中国の信仰が入っておこったという、疫神から守るために都や宮殿などの四周で行った道饗(みちあえ)祭や、同様に中国から入った、行路や旅の神である道祖信仰に、民間のさえの神(村などに悪疫が入らないようにさえぎって守る神)信仰などが習合してできた神のようです。天孫降臨で道案内をしたので、道の神、旅の神とされた猿田彦命(さるたひこのみこと 妻とされる天鈿女命(あめのうずめのみこと)と一対にも考えられたようです。)とつながったり、道のわかされに建てられたので性神となったり、また、子供と親しい神となったりなどと、色々な側面を持っているようです。道陸神(どうろくじん)、塞神(さいのかみ、さえのかみ)、衢神(ちまたがみ)などともいわれたりするそうです。水戸ではあまり見ることのない少数派の神のようです。
双体道祖神碑(中丸町 大丸精肉店斜め道向かい) 安永3年(1774)の銘があるそうです。普通の道祖神碑がほとんど見られないのに、なぜ双体の道祖神碑が建てられたのかなどと、想像するのも面白そうです。
道祖神碑(国道51号線大串公園入口信号、大洗方向右側20m) 文字部分が剥げてきています。
道祖神碑(県道174号線、下大野町4300) 昭和62年に建てられたようですが、これ以前の碑があったとすれば、向かいにある道のわかされ部分だったでしょう。
道祖神社(伊勢神明社境内 柳河町411-1) 伊勢神明社の右脇にあります。祭神は猿田彦命です。
道陸神社(春日神社境内 下国井町1574 ) 春日神社の境内社です。この小さな社の中に弁天など10柱の神様がいるそうです。いかにもきゅうくつそうです。
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