褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 ピアニスト(2001) 物凄く芸術的な映画、どこがやねん!

2010年04月20日 | 映画(は行)
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 もし、最も後味の悪い映画ベスト10なんてコーナーがあったらどんな映画が挙がるのかな実はあんまり大きな声では言えないけれど、僕はファニー・ゲームと言う映画が大好きあんまり『ファニー・ゲーム』が好きだと言う人は居ないだろうちなみにこの映画の監督がオーストリア出身のミヒャエル・ハネケ
 ちなみにこの『ファニー・ゲーム』は同じミヒャエル・ハネケ監督によって、ファニー・ゲーム U.S.Aというタイトルでリメイクされている
 『ファニー・ゲーム』と言うタイトルからどのような映画を想像するかわからないけれど、はっきり言って殺人ゲーム
まさにスクリーンがテレビゲームの如く行われる殺人ゲームであり、普通の人はこの映画を好きだと言う人は居ないだろう
 キューブリック監督の時計仕掛けのオレンジに近いけれど・・・
 観たことが無い人には絶対に1回は観て欲しいねこの映画を2回観てくださいとは流石に頼めないけれど
 そんなミヒャエル・ハネケ監督の作品で僕の観賞歴では2本目に当たるのが今回のピアニスト
 あんまり『ファニー・ゲーム』を好きだという人は聞いた事が無いけれど、今回紹介する『ピアニスト』は褒めている記事が多いけれど、この映画は観る人によって意見が違うだろうね
 実はこの映画は恋愛映画だけれど、例えばアメリカの恋愛映画といえば感動的ハッピーエンドのタイプが多いし、フランスやイタリアの恋愛映画なら哀愁があって人生観を感じさせる映画が多い
 ところがこの『ピアニスト』は現実の世界で起こる恋愛というのを見せる中年女性の恋愛映画だけれど、もしかしたら僕みたいな男では納得できないけれど中年女性の心理としては、このような映画はありえるのかな
 それではストーリーを紹介しよう
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 既に40歳半ばのエリカ(イザベル・ユペール)は厳格過ぎる母親(アニー・ジラルド)によって、男性経験が無い
 エリカ(ユペール)と母親(ジラルド)の関係は親子同士の愛情はあるが、娘のエリカ(ユペール)にとって母親(ジラルド)は厳格過ぎるように感じる時もあり、時々この親子は殴り合いの喧嘩になることもある

 エリカ(ユペール)は普段はウィーンの音楽院の教授として、生徒にピアノを教えているがエリカ(ユペール)は生徒たちには、日頃の鬱憤を晴らすかのように冷たい態度で教えている

 ある日、エリカ(ユペール)と母親(ジラルド)はある家庭にピアノの演奏会に行くが、そこに若い青年のワイルター(ブノワ・マジメル)がエリカ(ユペール)に対して近寄ってくる
 翌日、エリカ(ユペール)の授業に参加したいと面接にワイルター(マジメル)がやって来るエリカ(ユペール)はワイルター(マジメル)の音楽の才能は認めつつも、ワイルター(マジメル)の興味はピアノの授業ではなく、自分である事を気付いていた
 
 ワイルター(マジメル)は本気でエリカ(ユペール)の事が好きであったが、エリカ(ユペール)の態度はワイルター(マジメル)に対して中途半端な性行為で済ましてしまう
 エリカ(ユペール)の態度に納得が行かないワイルター(マジメル)だったが、彼はエリカ(ユペール)が倒錯的なマゾ的恋愛を望んでいることを知り、まともな恋愛関係を望んでいたワイルター(マジメル)は悲しむが・・・続きは映画を観てください

 この映画に出てくるエリカ(ユペール)は、40歳過ぎにおいてまだ処女のような設定であり、彼女は1人でポルノショップに行ったり、人のセックスを覗き見している
 ちょっと僕には彼女の行動は理解しがたいけれど、中年女性がまだ処女ならばこのような行動は有りえるのかな
 そして、自分を抑えきれない抑圧を自分の生徒に向ける行動には流石の僕もドン引き
 しかし、そんなエリカを演じるイザベル・ユペールは、この難役だと思うけれど滅茶苦茶演技が上手い流石はフランスを代表する大女優
 そして実は今ブログを書いていて知ったことだけれど、ルキノ・ヴィスコンティ監督若者のすべてで、あの強姦されて殺されてしまう女性を演じていたのが、エリカの母親(アニー・ジラルド)を演じていたことに驚いた
 しかし、この映画は恋愛映画だと言っても恋人同士で観るような映画ではないです

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