韓国の女性フォーク・トリオ、Tamyo(タミョ。駄猫の意)の日本ツアーはとんでもない事態に重なってしまった。初めての日本で、韓国では滅多に起こらない地震、それも最大級の大地震に遭遇し、韓国の家族からは至急帰国するよう連絡が後を絶たなかったという。
タミョの日本ツアーは3月11日、12日、13日に予定されていた。11日の当日は当然無理、13日は会場の都合でキャンセル。招聘した川口雅巳氏は何とか彼女たちのライヴを実現したいと思い、震災の翌日にライヴを決行することにした。幸いなことに会場には問題がなく、出演者もやる意志を表明。その決断と勇気に拍手したい気持ちだ。
川口氏は今回のトリオで2年前に韓国の音楽フェスティバルに出演し、そこでタミョと出会ったそうだ。川口氏は5年前から韓国ロックに興味を持ち韓国語も勉強している。タミョの音楽性に惚れ込んだ彼は今回の日本ツアーを企画した。
ペンギンハウスは立ち見が出る盛況ぶり。
最初は川口雅巳+菊池明+小杉淳のトリオ。激しいビートとサイケデリックな川口氏のギターを堪能。ドラムの小杉氏は元不失者、川口氏は元哀秘謡という灰野さんつながりのバンドである。最後の曲は韓国ロックの立役者、故ジミヘンさんに捧げられた。川口氏の粘っこい個性的なヴォーカルが私は好きである。
続いてタミョ。ディアン、ソリ、イラクのうら若き乙女3人。K-POPというとKARAや少女時代のようなダンス・グループのイメージが強いが、タミョは2台のフォーク・ギターとアフリカのパーカッション、ジャンベに乗せて素晴らしいコーラスを聴かせる自然派指向のトリオ。エスニックなフォーク・サウンドが会場を暖かく包み込む。何と「ブルーライト・ヨコハマ」を日本語で歌ってくれた。韓国語のMCがキュートだった。
最後は韓国で活躍する日本人ロック・バンド、佐藤行衛&コプチャンチョンゴル。1970年代のハードロックを彷彿させる強力なサウンドと佐藤氏の激しいパフォーマンスが凄い。地震が起きた時に丁度シャワーを浴びていて裸で表へ飛び出した、などMCで笑わせる。韓国で人気があることがよくわかる熱血ロック。
最後は出演者全員で「Knockin' On Heaven's Door」。観客も一緒に合唱。
タミョのデビューCD「The Ethnic Flavours」にサインを貰い一緒に写真を撮った。
震災の悲惨さは忘れられないがこういう時だからこそ音楽の力が必要なのだ。
音楽の
力が人の
心を癒す
海外アーティストから寄せられた励ましの言葉
KNRS (川口雅巳+菊池明+小杉淳)2011-8-5 @吉祥寺 Black and Blue
Tamyo - 행복을주는사람들(공연연습)
佐藤行衛&コプチャンチョンゴル 2012.6.23@高円寺JIROKICHI
タミョの日本ツアーは3月11日、12日、13日に予定されていた。11日の当日は当然無理、13日は会場の都合でキャンセル。招聘した川口雅巳氏は何とか彼女たちのライヴを実現したいと思い、震災の翌日にライヴを決行することにした。幸いなことに会場には問題がなく、出演者もやる意志を表明。その決断と勇気に拍手したい気持ちだ。
川口氏は今回のトリオで2年前に韓国の音楽フェスティバルに出演し、そこでタミョと出会ったそうだ。川口氏は5年前から韓国ロックに興味を持ち韓国語も勉強している。タミョの音楽性に惚れ込んだ彼は今回の日本ツアーを企画した。
ペンギンハウスは立ち見が出る盛況ぶり。
最初は川口雅巳+菊池明+小杉淳のトリオ。激しいビートとサイケデリックな川口氏のギターを堪能。ドラムの小杉氏は元不失者、川口氏は元哀秘謡という灰野さんつながりのバンドである。最後の曲は韓国ロックの立役者、故ジミヘンさんに捧げられた。川口氏の粘っこい個性的なヴォーカルが私は好きである。
続いてタミョ。ディアン、ソリ、イラクのうら若き乙女3人。K-POPというとKARAや少女時代のようなダンス・グループのイメージが強いが、タミョは2台のフォーク・ギターとアフリカのパーカッション、ジャンベに乗せて素晴らしいコーラスを聴かせる自然派指向のトリオ。エスニックなフォーク・サウンドが会場を暖かく包み込む。何と「ブルーライト・ヨコハマ」を日本語で歌ってくれた。韓国語のMCがキュートだった。
最後は韓国で活躍する日本人ロック・バンド、佐藤行衛&コプチャンチョンゴル。1970年代のハードロックを彷彿させる強力なサウンドと佐藤氏の激しいパフォーマンスが凄い。地震が起きた時に丁度シャワーを浴びていて裸で表へ飛び出した、などMCで笑わせる。韓国で人気があることがよくわかる熱血ロック。
最後は出演者全員で「Knockin' On Heaven's Door」。観客も一緒に合唱。
タミョのデビューCD「The Ethnic Flavours」にサインを貰い一緒に写真を撮った。
震災の悲惨さは忘れられないがこういう時だからこそ音楽の力が必要なのだ。
音楽の
力が人の
心を癒す
海外アーティストから寄せられた励ましの言葉
KNRS (川口雅巳+菊池明+小杉淳)2011-8-5 @吉祥寺 Black and Blue
Tamyo - 행복을주는사람들(공연연습)
佐藤行衛&コプチャンチョンゴル 2012.6.23@高円寺JIROKICHI
あらゆる人に読んでもらいたいので、貼ります。
http://enbannews.blogspot.com/
http://www.bloc.jp/barisshee/
・・正直言って、地震が起きてからずっと自分がどうすべきか判断停止の状態だったんですが、miroさんや田口さんやJOJO広重さんのブログを読むにつけ、日常と変わらず、自分の好きなもののために動けばいいのだということに気づきました。
それが「正しい」判断だなどと主張するつもりはありません。ただ、少なくとも、「喪に服す」だの「不謹慎」だのといった御題目を隠れ蓑にして、これ幸いと家に籠って何もしないような人間にだけはなりたくないと思います(そういう奴に限って、自分が生き延びるための食糧や電池はしっかり買い占めてたりするんですよねえ・・)。
ひと様のブログのコメント欄に長々とすいません。今日から少しずつ動いてみます!(どう動くかは手探りですが・・)