箱根山噴火警戒レベル2

箱根山の噴火警戒レベルが2に引き上げられた。
6日の朝、気象庁は箱根山に小規模な水蒸気噴火が起こるおそれがあるとして、火口周辺警報を発表。噴火警戒レベルを、レベル1から、火口周辺の立ち入り規制を呼びかけるレベル2に引き上げた。

昨年の御岳山の教訓からかどこも早い対策をするね。
自然災害はあっという間に多数の人命を奪う危険性があるものね。
でもさNEWS観てて、地元の人達の反応が怖いなぁって感じる。
だって「観光シーズンなのに大打撃ですわ」とか「早く治まってくれないと困りますわ」ってのばっかり。
もし最悪の事態になったらとか、観光客の安全とか、自分の避難とか全然考えてないの。
大規模な災害になるかもなんて考えてない。金の方が命より大事なんか？としか思えない。
観光で生計立ててるんだから、言ってる事はわからなくはないが、危機感まったくゼロ。どこか他人事。

あげくの果てには「箱根全体が危険なイメージを持たれる風評被害が怖い」って。その考えの方が怖い。町の行政からしてそのレベル。
なんか今回の箱根山の件で「福島の人もこんな感じだったんだろうな」ってちょっと不謹慎に思ってしまった。
「もし」があった時大災害になるのに「大丈夫大丈夫」って根拠無く信じ込み、いざ悲惨な現実が目の前に現れたら右往左往。その後決まって言うんだろ？「行政は何もしてくれない」って。自分の身は自分で守れよ。

専門家の言う事なんて何のアテにもならないのは知ってるだろ？奴らは過去のデータから観た分析を元に視聴者が不安を感じないように都合の悪い事は言わない。そして殆どの専門家が楽観主義者で現実逃避な発言をする。

サンフランシスコの大地震で高速道路が崩壊した時も専門家は「日本ではこのくらいの地震では高速道路は崩壊しない」なんて言ってたけど、阪神大震災であっけなく倒れた。その後又専門家は「いやぁ阪神高速は万博の時に突貫で造った高速道路だから」って。二枚舌って専門家の為にある言葉ね。

小笠原諸島の西ノ島の時もそう。「いやぁすぐ付近の海底火山の爆発による溶岩ですから海に流れる分も多く、それほど陸地を形成する訳じゃない。まぁ一時的なものでしょう」なんてぬかしてたのに未だに噴火は続き、今じゃ何倍もの大きさになってる。最初に「一時的な物だ」とかぬかしてた専門家はそれこそちゃんと謝罪しろよな。まぁ誰も迷惑してないけど。

原発だって「安全」って保証してたのは専門家だ。

危機感を煽るような報道も困るが、楽観的な報道も困る。事実は事実でちゃんと伝えてくれ。
先日の伊豆諸島の地震と西ノ島の海底火山活動とこの箱根山の水蒸気噴出は関連あるのか？
宮城の蔵王山や吾妻山の火山性地震は？
九州の霧島山や阿蘇山、桜島の火山活動は？
火山活動と地震の予測は出来ないのはわかるが、シミュレーションは出来るだろう？

ネパールの地震や、パプアニューギニアの地震は関係ないのか？
損害保険業界の団体が地震保険の保険料を引き上げようとしてるって事は、なんか確証を得てるのか？

ちゃんと関連づけて考えないといきなり富士山が噴火して日本列島大パニックって事になりかねないよ。
小松左京の「日本沈没」を何故か思いだしてしまいました。
念のため避難グッズは用意しておこう。自分の身は自分で守れ。