DAIGOを走らせて何がしたい？24時間テレビ

毎年恒例になった日本テレビ系の24時間テレビ愛は地球を救う。
1978年から始まって今回で38回目。（当初は一回限りの予定だった）
ダウンタウンが番組パーソナリティを務めた1992年からチャリティマラソンがおこなわれるようになった。（第一回の走者は間寛平）　
毎年いろんな芸能人が100km前後を走るこの企画。
必死に走るその姿に感動する事しばしば。特に昨年のTOKIO城島の走りには感動した。

で、今年のランナーが「幸せ！ボンビーガール」で発表された。
DAIGO。

返事は1週間後の同番組でって事だが、これは辞退して欲しい気がする。
DAIGOでは１００Km走れ無いだろうとかではない。ボーカリストなんだからそれくらい走れるくらいの体力は有るだろう。ただ、ロックミュージシャンにこの企画は似合わない。ロックの人間がチャリティをするのは音楽でだ。[WE ARE THE WORLD}や{BAND-AID}等、海外でも多くのロックミュージシャンがいろんなボランティアやチャリティ企画に参加する。くどいようだがそれらは全て音楽で参加しメッセージを届ける。
24時間テレビは歌を唄うんではなくて長距離マラソンを彼に走らせようとしてる。なんか間違ってないか？

DAIGOはバラエティにたくさん出てるし、得意のポーズと独特の言葉使いでタレントと思ってる方が多いと思うが、彼はれっきとしたミュージシャンだ。あの氷室京介が唯一プロデュースしたアーティストだ。（DAIGO☆STARDUSTのデビュー曲“MARIA”も氷室提供）
CDがチャートの上位に入る程売れてたりしないが（『BREAKERZ』でのデビュー曲「SUMMER PARTY」はオリコンチャート10位に入ってる）、氷室京介、Janne Da Arc・Acid Black Cherryのyasu、L'Arc～en～Ciel・VAMPSのhyde、La'cryma Christi・LibraianのTAKA、雅-miyavi-等の交友関係を見ても彼がロックアーティストなのはわかるだろ？

74代内閣総理大臣の竹下登の孫ってのも彼がロックミュージシャンとしての評価されない一因だと思う。ロックとはって別に定義する訳じゃないが、ロックは不良やアウトサイダーのものってイメージだものね。セックス・ドラッグ・ロックンロール。夜、酒、女・・・どこか退廃的なロックのイメージ。

チャリティマラソンで君は何を得る？
TVの向こうで観てる人にマラソンで感動を伝えたい？
もし、24時間テレビでマラソンしたら、絶対ロックミュージシャンとしてはもう誰もみてくれないだろう。ただのタレントと同じ扱い。

日本テレビ、24時間テレビのスタッフは何を考えてDAIGOにマラソンを走らせようとしてるのか？
ただのタレントとして走らせようとしてるだけなら、DAIGOよ、絶対断れ。いや断ってくれ。