朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

亀治郎の会

2010-09-16 | 京都の文化(夏)
 歌舞伎役者の市川亀次郎が時代劇を演じる演劇を鑑賞しました。



 第八回亀次郎の会が、2010年8月26日京都造形芸術大学春秋座で開催され、当日券が買えました。

 題目は、

1・漁樵問答(ぎょしょうもんどう)
  演者は二人(市川亀次郎、尾上青楓)、長唄囃子連中、千住博(京造大学長)の「瀧の絵」を背景に踊ります。
  浦島太郎青年が竜宮から亀の背に乗って帰還したところに、老人の樵は柴を背負い瓢箪をさげ杖を突いて登場(養老の滝伝説)。玉手箱を開けると、この二人の年齢が入れ替わる。
 「あけて悔しき玉手箱、飲んで嬉しき瓢酒」「老いも若きも、経(ふ)る年の、万歳の未知に帰りなん」

2・上州土産百両首
  亀治郎(正太郎)、福士誠治(牙次郎)、ほか
 スリの正太郎が幼友達の牙次郎と15年ぶりに出会う。少年時代の回想場面、牙次郎は知恵遅れの少年で正太郎はその兄貴分。10年後に聖天境内での再会を約束する。正太郎はスリを廃業して上州館林の料亭で板前となって堅気として成功したが、昔の悪仲間の偶然訪問で、再会準備が狂う。一方の牙次郎は江戸で岡っ引き一家に引き取られているがなんの実績も上げられない。・・男の友情。原作はオー・ヘンリーの短編。



 俳優福士誠治さんのボケ役がとても好演でした。亀治郎さんのちょんまげ物の時代劇が、ものめずらしく楽しい芝居でした。

 花道のすぐそばの席でしたので、手の届くくらいの場所で役者が演じる迫力はさすがに素晴らしい。演劇の料金は、映画などよりも高いですが大学劇場などで比較的安価に提供してくれるので嬉しいです。



さすが、歌舞伎役者。芸妓さん、舞妓さん、女将さんも数人来場していました。
 
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