A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

チャットモンチー@日本武道館2008.4.1(tue)

2008年04月02日 22時07分41秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
「チャットモンチーすごい2日間 in 日本武道館」の二日目に参戦。バンドと同世代と思われる若者中心に中高年や子連れもいる幅広い客層で武道館は開演前から熱気に満ちていた。女性のほうが多いのかと思っていたが男女ほぼ半々。
東京ドームやさいたまスーパーアリーナに慣れると武道館がやけに小さく感じる。私は1階席東側ステージ上手、ギターのえっちゃん側からステージを横に観る座席だった。
19:10アリーナ席真ん中に設置された階段にメンバーが登場。ワア~ッと歓声が上がる。えっちゃんは袖にファーが付いたローマ字で"SUGOI"と書いてある白いTシャツ姿、ベースのアッコちゃんは髪を短くしマーブル模様のノースリーブのゆったりしたワンピース、ドラムのくみこちゃんはムームーみたいな衣装を着ていた。1曲目は「ハナノユメ」。ステージ後のスクリーンに三人の姿が映し出される。始めの6曲は「Chatmonchy Has Come」や1stシングルの曲で、あまり聴き込んでいなかった私には新鮮に響いた。中盤から「耳鳴り」や「生命力」の曲もやってくれて大いに盛り上がった。
彼女たちのライヴは基本的にアルバムと同じヴァージョンで大きな変化はないのだが、生まれ出るグルーヴ感が全く違う。グイグイ引っ張り込まれるようなリズムのうねりは、ゆらゆら帝国と同様、唯一無二の個性的なものだ。これは私の最大の賛辞である。面白いのはアップテンポの曲よりミッド~スローなナンバーの方がグルーヴ感を強く感じさせることだ。ベースを舐りまくるようなアキコとパワー抜群のクミコのリズム・セクションは今までのガールズ・バンドの常識をはるかに超えた粘り気を持った破壊力だ。もちろんエリコのシャープなギターと幼くも力強いヴォーカルがあってのチャットモンチーだ。「生命力」とはよく言ったもので、三者一体となってひとつの生き物のように脈動する恍惚感。素晴らしい。
客席を真ん中から左右に梅組と桜組に分けて「手のなるほうへ」の"パンパンパン、パンパ"というコーラスを使ったコーラス合戦は頭がこんがらがりそうで楽しかった。MCでは徳島出身なのに阿波踊りを踊ったことがないえっちゃんが今年は"かもし連"というチームを作り高円寺阿波踊り大会に出るというネタで盛り上がった。
アンコールの「東京ハチミツ・オーケストラ」ではアリーナ席に色とりどりの風船が乱舞。1時間40分のライヴの最後は恒例観客をバックにしての写真撮影で終了。
"こんなに多くの人に聴いてもらえて私たちの書いた曲達が喜んでいます。どうもありがとう!"というアッコちゃんの言葉が印象的だった。

Set List
1.ハナノユメ
2.ツマサキ
3.DEMO、恋はサーカス
4.惚たる蛍
5.恋の煙
6.湯気
7.どなる、でんわ、どしゃぶり
8.恋愛スピリッツ
9.終わりなきBGM
10.ひとりだけ
11.手のなるほうへ
12.Make Up! Make Up!
13.とび魚のバタフライ
14.女子たちに明日はない
15.橙
16.風吹けば恋(新曲)
17.シャングリラ
18.真夜中遊園地
19.親知らず
20.ヒラヒラヒラク秘密ノ扉

ENCORE
21.東京ハチミツオーケストラ

チャットモンチー HP

3人の
娘のすごい
2日間

インターFMの懸賞で同じ日にニュージーランドのバンドThe Checksの招待が当たり行けなくて残念だったが、チャットモンチーが観れてホントに良かった。



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