A Challenge To Fate

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【えいたそ改革論】Finale『自転車』アイマス/ジュディマリ/クイーン/乃木坂/アジカン/フロイド+【結論】『えいたそ改革』とは一体何だったのか?

2015年09月07日 02時17分05秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


前回Chapter10で予告した通り『えいたそ改革論』は、でんぱ組.incの新曲『あした地球がこなごなになっても』のビデヲが解禁になり秋風吹く季節の訪れと共に完結する予定で、これまでの分析に基づいて結論を出すつもりだったが、昨夜放映された神番組『でんぱの神神』で、えいたそ☆成瀬瑛美さんの新機軸が明らかにされ、急遽思わぬ方向へ進むこととなった。



これまでの人生で、他人と共に趣味を共有する経験が少なかった6人がサークルを結成して趣味を分かち合う新企画として『でんぱの神神』でスタートした新コーナー、その第一回はえいたそを中心にした『自転車サークル』。人気漫画『弱虫ペダル』とコラボして、自転車に乗る楽しさをみんなで経験しようという試みである。



えいたそさんの嬉しそうなツイートを読むにつけ、『おつサマ(おつかれサマー)』によるえいたそ改革の最終地点は、自転車レースのゴールの先にあるに違いない、と確信するに至った。そこで、今回最終章のメインテーマは『自転車』と定め、全身全霊最後の力を振り絞って分析を行うこととする。




【分析】自転車/バイシクル/サイクリング・ソング
●小坂一也『青春サイクリング』
 

小坂 一也(こさか かずや、1935年5月30日 - 1997年11月1日)は、日本の歌手、俳優。「カントリーミュージックのアイドル」「元祖和製プレスリー」「NHKでロックンロールを歌った歌手」として知られる。1957年に放ったヒット曲が『青春サイクリング』。

自転車と言えば「青春」。青空の下歌声合わせてペダルを漕いで、夢を目指して「ヤッホーヤッホーヤッホー」。55年前のトキメキを表す擬音(オノマトペ)は「バビューン」ではなく「ヤッホー」だった。




●ヴァージンVS『星空サイクリング』
 

星空サイクリングは、ヴァージンVSのシングル。1982年10月にキティレコードからリリースされた。シングル「コズミック・サイクラー」が『うる星やつら』挿入歌として使われ好評だったことから、歌詞やアレンジの一部を変更して同番組のエンディング・テーマに起用された。

大正浪漫を歌うフォークシンガーあがた森魚が結成したニューウェイヴバンド、ヴァージンVSはアニメやTVドラマの主題歌を手がけた。元祖萌えアニメアイドル、ラムちゃんは今でもコスプレイヤーの定番。自転車は世代を超えたヲタの憧れ。




●乃木坂46『走れ!bicycle』
 

「走れ!Bicycle」は、日本の女性アイドルグループ・乃木坂46の楽曲。楽曲は秋元康により作詞、Shusui・伊藤涼・木村篤史・ヒロイズムにより作曲されている。2012年8月22日に乃木坂46の3作目のシングルとして発売された。楽曲のセンターポジションは生駒里奈が務めた。オリコン週間1位。

でんぱ組の対極にある正統派アイドルの自転車ソング。リア充っぽい青春讃歌で、キャッチコピーは「bicycleのスペルが書けますか?」。bicycleは英語(フランス語ではbicyclette)なのに、MVは何故かフランス語の寸劇入り。メジャーなアイドルのやることは理解できない。




●JITTERIN'JINN『自転車』
 

JITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)は、奈良県で結成された日本の音楽バンド。アマチュア時代「The Snafkin」という名前で活動していたが、デビューすると『ムーミン』の作者であるトーベ・ヤンソンに印税を払わなくてはならなくなるため、改名した。『自転車』は1999年結成10周年アルバム『TENTASTIC!』に収録

「ジッタリン」はジルバの語源のJITTERBUGをとって、「ジン」は『アラジン』等に出てくるジニーを響きのいいようにくっつけた。特に深い意味はないとのこと。そのエピソードで分かるように余り深く考えない人たちだ。自転車も何も考えずにテンポ良くペダルを漕ぐのが一番気持ちいいのかも。




●JUDY AND MARY『自転車』
 

「小さな頃から/自転車」は、日本のロックバンド、JUDY AND MARYの6枚目のシングル。1995年のアルバム『ORANGE SUNSHINE』からのシングルカット。「自転車」は明治製菓「ポイフル」CMソング。

アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のテーマ曲『そばかす』はえいたそソロライヴ定番曲。そのジュディマリが自転車ソングを歌ったことは、えいたその無意識の中に刻まれ、自転車マイブームに影響しているに違いない。




●THE IDOLM@STER『自転車』
 

『THE IDOLM@STER』(アイドルマスター)は、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が2005年7月26日に稼動を開始したアーケード用シミュレーションゲーム(公式ジャンルは「アイドルプロデュース体験ゲーム」)。

アイドルヲタには説明の必要はあるまい。2011年にTVアニメ/映画化され、2013年には「アイドルマスター シンデレラガールズ」としてゲーム化&2015年TVアニメが放映される。ライヴイベントも開催され、でんぱ組も常連のアイドルイベント「@JAM」にも出演。当然えいたそはじめでんぱ組メンバーも大ファンである。




●忌野清志郎『サイクリング・ブルース』
 

忌野 清志郎(いまわの きよしろう、1951年4月2日 - 2009年5月2日)は、日本のロックミュージシャン。本名、栗原 清志(くりはら きよし)。既婚。RCサクセションを筆頭に、忌野清志郎 & 2・3'S、忌野清志郎 Little Screaming Revue、ラフィータフィーなどのバンドを率い、ソウル・ブルースを下地にしたロックサウンドを展開。RCサクセションの「KING OF LIVE」からの流れで、KING OF ROCKの異称を取った。

自転車好きのロックミュージシャンの筆頭にあげられる清志郎。2006年の著書『サイクリング・ブルース』で、「楽しくて、つらくて、かっこいい。憂うつで陽気で踊り出したくなるようなリズム、それが自転車でありブルースだ」と言う名言を残した。つまり自転車とはブルースなのである。




●サディスティック・ミカ・バンド『サイクリング・ブギ』
 

サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)は、1972年デビュー。1974年発表のアルバム『黒船』は、当時英米でも発売されていた。活動中の1975年にはイギリスでツアーを行っている。解散後もこれまでに3度、ゲストボーカリストを迎えて再結成されている。『サイクリング・ブギ』はデビュー・シングル。

加藤和彦を中心にしたハイカラなバンド名はジョン・レノンの「プラスティック・オノ・バンド」をもじったもので、初代ボーカルのミカの包丁使いがあまりにサディスティックだったことに由来する。サディスティックな狂気の自転車乗りと言えば、『弱ペダ』でえいたそが推すミドクンこと御堂筋翔に通じるかも。自転車とは狂気なのである。




●ASIAN KUNG-FU GENERATION『バイシクルレース』
 

2002年デビューのGotchこと後藤正文を中心にしたロックバンド。『バイシクルレース』は2012年の7thアルバム『ランドマーク』のリードトラック。

バンド好きなえいたそだからアジカンも好きに違いない。彼らの2010年の14thシングル『ソラニン』は同名映画の原作者である浅野いにおが作詞した、アジカン・メジャーデビュー後初のメンバー以外のクレジットナンバーである。でんぱ組が最新シングルで浅野いにおとコラボしたことの背景には、自転車繋がりの神の導きがあったのかもしれない。




●クイーン『バイシクル・レース』
 

『バイシクル・レース』(Bicycle Race)は、イギリスのロック・バンド、クイーンの楽曲。1978年にEMIよりシングルとしてリリースされており、同年発売のアルバム『ジャズ』に収録された。作曲はフレディ・マーキュリー。日本では自転車のCMにも使用された。

洋楽自転車ソングの筆頭がこの曲。思春期にこの曲のビデヲをTVで観た時は、家族の目を気にしつつ、イケナイものが見えないか、じっと目を凝らしていた。当時はおデブちゃんが多くて不思議な気がしたが、オトナになって女性は安産型が一番だと悟った。えいたそさんも結構安産タイプじゃね?




●トゥモロウ『マイ・ホワイト・バイシクル』
 

イエスのスティーヴ・ハウが在籍したことで知られる60年代イギリスを代表するサイケデリック・バンドがトゥモロウ。プリティ・シングス/ピンク・フェアリーズに参加するトウィンクや、人気ティーンエイジ歌手のキース・ウェストが在籍。67年のデビュー・シングル『My White Bicycle』がスマッシュ・ヒットし、のちにハードロック・バンドのナザレスがカヴァーした。

サイケの基本テープの逆回転とインド風のメロディーを持つトリップナンバー。自転車に乗って精神旅行へ旅立とう。白い自転車は禁断の危険ドラッグの暗喩であろう。実際に自転車競技の選手は、ペダルを漕ぐうちにナチュラルハイにワープすると言う。えいたそさんもトリップ体験したのかに?




●ピンク・フロイド『バイク』
 

ピンク・フロイド(Pink Floyd) は、イギリス出身のロックバンド。サイケデリック・ロックやブルース、フォークなどを織り交ぜたオーソドックスなロックにけだるい叙情と幻想的なサウンドを醸し出させた音楽性、大掛かりな仕掛けとスペクタクルに富んだライブ、現代社会における人間疎外や政治問題をテーマにした文学的、哲学的な歌詞で世界的に人気を博した。

数年前まで筆者が持っていたピンク・フロイドのアルバムは1st『夜明けの口笛吹き』だけだった。フロイドはプログレではなくサイケデリック・バンドと捉えていた。いや、今でもそう思っている。筆者にとってシド・バレットは狂人というより夢眠(ゆめみ)人。ナイーヴな感性は、音楽を仕事にするのは耐え切れなかったのだろう。田舎で自転車に乗ってのんびり暮らせば良かっただろうに。




【結論】『えいたそ改革』とは一体何だったのか?


今回のえいたそ☆成瀬瑛美さんの行為を分析すれば、予てより漫画『弱虫ペダル』をひとり推していたえいたそが、グループ内で啓蒙活動を進めた結果、徐々に他のメンバーの洗脳に成功し、ひいては冠番組内にコーナーまで作ってしまった見事なヲタ活。つまり
『弱虫ペダルへの傾向賛美』⇒『同世代(でんぱ組メンバー)への啓示』⇒『トキメキ頭脳改革』
というえいたそ改革三部作が完成したのである。

  

まさか『おつかれサマー』のタオル回しが自転車の車輪を回すことに繋がるとは予想だにしなかったが、『自転車サークル』結成以前に、イタリアに於ける『あした地球がこなごなになっても』のビデヲ撮影でメンバー全員が自転車に乗っていたという驚きの事実と照らし合わせれば、この結論の正当性は疑いはない。『えいたそ改革論』は、もはや人類の矮小な想像力の及ぶ範囲を遥かに超越し神の領域に突入してしまった。我々にできることは、人智を超えた太陽神の導くままに、自転車に乗って『パイナップル』『バカソング』『ひまわり』『トロピカル』『パラダイス』を歌うことしか残されていない。自我を捨て、でんぱの神神の意志に帰依することにより、『えいたそ改革』の崇光な慈愛の恩恵に預かることが出来るのである。

えいたそは
やっぱり
プログレッシヴだな~



さっそくえいたそ太陽神から改革宣言が発せられました。
 

弱虫ペダルOP「弱虫な炎」
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