳥です。(正しくは第一回冬羽といいますが)
去年の夏頃生まれですからまだ一歳になりません。



こちらが成鳥。



美しいですが、目がコワイです(^▽^;)
 
実は、オオセグロを含む大型カモメ類というのはこのような綺麗なオトナになるのに4年かかるといわれています。

 これが来年成鳥となる予定の3年目の個体。



成鳥とどこがちゃうねん!と思われた方、いいツッコミです。(一人ボケツッコミ…?)

 嘴にご注目。3年目の個体の嘴には赤い斑紋の他に黒いくすんだような斑がありますね。成鳥にはこれが無く、赤い斑だけです。

 それだけかい!…っと思われた方、いいツッコミです。(…また?!)
実はこの赤い斑は繁殖の時に役に立つもので、卵から孵った雛がこの赤い斑をつつくと親鳥は飲み込んできた餌をげろげろっと吐き戻して雛に与えるのです。

 つまりこの赤い斑は子育てができるんだぞー、という成長の完了を示すものである、と私は勝手に想像してます。(勝手にかよ!)

 大型カモメはこの黒い斑がとれて初めて一人前のオトナなんですね。

 (あまの)
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