バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

乗客か否か微妙な位置

2017年02月02日 21時54分24秒 | バス運転士
バス停を視界に捉えた時、乗客がいると分かれば「◎◎停、止まります」と言いながら減速するのだが… いよいよ近付いてみたら“バス停の乗車口(ガードレールの切れ目)”から2~3m離れた位置に立っていた… なんてこともある。

そういう時、私は「もう左ウインカーを出してるし… 後続車を惑わせるのも何だし…」と思いながら止まり、前扉を開けて「よろしい… ですね」と確認することが多い。ただ、その人から「違います」「乗りません」と合図を送られた場合は通過することもある。

先日も、「バス停にお婆さんがいる」と思って、「◆◆停、止まります」と言いながら減速したところ、実際にはバス停から2mくらい離れた位置に立っていて… バスを止めて「よろしい… ですか?」と尋ねたのだが、遠くを見ながら何か唱えていたので、扉を閉めて発車した。

また、「バス停にお爺さんがいる」と思って、「▲▲停、止まります」と言いながら減速したところ、今度はちゃんとバス停に立っていたので、私は「お待たせしましたぁ~」と言いながら前扉を開けたのだが… 乗ってきたお爺さんは、なぜか“タオルと石鹸箱の入った洗面器”を持っていたのである。まさか、バスとバスを間違えて…(そんなわきゃねぇだろ!) とりあえず、裸じゃなくて良かったぁ~(当り前だろ!)