グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

テキサスコース

2022年10月13日 | 今日の大島
先日、島の東側から裏砂漠へと続くテキサスコースを歩いて来ました!

大島公園の第二駐車場から出発もできますが、
もう少し車で進んで都道沿いの入り口の脇に車を停めました。
(つまり、歩く距離は少し短くなります!)


この後、ここに車を止めたことが吉となるのでした。
(最後に理由を書きます〜。)


入り口は木の階段で急な坂でも登りやすくなっています。


最初にすぐ目に入ったのは、木の幹に刻まれた傷跡...
この傷跡、どうやらタイワンリスが歯を削っているためにできた跡なのだそうですが、
いつもより随分、太くくっきり見えました。


木の階段がなくなったあたりでは、雨の影響でかだいぶ道が崩れていました。


登りはなんとか大丈夫なのですが、下りは危ないところが何箇所かありました。
この後、予期せぬことが起こりましたが、最後に書きます〜。


江戸時代に流れた溶岩の上の森で、地面もふかふか土っぽい。
ふかふかなので、雨が流れた跡もくっきりですね。


蛇の皮膚に似ているジャゴケも発見!
高い木々たちが茂り、道は日陰で土に湿り気があるんですね。


ところどころに火山っぽいものが見えるようになってきました。




シロダモに見た目は美味しそうな赤い実が!
森の中にこの赤は目立ちますね。鳥さん来ないかなー。


上り坂が終わった頃、あたりが開けてきました!


木々の高さが低くなるのと比例して、地面の様子も土から砂利風に。


ここまで来て、誰にもすれ違いません。
キョンらしき動物がサーと逃げた音はしましたが...
風も強い日だったせいか、
唯一、出会った(存在に気づいた)のがイガアザミの蜜を吸うイチモンジセセリ。


木々は低くなり、ススキが目立ちます。


見えてきました!
三原山!
東側から見ると櫛形山と並んでるように見えるんですねー。


振り返ると海が!


大きい溶岩も見えます。


金色のススキが風で揺らぐカルデラ内の秋の風物詩!


ジオロックカーデンの先の方でしょうか?!


なんだか雄叫びをあげているようにみえます。
「オォー!」
どんな形に見えてくるかは、自分の心も反映しているのでは...?!!


カルデラの淵の向こうに富士山がひょっこり見えます!


裏砂漠の入り口まで来ました。


足元はサックサックです。


風は強い日でしたが、澄み渡り、東の方には房総半島と三浦半島も見えました!


今回わたしが歩いて距離は約3.3km。
ゆっくり歩いて1時間15分くらいでした。

実は、これで終わりではないんです。
人に一回もすれ違わないと思っていたら、ススキ野原の草かげで休憩しているご夫妻がいたので
ビックリしたんです。

裏砂漠の入り口まで行って折り返し、帰り道を歩いていたところ、
そのご夫妻に再び、森の中の坂道で会いました。

しかし、その坂道は、先ほどもご紹介したように雨で道が崩れてしまって
下るのには70代のお二人には、だいぶ危なそうで、何度も転んでいました😖

話を伺うと、温泉ホテルにお泊まりで朝、温泉ホテルコースから出発して、
火口を目指したが、裏砂漠の坂道で断念して、
折り返してテキサスコースで大島公園を目指しているとのこと。

でもテキサスコースがこんなに大変な道だとは思わなかった、
道に迷ったのかと思って心配だったとのことで
だいぶ大変そうでした。

見るに見かねて、リュックをお持ちし
(昨日の雨でずぶ濡れになった洋服が入っているそうで意外に重かったです)
出口の都道までご一緒しました。

これから大島公園まで歩かせるわけにはいかないと思い、
都道沿いに駐めてあった車で(ここから出発してよかった〜!)
大島公園までお送りしましたが、大島公園も行ったことがあり、
特に行きたいわけでもなく足も疲れているとのことだったので、
出航まで3時間もありましたが岡田港までお連れしました。

「地獄に仏とはこのことだわー。」
と感謝されましたが、軽装ですごい距離を歩こうとされているお二人に驚嘆でした。

こんな出会いもあるのですね。
なにはともあれ、お二人が怪我なく無事でなによりでした😣

いろいろあるのが山ですね!

ということで、違う角度から三原山を楽しめるテキサスコースのご案内でした😊

(ユリカ)
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第二期ジオオンラインツアー... | トップ | 雲が綺麗! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

今日の大島」カテゴリの最新記事