グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

名古屋経済大学市邨(いちむら)高校のサイエンスキャンプ(2024)

2024年03月27日 | ツアー
昨年もガイドを依頼してくれた、名古屋経済大学市邨(いちむら)高校のサイエンスキャンプの皆さんが、今年もガイドをリクエストしてくれました。(前回のツアーの様子はこちら

2泊3日の行程の2日目に、7時間かけて火口〜裏砂漠〜森を歩く予定でしたが、その日は大雨の予報。

で、到着日に同じコースを歩くことになったのですが、三原山は…

雨と霧で、何も見えませんでした💦

みんな、溶岩に登って体験している時には、少し元気でしたが

舗装された遊歩道を歩いている時は、周りの景色も変化がないので、生徒さんからは「感動できないんですけど」という声が聞かれて、「その気持ちわかる〜」と思いました(笑)

それでも、どこからともなく漂ってくる“ガス漏れの匂い”の正体をつきとめようと

みんなで“ヒサカキの花”の匂いを嗅ぎました。

ちなみにヒサカキは、名古屋でもガス漏れの匂いを漂わせているとのことです。

他にも、わざと、霧に霞む溶岩を背景にポーズを決めてみたり

「富士山が見える!」という先生の言葉に、みんなで白い雲を見つめたり(笑)

観察したり、雑談したりしながら、火口一周コースに到着!
しかし、そこは…

島でトップクラスの、めちゃくちゃ濃い霧でした!(笑)
皆さんからは「こんな道、歩いたことない」という声もチラホラ。

”火口は絶対見えないだろう”と思ったので、火口展望所に行くのはやめて、火口一周コース途中にある“暖かい地面に触れる場所”まで行くことにしました。

結局みんなで、ほんわか暖かい火山の熱を体験することはできたのですが、そこへ行くまでの途中が強風でした!!(北東の風の時に特に強く風があたる場所です)

「うぉ〜!」「こんな風、体験したことない!」と、盛り上がるみんな(笑)

この後、風を防げる場所(トイレのある建物)で、温かいお茶を飲んでから裏砂漠へ降りました。

何もない大地から植物が再生していく様子を見て欲しかったので、GPSと地形を見ながら裏砂漠を進み、植物がまばらになったあたりで、「植物が何も生えていない黒い地面のところに行くには遠いけれど、どうする?」と意見を聞いたところ、「ここまで来たからには、真っ黒いところに行くしかないでしょう!」と、意見が一致!

で、白と黒の世界を突っ切り、歩いていくと…

なんと行く手に、櫛形山の稜線が見えるではありませんか!!
「やった〜! 見えた〜!!」と私が喜んでいる間に、一人、また一人と…

どんどん山の稜線を上がっていく生徒さんたち。

そして…、なんと何度も飛んでいました!!

雨と風の中を、何時間も歩いて疲れているはずなのに、なんという元気さ!
すご〜い!!

さらに生徒さんが、360度カメラを取り出し、みんなで記念撮影。

撮った写真を、もらいました❣️

素敵〜❤️

帰り道、生徒さんが「ダチョウがいる!」教えてくれました。

おお、本当だ〜!
ダチョウがいますね!!(驚)

めいっぱい霧や風で遊んで力を使い果たした感じでしたが、もちろんサイエンスキャンプなので、最小限は(?)植生の様子も見ながら歩き…

最後は“森の半水面写真”で決めました!

生徒さんたちの逞しさや発見に、私自身もいっぱい感動したツアーでした。
そして生徒さんの体調や安全を気遣いながら、貴重な体験をさせてくれる先生たちが、本当に素敵でした。

皆様、ありがとうございました!!

(かな)
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