9月22日(金)
伊勢市観光文化会館で前進座「柳橋物語」を観る。
電車に乗り遅れたので既に始まっていた。
実は、津では昨日上演されたが、会議のためやむ
なく伊勢市に行ったのだ。
遅れたことや、自席に着いてなかったこと、演出
上、回想部分があるため、初めのうちは劇に入って
いけなかった。
しかし、休憩後、自席でじっくりと鑑賞したら
良さがじわーっとわかってきた。
山本周五郎の原作である。江戸時代の庶民の日常
生活と若者の恋愛を扱っている。それにしても当時の
江戸は、地震・大火事・水害がおきて、侍の居住区に
戸が下ろされて中に入れないため、逃げまどって、死者
が多数でていたことがわかった。「橋があったら」の
願いむなしく、主人公が好きだった大工の杉田屋の
跡取りが亡くなった。その柳橋がようやくできた。
主人公おせんは、この跡取りこうたの事を思って
生きようと決意する。ほっこりとした気持ちになった。