GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

維新の府市議員達、何を泣き事言ってんだ

2015-05-18 13:13:28 | Talk is Cheap
大阪維新の会の市議や府議がなんか泣き言を言ってる。

何々?「都構想」を理念に掲げてたのに、これからどうすればいい?
馬鹿か?お前らそれだけしかしない為に議員やってるのか?他にもいろんな問題が山積みだろう。
まさか全ての仕事をほっぽり出して、都構想だけをしてたのか?そんな訳あるまい。

「都構想」の住民投票の結果をなんと考えてるんだろう?
反対が今回多くて、都構想と言う計画は出来なくなるが、賛成票も反対票の僅か1万票差で投じられてる事わかってるか?
ってことは、大阪都構想自体の賛成や賛同者はそれだけいるってことだ。
その為にも、出来る事をしてくれよ。

大阪市解体なんかしなくても、二重行政の撤廃が出来るって反対派は言ってたんでしょ。
じゃぁ今度はそれに協力してなんとかしろよ。住民にとっちゃ一緒の事だ。
大阪市が無くなる事が主題ではなくて、二重行政をはじめとした諸々の税金の使い方が問題なんだから。
その解決の為の方法プランが維新がうちだした「都構想」って名前だった訳で、このプランでなくても解決できるって反対してた議員と今度は奴らのプランで話し合え。もし反対派の奴らが実現不可能なのに適当に「都構想じゃなくてもできるから反対」って言ってたならそれはそれで問題だ。都構想のプランでもなくても、今の問題の殆どは解決できるって言ってたんだから、自民や民主、公明党と今度は大阪府や大阪市の改革をしてってくれ。ってこんなん俺が言わんでも当たり前の事やん。

橋下氏は大阪知事になり、都構想を術減する為に辞任して大阪市長になり、民意を問う為にわざわざ一度辞任して再就任迄した。
これに全力で取り組んでたし、その為に市長やってたと言っても過言ではない。
今回の結果を踏まえ「燃え尽きた」って橋下さんが言うのと、市議が「これから何を目標に」と言うのは全然意味が違うし、言葉の重さも違う。

橋下氏は今迄矢面に立って来た。今度はお前らの番だろ?橋下氏が「(今迄)若手のメンバーが(表舞台に)出る機会が少なかったが、メンバーはきわめて優秀。僕がいなくなった方が活躍の場が増える」と言った意味を考えろ。

男の引き際は邪魔したらダメだ。
長嶋や王が引退を決めたときも「まだやれるのに・・・」って声は聞こえた。「球界の損失だ」とも。でも、長嶋や王に憧れてプロ野球選手になった選手達は嘆くばかりじゃなかっただろ?これからは俺たちの時代だって。長嶋が仮に衰えて輝きを失っても現役選手であり続けたら、ジャイアンツの三塁手が育つ訳が無い。中畑なんかずっと控えでいなければならなかったとこだ。
先日、張本氏がカズに対して「もう引退しなさいよ」って発言したのも「後進にそろそろ道譲りなさいよ」って意味だ。カズがピッチに立つ限り一人の選手が控えに甘んじなきゃいけないからね。(その後あくまでも現役にこだわり、発言に対し寛大なコメントを発したカズを張本氏はリスペクとして撤回した)。

明石家さんまが以前、嵐の番組で「60歳になったらTV引退しよかなと考えるときがある」って発言した。驚く嵐のメンバーの問いに「だって俺がずっとやってたら若手のチャンスがそれだけ減るって事やん」って。
会社でも創始者のワンマン社長がいつまでも君臨してたらダメだ。才能ある若手を活かせないし、結果的に創始者が引退した時に会社自体の存続が危うくなる。

あくまでも現役にこだわるカズ、イチロー、スキーの葛西、レジェントと呼ばれる彼らも素晴しいが、後進のチャンスはそれだけ減る。だけど彼らには「悔しければ俺たちを抜いてみろ、それなら引退してやるぜ」って思いがある。
江川が絶対打たれないコースに思い通り投げれた球をスタンド迄運ばれたとき引退決めた。
島田紳助がダウンタウンやサブローシローの漫才を見てコンビ解散を決めた。
その際も「まだまだやれるのに」って無責任な声が聞こえた。ピークが過ぎた事を実感した男達の思い(本当は悔しいし、何故?とか考えたはず)を卑しめる行為はみっともない。

今回、やるだけやって、大阪都構想は実現できなかったが、色々な改革をおこない、大阪府市民に問題提起と行政改革意識を考えさせた功績と共に政界引退を決意した橋下氏に対し、残った維新のメンバーは「俺たちに任せとけ」とか「大丈夫だ、大阪の行政改革は俺たちが何とか実現する」って何故言えない。親に頼ってばかりで口は達者だが自分では何も出来ない過保護な子供じゃあるまいし。道を切り開いてくれた橋下さんにふさわしい花道を、君たちは用意してあげるべきじゃないのか?
えっ、どうなんだい?維新のメンバー達よ。




大阪都構想住民投票の結果

2015-05-18 12:04:53 | Talk is Cheap
5月18日ついに、大阪都構想の住民投票が投開票された。
「都構想反対」が「都構想賛成」を上回った。

残念ながら大阪都構想は廃案となったが、この住民投票は大変意義があったと思う。
大阪の未来を考えて、住民が民意で投票して決める。これこそ民主主義の正しい姿だ。
沖縄の辺野古問題だって知事選の結果だけで、今迄言ってた事をヒックリ返して、ワーワー騒いでるが、本来住民投票で決められたらもっと分かりやすい話になる。だって「これが民意だ」って堂々と言えるんだから。

今回の住民投票はかなり話題になったからか、投票結果の数字・分析がいろんなとこから素早く公表されてる。投票率66%という数字も特筆すべきだ。普通の選挙の投票率ってたしか30%-40%くらいだからかなり高い。
今回の結果も1万票差(全体で見ると僅か0.8%差)ってことはかなり拮抗してたって事だ。馬鹿な新聞(朝日と毎日)は「橋下維新“大差で”破れる」って書いてたけど、0.8%は大差か?
支持層の分析も出てた。男性は賛成が56%、女性は逆に反対が52%。都構想の内容で言えば女性は大阪市が無くなった方が便利になったんだけど、ちょっと不思議。あれやこれやと盛り込んだ内容だから、「難しい」「面倒臭い」って人も多かったんだろうね。
年齢層では若い世代は賛成が多く、高年齢になるにつれて反対が多かった。これは「老人パス」など高齢者特典が無くなるって事を中心に反対派がアピールしたのがかなりの影響が有ると思う。

地区別の分析が面白い。北区、中央区など商業中心地をはじめ、東淀川、淀川、鶴見、城東など、いわゆる「北側」(都構想では「北区」「東区」になるところ)では賛成が多く、天王寺、生野、西成といったいかにも大阪らしい地区や大正、平野、住吉、住之江といった住宅地や中小企業が多いところ、いわゆる「南側」(都構想では「南区」「湾岸区」になるところ)では反対が多かった。

いくら分析したところで、結果が変る訳じゃないけど、今回の分析結果で「やっぱりなぁ」って思う事が一点。
現在の北区(梅田)や中央区(本町、難波)って住人っていないもの。Officeビルや商業施設ばっかりだからね。この地区で働く社員や従業員は、豊中、茨木、高槻、池田、守口って市から通勤してる人が多いだろう。勿論八尾、枚方、堺とかもね。これらの「大阪市で働いているけど今回投票権が無い」て人が多かった事が、都構想投票の勝敗を分けたんじゃないかな。

いつも思うんだけど、大阪梅田に会社を構えて、会社名義の事業税、市・府民税やその他諸々払ってても、市長選や市議選の投票権さえ会社のは無い。結構高い税金払ってるんだけどなぁ。
会社や商店にとって、今回の主題である“二重行政”は結構厄介な問題だったんだけどな。事務所や店舗の場所によって、この税金は「なにわ」、この税金は「南森町」この書類は北区役所、この書類はどこどこってややこしいったら有りゃしないのよね。

まぁ、民意の結果は結果。
道州制でも実現可能になったら、又“都構想”で考えた行政システムが役に立つ時が来る。

この結果で、橋下代表の任期終了後の政界引退は確実になった。
大阪維新の会の市議や府議がなんか泣き言を言ってるがこれは次の機会に書く。