真言宗の坊さんが、焼香のときなどに唱える、「おん あぼきゃ べいろしゃのう…」という文言があって、それを光明真言といい、大日如来に導きを願う言葉だそうです。集まった講中の人達が唱えた光明真言の合計が、百万遍になったときに記念に作る碑を、光明真言百万遍供養塔というそうです。百八つ珠のついた大きな数珠を円陣になって回しながらおこなうこともあったようです。(市内で朽ち果てたお堂の中に、その大きな数珠が放置されているのを見たこともあります。)碑の中で、文字が円形に刻まれているものは、梵字で書かれた光明真言のようです。文字が少しでも読めるように、写真の露出をかなりいじっています。
鯉淵町(新津自動車近くの共同墓地の近くです。) 安永年間(1772-80) 碑では、光明真言が左右にあり中央に百万遍の文字があります。
木葉下(あぼっけ) 文化8年(1811) 円形に梵字が刻まれています。
大場町(県道235号線イーストゴルフ北の旧道にあります) 天明5年(1785)
飯富町(飯富郵便局東の坂上にある大日如来尊の境内になります) 寛政8年(1796)
岩根町(山王神社の近くです。)