大森靖子メジャーデビューシングル「きゅるきゅる」発売記念2DAYS!
☆2日間で超楽しい地獄をつくる方法☆
at 東京キネマ倶楽部
DAY2 前編 大森靖子&THEピンクトカレフ / 後編 大森靖子弾き語り
3月のリキッドルームワンマンでAVEXメジャーデビューを発表して以来、主にTL上で大森靖子への注目が高まった。夏フェスの一挙一動がレポートされたり、イベントの様子がニコ生中継されたり、歌舞伎町ロボットレストランで限定ライヴが開催されたり。オレ的にも気になる存在ではあったが、同時期にでんぱ組の快進撃がスタートしたこともあり、必死こいて靖子チェイスレースには参戦せず。独立の極み乙女。なので、メジャーとの軋轢も自分で解決するだろうと高を括っていたら、馴れ合うどころか、逆手に取って超楽しい地獄をつくりつつある。靖子は面白い絶対面白いたぶん、と直感的に見抜いた慧眼の持ち主にとっても、期待を凌駕する遊び方だった。そんな一人遊びを皆と共有する二日間が嘗てエロいことしよーという大人の社交場だった東京キネマ倶楽部にて行われた。
巨大なピンクのオブジェとクリスマス飾りで装飾されたステージは、靖子らしいきゅるきゅる感に満ちている。男女比6:4の現場はヲタよりもファン懇親会のほのぼのした雰囲気。ボッチ客も多いが、静かにスマホゲイザーしている。二日目は靖子のバンドTHEピンクトカレフ。初日の絶対少女バンド(カーネーション直枝を中心とするオトナバンド)と違い、2011年からレギュラーで活動する身近なメンツのバンドだから、よりリラックスして同じ目線で超楽しめるに違いない。初日と比較することは出来ないが、前編後編に分かれた予告に反して、圧倒的にバンド編成中心だったステージに明らかなように、インディーだろうがメジャーだろうが楽しむことに違いはない、と言い放つ靖子のスタンスが如実に表れていた。
ひたすらポジティヴなパワーに溢れた「きゅるきゅる」がそのままオノマトペのようにオーディエンスの耳腔に転がり込み、三半規管を三回転半して前頭葉に侵入する。八十八ヶ所巡礼だったら脳が痛くなるところだが、THEピンクトカレフなので、脳が笑うように振動して、動脈硬化を防ぐ効果もあるかもしれないが、それはさておき動脈流から毛細血管へと流れ込み細胞膜を潤し、無限に再生される快感をもたらす。そのときになって初めて、ステージ上の「処女膜再生」と「無限初体験」の文字がただのお題目・受け狙いではないことに気付くトボケた凡人も少なからず場内に存在したろう。
初日は映像スタッフに公衆の面前でプロポーズさせたアンコールでは、ステージ装飾を担当した美術家増田ぴろよからギタリスト小森清貴への狂おしいラヴレターを開示して「地獄とは愛であり、愛こそは地獄である」という含みを持たせた衝撃のエンディング。靖子は翌日歌舞伎町イベントに出演し、そのままニューヨークへ飛ぶという。ひとつ処にじっとしていられない貧乏性なのか、売れっ子/スーパースター/セレブへの足慣らしなのか、いずれにしてもSEIKO道はイバラの道である。
[10/5 21:17追加]
<Set List>
01. あまい
02. 君と映画
03. 最終公演
04. 背中のジッパー
05. Over The Party
06. ミッドナイト清純異性交遊
07. 新宿
08. 絶対彼女
09. きゅるきゅる
10. デートはやめよう
11. 秘めごと
12. 少女3号
13. あたし天使の堪忍袋
14. hayatochiri
15. 裏
16. ハンドメイドホーム
17. パーティードレス
18. 音楽を捨てよ、そして音楽へ
19. ノスタルジックJ-POP
20. 夏果て
<アンコール>
21. KITTY'S BLUES
22. 歌謡曲
<ダブルアンコール>
23. 歌謡曲
大森靖子、待望のメジャー1stアルバム『洗脳』(仮)2014年12月3日(水)発売決定!
デビューシングル「きゅるきゅる」は勿論、すでにライブで人気の「デートはやめよう」、来年1/17公開の映画『ワンダフルワールドエンド』(監督:松居大悟)の主題歌「呪いは水色」、TIFにてミスiDのメンバーをコーラスに迎え披露された「イミテーションガール」などの豪華ナンバーを含む全13曲を収録予定。またDVD商品は2曲のVideo Clipとドキュメンタリー映像(約60分を予定)を収録した形態と、10/3に行われたキネマ倶楽部でのLIVE映像を収録した2形態での発売が決定。更に!2015/4/26 中野サンプラザ ワンマン決定!!
⇒大森靖子、多彩な編成で彩った“超楽しい地獄”(ナタリー)
きゅるきゅると
まるで大森靖子の
ように立つ
▼靖子ちゃんのねむきゅんカットに萌えた♡
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