GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

旅に出かけたい

2018-10-31 03:57:58 | MUSIC/TV/MOVIE
海外の旅に出なくなって数年。
テレビやネットで海外の映像を見て我慢してる。

海外の文化や生活を映し出すルポものやドキュメンタリーなんかが好きなんだけど、あんまり肩がこるような堅苦しいものはパスだ。かと言って、なんか食レポとか安物のガイドブックみたいな内容のものは見ててもつまんない。最近はこんなのばっかでちょっとつまんない。

テレビ朝日でやっている【世界の村で発見!こんなところに日本人】って番組がある。
今まであんまり見なかったのだが、今回3時間スペシャルだということで見た。
これが面白くて見ごたえがあったのだわ。ただの芸能人旅番組にありがちな、現地の人気観光スポットの探索や、旅グルメ紹介なんか一切無いの。余計なものは一切そぎ落として、世界のあちこちに暮らす日本人を訪ねに行く硬派な旅番組。
もっと早くに見りゃよかったなぁとちょっと後悔。

今回、世界に住む日本人に会いに行く旅をするのは、寺島進、高岡早紀、杉田かおるの3人。

寺島進は北海道文化放送の【発見!タカトシランド】という北海道をゲストと一緒にブラブラする番組に、つい最近出てはった。
その時も「えっ?寺島さんってこんな番組に出るの?」って思ったのだが、結構トークもされるし、現地の人にも平気でどんどん接していってアクティブなのよね。

今回の番組で寺島進はタイに行く。


ラオスやミャンマーに近いタイ北部の村・ジャトー村に住むという日本人に会うために、バンコクからチェンライまでバスで移動。このバスはVIP形式でかなり快適そうだ。失礼ながらたいとか東南アジアで、こんな広々とした座席の、清潔で快適なバスがあるとはちょっと意外。
そしてもう一つ意外だったのが寺島さんは若い頃(まだ売れてない頃)西海岸から東海岸まで大陸横断バスで一人旅したことがあるんだと。その目的は北野武監督がL.A.に来るって情報を得て会いに行ったらしい。で、無事会うことができて、その際に気に入られて次作のソナチネで役がもらえたらしい。そこからブレイクしたもんね。旅は人生を変えるよね。




チェンライで寺島さん早速聞き込み。ガリアンルアムミット村というのは山岳民族の村という情報を得る。そして、ここからは移動手段はタクシーとかバスがないから、ソンテウって乗り物をチャーターするべきだという情報を得る。
このピックアップトラックの荷台を改造したソンテウって乗り物は、さっきのバスとは乗り心地は大違い。山の合間の緑の中を舗装されてない道路を揺られて走りようやくガリアンルアムミット村へ到着。

そしてそこでも寺島さんは現地人に聴き込みをする。本当アクティブな人だね。日本人が住むという目的地、ジャトー村までの移動手段は、なんとゾウ。これって番組がいかにもって演出でやってるのかなって思ったのだが、ここでは本当にゾウが移動手段みたい。まぁ撮影スタッフや通訳の方なんかはレンタカー借りてるんだろうけどさ。

高岡早紀はロシアへ。

税関でトラブルがあったらしくちょっとご機嫌斜め。
タクシーでモスクワへと向かうが大渋滞。どこの空港も街に向かう道って渋滞するよな。

モスクワに着いたのが20時なんだけど、驚くほど明るいのね。そしてロシア(ソビエト)って“寒い”ってイメージしかないんだけど、ッミンな半袖。若い女の子なんてタンクトップやショートパンツルックだ。このあと交互に映し出される南米に行ってる杉田かおるがダウンジャケットを羽織ってて、モスクワの高岡早紀が半袖ってなんか不思議。

赤の広場で聞き込みをすると、目的の日本人がいるポギ村はソビエト連邦時代にレーニングラードと呼ばれたロシア第二の都市サンクトペテルブルクだと。エルミタージュ美術館があるレニングラードまではモスクワから約600キロ。
「レニングラード州のサンクトペテルブルクまで行く電車はまだある」って情報を得てタクシーで駅に向かうも残念ながら3分遅く「さっき最終の21時発の電車が出たとこ」だと。ますます機嫌が悪くなる高岡早紀。




次の日7:00からの列車に乗る。日本でいう新幹線みたいなこの列車は人気で、チケットは取りにくいらしいが、なんとチケットは個室の特等席。喜ぶ高岡早紀。朝からフレッシュジュースや軽食スナックと共にシャンパンサービスまである。
これには番組司会の千原ジュニアも「高岡早紀の魔性にディレクターが負けたな」とやらせを燻しかる。まぁ日本でもななつぼしとか人気列車はチケット速攻完売で、高額席チケットならなんとかって場合多いもんね。でも、このサンクトペテルブルクまで行く列車4時間くらいの旅、広い個室でこれだけサービスあって日本円で1万5千円くらいだから、新幹線の東京-大阪間のグリーン車より価値はあるかもね。

で、このフィンランドに近いバルト海に面したレニングラード・サンクトペテルブルクでポギ村までの行き方を尋ねるが「あなたの持ってる地図は広域すぎてわからない」と。そりゃロシア全図とかだったらスケールが大きすぎて余程有名な場所でもない限り小さな町や村はわからないわ。
で、高岡早紀は本屋さんで地図を探す。でも、ロシア語で書かれた地図はわからんわな。俺も海外旅行に行かれたお客様にお土産に現地の地図をいただくのだが、現地の言葉で書かれた地図は結構ちんぷんかんぷん。フランス語もドイツ語もポルトガル語も、もちろんロヒアゴは全くわかりません。

でもこれまた偶然親切な店員さんでポギ村を探してくれる。(これもやらせくさいなぁとジュニアは言っていたが・・・)
電車を乗り換え目的地近くの駅で降りると大雨。ホームで雨宿りしてると10分くらいで雨が止む。高岡早紀は持ってる人なのか。
ここからバスで行けるそうだが、バス停に辿り着くとバスは17:00まで無い。あと2時間ある。周りには何も無い。歩こうかヒッチハイクしようかと躊躇してると、これまた偶然タクシーが・・・。もはややらせとしか思えないが、旅に偶然はつきものだからな。

広大な土地にポツンと取り残されたようにある村ポギで、このあと出会えた日本人の壮絶な人生はちょっと悲しいお話だった。

けど、高岡早紀って相変わらず美しいよな。いま45歳?石田ゆり子が奇跡のアラフォーとか呼ばれてるが、高岡早紀の美貌ってそれ以上だね。
そりゃ布袋も酔ってキスするわ。保阪尚希もイケメンだったけど美男美女のカップルって長続きしないのかなぁ。三浦翔平と桐谷美玲は大丈夫か?関係ないか。

さて一方杉田かおるは南米ボリビアへ。




標高4050mと富士山よりも高い位置にある空港ですでに高山病でグロッキー寸前。
バスでアンデス山脈沿いの国道を南下し、これまた標高およそ3700mに位置する町オルーロでバスを乗り継ぐ。デモで国道が封鎖されているらしく、未舗装の迂回路をバスは走り、ようやく国道に戻る。ここからの景色は圧巻。よくレコードのジャケットなんかになってるような何も無い道。

目的地のコルチャニ村は、これまたアンデス山脈の荒野にある。
大地と空がシンクロした景色の写真で有名なウユニ塩湖のすぐ近くの村。バス停を降りても民家が遠い。人がいない。店が無い。
それでもてくてく歩いてウユニ湖観光客用の売店地区にたどり着き、目的の人を探すと近くのホテルにいるという。

売店の女の人が書いてくれた地図を頼りにまたもや何も無い道をてくてく歩くが、ここも富士山と同じ高さのとこ。呼吸がしんどそうなのが画面から伝わってくる。
地図に書かれてたホテルの看板を見つけるも、そこには非情の「ここから4Km」。世界は広いな。
気持ちが折れそうになりながらもヒッチハイクを試みる杉田かおる。
「基本人間不信だから、誰もが怪しい人に見えてしまう…」と言ってたが大丈夫か。

周りに家もなく、わずかに走る車はどれも止まってくれない。半泣きになりそうな杉田かおる。そこに一台のトラックが止まってくれるが、運転してた人は覆面をしてる。
俺が南米を一人旅してヒッチハイクで車が止まってくれたとしても、こんな覆面(マスク)した運転手だったらても「ごめん、間違えました・・・」って言うかもしれない。
実はこの運転手いい人でホテルまで杉田かおるを載せてくれた。マスク(覆面)は日焼け防止のためだった。

ホテルで聞くと会いにきた目的の日本人は、今はユニ湖にいるはずだと。ホテルの人が車を出してくれて(ここら辺はちょっとやらせだろうけど)ユニ湖に探しに行く。
この景色がまた圧巻。そして目的の人と出会えたあと、時間とともに変化する空と景色。まるでディスカバリーチャンネルの映像を見てるかのような見事な景色。

あぁ、旅に出たいなぁ。いや、海外で暮らしたいなぁ。でも俺には無理だろうなぁ。せめて旅したいなぁ。
そんな思いが駆け巡るいい番組です。




ハロウィン馬鹿騒ぎを批判する常識人へ

2018-10-30 14:25:46 | Talk is Cheap

10月31日はハロウィン。
運動会以外に取り立ててイベントのない10月に、商売のきっかけということでハロウィンが持ち上げられて数年がたつ。
日本にハロウィンを定着させるためにと散々マスコミやメディアがこれまで煽ってきたが、聖バレンタインデーと同じく、本来のイベントとは関係なく日本独自の進化して(アレンジされて)今じゃただの仮装大会になっている。これこそガラパゴス化と呼んでいいような気がするのだがね。

さて、そんなハロウィン。
29日の渋谷で軽トラックをひっくり返した馬鹿がいたことでマスコミやメディアが騒いでる。
暴徒化してるとか、ルールを作らなきゃとか、芸能人や著名人、果ては渋谷区区長までが苦言を呈してる。

これが全く訳わからない。

そんなに騒ぐことか?

たかが軽トラ横転させたくらいで何を騒いでるんだ?
そりゃあんだけ煽ってりゃこんなバカも出てくるだろう。こいつをかばう気などは全くないが、それほど大げさに時事問題のように扱うほどのことか?こいつに比べりゃ、日本の領土である竹島に上陸した韓国議員たちのほうがよっぽど問題だよ。

そもそも日本古来のお祭りなんて馬鹿騒ぎするもんだろう?
豊作を願ってとか、豊穣を祝ってとか、神様を祭ってとか大義名分はいろいろあるけど、お祭りなんて古来から狂喜乱舞、日頃のうっぷんばらしで馬鹿騒ぎみたいなところってあるじゃない。
ハレ(非日常)の日に善にご馳走を並べ、酒を酌み交わし騒ぐ。神遊びとか神慰めとか大義名分の風習。土産物と呼ばれるものだって元来は宮筍と書く。つまり神社の筍(け=食物を守る器やお神酒の瓶子や盃)だ。

青森のねぶた(ねぷた)まつりにしても、博多どんたくにしても、各地で行われるソーラン祭りだってそうだろう?各都道府県市町村で行なわれる祭りだって神事や奉納が目的だが、その日は村人や町民たちが熱狂乱舞したから今に引き継がれてるんだろう?

今ではどこもかしこも行政がでしゃばって警備だのルールだのかなりがんじがらめにしていこうとしてるけど、本来はそんなことはしなくていいと思うの。祭で死人が出ようがはっちゃけるヤツが出ようが、ね。

行政がでしゃばり管理しようとして、結果悪い方向に行ってしまうだけ。暴力団やテキ屋排除とかしたおかげで全然盛り上がらなくなった祭がどれほどあるか。今年の阿波踊りもそうだろう?
縛られようが何しようが地元民は好き勝手独自でするのだが、風評や噂で面倒臭いところには観光客は二の足を踏むし、愛想をつかして行かないだけだ。結果、管理という名目でトラブルが起こった時に責任を請け負うのを拒否し、そのくせ仕切り、観光客相手に儲けようと目論んだ奴ら(その名を行政とか役所という)が損をするだけだ。

まつりなんて地元の住民や自治会とかが伝統とかなんやかんやを名目に、ぶっちゃけはしゃいで日頃の鬱憤を晴らすものだろうさ。

リオのカーニバルじゃないが、大阪のだんじりなんてこの日のために一年を頑張ってると言っても過言じゃないだろ?これも道路交通法とかを持ち出して行政や警察が出しゃばって規制とかしても、毎年けが人(たまに死人)が出る。だんじりが轢かれる道沿いの家は塀や瓦や屋根が潰される。近隣の住民だって新参者は賛否両論あるだろうけど、伝統って言葉の元に当日は河内や泉州ははっちゃけてるぞ。
山車や櫓、鉾や神輿が出る祭はいつだってどこだって危険がいっぱいだ。

痴漢行為やスリが出てる?
そりゃそうだろう。あんだけ無防備なコスプレイヤーがいるんだからな。胸の谷間も太ももも大胆にさらけ出してるんだもんな。痴漢にとっては網を投げたら魚が獲れる良質の漁場みたいなもんだ。
でもさ、京都の三大祭、祇園祭や時代祭、葵祭ではスリや痴漢がいないのかね?浅草の祭でも神田祭でも天神祭でも、はたまた各地方の祭でも屋台と同じくスリや痴漢が出没してるんじゃないのか?

仮装?
秋田のなまはげとか離島で行われてる島伝統の祭なんてコスプレやん。
サンタに扮した奴がいっぱい出回るクリスマスや、ワールドカップの時に出没するユニフォーム着てフェイスペインティングした奴らと、ハロウィンでドラキュラやアニメキャラに扮してるのは何が違うんだい?

阪神タイガースが優勝したからとKFCのカーネルサンダースを道頓堀にほうりこんだ輩がいた大阪(探偵ナイトスクープ第一回目で生瀬勝久探偵が捜索したが見つからなかった)。当時ヘドロだらけで飲んだら絶対体に悪い道頓堀に飛び込んだ奴がいた大阪。それとハロウィンで調子に乗って軽トラを横転させた渋谷の輩を含むコスプレイヤーとか、Wカップの際に練り歩く奴らも、どれもそんなに大差はないな。

ルールを作って(守って)楽しみましょう?
古来祭りなんてルールなんてないだろ?躍り狂う奴ら、酒飲んでそこらで寝転がる奴ら、暗闇で青姦や夜這いしてた奴らがいっぱいいても、この日だけはって役所(屯所や代官所)は黙認してたんじゃないのか?裸祭りやけんか禱り、盆祭でもね。

ハロウィンで騒ぐ奴らをもっともな顔で批判したり苦言してる芸能人やコメンテーター、そして知識人。
お前らみんな的外れ。
ただ単にハロウィンがまだまだに日本では新参者の祭だからだろ?だから認めたくないんだろう?ちょっとした騒ぎを大問題のように扱うんだろ?

日本では死者の祭といえば盆だな。
死者を弔うというか迎えるというか、盆に茄子や胡瓜に箸を差して仏壇に飾るのと、ハロウィンで店舗や軒先にカボチャをくり貫いたものを飾るのとそんな大差はないと思うけどな。

祭り、禱り、祀り、奉り。
日本全国まつりなんて馬鹿騒ぎして日頃のうっぷんばらしするもんだ。
新参者のハロウィンだけをことさら取り上げてしたり顔で批判したりする常識人たちよ。
君たちは地元の祭には参加しないのかね?クリスマスはケーキを食わないのかね。節分に太巻きを丸かじりしたり、豆をまいたりはしないのかね。
桃の節句にひな壇飾ったり、端午の節句に柏餅を食ったり、七夕に願い事を書いアタ短冊を飾ったりしないのかね。

冠婚葬祭の“冠”は成人式。
本来は厳かに行われるはずなんだけど、最近は祭り化してる。各地で酒飲んだりコスプレしたり、暴れたり、暴走したりする輩がいる。成人式は古来、厳かな儀式だったんだけどね。これも、役所がでしゃばったりしたからこんな羽目になってるんだろ?日にちを変えるとか、着物を変えない人のことも考えなきゃとか。厳かなもんだとか歴史なんて感じられなくなってしまったもんな。そのうち七五三とかでも暴れたりするかもよ。


祝日と祭日が最近はごっちゃになってるけど、祭日は日本古来の天皇(皇室)が関わる祭りが元だ。
1月3日 元始祭
1月30日 孝明天皇祭
3月21日頃 春季皇霊祭(春分の日)
4月3日 神武天皇祭
9月23日頃 秋季皇霊祭(秋分の日)
10月17日 神嘗祭
11月23日 新嘗祭(勤労感謝の日)

今、ハロウィンで馬鹿騒ぎする若者をしたり顔で批判してる人たちは、これらをちゃんと知ってるのかね。
各地の伝統的なお祭りに参加したり見たりしてから言ってるのかね。世界各地のお祭りに参加してる宮川大輔さんならまだ分かるのだけどね。
ただ単に物事の上っ面だけ見て批判するのって、なんか醜いよ。

ちなみにここまでハロウィン馬鹿騒ぎ擁護みたいに書いてるので誤解されると嫌なのだが、俺はハロウィンで騒ぐやつは嫌いだよ。
以前にもこのブログで書いたが、ハロウィンはどうも日本においてはしっくりこないし、やっぱ外国のお祭りの二番煎じって気がするからね。

ハロウィンの日にコスプレで訪問して、強盗と勘違いされ猟銃で撃たれて死んだ留学生・服部さんの事件のせいもある。そんな事件のことなどなかったように各地のハロウィン熱狂を煽って報道してきたくせに、今回は一転ハロウィン狂騒に常識やモラルやルールを絡めて批判するマスコミやメディにも憤りを感じる。

そして商業的戦略があちこちに垣間見れるからもある。とはいえ最近じゃどこの祭も商業化されてきてるし、お祭りと捉えれば日本各地に伝承されてる伝統的祭りと新参者だからとハロウィンを否定するのは変かな。
祭は行政や役所に縛られず、村人・町民たち(一般大衆)が馬鹿騒ぎするものであり続けてほしいなって、最近つくづく思うのだ。


深夜3時の訪問者

2018-10-29 04:42:45 | Talk is Cheap
夜が大好き。
丑三つ時も過ぎたama3:00-4:00。普通の一般人なら爆睡してる時間にブログを書いたりしてる。
とはいえ俺は引きこもりのニートではない。普段普通に昼間は活動している。ただ単に睡眠時間が少なくていい特異体質(?)なのだ。

しかし、世の中には夜が大好き人間が多いらしい。ヤフーニュースの速報でも、コメント欄にあっという間に書き込みがされてるし、俺のこんなブログでもこの時間にコメントを入れてくる人もいる。暇なのか、退屈なのか、不眠症なのか、それともただ単に昼夜逆転生活してる人なのか。

大阪の立ち飲み屋で朝からビールや酒を飲んで、もつ煮込みや串カツ食べてる人がいるが、深夜に働いてる人なのかもしれないし、会社に行こうと思ったけどドロップしてしまった人なのかもしれない。
まぁそんなこんなで世の中にはいろんな人がいるもんだ。

で、俺のこんなブログに真夜中に何度もしつこくコメントを入れてくれる人がいる。
「そう思う」とか「同じような経験をした」とかいうコメントばかりではなく、ただ単に文句が言いたい、俺はお前より優れてるというコメントもかなり多い。
大抵そんなコメントはチープで文章力がなく、ただ単に責めたいという感情が先走ってるのが丸わかり。
文中に誹謗・中傷・優越感に浸りたいってのが溢れ出てる。
芸能人などのブログやSNS、インスタなんかに炎上コメントを書き込むタイプってこんな人なんだろうな。

この手のコメントはコメント欄から速攻削除させてもらうのだが、今回は見せしめのためにここにちょっと書き出してみる。

【まずいぞ。一蘭のラーメン】について入ったコメント

「あのな、京都が西のラーメンまずくしてんだ。和食や会席では京都が一番だよ。ただな、ラーメンはジャンクなんだよ。京都人の一番の勘違いは、関東人のコッテリをベットリと間違えたことだ。それを発祥に大阪も同様に、西日本全体が大間違いをしている。繊細な味がうりの西には無理なんだよ、ラーメンは。ラーメンって大味のジャンクな食いもん込んだから。」

うーん、ラーメンはジャンクだとか、人によってうまいまずいの味覚は違うとか、この記事だけでなく他のラーメンについて書いてる記事で「ラーメンなんてジャンクフードだ」って書いてるんだけどなぁ。だから俺は店主が偉そうにしてる店や黒Tとバンダナでいかにも当店こだわってますってな店も嫌いで、ましてやチェーンの食券機のある店は大嫌いだって書いてるんだけど、こいつは読んでないんだろうなぁ。

しかも今回は大晦日に行った一蘭っていうラーメン屋の顛末。出てきたラーメンががっかりなほど不味かった(&ひどかった)って内容の記事なんだけど、何故京都のラーメンを悪者にしてるのかよくわからん。記事で天下一品のラーメンスープのことをちらっと書いてるから勘違いしたのか?
別に俺は京都のラーメン最高!とか、関東より関西のラーメンがうまいとか全然書いてないんだけどな。

「繊細な味がうりの西」とか書いてるけど、この人は京都のラーメンを食べたことがないのかな。天下一品にしても第一旭にしても藤にしても薄味でも繊細でもないのだがね。奈良の天理ラーメン、和歌山の車庫系や井出系にしても全然当てはまらないし、兵庫県の43沿いのラーメン屋だって同じだ。大阪は乱立してて豚骨の店も何軒かあるが、一風堂はまだマシだが、一蘭はがっかりの味。外国人観光客でなんとか持ってる店だなと感じたって記事なんだけどね。

【いつまで続く喫煙者いじめ】について入ったコメント

「2020,12で全面禁止だぜ?おまえあほだろ?JTとかはほかの事業に転嫁してるぜ?」

どこの何を引張ってきて2020,12で全面禁止と言ってるのかな?2020年の12月に何の条例や法令があるのだろうか。
また、「JTとかはほかの事業に転嫁してるぜ?」っていかにも知らんの?と偉そうに書いてくれてるが、元々JTは専売公社。タバコや塩を独占してた国が民間企業になった経緯も知ってるけど、このコメント入れた人はそれをわかって書いてるのかなぁ。しかもJTとかはの“とか”ってどの企業の事だろう?
フィリップモリスや丸紅、伊藤忠などがほかの事業に転嫁する?世界的商社が事業転嫁?意味がわからん。もう少し世の中の仕組みや会社のことを勉強してから書き込みを入れて欲しいものだ。

【マクドナルドでキレるババアにキレる俺】について入ったコメント

「こんなの長々と書いて、なにがしたいの?おまえ55前後だろ?老害入口?wとりあえずだまっとけよ。それが世のためw」

うーん、長々と書いた文章をこんな時間に読んで何がしたい?とか疑問入れられてもなぁ。記事はただ単にマクドでわけわからんババアにぶちぎれた話なだけだが?別にマクドナルドに接客や客層の改善計画を求めるような大げさな話でも何でもないのだがね。
「お前55前後だろ?」と書いてるけど、この書き込みを入れた人間は55以上の人なんだろうか。そうでなかったら年上に対し「お前」とは常識ある人間なら書かないわな。

「老害人口?」コレって新語?ちょっと意味がわからないです。誰か知ってる人いたら教えてください。
「とりあえずだまっとけよ」って、別に喋ってないで書き込んでるだけだが、この人には心の中に声が聞こえるのだろうか。それは素pれでちょっと怖いけどな。世の中ではそれを被害妄想や強迫観念からくる幻聴と呼ぶからね。
「それが世のため。」うーん、俺が何も書かなくても何を書いても、別に世のため人のためにはなってないと思うのだけどね。それとも俺のこのブログの内容は世界経済や政治、思想を動かしたりするような影響力があるのか?絶対ないと言い切っていいぞ。

【旭日旗嫌いの韓国】について入ったコメント

「↑
そっくりそのまま、おめえに返すよ
な?わかったろ?
おまえほど痛い板つくってるやつも
珍しいぜ?」

もうこうなると何が何だか。
何が「な?わかったろ?」なんだろうか。何をこの人を俺にわかれと言ってるのだろうか。
「痛い板つくってるやつも珍しいぜ?」の痛い板って何?
理解できないバカでごめん。


今回一例でコメントに書き込まれたアホな文章を晒してみたが、まぁこんな俺のブログでこれだ。芸能人や著名人のブログやSNSが荒れるわけだね。
正義の使者と勘違いし、自分こそ正しいジャッジマンと勘違いしたアホでも、自分が満足ならそれでいいじゃない。
そしてそのまま二次元の世界に閉じ込められて行方不明になったとしても君は満足なんだろう。
誰にも探されず誰にも気づかれないまま朽ち果てても本望だろう。
だって君がやってることってそういうことだもの。気づいてるよね?

今夜もまた誰かのブログやSNSのコメント欄に書き込み入れてるんだろう?
でもさ、せめてもう少しウィット効いてるとか、オォ!そんな考えもあるのかって驚嘆するような内容にしないか?
ただの欲求不満の捌け口程度なら無理か。
頼むぜ、ネットパトローラー。
世界の平和は君の手にかかってるんだ。

頑張れ!








白黒はっきりさせたい正義の味方

2018-10-29 03:02:30 | BOOK/COMICS
「ごめんで済んだら警察はいらんのじゃぁ!」
一昔前はこんな言葉が飛び交ったものだが、実際は謝ったら「まぁええわ」って許してもらえた。
しかし昨今のネット社会、謝まろうが何しようが執拗に糾弾しとことんまで追い詰める。SNSやネットだけじゃない、それに便乗してメディアまでジャッジを下そうとする変な世の中。まるでどいつもこいつも正義の使者になったかのように酷くて残酷。

いつから君はそんなに偉くなったんだい?

内戦下のシリアで拘束されて先日解放されたフリージャーナリストの安田さんについても、あちこちで誹謗中傷と自己責任論、果ては政府の対応批判まで繰り広げられている。彼を養護をする人間もいるが、これまたとんちんかんで的外れな論理展開。
いつものことだけど、批判や擁護をする前に情報を集めて整理して問題点はどこなのか、そしてどうすればいいのかなど、普通の企画や会議で必要なことをしないまま誰も彼もが好き勝手に自分の見解を述べだすからこんな騒ぎになる。

普通の事件では、警察(官)が犯人を捕まえ(現行犯なら一般市民でも逮捕できる)、証拠や状況を整理し自白を元に書類を作成し送検する。警察官が罪や罰を決めるわけではない。この時点では容疑者であってまだ犯罪(確定)者では無い。

その送検されてきた事件の状況を整理し、証拠や経緯を拾いなおし起訴するのが検察(官)の役目。この時点で容疑者は被疑者または被告と呼ばれる。

そして起訴状を元に被害者と被疑者それぞれ双方の言い分や、状況や関係者の情状などを考慮し罪や罰をジャッジ(判断)するのは裁判所(官)の役目。

これをマスコミやネットでは、勝手にそれぞれが全部やっている。そのほとんどが事件には関係無い部外者なんだな。それでも正義の味方を気取ってアレやコレや言い立て書き立てるのはなんだろうね。いっちょかみがしたいのか。

だからか今は、そんな「俺にもジャッジをさせろ」「私にも言わせろ」と思ってる欲求不満の人々を代弁してくれる、刑事ドラマや裁判ドラマが人気あるのかね。自分の代わりに謎を解いてくれる、事件を究明してくれる、犯人を捕まえてくれる、そして裁いてくれるからね。

今クールでも、水谷豊と反町隆史主演の相棒(season17)

中島健人と遠藤憲一のドロ刑

寺島進主演の駐在刑事

など警察もの(刑事ドラマ)が人気だ。

他にも瀧川英次主演の警視庁捜査資料管理室(仮)や行動心理学を取り入れた栗山千明主演のサイレント・ヴォイス

もはや定番のシリーズになった沢口靖子主演の科捜研の女(なんともうseason18)などがある。


今いっきに並べて書いて思ったがちょっと多すぎないか?

そして今クールでは織田裕二と中島裕翔主演のSUITS/スーツ

米倉涼子のリーガルV

どちらも弁護士主役のドラマだ。

あっ!そういえば阿部寛主演の下町ロケットも裁判が絡んでるね。


SNSやネットなどでは治らない気持ちをドラマで代弁託してるのかな。
変な正義感で糾弾したり炎上させる今、警察・刑事モノや裁判モノのドラマが視聴率がいいのはちょっと興味深いな。

法廷もので傑作なのはジム・キャリー主演のライアー ライアー(1997年公開映画)。

どんなに無理な依頼でも“嘘”で無罪を勝ち取る弁護士ジムキャリーは、私生活でも嘘ばっかり。そんな彼に妻は愛想を尽かし息子を連れて家を出て行ってしまう。嘘をつかれ誕生日パーティをすっぽかされた息子は「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願うと、なんとジム・キャリーは絶対に嘘をつけないようになってしまう。
嘘八百、口八丁で裁判を乗り切ってたジム・キャリーが嘘が言えなくなり、本音だけで戦い四苦八苦するこの映画、是非見て欲しいな。

この映画と同じように、嘘が言えなくなった不動産営業マンが主役の漫画もある。
正直不動産(漫画:大谷アキラ、原案:夏原武、脚本:水野光博)
千三つ(1000のうちに3つしか本当のことを言わない)が通説の不動産業界。都合の悪いことはうやむやに説明し、嘘ではなく限りなくグレーな表現しかしかしないこの世界で、嘘がつけなくなってしまったエース営業マンが七転八倒する話。

フェイクニュースや思い込み、推測や憶測だけで人を糾弾し攻め立てる世の中。
自分の正論を押し通し、他人にも押し付け、反対意見を封じ込めようとするこんな時代。
いっそこんな風に本音しか言えない社会になってしまった方がいいのかもしれない。
でもそれはいろんな摩擦や衝突を生み、結局最後は争いに・・・

嘘も方便というけれど。
諸外国みたいにYESかNOか、白黒はっきりさせるような社会より、曖昧な方が日本人には向いてると思う。
どないでっか?ぼちぼちでんなぁ。そんな社会でいいような気がする。それはそれでダメか。難しいなぁ。



リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜

2018-10-28 19:54:13 | MUSIC/TV/MOVIE

リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜が面白い。
ちょっと前まで「私失敗しないので」と言っていた米倉涼子が、今度は訳ありで免許を剥奪された元弁護士を演じる。
ドクターXからリーガルV。今後ティーチャーYとかランナーFとかデザイナーGとかシリーズ化されるかもしれない。そのうち白黒のレビンで峠を攻めるイニシャルDをやってももう驚かない。

このリーガルV、相変わらずデキる女の米倉涼子。傍若無人の米倉涼子。ファッションショーかよってくらい一話で何度もエミリオプッチやカルヴァンクラインなどのハイファッションを着替える米倉涼子。駅弁食いつつ鉄道オタク(俗に言われる鉄っちゃん)も引き込む米倉涼子。どこを切り取っても米倉涼子オンステージだ。

このドラマが堺雅人と新垣結衣のリーガル・ハイの二番煎じと言ってはダメだ。


米倉涼子演じる小鳥遊翔子(小鳥が遊べる=鷹がいないことから“たかなし”)が、「正義は金で買える!」と豪語する人格破綻者の弁護士、古美門研介を演じた境雅人と一緒やないか?とか言ったらダメ。
米倉涼子にポチと呼ばれ振り回される林遣都が、リーガル・ハイで堺雅人に振り回される新米弁護士を演じた新垣結衣と同じじゃない?って詮索してもダメ。
弁護士免許のない米倉涼子が名前借りのために招聘した大学教授・高橋英樹がリーガル・ハイの里見浩太朗のようにいろんな資格を持ってるとかも気にしちゃダメ。
現役ホストで米倉涼子のために事件に関係する女を落とす三浦翔平がリーガル・ハイの田口淳之介と似てようが気にしちゃダメ。
米倉涼子が弁護士免許を剥奪された原因で、未だに何かにつけ敵対するFelix & Temma法律事務所所長・小日向文世と菜々緒が、リーガル・ハイでの三木法律事務所所長・生瀬勝久と小池栄子とシンクロしてようがスルーしてくれ。同事務所の向井理のポジションはリーガルハイ(第2期以降は・無し)の岡田将生なところも見ないふりしよう。
ついでに言えばドクターXでも米倉涼子に振り回されていた勝村政信はリーガル・ハイ矢野聖人と同じく名前を覚えてもらえないとこも・・・。

でもこのドラマ、面白いのよね。
テンポのいいスピード感と、善は勝ち悪は滅びる、水戸黄門のような毎回一話完結。
日本では裁判ものというのはタブーなのか今まではあまり作られなかったのだが、木村拓哉主演のHEROやリーガル・ハイなどのヒットでちょこちょこ作られるようになったね。弁護士が主人公ものでは松本潤主演の99.9、検事が主人公ものでは吉高由里子主演の正義のセなどね。



このリーガルVの米倉涼子が集めた訳あり(前科者)メンバーの中に、元銀行員で1億円を横領した容疑で3年間服役してた安達祐実がいる。
安達祐実は剛力彩芽主演の女囚セブンでは、無銭飲食を繰り返して懲役2年の服役囚ではかなりの情報通を演じてた。小泉孝太郎主演ドラマ、警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜では、無表情でありながらパソコンを駆使して情報を集めたりする役だった。今回のリーガルVではそれらを全部ひっくるめたような感じ。

リーガルV第二話では、大手製紙会社初の女性取締役になった斉藤由貴が、妬みによるでっち上げのパワハラ疑惑で解任させられた件で米倉涼子の事務所に裁判弁護の依頼に来る。
この斉藤由貴。ちょっと前に不倫騒動が持ち上がって案の定ネットやマスコミによる叩きにあった。そしていろんなドラマを降板したりしてたのだが、このドラマで復活。

内藤 剛志主演の警視庁・捜査一課長で警視庁捜査一課 現場資料班主任を演じてた斉藤由貴。彼女の降板に伴って(ドラマの中では警察庁へ出向)に変わって警視庁広報課セルフブランディングルーム室長という役柄で登場したのが安達祐実。この二人が同じドラマで共演してるってのもなんか複雑。

パクりっぽかろうが二番煎じだろうが、視聴者が食いつきそうなもの全部ぶっ混んでいようが、リーガルVは面白い。
来週が楽しみだ。



いつまで続く喫煙者いじめ

2018-10-27 21:02:26 | Talk is Cheap
タバコがまた値上がりした。
嗜好品なんだから、嫌なら買うな、嫌なら吸うなって感じ。
じゃぁこの機会に辞めようって人もいるだろうし、いくら高くても吸うぜってって人もいるだろう。

さてそんなタバコの喫煙者。
昭和の終わり頃には80%くらいの人が吸ってたらしいが、今では 25%くらいだそうだ。
確かに昭和の頃はどこに行っても煙モクモク、駅のホームでも映画館でも、もちろん会社の中でも吸っていた。

初めて試したタバコはショートピース〜目覚めの一服、食後の一服、授業をサボって喫茶店で一服・・・朝から晩までスモーキングブギ。とダウンタウンブギウギバンドが歌ってたあの頃。

テレビでは松田優作がライターの炎を高くタバコに火をつけ、西部警察や太陽にほえろなどの刑事ドラマでは、事件解決の部下をねぎらい一緒にタバコを吸う。ファミリードラマでも家主は居間でタバコを吸いながら家族の問題を考え、社会ドラマでは新聞記者がデスクでタバコを吸いながら原稿を書いてた。悪いドンは葉巻を吸い、服役囚はは刑期を終えた後シャバの空気とともにタバコを吸う。

それが今じゃ映画の撮影で、ヒットマンがターゲットを見つけ、吸ってたタバコを捨て拳銃を握ると、プロデューサーから「コンプライアンスがどうの」と言われるらしい。(中井貴一さんが語ってた)

平成に入り受動喫煙なる言葉が出てきて一気に虐げられる。
アメリカの嫌煙運動に触発されたのか、猿真似したのか、それがグローバルだと勘違いしたのかよくわからんやつらが、タバコを吸ってる人間=ダメ人間のような活動を始める。
そして「あなたの煙で私の健康が損なわれるのだ」と、ヒステリックに叫ぶことがまるで正義のように一気に市民権を勝ち得たように浸透していく。

ホタル族と言われベランダに追いやられ始め、最近じゃぁそれでも風に乗って匂いが部屋に入ってくると苦情を言われる。それを言うなら洗濯洗剤や柔軟剤の匂いのほうがよっぽど公害だろうよ。
杉の木の花粉を責めろよ。あれのほうがよっぽど花粉症の原因なんだからさ。
中国からのPM2.5を責めろよ。あれなんてそれこそ発ガン物質だぞ。

あちこちで禁煙って店ができはじめたのもこの頃。
それが今じゃぁ、タバコが吸える店はまるで悪人のたまり場のような扱い。未成年は雇っちゃいけない。
焼肉屋とか焼き鳥屋で禁煙って・・・バカ?炭火に脂が落ちて出る巻き上がる煙とタバコの煙。どちらが危険だ。
ましてや串カツなんて庶民や労働者の憩いの場でさえ「ファミリー層(集客)のために」なんて名目で禁煙にしてる。さっさと潰れろ。

路上喫煙禁止地区。
これはいい。歩きタバコなんて迷惑だ。子供なんかは危険だしね。ポイ捨てもダメだ。これはわざわざ条例などにしなくても喫煙者のマナーやモラルの問題なくらいだからな。
京都は十条から北山、大宮から白河までは全て路上喫煙禁止。大阪もキタやミナミの繁華街、御堂筋や堺筋なんかも全部アウト。最近じゃぁ神戸に続き尼崎もようやく路上喫煙禁止にしたらしい。尼崎は罰金(大阪や京都は 1000円)がない代わりに市民誰もが喫煙ルールを守ってない人に注意ができるというルールにしたらしいな。
別に尼崎の住民を蔑む気はないが、本気でできるののか?西成や新今宮、十三あたりと同じく注意するのは危険だぞ。逆ギレされそうだ。俺ならごめんだ。というか俺も吸う側の人間だからな。明らかに公共でない場所での喫煙を調子に乗られて注意されたらボコボコにしばいてまうかもしれん。

タバコなんて百害あって一利なし。
こんなことは喫煙者全てが知っている。今更言われてもなぁ。
全ての病気はタバコをやめなかったせいだと結びつけられる。
実際俺も骨折で入院した時に、骨が折れたのは喫煙のせいだとか、肺が(微妙に)弱ってるから手術が困難だ、だから禁煙しろ、タバコをやめろと言われ、最後にはブチ切れて「ほっとけ!ボケ!こじつけんな。早死にしようがどうしようが俺はタバコをやめん。その代わり俺が100まで生きたらお前ら謝れよ。っていうかその前にお前らのほうが死んでるだろうけどな」と言ってしまったくらいだ(実話)。

仕事中にタバコを吸うのはただのサボリだ。
打ち合わせだろうが、談話だろうが、息抜きだろうが許さない。喫煙はただのサボリだ。あれを許すならコーヒータイムだろうがお菓子を食べよ王が認めろ。なんかもう無茶苦茶。

実際市役所の職員が喫煙のために書を離れたりするのをチクる。
救急隊員が吸ってるのをネットにアップする。
挙句には大阪府知事が会議の合間に紅葉車内でタバコを吸ってるのは問題だぁと騒ぎ、神戸の市役所職員が隠れて吸ってるのを見つけて騒ぐ。
お前らは学校の生活指導の先生にでもなった気にでもなってるのか。学校生活の際にさんざんルールに縛られて、ルールを盾に強制する大人に反発してたはずなのにな。日和ってるね。それが大人になるってことかい?

値上がりし、そのほとんどが税金なのに、どんどん肩身の狭い思いをさせられる。
公務員や役所でなんか不祥事があるとすぐ「我々の税金を無駄に・・・」なんて騒ぐのだが、我々喫煙者の税金はどうなの?

国鉄が解体してJRになった時の大赤字の補填、再雇用されないで大量にリストラされた職員の救済で、臨時予算の財源とされたのがタバコの値上げによる税金。そのおかげで当時あちこちであった元職員の自殺が減り(再雇用できたから)、赤字の補填ができた。その感謝の意味もあったのかしぶとく新幹線の車内やホームではタバコが吸えるようになってたのだが、今じゃぁ全面禁煙。構内も構内の店も全禁煙。恩知らずとはこのことだな。

カナダでは大麻も合法になったらしい。
いっその事、日本も大麻解禁してくれないかなぁ。
そうすれば今度はそちらに目がいってタバコ喫煙者に対しての風当たりは弱まりそうな気がするんだけど・・・。

たった20%の喫煙者をいつまでも執拗に追い詰める世の中。
住みづらい、いや、吸いづらい世の中になったもんだ。


つまらないドラマは早めに見切りを

2018-10-27 02:10:11 | MUSIC/TV/MOVIE
この秋クールのドラマが出揃った。
さすがに全部は見れないので面白くなさそうなのはパス。

有村架純主演の中学聖日記は第一回目から見なかった。だって面白くなさそうだもの。教師と生徒の恋愛もの?漫画が原作らしいが、往年の野島伸司ドラマのようにドロドロなのかな。どちらにしてもちょっと無縁の世界だからパス。

佐々木蔵之助主演の黄昏流星群は1回目の途中で観るのをやめた。だってつまんないんだもの。原作漫画を読んでるから内容は知ってるのだが、それでも今後の展開が全然期待できそうにもない。中山美穂、麻生祐未、黒木瞳。これだけの女性キャストがいればオリジナル脚本で違うドラマ作った方が良かったのではないかね。黒木瞳は寺島進主演の駐在刑事の方にも出てるけど、ちょっと老けたなぁって印象だ。

僕らは奇跡でできているも1回目の途中で観るのをやめた。高橋一生はつかみどころのない飄々とした役がはまり役なのかもしれないが、それはもうカルテットだけでいいや。映画シン・ゴジラや、遠藤憲一&菅田将暉主演の民王での秘書役は良かったのだけどね。
戸田恵子の家政婦(?)や榮倉奈々の歯科医とかどうもイメージできん。

新垣結衣の獣になれない私たちも三回目の途中でついにダウン。
まぁ過去にこれほどまでにイライラするドラマがあっただろうかってくっらい、どいつもこいつもクズ。
怒鳴ってばかりの社長・山内圭哉、仕事できない上に向上心もない部下・犬飼貴丈、責任感のない同僚・伊藤沙莉を見るたびに早送り。まともに見てると神経持ちません。
松田龍平の事務所に出入りしてる食堂の一ノ瀬ワタルはうるさいだけで煩わしい。こんな役を笑わせるように演技できるのは佐藤二朗さん以外無理。
田中圭の部屋に座敷童子のように住み着く元カノの黒木華の傍若無人さが全く理解できない上に、介護疲れのストレスを発散するため何かと構ってくる田中美佐子の行動も意味不明。そして肝心の田中圭が一番のクズなのに、自分がクズだとわかっていないってところが余計イライラする。

心をどこかにおき忘れたような松田龍平も、今の現状をぶち破りたいがいろんなことに我慢してる新垣結衣も、菊地凛子のはっちゃけ具合もさすがにうまくて今後の展開は楽しみなんだけど、他の伏線が多すぎてあっぷあっぷ。なんでこんなに盛りだくさんにしたんだ?

これは脚本が悪すぎるわ。どこの何を狙ってるんだ?視聴者はこんなドラマを見たいと思ってるのか?
イラつくそれぞれのキャラを見て「あぁ、わかる〜」とか「あぁ、私だけじゃないんだぁ」って思わせたいのか。

俺が心配するこっちゃないけど、週を重ねるごとに視聴率はどんどん落ちていくのではないかね。


どんどん悪化する日韓関係

2018-10-23 00:36:58 | Talk is Cheap
またアホなやつらが日本を挑発する行為に出た。
10月22日に竹島に上陸した13人。韓国の教育委員会に所属する議員だそうだ。

「独島(竹島)は韓国のものだ」と韓国がこの島を不当占拠してるが、日本はこれについて何ら対策をはっきりおこなっていない。
この島根県にある竹島は国際法上日本なんだから、さっさと追い払ったほうがいいとほとんどの日本人は思っているはずなのだが、政府ことを荒立てて本格的な抗争になるのを避けてるのかもしれない。
この竹島問題は北方領土問題とか尖閣諸島の問題とはちょっと違うのだが、今回のように上陸計画が明らかになっても日本はいつものようにただ「「遺憾である」とか「外交ルートで強く抗議」とかしかしていないのはちょっと情けない。

でもさぁここ最近、日韓の関係がどんどん悪くなってるよな。
何度かこのテーマで書いたことがあるけど、ここ最近韓国は特に反日がエスカレートしてきてる気がする。
北朝鮮と仲直りができそうだから余計に強気になっているのかね。

韓国の中に反日を煽るやつが根強くいるのだろう。
もう解決済みどころか、捏造の慰安婦問題をいつまでも持ち出し、世界のあちこちにまで建て出してるバカがいる。おかげでサンフランシスコと大阪市の姉妹都市は破棄された。

2015年12月に当時の朴大統領と妥結された日韓合意。
この国同士が取り決めしたことを国際社会から笑われても「日韓合意は無効だ」「破棄だ」と言ってるアホもいる。癒しの財団とやらは解散するんだと。でもまだ基金用に日本が出したお金も返してこないし、返す気もなさそうだ。すでにほとんどの元慰安婦とやらには支払ってる(それでも基金のごく一部)のだがどうする気なのかね。

それどころか2012年に徴用工問題とやらも出してきて、当時の韓国政府の見解とは異なる判決を韓国裁判所は下しやがった。
1965年の日韓基本条約締結時に合意した日韓請求権協定までも無視し始めてる。記憶能力がないのかご都合主義なのかわからないが、この時の5億ドルも返してもらおうか。

済州島で行われた国際観艦式でも、日本の海上自衛隊艦に旭日旗を掲揚しないでくれとまで言い出す始末。
これに対し日本は珍しく強気で「じゃぁ日本の艦隊は参加しない」と拒否。結局10月11日の国際観艦式には日本の自衛隊艦は一隻も参加しなかった。
表向きは自国の国旗以外は掲揚認めない、韓国の太極旗を掲揚することを全参加国に依頼したと言ってるが、明らかに日本に対しても嫌がらせと、旭日旗アレルギーの国民対策だろう。
実際4カ国は自国国旗と艦旗を掲揚してたし、太極旗は掲揚しない艦も多かった。肝心の韓国海軍艦(しかも文大統領が載ってた艦)には自国旗以外に李将軍(韓国では豊臣秀吉の水軍を破った英雄とされてる)を象徴する旗まで上げてた始末。

旭日旗は日本が第二次世界大戦時の軍国主義の象徴だとか、戦犯旗だなどという歪んだ知識。旭日旗はナチスドイツのハーケンクロイツと同じだぁなんて言ってるボケもいる。当時の朝鮮人は日本国民として一緒に戦ってたのにな。忘れてるのか。日本の植民地にされてたのが屈辱だったのか?

10月16日には韓国文化財庁の鄭庁長が
「植民地時代に日本が持ち出した百済時代の金銅観音像の交渉過程で、元所有者(日本民間人)が不当に価格を吊り上げた」
と言い出した。対馬とかから盗んだ仏像を返してもいないでよく言うよな。

それでも10月9日には韓日共同宣言20周年記念シンポジウムなんてのが日本で開かれて安倍総理が出席したりしてる。
韓日共同宣言は1998年に当時の日本の小渕首相と韓国の金大中(キムデジュン)大統領が署名した。
この頃の日本は韓流ブームが出てきて、マフラー巻いたメガネ男のドラマや、東方神起なんかのアーティストが人気あって、その後少女時代とかKARAとかなんやかんやいっぱい出てきた。元宮崎あおいの旦那があまりにもフジテレビが韓流タレントばっかり使うので苦言を呈したら干されてしまったほどだ。

しかし今、ほとんど韓流アーティストは日本のテレビで見ない。
せっかく一部の韓流アーティストやグループが日本で人気が出てきても、インスタの画像に旭日旗が写ってたとかケチをつけ、誰かが北野武を褒めたら彼は右翼思想だぞとか根も葉もないデマで炎上さす。日本で人気が出たり、日本贔屓になるのを徹底的に足を引っ張る反日が韓国にいる。

全ての原因は今の韓国の文大統領のせいだと思う。韓日共同宣言の流れを、今の文大統領は継承していない。韓国で行われた韓日共同宣言20周年記念行事委員会主催の式典と国際学術会議には文は出席しなかった。彼は反日を政権基盤にして利用してるからどんどんひどくなるばかりだ。
反日感情を持ってるのは韓国国民の一部だけだったはずだが、現政権の影響で最近はどんどん反日が増えてるのじゃないかな。

韓国のモスバーガーではトレーマットに
「安心してお召し上がりください、モスバーガーコリアでは日本産の食材を一切使用しておりません」
と、記載していた。未だに福島の原発から放射能が漏れてる、日本の食材は危険だと間違った情報が流れてる証拠だね。

それなのにそれでもまだ結構韓国からも日本に観光に来たりしてる。
食べ物が不安なら、日本が嫌いなら、来なきゃいいのにって思ってしまう。

大阪市は民泊特区(1195施設/3481居室)のせいであちこちに韓国人や中国人がいる。ホテルに泊まる観光客と違って、この民泊観光客はマナーは悪いし、モラルがない。
町中や店内で大声でハングルしゃべってるのはたいがい民泊観光客。
人ごみの中や、道を塞いで人の流れをせき止めても平気で自撮りしてるのはたいがい民泊観光客。

このままいくとどんどん日韓の関係は悪くなるだけだ。
すでに日本の中でも「もう外交拒絶したら?」とか「北朝鮮とくっつきたがってるんだから好きにさしたら」ってあちこちで出てる。
もう日本もアメリカも韓国なんかほっといたら?って極論まででてるくらいだ。
このままだと日本人にもどんどん嫌韓感情が芽生えてしまうんじゃないか。
チョゴリ燃やしたり、ヘイトスピーチしたりするような馬鹿が出てくるんじゃないか。

韓国人の友達もいるし、北や南の在日の友人・知人もたくさんいる俺でさえ、最近はちょっと嫌韓感情が出る時が増えた。
ちょっとやばいな。

イラっとするドラマ だけど面白いドロ刑

2018-10-21 05:49:34 | MUSIC/TV/MOVIE
子供の頃に泥棒と警察って遊びがあった。
関西では盗人と探偵ってよんでたな。(関東と関西では桜餅やたぬきうどんが違うように、子供の遊びでも「だるまさんがころんだ」も「坊さんが屁をこいた」とか色々違う)

で、その泥棒と警察。略したらドロ警のはずだが、なぜかドロ刑になってる。泥棒と刑事なのかな。
で実際に警察組織にもドロ刑はある。
殺人や強盗、傷害なんかの事件を取り扱うのが捜査一課。ドラマ化されるのが一番多いとこね。詐欺や脱税など金融関係の事件を扱うのが捜査二課、ヤクザや暴力団なんかを扱うのが捜査四課、そして空き巣やひったくり、窃盗なんかを扱うのが捜査三課。ここが通称ドロ刑。

ここを舞台にした福田秀原作のこの漫画「ドロ刑」が実写化ドラマされた。最近多いね漫画や小説の実写化。
主役の若き刑事班目を中島健人、伝説の大泥棒霞鴉(けむりがらす)を遠藤憲一が演じる。

今クールのドラマはとにかくジャニーズがいっぱい出てる。
僕とシッポと神楽坂の相葉雅紀(嵐)、SUITS/スーツは中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、大恋愛〜僕を忘れる君とに松岡昌宏(TOKIO)、そしてこのドロ刑 -警視庁捜査三課-で中島健人(Sexy Zone)。

このドラマでの中島健人が、ほんまイラっとする役なのよ。原作がそうなのだから仕方がないが、とにかく見ててイラっとする。
やる気がない。向上心がない。気力がない。面倒くさがり。定時に帰りたがる。プライベート重視。髪型を気にする割には服には無頓着。そして教えてもらってないことはできなくて当たり前とか、とにかく愚痴が多い。
とにかく今の若者像をステレオタイプで表現したらこんな人間が出来上がるんだろうなぁってくらい極端なダメ男。まずこんな人間は警察学校の時点で辞めてると思うし、ましてや刑事に昇進なんか絶対できっこないのだが、そこは漫画。そしてドラマ。

刑事なんて完全にブラック企業の社員よりタチが悪い。捜査本部が立ったらまず家には帰れないし、週休二日も8時間労働も有給休暇も存在しない。
「獣になれない私たち」の新垣結衣以上にストレスの溜まる仕事だ。なんやかんや不祥事で叩かれたりするけど、こんな警察・刑事によって日本の国民の安全が守られてるのも事実だ。
それでもこんな刑事像を見せられたらイラつくし、税金泥棒と言いたくもなる。

で、このドラマでは全くやる気のない巡査だった中島健人が、伝説の大泥棒・霞烏と呼ばれる(原作ではハルト)の遠藤憲一とバーで出会う。酔って愚痴ばっかり言ってた中島だが、誰も正体を終えなかった煙鴉が遠藤だってあっけらかんと見抜いて驚かす。
遠藤憲一は「お前は刑事に向いている」と彼を育てるために色々アドバイス。第一話では窃盗の前科8犯の常習犯、通称啄木の正(高橋克実)を捕まえ時はくさすことに成功する。

この結果を受けて捜査三課13係が立ち上げられ、係長稲森いずみによって中島健人もメンバーに入れられる。
この集められたメンバーがまたクズだらけ。
捜査一課出身のエリートだが、女性のスカート画像を集める趣味の中村倫也。元音楽隊出身の捜査経験ゼロの石橋杏奈。アル中の板尾釧路。犯人を取り逃がし神奈川県警に横取りされた事によって指名手配専門に移動させられてた丸山智巳。極度の人見知りと閉所恐怖症だが、過去の案件を頭に全部入れてる野間口徹。そしてギャンブル中毒の江口のりこ。

リーガルVで米倉涼子が集めたメンバーと大差ないくらいダメ人間の集まり。沢口靖子の科捜研の女や東山紀之の刑事7人とかに比べて圧倒的に見劣りするメンバー。
だが、ドラマってやつはこういったメンバーの方が面白い。太陽にほえろとか西部警察のように“できる”刑事が集まるドラマではなく、今は小泉孝太郎の警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜のように、一般j社会や組織ではダメ人間とレッテルを貼られた人たちが、それぞれの個性を活かして犯人を捕まえる方が面白い。

しかもこのドラマ(原作漫画も)の面白いところは、泥棒の目から見た泥棒の手口や盗みに入るターゲットの絞り方、警察の捜査の目からの抜け方や防犯の方法まで色々オープンにされてること。実際のこそ泥さんにとっては迷惑なことだけど、一般市民にとってはありがたい内容だ。
遠藤憲一はこの泥棒テクニックやノウハウを色々中島健人アドバイスし、それによって彼は犯人を捕まえることができるようになる。そして決して中島健人が本質的にダメな人間ではないって描写も上手くされてる。

あちこちでイラっとする場面多いけれど、最後は東山の金さんみたいにスカッと解決。
相棒とかとは違い、イラつくシーンは多々あるけど、ちょっと次回も見てみようかなってドラマ。

そして田中道子がちょい役で出てるのも外せない。
ドクターXでは西田敏行の秘書役でお色気プンプン匂わせ、絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜ではなぜか冴えない柄本時生に惚れてる捜査一課刑事役、そして今回のドロ刑ではちょっと抜けてる分析捜査員役。稲森いずみだけでは画面が男臭くなるからお色気要員か?石橋杏奈は音楽好きなだけで何の役にも立たないダメな役だし、江口のりこはギャンブル好きのおっさん化してる役だからかなぁ。

まぁなんにせよ、ジャニーズ主演ドラマにしてはちょっと期待できるドラマだ。
何で上から目線なのかはわからないが、ちょっと続けて見てみよう。


築地移転と江戸前の旬

2018-10-20 21:22:53 | MUSIC/TV/MOVIE
あきないのしやわせ。
これがなんのことかわかる人は水産業者か市場の人だろう。
「あ」は一、「き」は二。一般人には全く縁のない一から九までを表す仲卸さんの符丁だ。

1935年に日本橋から移転した築地市場。紆余曲折、賛否両論、喧々諤々ありながらも2年遅れで10月11日ようやく豊洲市場に移転した。
23万㎡の敷地は解体後、2020年東京オリンピックの際の駐車場や関連資材置き場にして、その後は何らかの施設にするんだと。ここにカジノでも作る計画でも出されたら大阪や和歌山、熱海は負けるな。

で、案の定というか、やっぱりというか、移転反対派の人らは6日にはデモ行進をし、11日には閉鎖されたゲートを潜り抜けて侵入。
いい歳して何をやってんだか。沖縄の基地移転反対運動してるプロ市民みたいなことして恥ずかしくないのかな。

関東大震災で崩壊してしまった日本橋の市場を移転して作ったのが築地市場。それから83年。手狭の問題や近代化を図って都が用意した豊洲への移転。反対派のケチやアラ探し、そしてネガティブな報道にはちょっとうんざり。
何でごちゃごちゃ決まったことに揉めるのか俺にはわからん。

「豊洲は近代的で無機質な工業施設だ。築地のような絵画的な美しさもなく、交通の便も悪い。」
長年の愛着はわからなくはないが、ここまできたら新しいことを受け入れることができない老人のわがままとしか思えない。豊洲も80年くらい経てばレトロな懐古的な趣な施設になってるだろうよ。

「新しい豊洲は好きになれない。長年の築地が閉鎖されることに憤りを感じる」
「昔の彼女が好きだった。あいつは良かった、あいつは最高だった、それに比べて今度の彼女は・・・」なんて愚痴ってるバカと一緒。

「移転しなくてもこのままでも十分使える。」
そりゃそうだろう。どんな古い施設でも古い器具でもまだまだ使えるよ。勿体無いの精神でそれを図と使い続けるのも悪くないだろう。でも、そうやっていつまでもしがみついて新しいものは受け入れず、頑固にやってて古びて、今じゃ閑古鳥が泣いてるシャッター商店街がどれだけ日本にあると思ってるんだろう。

「豊洲は交通の便が悪い?」バカを言うな、今まで銀座の裏っていう好立地だったのがちょっと離れるだけじゃないか。全国各地の市場がどれくらい離れてると思ってるんだ?
だいたい東京に市場は他にも10あるんだぞ。その全てが交通の便がいいのか?その地元の人にとっては便が良くても、ちょと離れた地区の人はどうなんだ?

築地は11ある市場の中でも圧倒的な取引高であることは周知の通り。(データは平成26年の1日あたり平均)
築地市場/水産:1676トン、青果:1095トン
大田市場/水産:33トン、青果:3623トン、花き:288万本
豊島市場/青果:360トン
淀橋市場/青果:881トン
足立市場/水産:67トン
板橋市場/青果:480トン、花き:56万本
世田谷市場/青果:163トン
北足立市場/青果:596トン、花き:57万本
多摩市場/青果:86トン
葛西市場/青果:496トン、花き:68万本
芝浦市場/食肉:353トン

「観光客も定着して、海外でも『TSUKIJI』ブランドで通ってる。」
これもわからなくはないが、よく考えてみろよ。本来は市場は業者・関係者以外立ち入り禁止だろう?素人や観光客がいること自体がおかしいじゃないのか?観光客が鑑札もないのにマグロを競り落としたり、仲卸でアジやカマスなんかをキロ買いできるのか?売り上げには関係ないただの邪魔な見学者じゃねぇか。

場外市場はまだ残るんだろう?ここだってもともと築地関係者の施設だったんだろうけど、今じゃ観光客目当てなんだろう。だってテレビで紹介される飲食店もどこも高いよ。どこも観光客で長蛇の列で混んでるし。
あれじゃぁ地元の飲食店関係者は二の足踏むんじゃないか?そうやって長年愛顧にしてた常連や関係者はどんどん離れていく。
京都の錦市場、大阪の黒門市場なんかひどいもんだ。どこのアジアの商店街なんだ?ってなくらい外国人だらけ。店頭に並んだ中国語、ハングル、英語。飛び交う方言。ここはどこだ?って感じ。ちょっとハモでもつまもうかとか、フグの身欠けでも買おうかなんてもうできない。どうせ築地の場外も似たようなもんだろう。

挙げ句の果てには
「我々を追い出そうとしてる連中(東京都)はこの場所の再開発を目論んでる。金儲けを企んでる。」
なんて陰謀論まで。
でもさ、都の事業(公共事業)なんだから赤字よりは黒字、損失よりは利益、それって当たり前のことじゃないの?

そんな築地とともに今や世界的にも広まった寿司の世界を描いた漫画が実写ドラマ化された。


江戸前の旬。
1999年から連載されてる銀座にある庶民的な江戸前寿司店、柳寿司を舞台に三代目の旬が奮闘する漫画。コミックスは95巻まで刊行されてるロングセラーだ。


築地魚河岸三代目と同じく職人たちの心意気を描いたこの漫画が好きで、ずーと愛読しているのだが寿司漫画の実写化ってどうなのかね。
グルメ漫画と呼ばれるものは今までにもいくつも実写化されてるけど、なかなか難しいと思う。
グルメドラマやお店紹介番組は今までにも数多くあるけど、なかなか「うわぁ食べたい」とか「一度行ってみなきゃ」なんて思うことはほとんどない。俳優の演技やグルメリポーターのリアクションの問題ではない。匂いや味って伝わらないのよ。それでもまだ漫画なら想像はできるのだが、実写後なぁ。
ましてや寿司。

「ミスター味っ子」を描いた寺沢大介さんの「将太の寿司」

KinKi Kidsの堂本光一くん主演で実写化された「スシ王子」

「中華一番!」の小川悦司さんが江戸前寿し創世記を描いた「すしいち」

女性天才すし職人を描いた「きららの仕事」

最近では一人で寿司屋に行く女性も増えてるとかで「ごほうび鮨」って漫画もある。


消えゆく築地のノスタルジックで慌ててドラマ化したのか、それとも純粋に飯テログルメドラマなのか。
まぁ、ドラマ見てもお腹は一杯にならないけどね。


ムロツヨシのシリアス

2018-10-20 02:47:58 | MUSIC/TV/MOVIE
最近物忘れが激しい。
特に人の名前。芸能人やタレントの名前が出てこない。
ドラマとか映画とかを一度見たら結構細部まで覚えてるのが自慢だったのだが、最近じゃ番組名や脇役の名前は出てくるのに肝心の主演の名前が出てこなかったりする。「あれだよ、あいつ、ほら何々に出てた」って感じ。

このまま行くとどんどん物忘れが激しくなって、ボケ老人とか言われるようになったら嫌だなぁ。
「SUITS/スーツ」での中島裕翔くんや、今週から始まった「駐在刑事」(寺島進主演)では佐藤寛太くんが瞬間的に記憶できる能力を持った役で出てる。ちょっと羨ましい。


どんどん記憶をなくしていくドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君と」は今週が2話目。
婚約者松岡昌宏との結婚を控えた戸田恵梨香。引越し業者として知り合ったムロツヨシが、実は学生の頃から愛読してた本の作家だった。ムロツヨシにどんどん惹かれていく戸田恵梨香だが、実はアルツハイマーの前兆が出始めていた・・・ってドラマ。

若年性アルツハイマーをテーマにしたドラマや映画って以前あったよね。
数年前にも豊川悦司がアルツハイマーになり、どんどん忘れていく「ビューティフルレイン」ってドラマがあった。


主人公が病気のドラマは、回を重ねるごとにどんどん辛くなるので苦手なのだがね。芦田愛菜ちゃんが健気だったのでこれは見ちゃったなぁ。
今回も「えっ?ムロツヨシが恋愛もの?」ということで観はじめた。

最近でこそムロツヨシは名前が一気に売れたけど、ウロボロス(小栗旬/生田斗真)の頃はほとんど無名だった。(このドラマでムロさんだけではなく、吉田鋼太郎や吉田羊も一気にブレイクした)

福田組の常連だから、勇者ヨシヒコシリーズなんかで知る人はもっと前から知ってたんだろうけどね。

今クール放送中の「今日から俺は!!」(賀来賢人)にもムロツヨシは出てる。
こちらは昭和〜平成に変わった頃に連載してた漫画が原作。なぜ今ごろになっていきなり実写ドラマ化したのかが不思議なくらいの時代遅れのヤンキーコメディだ。かなりコアな人しか見ないんじゃないかというこの作品、福田雄一監督が演出脚本してる関係からか、ムロツヨシは金八先生みたいな風貌で得意のコメディ感覚で出てる。(福田組常連の佐藤二朗も出てる。第1話では小栗旬がゲスト出演してて、映画クローズを彷彿させる台詞言ってたりした)



最近、ドラマがクールかぶる役者が多いなぁ。
佐藤健くんとかもそうだったね。売れっ子だからしょうがないんだろうけど、見てるこっちは切り替えるのが大変。
ムロツヨシはコミカルだって先入観があるからか、大恋愛〜僕を忘れる君とで戸田恵梨香の恋人役って?大丈夫か?なんてと思ってたが、逆にムロツヨシで良かった気がする。
これがモデル上がりの二枚目イケメン俳優が演じてたら、多分2話目からはもう見れなかったかもしれない。アルツハイマー病という重いテーマで、今後どんどんシリアスな展開になっていくのだからね。

でもムロツヨシだとなぜか落ち着いて観れる。婚約者の松岡昌広は一切笑わない(重苦しい)精神科医だし、母親役の草刈民代もクールな演技だ。
その中で戸田恵梨香と入った居酒屋で、店員同士の会話や客同士の会話に勝手にアテレコしたりするムロツヨシ。シリアスなテーマのドラマでこんなシーンに結構ホッとする。

ただこのドラマちょっと気になるのはムロツヨシの役柄設定。
ドラマでは生まれてすぐ神社に捨てられたため、両親の顔は知らない、だから他人を信じない性格、本気で人を愛したことがなくここまで生きてきたという設定。
実際ムロツヨシは4歳で両親が離婚し、父の方に引き取られたがその父も別の女性と懇意になり、親戚の元で育った。芸名のムロツヨシがカタカナ表記(及び本名非公開)なのは離婚以来会っていない母親に知られないようにとの配慮だそうだ。脚本家の大石静さんがこういうことを知っててアテガキしたのではないと思うのだが、なんか被っちゃってね。このドラマ見ててもなんか応援したくなってしまうのよ。

特に第2話のラスト感動的だった。
いいなぁ。(羨ましいなぁ)
久々に感情移入してしまった。

どんどん物忘れが多くなってきた昨今、ちょっと真剣に見てしまうドラマです。

沢田研二のドタキャン騒動

2018-10-19 13:38:16 | MUSIC/TV/MOVIE
沢田研二といえば俺にとってはスーパースターだ。
タイガースの頃は知らない。ソロになってからのジュリーからしか知らないが憧れのスターだ。
周りが百恵だ淳子だピンクレディだキャンディーズだと、女性アイドルの切り抜きを下敷きに挟んでた頃も、俺の部屋の壁には沢田研二のポスターが貼ってあった。言っておくが俺はゲイでも男色家でもない。

その圧倒的な歌唱力、パフォーマンスに「カッコイイ!」と憧れた。
傷だらけの天使の萩原健一、探偵物語の松田優作と共に俺のアイドル(?)だったのよ。



そう、樹木希林が某ドラマでポスターに向かって「ジュリ〜」って言ってたのと同じ感覚ね。(因みに石野真子も「ジュリーがライバル」って曲をリリースしてる)

その沢田研二がコンサートのドタキャンをした。
10月17日にさいたまスーパーアリーナ行われる公演を、開演直前に中止。
理由は簡単に言えば9000人入ってるとプロモーター側は言ってたのに、実際は7000人くらいしかチケットが売れておらず、リハの時点で潰された客席を見てやる気が失せたってことらしい。

これについてマスコミは喧々諤々。ネットでは沢田研二について批判的なコメントが多い。
「お客様きてんねんからやれよ」とか
「横暴だ」とか
「交通費や宿泊費かけてきてる人もいるのに」とか
「振替公演すれば許されるってもんじゃないだろう」とか。

でもね、これ批判してる人って、当日会場まで足を運んだ人?沢田研二のコンサートを毎年行ってる人?多分違うだろうな。一度も行ったことがないやつらかただ単に批判したいだけの関係ない人だろう。
ダイアモンド☆ユカイがこのコンサートに行く予定だったのだが、彼は「えっ!!中止なの?!ガーーーン。残念」くらいしかブログに書いてないぞ。これがファンの反応だろうさ。何を関係ない人間が横からワーワー言ってんだか。

アーティストの体調不良でドタキャンになった時もそう言うの?
台風とかが近づいてる時に主催者側が当日開催諦めた時もそう言うの?
これと今回の「契約上の問題が発生したため、中止とさせていただきます」は何が違うの?これをジュリーのわがままだという人がいるが、何が違うのか俺にはわからん。

埼玉スーパーアリーナは座席配置によって5000人〜3万6000人収容できる。
ジュリー曰く「9000人集めたと言いながら7000人しか集まっていない。リハの際にモニターを見たら座席に一部エリアが資格でもないのに潰してあって『なんじゃこれは』ってなって、最終的に自分で決めた」そして「この結論を下したのは意地でしかない」と。

主催者側はギリギリまで土下座してまで懇願したが、さすがに今回はできないと思ったんだろう。
全盛期ならいざ知らず、「今の沢田研二にはさいたまスーパーアリーナを埋めるだけの集客力がなかった」ってのも本人は言っている。
2004年にも沢田は茨城水戸でのコンサートで800人くらいしか集まらなかったことでドタキャンをしてる。

全66公演に及ぶ大規模な古希記念ライブツアー「沢田研二 70YEARS LIVE 『OLD GUYS ROCK』。初日は武道館でこれは人数かなり入ったみたいだが、他の会場はかなり小さいところばかり。それでも今の沢田研二の熱狂的なファンが複数のコンサート会場に足を運んでるのだろう。でも、さいたまスーパーアリーナはちょっと大きすぎたな。
2008年には還暦記念ドームコンサート「沢田研二 還暦記念コンサート 人間60年 ジュリー祭り」を開催し、東京ドームと京セラドーム大阪で約6時間半でフルコーラス80曲を歌いきるというライブをしている。両日で5万4000人を集めたらしい。単発で大きなホールでするのならまだまだ秋キャクッはできるのだろうが、小ホールを交えた全国ツアーになると、大きなホールの集客が結構大変なんだろう。

でもね、プロモーターとか主催者は会場押さえたのならなんとかしてでも観客呼ばなきゃダメよね。
以前バックステージ運営(会場設営やチケット販売)の会社でバイトをしてたことがあるのだが、全然集客できないライブの時は「何人か集めてくれない?」ってチケットを束で渡されて四苦八苦したことがある。某ロックバンド(アイドルとかに楽曲提供してたNから始まるバンド)の時はあまりにもガラガラすぎて、知り合い知人そこらでくすぶってるやつ総動員してなんとか開催って感じだったこともある。

さすがに沢田研二クラスになるとタダでチケットばらまくとかいかず、集客足りないけどなんとか開催したかったんだろう。会場所要量1000万はすでに支払われてたらしいから、キャンセルになるとえらい赤字になるんだろうな。
でもさ、演る側としては面白くないのよね。テンション上がらないのよねガラガラの客席って。

俺も講習とかで全国回ってたことがあるけど、集客できない代理店やディーラーだとガラガラなのよね。
でもさ、これって俺の知名度の問題でもあるのよね。当時テレビなんかでもてはやされてた「カリスマ」とかなら簡単に集客できるのかもしれないけどね。だから小さなスタジオで少人数であろうと、結構規模の大きい会場で満員であろうと同じようにやった。でも本音は満員の盛況ならノリノリだが、ガラガラの会場ではテンション低くなってたのも事実だ。

北海道や九州なんかでの開催はチケットをかなり精力的にさばいてくれたのか、いつも大人数だった。ありがたいことだ。名古屋や静岡、岡山、広島なんかもこんな無名の俺のために結構集めてくれた。
逆に姫路で「講師のネームバリューがなくて人が集まらない」って講習を急遽代理でやった時は、さすがにガラガラだったけど、それでも代理店やメーカー、などが必死に勧誘したのかな、開始時間過ぎてから結構集まってくれた。
韓国でショーをさせてもらった時も、まぁよくもこんなに集めてくれたなぁって感激したことがある。ソウル・明洞ではそこそこだったけど、地方では大盛況。思わず予定にはないことやサービスで時間オーバーしてもやっちゃうよ。

大掛かりなドームツアーや各地で行われてるフェスなんかでも、小さなライブハウスやホールでも、NPOや地元が開催するイベントも、結局は集客努力
なのよね。
今はSNSやホームページなんかがあるからこれも活用されてるけど、結局は主催者側がどれだけ熱意があるかってことだ。
黒字なるか赤字になるか以前に、ゲストや客をどれだけ満足させられるかだ。満足させられないのなら開催しないほうがいい。ドタキャンでもそれはそれで仕方がないだろう。

だから、今回沢田研二がドタキャンした理由もなんとなく理解はできる。
彼ほどのスーパースターにはなったことがないから、本当に理解できるかといわれたらちょっと困るのだが、少なくともステージに立つ身となればちょっとはわかる気がする。

沢田研二は今の若い子たちには理解できないだろうが、美空ひばりと同じく昭和を代表するスーパースターだと思う。

先述の通り俺はタイガースをリアルタイムでは知らない。俺が知ったのはスパイダースの井上尭之とテンプターズの萩原健一、そしてタイガースの沢田研二という当時の人気バンド3人が組んだPYGが全然当たらず自然消滅した後くらいからだ。



井上尭之のバンドをバックに数々のヒット曲や名曲を送り出す。テレビや雑誌で沢田研二を見ない日はなかった。
当時オーケストラをバックに歌うのが当たり前だった芸能界で、沢田研二が貫いたこのバンド形式を西城秀樹が憧れたのもわかる。実際西城秀樹はSHOGUNの芳野藤丸さん(井上陽水の【夢の中へ】や石川さゆりの【天城越え】のギター)を口説いてバックバンドとして弾いてもらった。それぐらい沢田研二は当時の芸能界・歌謡曲界では画期的で異端児だった。

壮大なロッカバラードである「あなただけでいい」(当時にしては珍しくかなり即興的な演奏がされている)
ギターイントロがなんとも切ない「時の過ぎゆくままに」(ちなみにベースはこの曲まで岸部一徳だ)
レコード大賞受賞曲の「勝手にしやがれ」(サザンオールスターズがデビュー曲のタイトルでパクったのは有名。もう一つはピンクレディの渚のシンドバッド)
「憎みきれないろくでなし」「サムライ」「ダーリング」、アニメ映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち]のエンディングでいきなりこれが流れて涙した「ヤマトより愛を込めて」。そしてウイスキーを口にふくんで霧のように吹く「カサブランカ・ダンディ」まで作詞:阿久悠/作曲・編曲:大野克夫のコンビ。
このほとんどの曲を、今の40-60代の人は知っているし口づさめるだろう。ミリオン・100万枚売れてようが売れてなかろうが、昭和の曲ってそういうもんだ。実際沢田研二も中森明菜も美空ひばりも山口百恵も100万枚のセールスシングルは一枚もない。

糸井重里の歌詞を風を受けてパラシュート背負い歌ってた「TOKIO」(TMレボリューションの西川の風はこれのオマージュだと思ってる)のインパクト。この曲を最後に井上尭之バンドではなく、ALWAYS、EXOTICSとバックバンドが変わった。
「渚のラブレター」や歪んだギターがなんともかっこいい「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」「麗人」、「おまえにチェックイン」、「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」というヒット曲を経て、全曲井上陽水作詞作曲のMis.CASTを発表。(「背中まで45分」や「JUST FIT」は陽水もセルフカバーしてる)
この辺りからテレビの露出は著しく減った。

東芝EMIに移籍しての第一弾「灰とダイヤモンド」なんか名曲なんだがほとんど売れなかったんじゃないかな。作詞作曲は李花幻(いいかげんをもじった沢田研二のペンネーム)だが、これのせいで沢田研二は在日じゃないかんなって噂を立てられてる。(沢田研二は鳥取県生まれで京都の高校を卒業)
ちなみに1982年のアン・ルイスのヒット曲、ラ・セゾンは作詞は三浦百恵(山口百恵)で作曲は沢田研二だ。
その後事務所の独立やなんやかんやあって沢田研二は表舞台から姿を消した。
とはいえ舞台はやっていて、久々のCMなんかでいきなり太った姿を見せつけられてちょっとびっくり。上野樹里主演の映画『幸福のスイッチ』でも、最初沢田研二とは分からなかったくらいだ。

それでも2010年までは毎年新曲(シングル)を出し、精力的にライブツアーも行っている。
ただ気になるのは最近は反原発や、反政治的な発言が多いこと。ライブでも結構過激な発言してるよね。

今回の件でもさいたまスーパーアリーナ(会場側)が取材に対し、「沢田研二サイドに重大な契約の問題が発生したため」と説明したことを、沢田研二が普段コンサートで行っている反原発の署名運動をしない約束を破って、当日行おうとしたことが原因では?なんて燻がる人もいる。これも例によって関係者からの証言ってやつだが、こういった証言するやつの実名と所属・役職はマスコミは明記してほしいな。捏造とか憶測だってもうバレバレなんだからね。

ミュージシャンが社会的な発言するのとか、結構嫌う人がいるけど俺は構わないと思うのよ。
松山千春が政治的なこと言おうが、彼の歌には関係ない。RCサクセションがCOVERSで原発非難しようが、斉藤和義が福島でセルフカバーで「ずっと嘘だったんだな」を歌おうが問題ない。愛だの恋だの、君だけをとか甘ったるい浮ついた歌詞の曲より、メッセージぶっこんだプロテスタントソングの方がよっぽどいい。反戦フォークで育ち、クラッシュやアナーキーでパンクに目覚めた俺にとってはね。
社会的なことを歌わず「産んでくれてありがとう」とか心地いい言葉を乗せる似非ラッパーより、インスタントな愛だの恋だのをバラードで歌う歌姫とかよりも、思ったこと、感じたことを歌詞にし、唄う人たちのほうがかっこいい。もちろんそれは全然セールスに結びつかないんだがね。

沢田研二は2011年の東北大震災へ鎮魂の意味をこめて2012年の3月11日に「3月8日の雲」という曲を発表してる。
これをどうこう言う奴がいるならThe BLUE HEATSの「チェルノブイリ」も批判してくれ。ミスチルの桜井がBank Bandでカバーした浜田省吾の「僕と彼女と週末に」も批判してくれ。

沢田研二は1979年に公開された映画『太陽を盗んだ男』で、原子爆弾を作る理科教師の役を演じてる。
「シン・ゴジラ」でもモチーフされてたこの傑作を観てから、論じてくれ。

話があっちゃこっちゃに行ってしまった(いつものことだが)10月21日は大阪SAYAKAホールでのライブがある。
こちらはちゃんと開催できるのか。ファンなら急げ。まだチケットはあるぞ。



獣になれない私たちとハラスメントゲーム

2018-10-17 09:08:34 | MUSIC/TV/MOVIE
二つのドラマが始まった。
一つは新垣結衣と松田龍平主演の「獣になれない私たち」
一つは唐沢寿明主演の「ハラスメントゲーム」
どちらもドラマのテーマにハラスメントが関わっている。

「獣になれない私たち」は別にハラスメントがテーマのドラマではないが、第一話目では辺り構わず部下をしかりつけるパワハラ社長(山内圭哉)に振り回され、仕事に責任感のない同僚(伊藤沙莉)に振り回され、やる気のないメンタルの弱い新人(犬飼貴丈)の尻拭いをさせられる。セクハラをてくる取引先。頼りの恋人(田中圭)はマンションにネトゲ廃人と化した元カノ(黒木華)を住まわせてるし、その母親(田中美佐子)はプライベートにずけずけと入り込んでくる。更には介護疲れのストレス発散で怒涛のエンドレスラインメッセージ攻撃。

いろんなハラスメント&ストレスに耐えつつも笑顔で頑張ってた新垣結衣だが、ある日ぽっきり折れボーッと電車に飛び込もうとしてた自分に気づく。行きつけのbar「5tap」の常連(松田龍平)は長年の恋人でデザイナー(菊地凛子)の突然の別れにも斜に構えたような奴。
第一話目の最後には、開き直ってサングラスに革ジャン、ハジけた格好(履けないと諦めてたブーツ/いつ買ったんだ?)で出社し社長に業務改善計画を突きつけたところでto be continue。
見ててイライラ&辛くなるくらいの怒涛のハラスメントの嵐だったが、ちょっと大げさに描かれてるが日常の中小企業ではよくある光景。みんな頑張って耐えてるんだよね。
でも、二話目からどうなるのか。このままでは恋愛ドラマにはならないぞ。大丈夫か。
『空飛ぶ広報室』『掟上今日子の備忘録』『逃げるは恥だが役に立つ』などで新垣結衣とかなり密接な野木亜紀子さんの脚本だから大丈夫だと思うがちょっと心配。

「ハラスメントゲーム」はその名の通りハラスメントをテーマにしたドラマ。
一部上場企業のマルオスーパー。ある日シングルマザー(志田未来)が買った、子供が好きなちょっと高いメロンパンの中に一円玉が混入してたとのクレームが入る。昨今よくある異物混入だね。
事態を解決するために唐沢寿明がコンプライアンス室長として呼び戻される。唐沢は現在本社常務の高嶋政宏と同期だが、部下へのパワハラを捏造され左遷させられた過去がある男。富山店で店長をしてた唐沢を呼び戻したのは三代目の現社長(滝藤賢一)。新店舗オープンを数日後に控えたこの時期に、異物混入謝罪会見をするのは避けたいと。

奥さん(石野真子)を振り切り単身赴任してきた唐沢は昭和〜バブル期のモーレツ社員。しかし何を言っても何をやっても「それ、●●ハラスメントです」「それイエローです」「それレッドカードです」と唯一の部下(広瀬アリス)に諭されまくる。嫌な時代になったもんだ。

とりあえず被害者の家庭に行って謝り、現場(練馬店)に行ってみる。防犯カメラなどを調べたら、縁故入社で入ったはいいが使えないから練馬店に移動させられ、そこでも全然やる気のない主任(尾上寛之)が、店長(ココリコ田中)の指導を逆恨みしての犯行だった。本人ためと思って指導してもそれをハラスメントと勘違いするやつ。自分優先でお客様のためにという考えが出来ないやつ。親のコネを自分の力と勘違いしてるやつ。このすべての嫌なやつを尾上寛之が演じてるが、現代の接客業にもこういうやつがけっこういるのだよね。

このドラマ、結構面白いのだが視聴率大丈夫か。
視聴ターゲット層は多分40-50代だろう。多分この世代はこのドラマを見て「セクハラって、思い上がりもいい加減にしろ」「これごときの指導をパワハラってなぁ」「飲み会は大事なコミニュケーションやろ」なんてブツブツ言っちゃうよ。大丈夫か。脚本は井上由美子さん(白い巨塔/昼顔)だからちょっと期待してるのだが、BGでこけてるしなぁ。

セクハラ、パワハラ、アルハラ・・・。
昨今一気にポピュラーになったハラスメント。
最近じゃぁ「『頑張れ』と言われたのが苦痛・・・」などというのもパワーハラスメントらしい。
「一杯どうだね」と就業時間が終わった後に飲みに誘うのも、アルハラに当てはまるらしい。
女子社員に「昨日と同じ服だね、昨晩はお泊まり?」などと聞いたりするのもセクハラになるらしい。

それをハラスメントととるか、コミニュケーションの一つととるかは、言われた人の気持ち次第。
言った方に悪気があったとかなかったとか、邪な気持ちや変な気があろうがなかろうが、そんなことは関係ない。

叱咤激励でノルマ達成をがなったり、感情論、根性論で奮起させるなんてパワハラ。嫌なら辞めちまえ、代わりなどいくらでもいる。なんてもう完全にアウト。
年功序列で上には従い、下には厳しくするのが当たり前だと思ってた昭和世代にとっては「なんで?」って感じだろう。でも、早くに入社したとか、先輩だからとか言ってっててもそれが通用するのは年功序列の時代だ。能力主義や成果配分が取り入れられた今、能力さえあれば・・・、結果さえ出せれば・・・そんな時代にデスクにふんぞり返って部下を叱ってばっかりでは成果が上がるわけもない。これも事実。

だけどね、ほとんどの人間はその個人能力がないのよね。誰もがそれぞれ野に咲く名もなき花だなんて幻想。自分はできる、自分は仕事さえくれればやれる。自分はチャンスが回ってこないだけだ。能力以前に言い訳ばかりしてる。それらをつかむのは、面倒臭い会社のコミニュケーションの中にしかないのだけどね。プライベートを大事にして、チャンスの神様をどんどん逃ししてても、いつかきっと誰かがどこかで救いの手を差し伸べてくれるとか、自分の能力がきっと認められると思ってるけどそれはまず無理だろうね。
残念ながら、パワハラ、アルハラ、と言われる中にそのチャンスは紛れてるのだよね。

女子社員に卑猥な言葉を言ったり、何かと言えば体を触ろうとしたり。どうでもいいような仕事を押し付けてた昭和世代がある。
今なら
でもね、この時代は女子社員も悪いのよ。会社は結婚までの腰掛け。給料分は働いてます。残業はしません。アフターファイブが生きがいです。女性は出世はどうせできないでしょ。どんだけ忙しくても有給とりますよ。グアム行きますハワイ行きます海外旅行が楽しみです。どっちもどっちなのよ。

でもバブルで浮かれたプワゾン漂わせボディコン着た女の子を横目に、コピーとお茶汲みに耐えスキルを積み、寿退社せず、女性でも管理職に上がった女性もいる。酒井順子さんの本では「負け犬の遠吠え」と称されたが、逆に今では完全な勝ち組(勝ち犬?)だろう。さっさと商社マンや事象クリエーターといった当時の華やかな彼氏が今も輝いてる人は少ないのではないかな。俺の知り合いのほとんどは離婚してしまってるが、皆さんの身の回りはどうなんだろう。

年功序列と男尊女卑。
そんな時代の遺物とも言える●●ハラスメント。
今後もいろんなドラマなどで描かれると思うけど、これって正解ないのよね。
相手が苦痛を感じたら成立するからね。

焼肉のニンニクの匂いでも、タバコの匂いでも、柔軟剤の匂いや香水でもハラスメントになるかならないか。
それと同じく、部下のためを思って熱血指導した結果ハラスメントになるか、花を咲かせるか。
邪な気持ちを持っていう明らかなセクハラなのか、ただ何気なしに言った言葉を課題解釈されセクハラ扱いなのか。

私心がない分だけこれからも乱立しそうだな。
とりあえずこの二つのドラマを見つつ考えてみよう。



SUITS/スーツ なぜ中島くんのスーツは手抜きなんだ

2018-10-16 04:42:20 | Talk is Cheap

月9でSUITS/スーツが始まった。
織田裕二と鈴木保奈美という、トレンディドラマと言われた黄金期の二人をキャスティング。
もうフジテレビは「若者は月9なんてどうせ観ないんでしょ」とばかりに開き直ったのか、視聴ターゲット層をバブル時の若者(今の中年ね)に絞ってきたな。

とはいえ、このドラマ結構微妙。
アメリカのドラマを日本版にリメイクしたそうだが、本家の方を見ていないので比べようがない。でもさ、あちこちにアメリカナイズされたところが出ててそれがちょっと違和感があるの。
字幕ならともかく洋画の吹き替えで「Hey ハニー、今日もまた美しいねぇ」とか「今日は最悪の日だわ、お気に入りのミートパイが売り切れてたのよ信じられる?」なんて日本語で言われてもなぁって感じの違和感。

織田裕二が洒落たセリフを言おうが、これ見よがしに事務所に野球のボールや、ラグビーボールが飾っていてもなぁ。アメリカ人のメジャーリーグベースボールファンと、日本人の野球ファンでは違うし、ラグビーとアメフトでも違うしな。
織田裕二は前回の『IQ246〜華麗なる事件簿〜』でも思ったが、洒落た役ってなんか似合わないのよね。なぜだろう、踊る大捜査線の野暮ったいスタイルが印象強いからかな。

逆に鈴木保奈美の美しさにはびっくり!鈴木保奈美はこのドラマで織田裕二の上司であり所属事務所の代表弁護士。切れ者でしたたかに並み居る猛者(弁護士)を束ねる知性と美しさを備えた役なのだが、見事なり。
この人は主婦やりながらもコンディションはずーと整えていたのか。普通久々に復帰してくる女優っておばさん臭とか劣化が漂うのだが、それが全くない。「この世の果て」や「恋人よ」の時の美しさそのままだ。

織田裕二のライバルというか引き立て役というかに小手伸也がキャスティングされてる。この人「『コンフィデンスマンJP』で一気に売れたなぁ。このドラマでも最初はただの正体不明の脇役だったのに、最後は長澤まさみ、東出昌大、小日向文世に続く4人目の主役級だったもんな。そして綾野剛版『ハゲタカ』ではナレーション&ラスト回では小林薫に引導を渡す役だったね。
こういう人が出ててるとドラマは締まる。今回のドラマでもコミカルでありながら場を崩さない。ただし、これ見よがしに自分の写真がベタベタと事務所の部屋に貼られてるのは原作ドラマの影響なのかもしれないが、ちょっとダメ。99.9の香川照之の演出イメージを模倣してるのか。これは演出家のミスっていうか安易な手抜きだな。

織田裕二とバディを務めるもう一人の主役、中島裕翔くん。
彼は『半沢直樹』で見た時はまだまだ青臭かったが、99.9では父親の無罪を晴らしたい役で出てた時はかなり良かった。『刑事バレリーノ』のコメディ演技はかなり良かった。あの時は泥臭い感じの高嶋政宏がバディだったが、今回はスタイリッシュな織田裕二のバディ。
瞬間記憶能力を持ち、その記憶力を買われ織田裕二のアソシエイトになる。

しかし、このドラマのタイトル、SUITS/スーツっていうのに彼のスーツの着こなしはダメだ。
海外版の原作を見てないから想像だけど、たぶんこのドラマって、スタイリッシュなエリート弁護士に拾われたラフな格好の問題児がその後スーツを着こなして颯爽と事件を解決するってドラマじゃないのかな。

まだ二回目だからわからないが、1話目の中島くんは完全に吊るしのスーツ。これはまだいい。1話目ラストで織田裕二にお金を渡され「ちゃんとしたスーツを買ってこい」と言われたのに、二話目冒頭ではこれまた吊るしのスーツだった。で、途中で渡されたお金で5着のスーツを買ったってことは仕立てのスーツではなく、量販店の吊るしのスーツを買ったってことだんだろう。中島くんはAOKIのCMにも出てたからね。その兼ね合いもあるのかな。

そしてドラマ中で仕立屋に行ってスーツを仕立てるのだが、それとは別に「今日着て帰れるスーツありますか?」と。田舎の病院から退院させ自分の地元の介護施設に入れるために親友だったやつの妹に頼んで迎えに行かせたおばあちゃんに見せるため。
さてさてどんなスーツに着替えたかというと、ちょっと待て。どう見ても既製服。フジテレビ、ここまで予算ないのか。仕立屋に吊るしはほとんどないと思うがそれにしてもひどい。身長も高く、モデルばり(実際にモデルもしてるらしいが)の中島くんの体型に全然会ってないスーツ。袖口も裾丈も肩幅も全部ダメ。そして何と言ってもひどいのはYシャツ。首回りが合っていない。
一応おばあちゃんや彼女なんかは見違える姿になった中島くんを見て褒めるのだが、これってかなり無理があるぞ。ターゲット視聴者層であるバブル時に国内外のDCブランドを着こなしてた彼女彼らの目をこれで満足させられるのか?

このドラマのスタイリストが悪いのか、それとも演出家が悪いのか。はたまた脚本家が無頓着なやつなのか、ディレクターやプロデューサーが悪いのか。
織田裕二のスーツや着こなし、鈴木保奈美や小手伸也の服も問題ないのだが、肝心の中島くんの服がここまで手抜きとは・・・。
第二話の最後に「弁護士辞めるならスーツ代払えよ」と請求書が同封されてたが、その金額は40万くらい。これって、一話目でスーツ買えてって渡した金か?それとも今日持って帰得る服ありますかの代金か?まだ出来上がってない仕立てのスーツ一式の代金か?どれだ。

そして何と言ってもスーツを着てる人間にショルダーバックを斜めがけにさすなよ。若手で活動的って演出がしたいんだろうが、スーツに斜めがけは完全にタブーだ。型崩れするぞ。
そして内ポケットなどにスマホも入れさすな。ましてやスーツと革靴でロードバイク運転って、もう何が何だか。
演出家、スタイリスト、脚本家・・・どいつもこいつもスーツやシャツを仕立てたことが無い人なのか。すぐさまテコ入れしたほうがいい。

海外ドラマを日本版にするのは無理があるというのは、こういうところが間抜けだからだ。
結構ストーリー的には面白そうなドラマなだけに、すごく残念。
油断してるとどんどん見放されて視聴率落ちていくぞ。
まずは一着仕立てて着てみろ。




ポツンと一軒家

2018-10-15 06:31:00 | MUSIC/TV/MOVIE
ポツンと一軒家という番組が始まった。
グーグルアースで探した、人里離れたところにポツンとある一軒家を訪ねる番組。

所ジョージさんと林修先生がMC、毎回ゲストが2名参加でVTRを見ながら語る。
今まで単発で何回か放映されてたのだが、この秋からレギュラー番組化が決まった。
この番組が面白い。

BSで放送されてた「空から日本を見てみよう+」という番組が好きだったのだが、残念ながら9月で終了してしまった。日本各地を空から見て、ナレーションの伊武雅刀と柳原可奈子が気になるところをクローズアップして訪ねたりする番組だったのだが、いやはや、日本というのは広いんだなぁと毎回感心してたのだ。
ある時は都会だったり、ある時は山の中の集落だったりするのだけど、日本という国は山間にも多々人が住んでいるのだね。かなり昔から住んでたりするのだが、過疎化が進んで自治体としての機能が危ぶられる限界集落も中にはある。

今回のポツンと一軒家はそんな山間の、さらに集落や人里から離れたところにポツンとある一軒家をクローズアップ。
レギュラー第一回目は2時間半スペシャルで、ゲストは米倉涼子と三浦翔平。米倉涼子は虫が嫌いだから山間の一軒家にはとてもじゃないけど住めないって言ってた。都会に住んでるとコンビニはあるし飲食店はそこらにあるし、どこに行くのも便利だからいきなり田舎暮らし、しかもポツンとある一軒家になんてなかなか住めないだろう。

休日に別荘として使うならともかく、生活をするのはなかなか性根が座っていないとダメだろうね。買い物なんかもともかく、生活するための収入源(仕事)も田舎なら少ないし、農業や林業で暮らそうと思ってもなかなか近隣の先住民に認められなくて断念する人も多いらいしい。
田舎というのは仲間意識が強く、結構閉鎖的。よそ者に対して警戒心も強いからね。

今回の番組でもスタッフがGoogleEarthで見つけた場所へ行くため、麓の集落で情報を聞こうとすると「あぁ、あそこはもう誰も住んでない」とか「それなら何々さんのとこはどうだ」なんて教えてくれる。村人みんなが知人で情報を共有してるんだね。みんなで助け合って生活してるのだろうけど、以前そんな村から大阪に出てきた人に聞いたのだが「どこへ行ってもみんな知り合いで、何をやってもすぐ伝わるから嫌だった」って言ってた。良し悪しだな。

以前ちょっとトラブルで、岡山の山間の町(村)に人を探しに行ったことがある。手がかりは名前と住所だけなのだが、頼りのカーナビは田んぼ道の途中で「目的地周辺です。音声案内を終了します。」って。
で、その住所のあたりを歩き一軒一見探すのだが、まず表札が出ていない。誰かに聞こうにも人が歩いていない。車も走っていない。吉幾三の「おら東京さいくだ」のメロディが頭に流れてたよ。

交番を見つけて「何々町の●●さんのお宅を探しているのだが、どこらへんですかねぇ」と聞いたが、めっちゃ曖昧な答え。「知らないねぇ」とか「そんな住所はここら辺じゃないねぇ」って全然地図も住民名簿も見ないで答えられた。明らかに俺を怪しがってるのがまるわかり。よそ者だから警戒してるんだろう。寒い時だったのでロングコートに革の上下のいつもの黒ずくめ姿だったが、警察まで閉鎖的だ。

仕方がないのでちょっと車を走らせてたら一軒の農家の庭に人影発見。車を降りて話しかけると「まぁ、お上がりよ」と家に引き入れてくれた。事情を話すと「それはまた大変だねぇ」と地図まで引っ張り出してきてくれた。親切な人もいる。
で、俺の言う住所は確かにここら辺だが、この辺りにその●●△△って人は住んでないよ。って。さすが田舎は近所のことはすべてツーツーなんだなぁ。
その苗字●●ならあの辺りの集落に多いからそこで聞けば何かわかるかもしれないとのこと。

でも、あの辺りは雪がすごいから、あんたのあの車じゃ上がれないかもって。田舎の降雪量をなめていたよ。で、その地区には役場(出張所)があるから、今日の雪の状況聞いたげるって電話してくれた。
雪がすごく路面は凍結、4WDとかスノータイヤ履いてる車じゃないと無理という役場の返答だったが、またもやおじさんが電話を代わり「●●△△って知らないか?」と聞いてくれた。返答は曖昧で言葉濁された感じだったが、ってことは逆にその名前のやつはいるってことだ。

おじさんに礼を言い、さぁ、どうするか、ガソリンスタンド探してチェーンを購入するか、それともその集落まで行くバスとかあるか探すか。
なんて車の中で考えてたら携帯が鳴った。
探してる本人から。
観念したような声で「まさかわざわざ来るとは・・・」てな感じだった。

会話から察するに、どうもいろんな人から奴に連絡が入ったのだろう。「お前を探してる変な奴がいるけどなんかあったんか」ってな感じでね。さすが田舎。こういうときの伝達は早い。よそ者が入り込んだらすぐ広まるのだね。で、これ以上探し廻られたらいろんな噂たてられると思って、観念したんだろうか。結局夕方に麓のちょっと大きなスーパーの駐車場で待ち合わせることになった。おかげで山の上までスリリングな運転をしなくて済んだので助かったのだが、田舎の情報網と伝達に改めて脅威を感じた。

話は「ポツンと一軒家」に戻すが、そんな村社会、集落の良さも悪さもこの番組は映してる。
先に書いたように「あぁ、それなら何々さんのところがいい」とかだけではなく、何々さんはどういう人かまでも平気で喋ってる。
何々さんのとこは以前家族であそこ住んでたのだが、麓に新しい家を建てて引っ越したけど、息子さんが一人でまたあそこに住みだしたとかね。

第一回目の放送ではそんな感じで一人で住んでいながら、山の道路や配線、水源のパトロールなどを村の役場の代わりに行ってる人。そして夫婦でセカンドライフとして移住してきた人が登場。古民家を移築し、花を愛で、紙を漉く生活。どちらも近所付き合い(近所という距離じゃないけど)は良好のようだ。

第二回目の放送では竹細工の職人で、彼が作るカバンなどは2年以上待ちだそうだ。いい竹が手に入る場所ということでそこに移住してきたのだそうだ。彼は料理をほとんどしない(一人暮らしなのにできないってのはどうよ)らしいのだが、近所の人がおかずとか食事を持ってきてくれるそうだ。
もう一人は元々は週末に利用してたのだが、定年後に本格的に生活。当初は仕事仲間や家族などが多数集まり、農園菜園やバーベキュー、郊外アウトドアライフを楽しんでたみたいだが、最近はもうめっきり訪ねてくる人は減ったみたいでちょっと寂しそうだった。

都会の暮らしに疲れ、田舎に住みたい、辺鄙なとこに住みたいって思ってる人は多いと思うが、実際に生活するとなるとなぁ。
アウトドアが好きですとかってレベルでは無理だな、実家がその村にあるとか、本格的に農業を始めたいとかじゃなければ余程の決意がないとダメだろうな。
俺も将来は離島に住みたいとかちょっとは思ってるのだが、とてもとても無理だろうな。
スマホとPCさえあれば何とかなる現代でも、人との関わりを全く持たなくても大丈夫なのは都会で、逆に村社会ではちょっと無理かもしれない。

この番組を観てると「見てるぶんには面白いし憧れるけど、実際に住むとなるとなぁ・・・」ってつくづく思わされる。