Travel in Xian, China
2016年9月7~10日(4日間)、中国・西安を訪れる旅に行ってきました。 秦・漢・唐などの王朝時代に都が置かれた西安(長安)は、始皇帝陵や兵馬俑坑などの古代遺跡群が多く、シルクロードを通して西洋と東洋の文明が交差した地であり、また阿倍仲麻呂などの遣唐使や空海が修行した寺など日本との関わりも深いところでした。
1)秦始皇兵馬俑博物館: 1974年、始皇帝陵の東側の果樹園で井戸を掘っていた農民によって偶然発見され、後に地下に眠る始皇帝を守るための実物大の埴輪による兵馬の大部隊であると判明。現在は1-3号抗が公開されています。
2)陝西省歴史博物館: 西安周辺の陝西省で発掘された出土品が展示されており、かってシルクロードを行き交ったラクダや異国人の像など、この地方の歴史を伝える陳列品が数多い。
3)シルクロード出発点のモニュメント: ラクダに乗った隊商がここからタクラマカン砂漠や中央アジアの国々を経て、遥かローマを目指して西へと旅立って行った場所。
4)城壁ウォーキング: 旧市街を取り囲む1周12kmの城壁は高さ12mあり、城壁の上は幅12-14mの遊歩道になっています。南の城門からスタートして西の城門までの約3kmを、古きよき時代に思いを馳せながら歩きました。
城壁の上
西の城門
5)大雁塔広場の夜景観賞: 西遊記で馴染みの玄奘三蔵法師がインドから持ち帰った経典は中国語に翻訳され、その仏教経典が収められた大雁塔の界隈は「大唐不夜城」と呼ばれ、毎夜ライトアップされて多くの人びとで賑わっています。
大唐不夜城
開元盛世
大唐芙蓉園
アジア最大LED天井スクリーン(長さ168m)
大雁塔北広場の噴水ショー
秦の始皇帝の時代から、東西文明が交差する街として繁栄した西安。古い遺跡や街並みなどを大切に保存しながらも、現代世界の最先端技術を積極的に取り入れて急速に進化しようとする、中国の強いパワーを感じた旅でした。