朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

新ボジョレ

2007-11-16 | Weblog
11月の第3木曜日は、毎年フランスボジョレ地区の新赤ワインが販売開始される日です。季節ものなので、我が家でも賞味しました。鮮やかな赤が印象的です。味はボジョレですから、あっさりと軽い。
 スイスに住んでいた時この頃になると、ボジョレ・ヌヴォー・エタリベ(新酒到着!)と書いた紙や、ムール・エタリベ(ムール貝)がレストランの窓に掲示されました。そうなると、ジビエ(野生の鳥や獣、雉、鹿、兎...)の季節ですね。
※追記は、下記「コメント」に書きました。このワインの多少の薀蓄です。

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1 コメント

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Beaujolais (geneve)
2007-11-16 21:31:50
追記です。
 ボジョレ・ワインは、そもそも、大変に大衆的なワインです、特にnouveauはそうでした。通常のテーブルワイン(一般用安価ワイン)や、ヴィンテージワインは、ぶどう果実ジュースの発酵後、味や香りを安定させるため最低数ヶ月間は樽に保存するプロセスが必要です。ヴィンテージはその後さらに数年間も置き、そして瓶詰めして寝かせることになります。
 その期間を短縮し経済化をはかるため、特殊な製法が発明されて「ボジョレヌヴォー」が開発されました。(発酵による炭酸ガスを自然放出しないでタンク内に蓄積し、その効果で熟成を促進する方法)
 結論として、安価で大量生産が可能なワインが完成しました。以降、今度は製造期間の短縮競争が過激になり、とうとう、業者間で「解禁日」を決めてある程度の「熟成」を確保することになったそうです。
 このワインは、つまるところ、風味や品格を求めるものではありません。その年のぶどう酒が早く飲めるという、ノンベイ向けのお酒です。
 ちなみにボジョレは、米国人に「有名な」名称であり(それしか知らない人が多い)、フランス人はこの銘柄を(米人むけの)「フランスのコカコーラ」とも言うと聞いたことがあります。実際、パリのレストランやカフェで、米国観光客がボジョレを注文している場面を何度か目撃しました。(だからどうだと、いうことはないですが)
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