お茶はいいけど紅茶やコーヒーのカフェインはダメだって。
でもこの迷信みたいな通説、あんまり信じてなくて、平気で飲んでた。
朝起きて1杯、仕事場に着いて1杯、昼飯後に1杯、打ち合わせで1杯、息抜きで1杯・・・。
別に胃も痛くならんし、夜寝れない事も無い。
先日7日に「コーヒーを毎日3~4杯飲むと、心臓病や脳卒中で死亡するリスクを低下させる」という調査結果を、東京大学や国立がん研究センターなどの研究チームが発表した。コーヒーを1日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人よりも死亡リスクが24%減り、とりわけ脳卒中は43%も低下していたって。
これだけ読んだら「ほら、カフェインは身体にいいんじゃないか」って、世の主婦達がスーパーでコーヒー豆やインスタントコーヒーを買い占めしてしまう現象になりそうだが、ちょっと待て。それじゃココアの二の舞だ。
この発表の数日前には、多量のカフェインを含むエナジードリンクを危険視する報道があったぞ。
レッドブルとか、バーン、モンスターエナジー、ライジン。結構種類があって若い人が飲んでるね。俺もたまに飲むが、オロナミンCやリポビタンD飲んでる方が効果ある気がして、ついそっちを買っちゃうけど。
このエナジードリンクに含まれてるカフェイン。これの過剰摂取による不整脈や不眠症なんかが取りざたされてた。ある国では18歳未満へのエナジードリンクの販売禁止の法律が施行されてるくらいだと。この記事だとカフェインは悪者扱いされてた。
カフェインは身体にいいのか悪いのか?
刺激を与える物だから過剰摂取はよくないだろうが、ちょっとくらい刺激を与えないと身体って鈍っていく気がする。
でも、ワインの「ポリフェノールは身体にいい」って言って大量に飲んだらアル中になるだろう。魚に含まれるDHAが身体にいいって干物ばっかり喰ってたら痛風になるだろうし。身体にいい物は過剰摂取すれば毒?物にはなんでも適度ってもんがあるんだろう。
健康ブームでやたらあちこちで「ヘルシー」とか「ローカロリー」って宣伝してるけど、揚げ物の誘惑、高カロリーの魔力には勝てない。
それを誤摩化すかのように「特保」のお茶とか飲んでたりして。それでも胃腸がすっきりした気になってるならそれでいいじゃない。
エナジードリンクもそう。以前なら疲労回復にはリゲインやユンケルだったのが、炭酸入れて綺麗な缶に入ってネーミングもお洒落になっただけ。これだけ飲んでたって身体には良くないだろうが、飲むと「パワー復活」って思ってるならそれでいい。
でも、身体の残りのエネルギーを無理矢理燃焼さすんだから、弱ってる方は程々に。
お茶でも紅茶でもコーヒーでも、今じゃペットボトルで売られる時代。
お茶の葉が入って無いのにお茶の色をしてるペットボトルのお茶と急須で入れたお茶はどっちが身体にいいのだ?
急須でじっくり入れたお茶を湯呑みでいただきほっと一息。
ティーパックじゃなく、ポットで入れた紅茶で午後のひととき。
サイフォンやドリップで入れたコーヒーの香りで気分を落ち着ける。
これらのひとときが身体に悪い訳は無い。
この「ほっ」とする時間をちょっとだけでも取る。これがいいんじゃないかしら?