GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

5月3日は憲法記念日

2015-05-04 03:42:26 | Talk is Cheap
今年のゴールデンウィークは理想の曜日にハマってて、かなり長期の休みが取れた人が多いんだろうね。
いいな。接客業に休み無しだから、人が旅行やレジャー、イベントに楽しんでるとき、こちらは働いてる。
TVでは高速道路の渋滞情報や列車や空港の混雑を流してる。混んでる時にわざわざ行かなくてもなんて毒づきながら、羨ましく思ってる。
各地であった事故やトラブルの放送の合間に、憲法記念日にちなんだ集会の事も流れてた。

横浜市の臨港パークで行われた「5・3憲法集会」では、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏らが参加。
この人は相変わらずダメだな。偏ってる。言ってる事はわからなくはないが、批判する際に一国の首相を呼び捨てにするのはどうか?物書きなのに?って疑うしか無い。まぁ齢80歳だから耄碌しててもしょうがないか。物心ついた時からあった憲法で何の不自由もしてないと勘違いしてるから変えられると不安しか無いんだろう。今の日本を作ったのはお前らが努力を怠ったからだという事さえわかってないんだから仕方ない。

憲法改正って最近あちこちで耳にする。
日本国憲法。このGHQが8日間で草案を出してきた憲法を、70年近く守ってきた。
でも、最近の情勢で合わない事が多々出てきた。
特に憲法9条。共産党は目くじらを立てて「これを替えるのは許さない」って喚く。
共産党の議員に「じゃぁ中国や韓国が尖閣諸島や竹島に上陸してきたらどうするの?」って聞くと、「こちらが武器を持ってない限りそんな事は無い」なんて阿呆な返答される。集団的自衛権とかも同じようなノリ。なんかに洗脳されて「この日本国憲法を維持しなきゃダメだ」って意固地になってる。本気でそう思ってるなら脳みそにウジがわいてるのか、現実逃避の中二病と変らない。

日本の憲法って読んだらわかるけど、結構曖昧に書かれてるのよね。色んな本が出てるけど、現代語訳で日本国憲法を書いた伊藤真さんの「現代語訳-日本国憲法」(ちくま新書)やAKB48の内山奈月(なんと日本国憲法を暗唱できる)と九州大学准教授の南野森さんの「憲法主義-条文には書かれていない本質」って本でも読んでくれたらわかるんだけど、まぁ見事に解釈次第ではどちらにでも取れるように作ってある。

憲法だけじゃ曖昧だから法律。法律でも曖昧だから法令や政令、条例ってどんどん増やしていった。
そのおかげで色々規制だけが増えた。曖昧だったから個人の判断で出来た事が抑制される。
煙草をポイ捨てする人が増えたから路上禁煙地区って条例で縛る。法律では個人の嗜好を抑制できないからね。
労働法と労働者派遣法もそう。一見シンクロしてるみたいだが、労働者派遣法は後からつくったもんだからその他の法律とは全然シンクロできてない。いい例が自転車と自動車免許だろう。自転車は法律上は車だから飲酒運転禁止。無灯火とかでも捕まる。でも自転車は乗るのに、免許制いらないから行政罰則や減点なんか無い。

聖徳太子が制定した頃は17条しかなかった。そう考えると元々日本には法律とかって必要なかったのかも。
人に迷惑をかけない。助け合う。先代を尊敬する。物を慈しむ。物を大切にする。感謝する。風習や習慣を守ればそれがルール。
それで判断できない時にだけお代官様や奉行所や地主や庄屋が協議したんじゃないのか。

家庭のルール、社会のルール、学校のルール、組織のルール・・・色々なルールが存在する。
でも、今は家庭で教えられないから、学校で教えようとするとモンスターペアレンツに攻撃されるから、社会のルールを教えようとするとキレられるから、組織のルールを教えると法律や労働組合がウルサいから。
文面で明記されてこれが規律ですって決められないと守れない時代。でも決められた事にも平気で反発する。法律の曖昧な部分の個人の自由を盾に。

こんな時代。もう一度はっきり日本国憲法からじっくり作りなおしては如何?
白州次郎の気持ちがわかるよ。








嵐のライブで宮城のホテルがパニック

2015-05-04 03:01:01 | MUSIC/TV/MOVIE

嵐の人気って凄いな。
嵐が今年9月19、20、22、23日に宮城スタジアムでライブを開くことが明らかになった途端、宮城のホテルの予約が殺到。
一部のホテルではキャパを完全に超えた予約をネットで受けてしまって、謝罪に大わらわだそう。(何故キャパ以上の予約が受けれるシステムだったのかは不明だが)
まだチケットも販売されてない段階で、先に宿泊先押さえておこうってか。

今回のコンサートの目的は復興支援なんだから、それこそ被災者用の仮設住宅とかを貸し出したらいいのに。
コンサートを楽しんだ後(前)で復興のボランティアしてくれる人もいるだろうし、地元の人とふれあって中々進まない復興の現実を知ってもらうのもいい。地元のお酒(未成年はダメよ)や料理を楽しんでもらう。そして現状も知ってもらえればいいのにね。

このコンサートの収益金が寄付にまわるのか、地元の人を何人くらい招待するコンサートなのかは知らないが、復興支援っって冠つけるなら、そう言った事を一緒にしたらいいのにね。
ただ単に若い子が集まってコンサート楽しんで帰って行くのは何の復興支援にもならんよね。震災・津波当時なら元気づけるだけでも支援になったけど今なら、それじゃぁダメだと思う。今の若い子らはSNSを駆使する世代だから、現実を伝えてもらえるいい機会だと思うよ。

東北の復興支援と言えばSMAPも積極的だ。未だにSMAP×SMAPで義援金呼びかけてるし、震災後すぐに駆けつけてるし、個人でもかなりの額も寄付してるみたいだ。AKB48グループもずっと支援を続けてる。勿論嵐もこれ迄に何度も復興支援を呼びかけ、TV番組の中でも取り上げてる。

こういった“客”を呼べるアーティストやアイドルが震災復興に力を入れてくれるのはありがたい。宮城も岩手も福島ももっともっと頑張って欲しい。政府や役所はあてに出来ないから。あんだけ集まった義援金はどこにいった?あんだけ組んだ復興予算はどう使われた?

阪神大震災の時に全く動かず、自衛隊の要請もせず、現地入りしたのは1週間後、その間に地元の広域暴力団のおかげでボランティアが形成され、交通整備、支援物資の供給、治安維持された。その勢いで一気に復興に向かったのを、自分の手柄と勘違いしてる眉毛の長いもうろくじじいの元首相。今じゃ昔出した迷惑な談話を継承してくれなかった今の安倍総理を批判するしかする事が無い元首相。

震災と津波と原発異常でパニックになって、意味の無い空中からの水まきや、全問かを差し置いて情報を中央に集めておきながら何の知識も無いもんだからトンチンカンな指示を出して余計被害が広がった元首相。その後の選挙で元首相なのにやっと比例の最後でギリギリ当選する失態をした元首相。

こんな奴らをアテにするよりは、ジャニーズやアイドル、アーティスト、芸能人の活動、そしてファンの方がよっぽど動いてくれそうだ。
ホテルが足りないなら復興住宅の空き家でも、プレハブでも、貸し出してあげてくれ。地元の民家に協力を仰いでもいい。地方の島や過疎地なら民泊は可能だぞ。以前あったロックイベントのように「ボランティアしてくれた人にチケットを渡す」なんてシステムは嫌いだが、是非、今後はもう少しイベントとボランティア、復興が直結するようにして欲しい。
まぁ嵐ファンの殆どは興味ないかもしれないが、是非。


天皇の料理番

2015-05-04 01:17:10 | MUSIC/TV/MOVIE
佐藤健君主演ドラマ、天皇の料理番。
タイトルはちょっと不満なんだけど(「天皇」じゃなくて「天皇陛下」だろ?)まぁそこは昔の本が原作だから仕方が無いか。
でも、このドラマめっちゃ面白い。

ストーリーは実在の天皇陛下料理番、秋山シェフの物語を一部フィクションにした話。
何やっても長続きしない(すぐブチ切れる=短気)主人公が、ある日軍隊の厨房でカツレツ(洋食)に出会い、そして料理にのめり込む。
周囲の反対を押し切って強引に東京に修行に出て、華族会館の料理場で修行、後にフランスに渡り、若干26歳で天皇陛下の料理番になる男。

今回、佐藤健が兄(鈴木亮平)の師・武田鉄矢の紹介で料理修行できるようになった鹿鳴館(華族会館)のシェフを小林薫が演じてる。
小林薫は「深夜食堂」のマスターのイメージが強いけど、このドラマでは見事にシェフを演じてる。さすがだなぁ。
TBSテレビで唯一60周年の冠が付いた番組だから、かなり力入れてるんだろうね、他にもかなりの豪華キャスト。
杉本哲太、黒木華、桐谷健太、麻生祐未、美保純・・・。
一話目で主人公が料理を目指すきっかけになった洋食を作ったのが伊藤英明。今後、加藤雅也や郷ひろみ迄登場してくるらしい。

一話目を観て、「なんか以前観た事があるような無いような・・」って思ってたら、80年くらいに堺正章主演でドラマ化されてたのね。明石家さんまとか鹿賀丈史も出てて、脚本が鎌田敏夫。あんまり覚えてないからついでに観たいなと思ったんだけど、残念ながらDVDやビデオ化されてないみたい。堺正章は「チューボーですよ」、鹿賀丈史は「料理の鉄人」をその後してるから、このドラマで料理に目覚めたのかな。関係ないけど。

このドラマ観て思うのは、いつの時代でも「自分の本当にやりたい事」「のめり込むくらい熱中できるもの」に出会える人は少ないと思う。このドラマの当時(明治後期~昭和初期)なら、家族や日本の為に自分の感情を犠牲にし、自分のやりたい事は封印し、我慢してた人は多いだろう。自分のわがままを言う事=非常識な時代だからね。それが許される時代じゃなかっただろうし、する人も少なかったと思う。それでも頑固にわがままを貫き、夢を追い、それを手に入れた人もいるだろう。その影には犠牲になった人、泣いた人が多数いるんだろうけど。

時は移り平成の今、誰もが簡単に夢を語れる。このドラマのテーマも「夢」ってのをかなり打ち出してる。以前なら夢を語ると親や周りが「そんなん無理やで」「それで喰っていけるようになるんかいな」「阿呆な事言ってんと勉強し」って冷たかった。だから、本気で夢を掴もうとした奴らは必死に努力した。そいつらを見返す為にね。

でも、現代では夢を持つのはいいんだけど、言ってるだけでその為の努力を何もしない奴が多いのが気になる。それは夢ではなく空想とか理想って言うんだ。親とか周りも平気で「夢を持て」なんて煽る。
言っておく。殆どの人には優れた特殊才能は無い。正確に言えば自分の才能に気がつく人はほとんどいない。陸上やってたら100mを9秒台で走れたりしたかも。野球してたら大リーグで2000本もヒット打てたりしたかも。サッカーしてたらセリアAで活躍してたかも。バンド組んでたら出す曲が全てミリオン・コンサートは常に満員になってたかも。漫画を書いてたら1億冊くらい売れてたかも。渋谷歩いてたらスカウトされて今頃TVドラマ出演してたかも。そんな事は絶対にない。

夢と現実がシンクロする人は“稀”だ。たいていの人は現実に押しつぶされる。
ダウンタウンの松本が自書で「殆どの人は子供の頃持ってた夢を一つずつ現実で諦め、結局したい仕事をしてる人は“まれ”だ。」と書いてる。そして「自分は最初の夢を実現できたからこれ以上望むものは無い」と書いてる。
そう、殆どの人が「夢」を実現できず、「自分のやりたい事」にも出会わず過ごす。
じゃぁ逆に「夢」を掴んだ人はどんな人だ?ずっとその夢にひたむきに向き合い、努力してチャンスをモノにした人だ。
「自分のやりたい事」に出会った人は、その仕事を愚直に続け、研鑽を重ねた人が、後に「自分に向いてる仕事だったんだよね」と言うだけだ。

言うだけでその為の努力を何もしない人に夢は実現できない。
今の仕事を適当にこなしてばかりでは将来「自分に合ってた」なんて言えっこない。
TVも雑誌も無意味に「夢」を追う事を進めないで欲しい。
今のマニュアル育ちの若者に「仕事は見て覚える」って言ってもわからない。ちょっと労働時間が長いだけで「ブラック企業」って騒ぐ奴に下積みはできない。
多分このドラマは若者の視聴率は低いと思う。「こんなん俺やったら耐えられへんわ」とか「見て覚えろって言う前にマニュアルくれたら覚えるやん」とか「今どき修行って」とか「見習いでも正当報酬や労働条件を確保できへんのはおかしい」って言うだろう。
日本はこれから職人がどんどん減って行くと思う。確かにそんな時代じゃないかもしれない。ナンセンスな世界だもの。
若者は「ここじゃないどこか」って理想郷を探していつまでも夢を見てるだろう。

そんな時代だからこそこういったドラマがどんどん放映されて欲しい。
あと視聴率云々はいちいち報告しないでいいからね。若者は流行ってるドラマしか見てくれないからね。