四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために「挑戦」します!

綾部中学校の卒業式

2024年03月15日 | 教育・子育て

 15日㈮9時半から綾部中学校の卒業式にPTA会長として出席した。来賓の控室では小林治校長先生が挨拶をされた。

 今日で長女の涼子が中学校を卒業し、来月、綾部高校に入学する。次男の温二郎がその一年下で来年度は中学3年となるので、もう一年、PTA会長を務めることになっている。本来は今日の祝辞でPTAから卒業できると思っていたが、「留年」することになった。

 来年は自分にとっても「義務教育からの卒業」であり、最後までお付き合いさせてもらうことはありがたいことだと思い、あと一年、頑張ります!

 祝辞の内容は来年も同じようなものになるだろうから、今年はここに掲載しないでおこう。

 来賓紹介、記念品贈呈が終わったところで、途中退席して京都に向かった。

 12時半から自民党府議団の議員団会議、13時半から府議会の文化生活・教育常任委員会に出席した。

 文化生活部からの報告事項に関して、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護・自立支援に関する計画(第5次)」の中の「重点目標6」として、「DV家庭に育つすべての子どもへの支援」とあるが、「DV家庭」という言葉が公の計画に使われるのはどうなのか?と疑問を呈した。

 「DV家庭」とレッテルを貼るのではなく、「DVの影響を受けるすべての子どもへの支援」と改めるべきではないか?と修正を求めた。

 またそれに関連するパブリックコメント(府民からの意見)「子どもの権利条約では子どもの意見表明権が重要視されており、親子分離する場合には特に重要であることから、DVで避難する場合に、子どもの意見をどのように取り入れ、支援に反映させるか方向性を示すことが大事」という意見がある、これに対して京都府は「DVでの避難、自立支援において親だけでなく子どもの意見も重要であると考えており、子どもの意思を確認しながら支援策を検討してまいります」と回答しようとしている。

 これは「親子分離」いわゆる児童相談所が一時保護する場合に、親の同意を取らずに実施されているケースがあるので、「親だけでなく」というより「親は一切意見を聴いてもらえておらず、それならせめて子ども本人の意向確認を児童相談所や健康福祉部から独立した中立的な第三者がすべきで、そのための具体方策を問われているのであって、これでは回答になっていないと思う」述べた。

 また、このパブリックコメントの意見が計画の最終案に盛り込まれたと思われる箇所はなく、計画全体をしっかり見直してほしいと求めた。

 「DV親」=「虐待親」と最初から決めつけて対応していくのではなく、丁寧に第三者の関与を入れて、子どものケアをしていくことが必要なのであって、「親子分離」するだけで「解決」というのは安直だ。

 

 委員会に付託された議案を全員賛成で可決した後、教育委員会の所管事項についての質問の時間があり、私は3点を質問した。

 1点目は、今日、中学校の卒業式があったが、不登校のまま中学校を卒業して進学先や就職先が決まっていない子は府内で何人いるのか?ということを質問した。

 学校教育課長「はっきりした数字を手元に持ち合わせていないが一定数いると思う」という答弁で、「この子達にはどういうケアをしていくつもりなのか?」と再度質問すると「福祉部門と連携して…」という答えしか返ってこなかったので「連携と言えば聞こえはいいが、現実は責任が不明確になっているだけ。進路が決まらずに卒業した15才の子どもについて、せめて18才の成人年齢になるまでの3年は教育委員会で定期訪問や資料提供等をするなど、教育で責任を持つべきではないか」と提案した。

 

 2点目児童相談所に一時保護された児童・生徒への学校からの訪問等の接触は実施されているか?と質問した。指導部長から「一時保護された児童・生徒も学籍簿には残っているため、学校からプリントを渡したり、様子を聴くことを行っているが、直接出会うことが困難だという場合には児童相談所の職員に託している」という答弁があった。

 児童相談所での虐待事案報告されており、昨年10月には三重県四日市市の北勢児童相談所の職員が施設で保護していた中学生2人を大声でどなり、このうち1人の頭に職員の額がぶつかるなどの虐待行為があったという報道がなされているなど、児童相談所も決して子どもにとっての「安全施設」ではない。

 児童・生徒が所属する学校の先生が児相に保護されている子どもと会えないという状況はあり得ないので、しっかり子どもと面談して、困ったことがないか、嫌なことをされていないかなど確認すべきだと指摘した。

 

 3点目府立高校で購入するiPadについて。

 昨年12月議会のこの委員会で「来年度は全府立高校でMDMを入れない予定」と答弁があった。来年度からは高いiPadを学校で買わなくても良くなり、すでにiPadや別のタブレットを持っている場合はそれを持ち込むことが可能になるのだろうと「この情報を中学校に連絡しているか?」と質問したところ、「まだしていない」ということだったので、「できるだけ早く連絡して、入学時の保護者の負担感を少しでも和らげるようにしてほしい」と求めていた。結局はその後、いっこうに中学3年生の保護者には知らされずに、今日卒業してしまったので「どうなっているのか?」と質問した。

 タブレットに関しては各高校での対応に任せている、というような答弁だった。そんないい加減なことで8万円もするiPadを買わされたら、親としてはたまらないなと思った。

 タブレットは数千円~3万円くらいの間でもそこそこの物があるし、今の高校生はほとんどがスマホを持っているので、そういったものの活用を考え、高価なiPadを全ての家庭に買わせるのは止めてほしい。

 

 夜は綾部に戻り、家で食事をしていたら、祐士くんから連絡があり、中筋地区の綾中PTA役員で卒業式の打ち上げで飲んでいるということだったので「ふじ田」に顔を出した。

 「PTA役員を初めて経験したけど、やってみて本当に良かった」と言う方があって嬉しかった。その流れで来年度も別の学校でPTA役員をやることになったとのこと。いずれ会長もやってもらえたらと思う。

 PTA役員の同窓会も今後やりたいということだったので、また考えたいと思っている。

 もう一年、最後の御奉公も頑張ります!

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