「お元気ですか」岡野恵美です

岡野恵美の日常の活動や生活を紹介します。

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2012年02月16日 | 日記

2月16日(木)

  職場の人に風邪をもらったようです。休日でしたが、受診(正午過ぎまでかかりました)。

 

☆本日付けの日刊赤旗の「論戦ハイライト」に昨日の衆院予算委員会で

吉井英勝議員が「東電・政府」をするどく追求した記事が載っていました。

 私はぜひ皆さんにこの内容を読んでいただきたいので、紹介します。

 

  再稼働に道理なし

 東電は、これまで事故について「想定外の津波が(事故の)原因だ」(清水

正孝前社長)として、被害への全面賠償や除染に対する責任逃れをはかろう

としてきました。委員会に出席した東電の勝俣恒久会長も「想定外」だと弁

明したのに対し、吉井氏はこう切り込みました。

吉井 地震の地すべりで(原発の)受電鉄塔が倒壊し、受電設備も地震で

     破損したのではないか。

勝俣会長 おっしゃる通り。 

 吉井氏はさらに、東電社内で15.7メートルの津波を想定していたことを

示し迫りました。 

吉井 15.7メートルの津波想定を知っていたのではないか。

勝俣会長 (津波想定の)審議を土木学会にお願いしていた。

 吉井氏は「土木学会には東電社員が評価委員として入っていた」と指摘

するとともに、「コストダウンをやれと相当な圧力がかかっている」と発言し

ていた福島原発元所長発言を引用し、「結局、『津波は来ないだろう』『費用

がかかるから』と対策をとらなかったのではないか」と追求。「結果として事

故を招いたことは申し訳ない」と責任を逃れようとする勝俣氏に迫りました。 

吉井 想定内なのに津波対策をとらなかった。最高責任者としてどう責任をとるのか。 

勝俣会長 私自身の責任は当然ある。3月に出す特別事業計画の中で明ら

かにしたい。 辞任を示唆した勝俣氏に対し、吉井氏は「国民の税金である公

的資金の注入を受け、電気料金の値上げで独占企業と経営陣の生き残りをは

かることは許されない」と厳しく指摘しました。

 再稼働問題について吉井氏は、福島原発事故検証の最中に枝野幸男経産相が

「(地震後も)安全機能が確認されている」とのべたことを取り上げました。

吉井 政府や国会の調査委員会も検証中だ。結論は出ていない。 

経産相 基本的な安全機能が損なわれた可能性を示す情報は得られていない。

吉井 現時点で確かなことは言えない。いいかげんなことを言ってはいけない。

    原子力安全・保安院が関西電力による大飯原発3,4号機のストレステスト

    を「妥当」としたこともただしました。 

吉井 コンピューター解析(ストレステスト)だけでなく大型振動台を使った実証実

    験での確認が当然だ。実証実験を行ったか。

経産相(同テストの)評価の妥当性を確認している。 

質問に答えない枝野氏。吉井氏は、歴代の保安院長が「老朽原発の実証実験は

やっていない」と認めていると迫り、枝野氏は「ストレステストは実証実験を実施

していない」と認めました。 

 吉井氏は、振動実験装置は売却されてしまい、実証に裏付けられたストレステス

トが行えないと指摘しました。

吉井 事故究明もなく再稼働など認められないというのが自治体首長の声だ。

     実証実験もなくストレステストの名に値しない。

野田佳彦首相 安全委員会が確認し、最終的に政治が判断する。

再稼働を急ぐ政府の姿勢が明らかになりました。

☆私はこの記事を読んでいて、1991年6月、芦浜原発をつくらせないために、

移住して町議選に立候補した手塚征夫南伊勢町議(当時は南島町議候補)の応援

のために吉井さんが駆けつけてくれて、私とともに、街頭演説を行った時のことを思

い出しました。(私の記憶ではその時すでに振動実験装置がないことをふれておられ

たような気がしています。)

☆私は、原発事故が起こった当時、東電にしても枝野氏にしても、原子力保安院や原

子力委員会の誰もが、現実を認めようとせず非科学的な「安全神話」によりかかって

「安全だ。安全だ」とばかり言ったために、何もわからない福島の人たちの健康をはじめ

全国民の不安が一気に高まったたということを決して忘れてはいけないと思っています。

 原子力発電所と人類は共存できません。私は原発ゼロの日本をめざし、がんばる決意です。

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