鬱だ一番!アーバンギャルドまつり2013
@東名阪クアトロ~ワンマンライヴ&スペシャルイベント~
アーバンギャルドの2013年初ワンマンツアーは「ガイガーカウンターカルチャー」ヒット御礼として2部構成の鬱まつりで大いに盛り下がろう!という企画。2011年の自主企画「鬱フェス」以降の2年間に鬱積したトラウマ解放企画ともいえる。日本全国の暗い顔をしたビョーキの性少年少女が我先にとチケットに群がり忌まわしくもソールドアウト。チケ取れなくて盛り下がれないアーバンギャル&ギャルソン諸君は自室でリスカ中とのこと謹んで御愁傷様。
東京公演はクアトロ2DAYS。いみじくも上原ひろみブルーノート東京3DAYS、翌日からきゃりーぱみゅぱみゅZEPP TOKYO 2DAYSというこの道はいつか来たDESTINY STREET。運命輪廻がひと回りして振り出しに戻った訳だ。
血玉垂れる旭日旗が一斉に掲げられる様はまるで世紀末の新大久保ストリート。「鬱だ一番!アーバンギャルド音頭」に 乗って現れたひとりプリキュアオールスターズ浜崎容子の短パンから露出する血飛沫ストッキングに包まれた美脚に目が眩む。松永天馬のいななきが水玉の波間に突き刺さる。タイトなダルビッシュこと鍵山喬一のドラム+セル画職人こと瀬々(瀬戸)信のアニヲタ心溢れるギター+エア腕立てエクササイズの鬼・谷地村啓のエレクト鍵盤の三つ巴掃射に放射するよこたん&てまきゅん二重唱が創出する非日常空間をギャル&ギャルソンの内的葛藤オーラが満たす。1時間半に亘る前衛都市演奏は子供の心に深くトラウマを植え付けてくれた。
第1部終了後全員に退去命令発令。ロビーではカレーの炊き出しにセーラー服の男女が列をなす。配給票は手にしていないが飢餓状態は戒厳令下と違いはない。
●3月23日(sat)
初日の第2部は「ラヴァーよカヴァーを忘れるなかれ」と題されたカバー大会。事前にサイトでリクエストを募っていたが、デフォルトとしてリストアップされた候補曲は如何にも納得のものと首を傾げるものが混在しており果たしてどの曲が披露されるのか興味は尽きない。恐らく第1部の8割以上が参加した第2部は純潔ファンだけが秘密を共有する喜びと安堵に満ちたステージ。打って変わってリラックスした雰囲気の中、前半は彼らのルーツである80'sテクノカバー。特に3のオリジナルに忠実なカバーには師匠への敬意と愛情が籠められていた。後半3曲はアーバンの所縁ソング。セルフカバー4はギャルバンの名曲、よこたんブログのタイトルの5の原曲は初めて聴いたが菊地成孔の渋谷系に通じるポップセンスに驚く。6のソロ歌唱は病めるアイドルよこたんの魅力が炸裂。キノコホテルのようにアーバンギャルドもカバー作品集をリリースしたら面白い。
●2nd Stage Set List
1 ムーンライダーズ/スカーレットの誓い
2 戸川純/玉姫様
3 P-MODEL/美術館で会った人だろ
4 PASSPO☆/ピンクのパラシュート
5 スパンクハッピー/普通の恋
6 斉藤由貴/卒業
▼セックスなう(3/23)
●3月24日(sun)
二日目は「浜崎容子vs男だらけのアーバンギャルド」。男4人の「男だらけのアーバンギャルド」は映画「時計じかけのオレンジ」の主人公アレックスのメイク&衣装で登場レッチリを思わせるラップロックとフリージャズ&ポエム朗読を激しいステージングで熱演し盛り下がったがチャーリーズエンジェル風レザースーツに身を包んだよこたんの登場で瞬時に逆転。よこたんのエレクトロ歌謡に大きなブーイングが起る。やはりプリキュアは強い。天馬と観客が「踏んで下さい!」と懇願し女王様を悦ばせた。よこたん、ソロアルバムを出して下さい!!!!
▼セックスなう(3/24)
アーバンの
特別ぷらん
いと楽し
マル非みたいにファンイベントやって欲しいなぁ。
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